2011年9月環境

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禁止
《フィッシュボーグ-ガンナー》
《メンタルマスター》
《ハリケーン》
《王宮の弾圧》

制限
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
《デブリ・ドラゴン》
《ローンファイア・ブロッサム》
《大嵐》
《真六武衆-シエン》
《TG ハイパー・ライブラリアン》
《フォーミュラ・シンクロン》
《原初の種》
《紫炎の狼煙》
《貪欲な壺》

準制限
《召喚僧サモンプリースト》
《トラゴエディア》
《ネクロ・ガードナー》
《氷結界の虎王ドゥローレン》
《デステニー・ドロー》
《光の護封剣》
《マインドクラッシュ》
《リビングデッドの呼び声》

制限解除
《裁きの龍》
《魂を削る死霊》
《オーバーロード・フュージョン》
《巨大化》
《サイクロン》
《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》
《ゴッドバードアタック》



前環境のガン伏せ環境から一変、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》制限・《大嵐》制限・《王宮の弾圧》禁止・《サイクロン》解除という伏せ無し環境となる。


1枚伏せても《サイクロン》を打たれればがら空きに、2枚伏せれば《大嵐》を打たれてしまう可能性があるというジレンマが発生してしまう。
さらに前期から存在した暗黒界により、反応系罠カードは使えないような状況となりフリーチェーンが流行ることとなる。
単体ではディスアドとなる《サンダー・ブレイク》、《鳳翼の爆風》の方が《奈落の落とし穴》等よりも採用されていると言えば、その異常さがわかるだろう。
そして手札を温存する環境において、フリーチェーンである《ダスト・シュート》は投入率1位の罠にまで上り詰めた。

このように相手の初動を非常に止め辛い環境となる。
前環境では準上位デッキ、中堅デッキ、ファンデッキは相手のキーカードを潰してトップメタのデッキパワーを押さえることで互角に戦うことができていた。
しかし、それを止める手段が消えた今環境では単純にデッキパワーの強いデッキが環境を支配するようになった。
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の存在もこれに拍車をかけているといえる。
伏せを多用するデッキ、自分からは動けない受動的なデッキは軒並み死亡し、罠カードは遅いとされる超高速環境となった。


この環境で注目されたのが召喚権を使用せずに展開できるTGであった。
リクルート効果とシンクロ先の《TG ワンダー・マジシャン》により召喚権を残したまま伏せカードを割りにいくことができる。
《神の警告》が無ければほぼアド損しない動きの上に、6枚スペースを作るだけで脅威の安定性を持つようになるため様々なデッキに採用されるようになる。

伏せることができないため相手の動きを止めるカードとして《エフェクト・ヴェーラー》が大流行する。その優秀さからメイン投入もよく見られた。
そして《TG ワーウルフ》の闇、《エフェクト・ヴェーラー》の光から多くのデッキに《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が投入される。
特に、光、闇のデッキならば《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》はほぼ必須とされた。
そして召喚、攻撃を止める手段が無ければ即ゲームエンドになるなど環境は高速化した。


【代行天使】、【暗黒界】は規制がされなかったため、これらパワーデッキが頭一つ抜き出る形となり群雄割拠の時代は終わりを告げる。
この2強となると思われたがフリーチェーン環境であるため【暗黒界】ではフィールド魔法である《暗黒界の門》と伏せを破壊する《暗黒界の雷》が機能しないことが多くなった。
そして2戦目以降弱い性質からマッチを取るのが難しく、環境に恵まれないデッキとなってしまう。
結果、TGと非常に相性のよいWCS2011の覇者である【代行天使】が【TG代行天使】へと進化し環境トップ一強に上り詰めることとなった。


これ以降、【TG代行天使】一強の時代が続いたが《レスキューラビット》の登場で《エヴォルカイザー ラギア》を出し易い【兎ラギア】が及ばないながら健闘を見せ、その後ORCSで登場した【甲虫装機】にその座を譲ることとなる。
《甲虫装機 ホーネット》を引くか落とすかしなければ動き辛いものの一度《甲虫装機 ホーネット》を確保した後の爆発力が凄まじく、益々《エフェクト・ヴェーラー》や《D.D.クロウ》の需要が増した。
また、モンスターは除去できないものの永続的に効果を封じる事のできる《デモンズ・チェーン》も人気が高まった。
さらに同じくORCSで登場した、過去の《E・HERO エアーマン》を思わせる《忍者マスター HANZO》の汎用性の高さ、その効果ですぐにサーチできる《忍法 超変化の術》のコンボがラギア系デッキと非常に相性が良い事が分かり、甲虫装機の除去にも向いていた。
そして【兎ラギア】は現環境において剥がされ易い伏せを比較的守れるデッキであるため、【甲虫装機】に次ぐトップ勢にのし上がる事となった。
《忍者マスター HANZO》だけでなく以前から存在していた《レスキューラビット》を使用する型の【兎ラギア】も隆盛を果たし、
ヴェルズの強化などもあってこちらも【甲虫装機】に劣らぬ力を保っている。
【兎ラギア】に《忍者マスター HANZO》を混ぜた型も存在する。
また、デッキパワーそのものではやや低めに見られていた【HEROビート】【甲虫装機】への相性の良さから突如トップメタへと浮上を果たすという面白い展開も起こっている。
しかし環境末期のパックGAOVにて《甲虫装機 グルフ》を手にした【甲虫装機】は、《甲虫装機 ホーネット》が無くても動けるようになり大幅に事故率が軽減された。
同時に相手の場に伏せなければこちらも動けないという【甲虫装機】の弱点を完全に克服した。
また、ランク4、ランク5のエクシーズを投入することが可能になり、《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や《No.61 ヴォルカザウルス》を投入ことが可能となった。
次期改定での【甲虫装機】の規制が望まれながらこの環境は終わりを告げた。



コメント欄
  • サンブレ辺りは昔からじゃん -- 名無しさん (2012-02-11 20:45:30)
  • ↑サンブレ流行ったのは現環境からだぞ・・・? -- 名無しさん (2012-02-12 01:14:44)
  • この次に比べたらこの環境もマシに見えると言うね・・・ (2013-02-21 00:42:51)
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最終更新:2013年03月26日 22:20