ネタ被りあるかもしれません。ごめんなさい。
俺設定があります。
模写が足りない部分は、妄想・想像などで補ってください。
以上の事が、大丈夫な方はどうぞー。
食べ物の恨みは・・・。
俺の趣味は、料理作りだ。
別に、レストランのシェフみたいに美味しい料理が作れるわけでもなければ
料理関連の仕事に憧れている訳でも無いが。
だが、料理を作るのはとても大好きだ!
そんなある日。
俺は買ったばかりのゲームで遊んでいると、
コンコン、と扉を叩く音がした。
車のエンジンがしなかったから、宅急便でもないだろう。
第一、チャイムがあるのに何故ドアを叩くんだ?
俺は、そんな疑問を抱えドアを開けた。
誰もいなかった。
なので、少し踏み出してキョロキョロと玄関を探してみると
下から変な声が聞こえた。
「ゆ”ぅぅぅぅぅぅ」
俺はそう思った。
玄関から出ていた片足が、
ゆっくりを踏んでいたのだ。
多分さっきドアをノックしたのもこいつだろう。
「うわぁっ!?な・・・なんだぁっ?!」
俺は驚きながら、ゆっくりを踏んでいた足を退かした。
これまで、
ゆっくりについて噂も聞いたことがあったが
実際にゆっくりは見たことが無い。
俺はとても興奮した。
ゲームなんてしてる場合じゃないぞ!!
踏まれた痛みが退いてきたのか、
ゆっくりは玄関のタイルの上で俺に話しかけてきた。
「ゆ!おじさん!!ゆっくりさせてね!!」
頭に大きな帽子をしているから、こいつはゆっくりまりさだろう。
俺の友人には
ゆっくり虐待のプロがいる。
ああ、こんな所であいつの知識が役立つとは。
「なんで?」
「ここはまりさのゆっくりぷれいすだぜ!!」
「なにいってんだ!ふざけるな!!」
確か、友人は
『ま、最初にどちらが上かハッキリさせれば
あいつ等も少しは命令を聞くだろう。少し脅してみればいいじゃないか』
とか言ってた。
俺は咄嗟に、某パスタ男のセリフを言った。
正直言って、俺の家には来ないで欲しいと思った。
こいつらは、勝手に食い物は食べてしまうし
家具なども散らかしてしまう。
勘弁してほしい。
「ゆ!おじさんじゃまだよ!どくんだぜ!!」
「だめ」
「なんで!!ゆっくりどかないとまりさがゆっくりおこるよ!!」
「怒れよ、勝手に」
俺は、話している時突然閃いた。
"虐待やらね?"
よし、入れてやるとしよう。
「やっぱいいよ。俺の家に来いよ」
「ゆ?ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ?」
「うぜえよ!」
俺は、右足で蹴りを入れた跡
家に入れるようにシュートした。
うん。我ながら最高のシュートだ。
ゆっくりを家に招いてから十分。
俺は、好奇心が尽きるまで、やりたい事をした。
ゆっくり全体を見回してどういう物なのか調べたり
感触はどういう物なのか調べたり
そうしていると、ゆっくりまりさは口を開いた。
「おじさん!おなかがへったよ!
まりさにゆっくりごはんをもってきてね!!」
まりさに言われ気づいたが、そういえば腹が減った。
時計の針は、12時を指している。
俺は、オムライスを作ることにした。
料理を作るのはやっぱり楽しい。
料理を作っている間、
家を荒されたり、料理の邪魔されると困るので
時折ゆっくりしていってね!!と叫んでいた。
ゆっくりは、「ゆっくりしていってね!!」と叫ばれると
体を止めて、「ゆっくりしていってね!!」と応答する。
俺はそのゆっくりが持つ本能利用したのだ。
多分、ゆっくりまりさは1mmぐらいしか動いてないだろう。
そして、完成したオムライスを差し出した。
「どうぞ」
「ゆ!おいしそうだぜ!!」
そう言って、まりさは俺の作ったオムライスを食べ始めた。
頭だけなのに、食べたオムライスはどこへ行くんだろう?
と疑問を持ちながら俺は、食べるのに夢中なまりさを見つめていた。
そうして、まりさは食べ終えた。
「おじさん」
俺の方を、普通じゃない眼で見つめた。
こう・・・、なんていうのだろう。
鼻で笑う時の目と言えばいいのだろうか。
なんかむかつく。
「まずいね」
俺はその一言にキレた。
これは、俺の母さんが教えてくれた唯一のレシピなんだぞ・・・!
俺は、ゆっくりまりさが嫌われている原因を体で味わった気がする。
なるほどな。
「こんどはおいしいごはんをもってくるんだぜ!」
そう言って、ケチャップで汚れた全身を動かしてそこら中を歩き始めた。
やめろ!!部屋がよごれ・・・
そう思い、止めようと思ったがもう遅かった。
ゲーム機はもちろん、PC、雑誌、携帯などがケチャップで汚れた。
俺は、まりさを掴み、
縄で縛り、猿轡をし、空の浴槽に入れ、蓋をした。
これならば、動けまい。
そうして、俺は街に出た。
とりあえず、ゆっくりを入れる箱として透明なケースを買った。
後は、料理の恨みを晴らすために色々な物を買ってきた。
ふふふ、これで復讐ができる・・・!
帰宅して、浴槽の蓋を開けるとまりさがこっちを見てきた。
猿轡のせいで
「ん”ー!ん”ー!」としか聞こえない。
つまらないから、俺は猿轡を外してやった。
ついでに、まりさの体全体(らしき部分)を束縛していた縄をほどいた。
まりさは今、俺の右手の上だ。
「おじさん!!ゆっくりあやまってね!!」
「おじさんじゃない!」
俺は叫びながら、空の浴槽へとまりさを投げ飛ばした。
くれぐれも殺さないように、手加減をしたが難しい。
「ゆべっ!!
まりさは、少し間が空いてから俺に暴言を吐いてきた。
「ご飯食べる?ラーメンだよ?」
「なにそれ?おいしいの?」
さっきは投げ飛ばしたのに、気が変わりやすいやつだ。
まりさも危険は多少感じているのだろうか、
俺に多少媚を売ってる気がする。
「おじさん!はやくたべさせてね!!」
今さっきまで俺の事をくそじじいとか言ってたくせに。
そう思いながら、俺は浴槽からキッチンへ移り
ラーメンの調理を始めた。
まりさは、さっき買ってきたケースの中だ。
これなら動けまい。
ついでに、ケースにゆっくりの天敵・れみりゃのシールを貼っておいた。
とてもリアルな所為か、まりさが目と口を、とても大きく開き、
ガクガクと震えている。
ラーメンができたので、テーブルの上に置く。
俺の分と、ゆっくりの分だ。
「できたよ」
そう言って、俺はまりさの入っているケースを開けてやった。
「ゆ!おじさんありがとう!!」
そう言って、まりさはラーメンが入っているどんぶりの前に移動した。
「いただきます。」
俺は、早速食べ始めた。
ズルズルズル、と啜り、とても美味しそうに食べる。
まりさは、どんぶりの前で止まっている。
「おじさん」
「?」
「ゆっくりたべさせてね」
「・・・えー」
俺は、笑いながら返答した。
作戦通りなのである。
俺は、箸でラーメンを掴んだ。
熱そうである。
それもその筈。まりさのラーメンは、俺の分より熱く作ってあるのだ。
まりさは、マヌケそうに口を開いている。
今だ!!
「それっ!」
滅茶苦茶熱い麺を入れてやった。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
まりさは想定外の事が起こったのか
俺の目の前で、のた打ち回っている。
ふふふ。
まりさの口に入った麺は、俺の目の前にあるので
もう一度まりさのどんぶりに入れた。
のた打ち回るのをやめたまりさが、俺の目の前で何かを言おうとしている。
「あ”う”い”お”!!う”お”い”い”い”!!」
(あついよ!!くそじじい!!)
「え?なんだって?」
母音だけで喋ってる所為か、俺の耳では理解できない。
ゆっくりでも理解できないだろう。
「う”ー!!」
まりさは、う”ー!と、唸った。
ふはははは、まだだ!!まだやるぞ!!
「ごめん、ごめん、オレンジジュースだよ」
そう言って、オレンジ色の液体をくれてやった。
「う”ー!!」
ゆっくりは、少し先に置いてある
オレンジジュースらしき液体が入った缶を目指して走った。
俺は、楽しそうに眺めている。
「ゆ”ぶっ!」
オレンジジュースらしき液体の中に、体ごとダイブした。
「に”が”い”よ”お”お”お”お”お”!!」
まりさが、オレンジ色になって四方八方叫ぶ。
多分、俺の姿が見えないのだろう。
そう、謎の液体の正体は、オレンジ色のペンキだったのだ。
全身オレンジ色で、ぬめっとしていて気持ち悪い。
「ごめんねぇ」
「ゆっくりしねぇ!!」
そういって、変な方向へ突進している。
多分、俺にタックルをしたいんだろう。
下手な鉄砲数撃てば当たる・・・だっけ?
俺は、ペンキが乾くようにドライヤーでまりさを乾かし
ラーメンの蓮華を手に取った。
まりさのくちを無理やり開けた。
うわ、口の中までオレンジ色・・・
多分、勢いよく飲んだんだろう。
そりゃ火傷は治るかもしれないけどなぁ・・・。
「あ”ー!」
蓮華で、ラーメンのスープを掬い
口の中に入れてやる。
滅茶苦茶熱いはずだ。
しかし、口を閉じさせることはしない。
スープは飲ませない・・・!!
俺は、そう考えていた。
「!?!?!?!?!?!?!?」
もうここまでくると、まりさも最悪だろう。
口内火傷、全身がオレンジ色に染まる、ペンキを勢いよく飲む・・・。
俺は、とどめだ!!と、思い、
まりさをラーメンのどんぶりにつけてやった。
「がぽがぽ・・!!ごぽっ!」
ラーメンから、温泉のように泡が出てくる。
俺は、適度に出し入れしている。
三回ぐらいしただろうか、まりさは「・・・」と無言になってしまった。
死んではいない。俺はそう思った。
小麦粉を全体にかけてやる。ラーメンで、皮が解けた所為か
小麦粉が沢山付着する。しかし、口の部分だけはかけないでおく。
次に、今度は本当のオレンジジュースをかけてやる。
そして、ドライヤーで乾かした。
動けず、周りも見えず、機能するのは口だけ。
「くそじじい!!ゆっくりしないでしね!!」
「あっそ」
そう言って、俺はまりさの口にラーメンを入れてやる。
のた打ち回れず、口からだらぁ、と垂れてくるので
上を向くようにした。
「あ”ー!!あ”ー!!」
まりさは、ラーメンを飲み込んだ。
だが、今度は熱湯スープを流し込む。
口の感覚がなくなってきたのだろうか
まりさは、すこしたったら何も言わず食べ始めた。
気に入らない。
俺は、まりさの口に、まりさの帽子を詰めた後、
ホッチキスで止めて、森へと投げ込んだ。
君は、ただの饅頭で、
見ず知らぬゆっくりに食べられるという結末で終わり。
ざまあみろ!!おかんのオムライスをバカにしたからだ!!
あとがき
感想とか、指摘とかいらないです。
大半は、自分の好奇心だけで埋め尽くされている気がします。
ごめんなさい。
これまで書いた作品
- ゆっくり蒸し
- ストレス爆発!!(1~3)
- じゃがいも脳
最終更新:2009年01月31日 15:36