唯「ええ~!あずにゃん、これ観るの?やめようよ、こわそうだよぅ……」オドオド
梓「唯先輩は怖がりすぎです。今面白いって話題の映画なんですよ。観ておかないと損です!」フンス
唯「でも、憂も怖いって言ってたよ……?憂が怖いって言うなんて相当だよ……」ビクビク
梓「……だ、大丈夫ですよ。所詮映画ですよ?娯楽なんですよ。むしろ怖すぎるほうが楽しめるってことじゃないですか」フンス!
唯「そうかなぁ……あずにゃんがどうしてもって言うのなら……」オソルオソル
梓「ほら、行きますよ。いつまでもぐずぐずしてたら後ろの人の邪魔になります」フンス!!
唯「うぅ、わかったよぅ……あ、ドリンク買って行っていかない?あずにゃんは何がいいかなぁ」
梓「え?あ、じゃあ私はウーロン茶でお願いします」
唯「ほいほい~ちょっと待っててね」タタッ
梓「……そんなに怖いのかな……ううん、大丈夫。これ位平気だよ」ビクビク

上映開始

唯「ひゃっ!あ、あずにゃん、これ怖すぎだよぅ!」ビクッ
梓「……っ!ゆ、ゆゆ唯先輩騒ぎすぎです!ま、周りの迷惑ですから」ガタガタ
唯「周りの人も皆騒いでるから大丈夫だ……わあっ!怖っ!」ビクゥ
梓「……!?」エッ?
唯「えええっ!そ、そう来るの……最初から飛ばしすぎだよぅ……」コワイネー
梓「……!?」エッ……エッ?
唯「うあ……えぐぃ……怖すぎだよねぇ、あずにゃん」コワイヨネー
梓「……ふぇ……っ」ジワ
唯「あずにゃん……?」
梓「やだ、もう……こわいよぅ……うぅ」
唯「……大丈夫だよ、あずにゃん。こっちおいで」グイッ
梓「……ふぇ?あ……」ギュ
唯「終わるまで、抱きしめててあげる。こうしてれば怖くないよね」ギュウ
梓「うぅ、ゆいせんぱい、ゆいせんぱい…・・・」グズグズ
唯「おー、よしよし、あずにゃん。大丈夫だよ、怖くないよー」ナデナデ
梓「うぅ……ひゃあっ!?」コワイッ
唯「うわわ、今のシーン怖かったね……大丈夫だよ、あずにゃん。ほら、ぎゅっとしてあげる」
梓「えぐっ……ぐすっ……ゆいせんぱい……ぃ」シガミツキ
唯「よしよし、よしよし」ナデナデナデ

上映終了

梓「取り乱してすみませんでした……」
唯「大丈夫だよぅ、そんなの気にしなくて。それに、可愛いあずにゃんいっぱい見れたから大満足!」フンス
梓「あ、あれは忘れてください!でも……映画ちゃんと観れなかったんじゃないですか?」
唯「怖かったし、私にはあれくらいがちょうどいいよ~」
梓「そ、そうですか」
唯「ねね、次これ観ない?私、これ観たかったんだぁ」
梓「どれですか、って。またこんな子供っぽいの……」
唯「ダメかなぁ?」
梓「ううん、楽しそうです。……そうですね、ちょっと背伸びしすぎてたかもです」
唯「きっと楽しいよ~じゃあ、行こう、あずにゃん!」
梓「あ……」
唯「んぅ、どうしたの?」
梓「……手、繋いで観てもいいですか?」
唯「え?これ特に怖いのじゃないけど……えへへ、うん、そうしよっか、あずにゃん」ムシロイマカラツナゴ
梓「は、はい!」アッタカイデス




蛇足的な続き!

唯「楽しかったね~」
梓「はい、予想以上に楽しかったです」
唯「次何にしよっか……って、もう暗くなってきたね。今日はもう帰ろっか?」
梓「あ、そうですね……もうこんな時間」
唯「おなかもすいてきたね~……」
梓「あ、あの……唯先輩」
唯「ん、なぁに?」
梓「きょ、今日……先輩の部屋に行ってもいいですか?」
唯「お泊り?」オオ
梓「は、はい……だ、ダメならいいんですけど」
唯「もちろん大歓迎だよ!でも、珍しいね、あずにゃんからお泊りしたいって」
梓「そ、そうですか?」
唯「……そっか、部屋に戻ると一人になっちゃうもんね」ナルホド
梓「べ、別に怖いわけじゃないですよ!」
唯「大丈夫だよ、あずにゃん。今日はずっと一緒にいてあげる。朝までぎゅーっとしてあげるからねぇ」
梓「そ、そこまでは……っ!……っ、ほ、ほんとですよね」
唯「ほわぁ……あずにゃんがでれにゃんになったよ!」スナオダ!
梓「な、なんですかそれは!も、もういいです!べ、別に一人だって……」
唯「あーずにゃんっ」ギュウ
梓「にゃあっ!こ、こんなところでいきなり抱きつかないでください!」
唯「震えてるよ、あずにゃん」
梓「う……うぅ」
唯「いいんだよ、あずにゃん。甘えたいときは、いっぱい甘えちゃっていいんだよ」
梓「だ、だけど……迷惑じゃないですか」
唯「私があずにゃんのことをそう思うことなんて無いよ。というよりね」
梓「え?」
唯「嬉しい、かな。あずにゃんから甘えられるの」
梓「唯先輩……」
唯「だから、いっぱい甘えていいんだよ。むしろ、一生甘えてくれてもいい感じだよ?」
梓「も、もう、何言ってるんですか。それじゃプロポーズみたいな台詞ですよ」
唯「……そのつもりだったんだけどなぁ」
梓「え?」
唯「じゃあさ、とりあえずはらごしらえ!どこか食べに行こうよ。あずにゃんは何がいい?」
梓「あ……」
唯「パスタかなぁ、ハンバーガーかなぁ…・・・ラーメンもいいよね!」
梓「わ、私は何でも……」
唯「むむ、そういう返答が一番困るんだよぅ……それじゃ、とりあえずあっちの方行ってみよ?」オミセタクサンアリソウ
梓「あ、あの……唯先輩」オズオズ
唯「手、繋いでいこっか」サシダシ
梓「あ……は、はい!」キュッ
唯「大丈夫だよ、さっきも言ったけどさ。ちゃんと朝まで一緒にいるから、怖くないよ」
梓「あ……ふふ、ありがとうです。でも」
唯「でも?」
梓「それだけじゃなくて……私も、嬉しいです。こうして、先輩が甘えさせてくれるの」
唯「……そっかぁ、嬉しい同士だね、私たち」
梓「……はい」
唯「……もうこのまま付き合っちゃう?」
梓「……それもいいかもしれませんね」
唯「……一緒に住んじゃったりしようか」
梓「……それもいいかもしれません」
唯「……かなり本気だよ」
梓「……私も、ですよ」
唯「……えへへ、嬉しい、な」
梓「……私も、嬉しいです」
唯「嬉しい同士だね、私たち」
梓「はい。きっと、唯先輩とならもっともっと、嬉しくなれる気がします」
唯「あずにゃん……」キュッ
「唯先輩……」キュッ
唯「……それじゃあ、とりあえずはらごしらえだね」
梓「はい、行きましょう、唯先輩。あ、私ラーメンがいいです」
唯「おお、がっつり行くねあずにゃん」
梓「はい、がっつり行きます」コンヤハエネルギーツカイソウデスカラ
唯「じゃあ、私もスタミナラーメンとか行っちゃう!」タップリツカウヨ!
梓「私はさらに大盛りです!」マケマセン!
唯「むむ、あずにゃんやるね!私も負けないよ!」カエダマ!


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最終更新:2011年03月06日 20:38