ゆっくり虐めSS ~YDF~ ゆっくり地球防衛軍2017 中編 その1
[[前編その2>ゆっくりいじめ系2342 ゆっくり地球防衛軍 前編 その2]]からの続きになります
読みづらいとの声がありましたので、文を練り直しましたがあまり変わっていないと思います。
これが作者の文章力の限界です。
前回の後書きで前後編か前中後編になると言いましたが、結局前中後編になりました。
「ストーム1に続けぇぇぇ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおお!」」」」」
あの戦い以来、負け戦続きで諦めかけていたYDFに何か筋金が入ったようであった。
今まで恐怖の対象でしかなかったゆっくり、しかしそれが彼の活躍により兵士達の中で「憎むべき侵略者」と書き換えられたようなのだ。
現に他のチームでもゆっくり達にそれなりの損害を与えている。
現在もレンジャー5、6とストーム1による、地下鉄に巣食ったゆっくり達の戦いが行われている。
この戦いでもかなり被害を抑え、そして奴らの半分以上を掃討したようだ。
作戦区域内の無人カメラが捉えた映像が流れている。
同時刻 =地下鉄構内=
「ゆぅ、ぱちゅりーれいむつかれたよ・・・はやくおうちにかえろうよ・・・」
「むきゅ・・・そんなこといわれても・・・」
「ありすもよ!だいたいなんでここからうごかないの?じっとしてるのはとかいはじゃないわ!!」
「むきゅ!いまでていったらふくろのねずみよ!いまはあいてのうごきをゆっくりぶんせきするのよ!」
「ゆぅ・・・ゆぅぅ!!まりさぁぁぁ!!なんでかってにいなくなっちゃったのぉぉぉ!?ばかぁぁぁぁ!!」
「ひとりだけにげるなんてとかいはじゃないわぁぁぁ!りーだーぁぁぁ、どごにいるのぉぉぉ!!」
「ばりざぁぁぁ!!ばぢゅりーだぢはどぼすればいいのぉぉぉ!!」
「「「ゆーん!ゆーん!ゆーん!」」」
この3匹のゆっくり達は少し前の戦いで主戦力であり、リーダー格のまりさ種を全滅させられた。
他にも3~4匹いたようだがそいつらはどうでもいいらしい。
しかしそのリーダーまりさは自分達が優勢なうちは、
「いくじなしさんはさっさとしぬんだぜ!!」
と前線で戦っていたようだが、ストーム1が合流し形成が逆転すると
「ゆっふっふ、みんながおとりになってくれるんだぜ!まりさはせんりゃくてきてったいだぜ!そろーり、そろーり!」
と言って一人逃げ出そうとしているところに集中砲火を受け、殺されたのだが・・・。
部下の前では頼れるリーダーだったようだ、だが自分がピンチになると本性を出すタイプらしい。
とんだゲス野郎め。
そしてまりさが逃げ出したため、不利になり逃げ込んだのがこの地下鉄構内らしい。
構内は所々崩落しており、今出口になるのは地上と地下を結ぶ2箇所の階段だけだ。
その出口はレンジャー5、6が固めているため、もう既に袋の鼠なのだが・・・気づいていないようだ。
今の数ならこの2チームとストーム1を突っ込ませれば勝てる・・・だが、奴らとて死に物狂いとなればこちらの被害もかなり大きくなる。
そんな危険なことをさせるわけにはいかないだろう。
それに狭い地下では奴らの強酸餡子を避けるのも難しくなってしまう。
「隊長!この後どうするんですか?」
「うむ、このまま両方から攻めても勝てるがこちらの被害も増えてしまうだろう」
「よって、わざと片方の道を開けて攻め込み、そこで逃げたところを待ち伏せしよう。我々レンジャー6が追い込むから君達レンジャー5が待ち伏せしてくれ。」
「まかせろ!なんてったってこっちにはストーム1がいるんだ。1匹も逃がしゃしないぜ!なぁストーム1!」
「・・・・・」
「頼むぞ!!」
「了解した!気をつけろよレンジャー6」
「本部!こちらレンジャー5、ゆっくり達をわざと逃がし、待ち伏せて攻撃します!この作戦の許可を!」
なるほど・・・現場のとっさの判断にしてはなかなかいい案じゃないか。
「許可する!!だがゆっくり達を逃がすなよ!」
「レンジャー6了解!」
「火炎放射隊!配置に付きます!」
合図と共に火炎放射器「灼熱火炎砲」を持った隊員達が銃口を地下入り口に向ける。
「よし、威嚇攻撃開始!!」
「くらえええええええええ!!」
「この饅頭野郎!!」
「汚物は消毒だーーーっ!!」
火炎放射隊が攻撃を始めたようだ、ゆっくりたちが錯乱している。
「あぢゅいいいいいいいいい!!ありすのぎゅーてぃぐるへあーがぁぁぁ!!」
「でいぶのおりぼんがぁぁぁ!!」
「むぎゅうううううう!!ばぢゅりーのちてきなおぼうじがぁぁぁぁ!!」
たまらずに逃げ出した、さすがに炎の壁がが押し寄せてくる状態では作戦だのと言っていられないようだな。
ありす、れいむと出口から飛び出してくる。
おや? ぱちゅりー種が出てこない・・・
地上に上がる前に死んだのだろうか。
「今だ!ショットガン、撃て、撃てぇーーーっ!!」
「お前達がくるまでは平和だったんだぁぁぁ!」
「よくも俺の町を、家族をぉぉぉ!!」
「宇宙に帰れぇぇぇ!!」
「ゆぎゃぁぁぁぁ!あづいぃぃぃ!いだいぃぃぃ!でいぶなんにもわるいごとじてないのにぃぃぃ!!」
「ゆうううううう!ありずのおべべがぁぁぁ!かれんなおはだがぁぁぁ!!」
技術部による最新式ショットガン「ガバナーSX」の一斉掃射だ。
彼らによるとこれは装弾数を減らした変わりに拡散力を上げ、散弾の数を増やし、1回の攻撃力を極限まで上げた銃らしい。
至近距離での全弾命中時の攻撃力はスナイパーライフルの一撃を超える恐ろしい銃になったようだ。
「ぼっど・・・ゆっぐりじだがった・・・」
「どがぃは・・・な・・・ありず・・・が・・・」
さすがに至近距離での一斉射撃を与えれば奴らに反撃を許さずに葬れるようである。
最近分かったらしいが、ゆっくりはかなり痛みに弱いらしい。
戦闘スイッチとでも言うのだろうか、一旦戦いになるととても手ごわいが非戦闘状態からの不意打ちを行えば比較的簡単に無力化できるようだ。
すなわち、精神的にピンチに追い込めば簡単に勝てる。
しかし一度でも相手を優位に立たせてしまい、気持ちをノらせてしまうととうてい勝つことはできない。
このゆっくりの、「思いこみの力」に奴らを攻略する鍵があると私は考えている。
「本部!ゆっくり達を全滅させました!」
「この作戦は成功だ、レンジャー6は帰還せよ。」
「了解!」
「ストーム1・レンジャー5森隊長は念のため構内を確認してから退却しろ、レンジャー5隊員は周囲の警戒を怠るな」
「こちら森、了解!」
「・・・・・」
しかし、あのぱちゅりーは一体何処にいったんだ?
カメラに死骸は映っていない・・・
あれは・・・帽子の燃えカスか。
まさか死骸も跡形も無く燃え尽きたということはあるまい。
となればカメラの死角か・・・?
「むぎゅうううう!!」
「うわぁっ!」
「!!・・・」
しまった!まだ生きていたのか!
私はあわててカメラを切り替える。
なんということだ、森隊長がぱちゅりーの下敷きにされて呻いている。
カメラの画面奥に瓦礫の中の地下鉄車両が映っている。
そうか、あの中に隠れて火炎放射をやり過ごしたのか・・・
ぱちゅりー種は他の種に比べて知恵があると聞いていたが、あんな状況でここまでやるとは思わなかった。
「むっきゅっきゅ・・・、ふいうちでゆっくりけいせいぎゃくてんね!」
「ぐぅぅ・・・」
「・・・・・」
「むきゅきゅ、さわがないでそのいたいいたいさんをすててね。すてないと、このたいちょうさんをころすわよ」
「・・・・・」ガシャン
「ストーム1!俺のことはいいから早くこいつを・・・ぐあああ!」
「だまりなさい!!このおまぬけさん!!
「・・・・・」」
「ほのおにまかれたあと、ひのついたおぼうしさんをすててでんしゃさんにかくれたのはゆっくりりこうなぱちゅりーだけのようね」
「・・・・・」
「れいむたちはばかだからこんなことにもきづかないのね、ほんねをいうとあんなばかどもはぱちゅりーのむれにはじゃまなのよ!」
「う、ぐぁぁ・・・」
「だいたい!まりさだってぱちゅりーのさくせんのおかげでかてたのに、うぬぼれてひきょうものだからはやじにするのよ!」
「ぐぅぅ、くそっ・・・ストーム1・・・これを・・・」
「それなのに!ぞれなのにぃぃぃ!ありすもれいむもまりさばっかりほめて!」
「・・・・・」
「しんにつよいのはあたまのよいものなのよ!むぎゅう!いくらちからがつよくてもばかものはゆっくりながいきできないのよ!!」
「・・・・・」
「そうよ!かしこいぱちゅりーはゆくゆくはどすをもしはいするそんざいになるはずなのよ!そうしてぱちゅりーは・・・むきゅ?」
ぱちゅりーが自分の世界に浸っているうちにストーム1はこっそりと森からなにかを受け取っていたようであった。
あれは・・・
「かしこいばぢゅりーのえんぜづぢゅうにかっでなごどをずるなぁぁぁ!なに!?いまなにじだの!」
「・・・・・」
「むしずるなぁぁぁぁ!!ぞれをばぢゅりーにわだぜぇぇぇ!!」
「渡してやれっ!ストーム1!」
「むぎゅうっ!?」
次の瞬間、ストーム1はぱちゅりー目掛けてパイナップルを投げつけた。
無論、本物のパイナップルではない。
中に火薬がたっぷり詰まった、手榴弾と言う名の殺人パイナップルである。
「むきゅ!!ごっくん!!」
大口開けて熱弁していたのが仇となり、ぱちゅりーの口の中目掛けて投げ込まれた手榴弾は見事に彼女の体内にINすることになった。
「ぱ、ぱちゅりーになにをのませたの?」
「・・・・・」
「お、お、おこらないからとくべつにこたえるけんりをあげるわ・・・」
「5・・・6・・・7・・」
「な、なんなのおおおおお!?おじえろおおおおおお!!」
「・・・10、ざまぁみろ饅頭め!」
「ゆっぶうううううううううううう!!」
ぱちゅりーは読んで字の如く、木っ端微塵になった。
確かに体内で手榴弾が爆発したらどんな生物でも生きてはいられないだろう。
しかし・・・2人とも命知らずな真似をするものだ。
「くそ・・・酸を浴びちまった・・・」
「・・・・・」スッ
「すまない、ストーム1」
「・・・・・」
「ふふふっ・・・でも勝ったぜ・・・」ニヤリ
「・・・・・」ニヤリ
「本部!こちら森、生き残っていたゆっくりぱちゅりーを撃破した。これより帰還する」
まったく・・・帰ったら指令室に呼びつけなければな・・・
「了解した、帰路も気を抜くなよ」
勝った・・・向こうの総合戦力は分からないが、今回はこちらの圧勝だろう。
しかし、気を抜くわけにはいかない。
レンジャー5,6チームは4時間後に通常種との戦闘が、ストーム1は2時間後に飛行戦力(れみりゃ・ふらん種)との戦闘が待っている
人間たちの復讐はまだ始まったばかりである。
最終更新:2022年01月31日 02:31