「やあ! 僕は虐待お兄さん!
虐殺からぬるいぢめまでカバーするイケメンナイスガイ! よろしくね!!!
おっと、虚空に向かって挨拶してたらゆっくりれいむを見つけたよ!!!」
「イケメンナイスガイはゆっくりしね!!!
ついでにイケメンなれいむにぜんざいさんちょうだいね!!!」
「なん、だと……!? いくらゆっくりがゲスでクズでどうしようもないと思う俺も、
はじめて見るぐらいのゲスっぷりだ。マジぱねぇ!!!」
「騒々しいぞ弱いものいじめしか趣味のない人間のクズの虐待お兄さん」
「お、お前は……!? 品行方正で性格も悪くないけどちょっぴり……
ほんのちょびっとだけイヤミったらしい感じのある秀才お兄さん!!!
このゆっくりを見てみろよ!!! どう見ても歴史に名を残すゲスだぜ!!!」
「君は一体何を言っているんだ? どう見てもただのれいむではないか」
「やあ秀才お兄さん。君は見たところゆっくり出来ているね。
その頭脳に慢心せず切磋琢磨を続けている間はゆっくり出来ると保障しよう」
「ふむ……なかなか理知的なれいむじゃないか。
ちょっとイヤミったらしいところが玉に傷だが」
「む……君にそう言われるとは心外だな。れいむは身の程をわきまえているさ」
「……で、このどこが歴史に名を残すゲスなんだね?」
「ち、違う!!! そいつはゲスなんだ……急に頭がいいフリをしているだけだ!」
「あら、珍しい組み合わせね……秀才お兄さんとえ~っと……馬の骨?」
「おやおや……これはお嬢様お姉さんの異名を持ち医術を嗜む上品な女性、
その名もお嬢様お姉さんではありませんか。
ええ、私もこのような知能の低く弱いものいじめを趣味とする人間とは正直、
一秒たりとも同じ次元には存在したくないのですがね……。
ここにいる少々イヤミったらしいれいむが歴史に名を残すゲスだとか……。
見ての通り、少々イヤミったらしいかわりに知能の高いれいむですよ」
「あらごめんあそばせ。わたくしは饅頭の異名を持ち、
医術を嗜む上品なゆっくり、その名もゆっくりれいむと申します。
以後お見知りおきを」
「あらやだ秀才お兄さん、この子は同見てもイヤミでもゲスでもないではありませんか。
どう見ても上品なゆっくりでしてよ?」
「おんやまぁ珍しいお三方が揃ってるっぺぇ。
なんかおむぅすろいもんでも見つけたっぺかぁ?」
「あらあら、あなたは野菜が大好きで農業一筋40年の農家おじ様。
その名も農家おじさんではありませんか。
実は、ここにいるお二方がこの上品なれいむをいろいろと……」
「ゆっ!!! れいむはおやさいだいすきなれいむだよ!!!
おしごとのおてつだいをするからおやさいをちょうだいね!!!」
「おんやまぁこれまた殊勝なゆっくりだっぺなぁ……。
で、どこにお嬢様なゆっくりがいるんでぇ?」
「そんな……この子はさっきまでお嬢様だったのに……!? ま……まさかッ!!!」
「やあ! 私は記憶力の高いれいむよ」
「ゆっくりしていってね!!! いまならきれいなおはなさんがあるよ!!!」
「ありすをれいぷしたいよおおおおおおおおお!!!」
「下種なれいむなんていませんよ。ファンタジーじゃあるまいし」
「みんなをゆっくりさせることなど、このれいむにかかれば造作もありません」
「ヒャッハー! れいむだぁ!」
とある場所に集まった人間達はこの状況をうまく飲み込めないでいた。
色々と特徴がはっきりしている人間をれいむに近づかせたとたん、
れいむの人格が豹変したのだ。
「そうだ!!! わかったぞ!!!」
「あなたは(トンデモ)理論家で有名な森さん!!! どういうことなんだね!!!」
「秀才お兄さんの近くにいた時のれいむは秀才にだった……。
そして特徴ある方々の近くにいた時のれいむはそれぞれの人の特徴を持っていた。
それは……つまり!!!」
「つま……り……?」
「ゆっくりは最も近くにいる人間の特徴に影響されるんだよ!!!」
「な、なんだってー!?」
「ちょっとまて!!! それじゃあ、いま森さんの近くにいるれいむは……!?」
「そうだよ!!! 人類は滅亡するよ!!!」
人類は滅亡した。れじでんとおぶさん(笑)
DEAD END
あとがき
ゆっくり=悪と決め付けている人間のそばにいたからゲスになる。
生活が裕福でなくて野菜が大切だと思ってる人のそばにいたから窮して野菜を盗む。
そんな初期設定がいつの間にかこんなことに……!?
実に投棄場向けです本当にありがとうございました。
ちなみに製作時間30分あるかないか。
byエンザの人
最終更新:2009年01月12日 22:20