まりさのいだいなゆっくりさくせん(※燃料的なもの)

注意書き
こんかい虐められないゆっくり、頭のいいゆっくりがいます
また人間虐めな内容にもなっています、燃料だと思ってください



その老人は農業をすることが仕事だった
老人といっても年は60代、外の世界なら初老の男性と老人の間といわれるような年齢である。だが幻想郷では間違いなく老人として扱われる年だろう
彼には家族はいない、妻が病気で死んでから男手ひとつで育てた娘がいたが良家の男のもとへ嫁いでいってからはほとんど会っていない
子供が生まれたと噂で聞いて一目孫の顔でも見せてほしいと頼みに行ったが薄汚い貧乏人に子供の顔は見せたくないといわれ追い出されてしまった。それ以来絶縁状態が続いている
決して彼が貧乏だったとか、それで娘に辛い思いをさせたということはなかった、だが娘に一目ぼれした男が娘に貢ぎまくったこと、結婚してからも贅沢しまくったことが娘を変えてしまったのだ
それ以来彼はただ黙々と畑を耕し、ほとんど人と話さなくなった
だがある一匹との出会いが彼をほんの少し変えた
それは近所に住む若者の飼っていたゆっくりれいむだった、元が野生のゆっくりにして珍しくもゴールドバッチを手に入れたこのれいむは一人で畑を耕すこの老人に毎日声をかけてくれたのだ
「おじーさん!きょうもおつかれさま!!」
「きょうはあつくなるっておにーさんがいってたよ!!にっしゃびょうにならないようにちゅういしてね!!」
最初はこのれいむを煙たがっていたがいつしか彼もこのれいむを可愛がるようになった、そしてその飼い主とも交流が生まれた
男の畑は柵とネットでゆっくりもうーぱっくも入ってこれないようにされており、畑を荒らされたこともなかった彼はこのゆっくりに好意を抱き始めた、もし孫が自分のことを知っていたらこういう感じだろうか?

もう秋も終りに近づいたある日、彼は買い物から帰ってきた時に家の前に一匹のゆっくりまりさが座っているのを見た
よく見るとところどころ、軽いけがをしていた
「そこのゆっくり、いったいどうしたんだい?」
「ゆゆっ!おじいさん?まりさ、れみりゃにおそわれてなんとかここまでにげてきたんだけどおなかがへってうごけないんだぜ…」
「そうか、なら私の家に入らないか?ご飯くらいなら食べさせてあげるよ」
「ほんとうなんだぜ?おじーさん、ありがとうだぜ!!」

彼はそのまりさを家に入れると今は完全に空室となった娘の部屋にまりさを待たせて夕食を作った
それを二つに分けてまりさのところに持って行くとまりさは
「ハフハフ、うめ!これめっちゃうめぇぜ!!」
と言いながらすごい勢いで食べ始めた
周りに散らかった食べカスは少し気になったが彼はまりさに話しかけた
「ところでまりさや、お前、家族はいるのかい?いるのならはやく帰らないとみんな心配するだろう?」
「ゆぅ…まりさのかぞくはみんなれみりゃにたべられちゃったんだぜ、だからまりさにはかぞくはもういないんだぜ…」
話しながら声が弱くなっている、どうやらその家族のことを思い出したのだろう
「まりさ、お前がよかったら私と一緒にこの家で暮らさないかい?君がよければの話だけど…」
「ゆ?いいんだぜ?おじーさん、まりさがここにいてもいいのかだぜ?」
「ああ、私も一人暮らしでさみしかったんだ」
「じゃあまりさはおじーさんといっしょにここにすむんだぜ!!」
こうして彼とまりさの生活は始まった

次の日、彼は近所の若者の家に向かった、ゆっくりの飼い方について話を聞くためだ
夫婦のちぇんと一緒に子供と遊ぶれいむを横目に彼は若者とゆっくり話していた
「それでそのまりさは「ここはまりさのお家だぜ!!」とかいいましたか?」
「いや、私の家ともまりさの家とも言わなかったよ」
「そうですか…だぜまりさにしてはあまり我がままではないな…あなたのこともおじいさんと呼んでいるのな躾の第一段階はしなくていいでしょう」
「第一段階というのはなんなんだい?」
「ゆっくりに一番基本的なことを教えることです、ここは誰の家か、人間と自分はどういう関係かというのをゆっくりに教えるんです、それがないとゆっくりは飼い主を下僕としか認識しません」
「そんなこともあるのかい?」
「まあ餡子増量型のゆっくりは必要ないですけどね、それにそのまりさは怪我していたところをあなたに助けられた、たぶんそれをちゃんと理解してくれているんでしょう」
しばらくそんな話をしていた
これからはどんな躾をすればいいか、餌は?散歩は?汚れた時は? そして最後に若者はこういった
「近いうちに加工所かペットショップに行ってブロンズバッチを付けてください、もし脱走とか起こった時もたいてい届けてくれます」
「わかったよ」
「ただしそのゆっくりが人に損害を与えた場合は殺してもいいことになっていますし殺さない場合も飼い主に賠償責任が発生します、すぐに教育してシルバーにすることをお勧めしますよ」
「わかったよ、じゃあ私はこれで帰るよ」
「おい、れいむ!おじいさんが帰るぞ!!」
「ゆ!おじーさん!またね!またあそびにきてね!!」

結論から言おう、まりさはおじいさんになついた、だがどういうわけかまりさは全く人間のルールを理解しようとはしなかった
ご飯のときもお風呂の時もまりさは一度も生意気な口をきかず、「おじいさん!ありがとうだぜ!!」と笑顔で答えてくれた
だがシルバーバッチの条件である
他人の物を他人のものと理解すること、なお且つそれに手を出さないこと
ある程度のお金の概念の習得
がどうしてもできなかった
よほど躾が悪くなければ早ければ二週間、遅くても一カ月以内にはシルバーは取れると若者は言ったが一ヶ月半たっても一次試験に参加すら出来る状態じゃない
なんどか若者に躾の様子を見てもらったが特に問題はなく、若者も首をひねっていた
一度ゴールドバッチを持つれいむに教育係をお願いできないかと頼んでみたが「それはだめです」と返された
シルバー未満のゆっくりがゴールドゆっくりと長く接触するとその野性を大きく逸脱した行為を理解することができなくなり発狂してしまうことがあるらしい
若者も一度それで野生のまりさを殺してしまったことがあるらしく、珍しく真剣な顔だった

老人はなんどもまりさを教育した、だがまりさは一向にルールを覚える様子もなく散歩中に
「ゆゆっ!だれもいないあのおやさいはまりさのものだよ!!あそこをまりさとおじいさんのゆっくりぷれいすにしようね!!」
といっていきなり人の畑に入ってしまいその畑の主に頭を下げたこともあった
だが彼はいつかきっとまりさもわかってくれると信じていた

その日の朝、初雪が降った
だが朝早く、幻想郷の住人の殆どは今初雪が降っていることを知らない
そのとき老人は何かの物音で目が覚めた
なんだろう?まさか泥棒だろうか?
そう思った彼は静かに音のした方向へ進んでいった
彼が見たのはあの飼っていたまりさが畑への入口から玄関に向かっているところだった、その口には大きな大根が銜えられている
「おい、まりさ、なにをしているんだい?」
彼は少し寝ぼけていたのだろうか、ゆっくりとまりさの後を追った
そして玄関から外に出たとき
「ゆっくりしね!!」
屋根の上に乗っていた成体のまりさが彼の頭上に飛び降りてきた
ゆっくりとは言え成体、しかもかなり大きい方だ、そんなものが頭に直撃したからたまらない、彼は視界に火花が弾けるのを感じながら倒れてしまった
倒れた彼が見たものは総勢20匹の成体まりさだった、どいつもこいつも大きく膨らんだ風呂敷をしょっていたり口に野菜を加えている
その時飼っていたまりさが目の前に来てこういった
「ゆゆっ!ばかなじじぃだぜ!!にんげんごときのぶんざいでゆっくりをかう?わらわせないでほしいぜ!ばぁーか!!」
「ゆっゆっゆっゆ!!」
「げらげらげら!!」
周りのゆっくり達が一斉に笑った
「まりさのこのいだいなさくせんにきづかないなんてほんとばかだぜ!!これでむれのみんなのしょくりょうがそろったんだぜ!!」
まりさはずっとこの老人の畑を狙っていたのだ、そのためにわざと仲間に軽い傷を作ってもらい老人に飼われることにしたのだ
老人の畑は柵とネットでガードされており入るには一度老人の家の中に入る必要がある
そのためまりさはわざと老人に飼われることで家の構造を探り仲間を呼び寄せる機会を待っていたのだ
この畑が狙われた理由は他のゆっくりに荒らされていないこと、飼いゆっくりなどが見張っていないからだろう
「まあ、ばかなじじいはすこしのあいだつよいまりさをかっていたゆうえつかんをおしえてやったからかんしゃするといいぜ!!」
そう言ってまりさはほかのまりさと共に森へ向かおうとする
だが今起きていることが信じられない老人はまりさに声をかけた
「ま、まりさや…どうして…」
まりさはUターンして老人のともに戻ってきた、そして顔につばを吐きかけると目の前で排泄行為を行う
「ばかなじじいはそこでまりさのくそでもくってゆっくりのたれじぬといいぜ!!」
そういってまりさは笑いながら去っていった、老人は畑のすべての野菜を奪われてしまった

10分ほどそのまま倒れていた老人はゆっくりと起き上がった、そして彼はいつも相談していた若者ではなく近所で有名な虐待お兄さんの家へと力なく歩いて行った





あとがき
ごめんなさい、ゆっくりいじめどころか人間虐めでしたね
このあとお兄さんに頼んでまりさ達は虐待されるのですが…虐待描写を書くのが苦手な自分は続きを書くことはたぶんできないです、思わせぶりな終わり方しておいて本当にごめんなさい
なにか質問等があればスレで言ってくれれば答えます
あと途中で出てきたブロンズとかシルバーのバッチ、詳しい設定は俺とゆっくりの話 1に乗っています

では


8月23日 2241 セイン

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最終更新:2008年09月14日 05:15
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