攻めてみた
「なぁ…いいだろ?」
ベッドの上で愛しの恋人を、背後から抱きしめながらささやいた。
「………やだ」
いつもより若干低い声。
「どうして嫌なんだ?」
「だって………澪ちゃん朝まで寝かせてくれないんだもん」
「別に…明日は日曜日だからいいだろ?」
「…そういう問題じゃないもん」
「唯はいつも昼過ぎに起きるんだから関係ないだろ?」
「…澪ちゃんのえっち」
「唯だって十分えっちだと思うぞ」
「そんなこと…ない………もん」
「じゃあ確かめてやる」
彼女のお気に入りのTシャツをめくり、お腹を指で撫でる。
「ひゃうっ!?」
抱きしめていた彼女の身体がびくっと反応を見せる。
「どうした?そんな声だして、やっぱり唯はえっちだな」
「澪ちゃんの………」
「言っておくが、私は自分がえっちだと自覚してるからな」
「………あんまり激しいのは…やだ」
「わかってるよ」