ゆっくりいじめ系3000 ゆっくりちるのは今日も行く

ゆっくりちるのは今日も行く。
どこって?どこだろ、野原かな?
違った、今日は森まで行くの。
根っこは飛び越えどんどん進む。
「あたいったらばおんそくねっ!」

ゆっくりちるのは満足げ。
歩くだけでも大満足。

「ゆゆゆゆ!?がむこうにいるよ!」

見つけた見つけたたくさん見つけた。
ゆっくりまりさの大家族。
森に住んでる大家族。
1、2、3、うん、いっぱい居るよ。
向うもちるのを見つけたよ。
ゆっくりまりさは何を言う?

「ゆっくりしていってね!」

ゆっくりまりさはそう言った。
ゆっくりだからそう言った。
それは習性?それとも文化?
細かいことはわからない。

「いわれなくてもゆっくりよ!」
言われてちるの無い胸張った。
ぺったん?違うよまるまる無いよ。
ゆっくりちるのは無い胸張った。
胸の変わりに顎見せ「えへん。」

そうしてちるのはこう言った。
「ちょっとあんたらあそびましょうよ!」
「いいよいっぱいゆっくりしようね!」
ちいさいまりさも続けていった。
「ゆっくりしようね!」
とってもゆっくり。
遊ぶのだってゆっくりだ。

頷くまりさの大家族。
「あたいったらゆうこうてきねっ!」
ちるのは知ってる友好的。
てきってつければいんてりじぇーん。
細かいことはわからない。


「ねえどこにいくの?」
「あたいがきめるわ!」
ゆっくりちるのが先頭きった。
まりさもそれについていく。
ちっさいまりさもついていく。
まりさがいっぱいついていく。

ゆっくりちるのの大行進。
みんなぴょこたら跳ねて行く。
ちょっと息切れちいさいまりさ。
ゆっくりちるのが振り向いた。
「たいりょくめんでもさいきょーね!」
ゆっくりちるの満足げ。
ちいさいまりさに大勝利。
やっぱりあたいはさいきょーね。
少し休んでまた行進。
いっぱいまりさがついてくる。
1、2、3、うん、いっぱいだ。
大きな数はわからない。


野原を横断ゆっくりちるの。
草の背どんどん高くなる。
ゆっくりまりさがふと口きいた。
「ちるのはどこまでいくきなの?」
細かいことはわからない。

ゆっくりまりさ不安顔。
後ろみなけりゃわかんない。
ゆっくりちるのはどんどん進む。
ゆっくりちるのは満足げ。


草の背どんどん高くなる。
折れ草先っちょ鼻に来た。
ゆっくりちるのが立ち止まる。
足は無いけど立ち止まる。
青草鼻を大行進。
ちるのはたまらずくしゃみした。

「へっくちっ!」

目の前氷がゴロン。
大きな氷がゴロンと出てきた。
ちるののくしゃみが凍らせた。
水も無いのに凍らせた。
細かいことは分からない。


まりさそれ見て驚いた。
まなこがまん丸驚いた。
熱かったからぺろぺろ舐めた。
氷を囲んでぺろぺろなめた。
「ぺ〜ろぺ〜ろひんやり〜♪」
「すいーつね!」
べろがひんやりきもちいい。

ぺろぺろ舐めたら氷が濡れた。
ぺろぺろぬるぬる滑りそう。
まりさためしに体当たり。
一ころ二ころで草原抜けて。
氷が地面を滑ってく。
石の地面を滑ってく。
「これってとってもゆっくりしてるよ!」
まりさ氷を追っかけた。
ちるのも後から追っかけた。
ちるのちょっぴり不満顔。


まりさ氷を追い越した。
まりさもいちど体当たり。
今度はちるのに向かってすべる。
「こんどはまりさにむかっておして!」
ちるの元気に体当たり。
ぽよんとはじける体当たり。
ゆっくりちるのは満足げ。

そうしてみんなで氷を押した。
ちるのがどすんと氷を押した。
氷が向うに滑ってく。
まりさたちから離れてく。
まりさぷくーで不平をもらす。
「のーこんさんとはゆっくりできないよ!」
ゆっくりちるの氷を追った。
まりさも後からついてくる。
ゆっくりちるのは満足げ。

氷はじゃぶんとお池に落ちた。
じゃぶんと水がはねてきた。
ちるのにばしゃんきもちいい。
まりさは氷を眺めてる。



まりさがぴきゅんと閃いた。
「これにのったらゆっくりできるよ!」
ちいさいまりさを凍りに乗せた。
お池の上をどんぶらこ。
氷に乗ってどんぶらこ。
「とってもゆっくりできるよ!」
「みんなでのってあそぼうね!」
ちいさいまりさはご満悦。
おおきいまりさも自慢顔。
ちるのは何故だか憮然としてる。
まりさがちるのにクエスチョン。
「どうしてちるのはそんなかお?」
「あながあるわよまりさのけーかく!」
「!?それはいったいどんなあな!?」
ゆっくりちるのは一拍置いた。
探偵みたいに一拍置いた。
ちるのはゆっくり指摘した。
「こおりはどこからもってくつもり!?」
まりさはちるのをベロ指した。


まりさに言われて氷を作る。
ちるのくしゃみで氷を作る。
ちょっと形にこだわった。
上はとんがり下平ら。
浮きやすくって乗りやすい。
「あたいったらあーちすと!」
ちるの意外と凝り性ね。
ゆっくりちるのは自慢顔。


みんなで氷に乗っかった。
ひんやりしててきもちいい。

みんなでぷかどんぷかぶらこっこ。
お池の上をぷかぷか進む。
お日様ギラギラ足ひやこんこん。
間に挟まれ気持ちいい。


ぷかぷかしてたらお昼寝タイム。
すやすやくーくーお昼寝タイム。

お目々冷めたらまりさが減った。
1、2、3の次がない。
まりさは慌てて見回した。
ゆっくりちるのは寝ぼけ顔。


「まりさのかわいいおちびちゃん!」
ゆっくりまりさはひたすら叫ぶ。
涙ぽろぽろわんわん叫ぶ。
「まってあわてることないわ!」
ゆっくりちるのが気付いて叫ぶ。
「どうして!?」
まりさが応えて叫ぶ。
「きえたのなんてきのせいよ!」
「だからどうして!?」
まりさがぷくー。

「だってきえかたわからない!」

消え方なんてわからない。
だって帰るのどうするの?
進むのなんて風まかせ。
氷の他に行く場所ない。
消えたのなんて気のせいさ。
ゆっくりちるのは自慢顔。


まりさがさらに慌てだす。
「どぼじでごん゛なごどなるのぉおぉおお!?」
まりさ三匹大慌て。
体を揺すって慌ててる。
慌てて岸を目指して揺する。
揺すったところで進まない。
だって氷は風まかせ。


ばしゃんちいさなまりさが消えた。
足を滑らせまりさがばしゃん。
氷の上からまりさがばしゃん。

「ばでぃざのがばい゛い゛おぢびぢゃん!」
「ごぼごぼだずげべお゛がばざぶっ!!」
ちいさいまりさ水面でぶくく。
あぶく残して沈んで溶けた。

ゆっくりまりさは1、2、2匹。

ゆっくりまりさが涙を流す。
叫びと一緒に涙を流す。
「どぼぢで?!がばいいおぢびぢゃん!!
あ゛ん゛な゛に゛い゛い゛ごだっだどにぃ!!」
ゆっくりちるのは思わず叫ぶ。
「せまい!」
ほんとだ氷が溶ける。



ゆっくりまりさまた大慌て。
「ぢんぢゃう!」
「い゛や゛だ!お゛み゛ずは゛ごぶぁ゛い゛!」
まりさは二匹で泣き喚く。
「せまい!」
ちるのがまた叫ぶ。
「お゛ばえ゛のぜいだなんどがぢでね゛!」
ゆっくりまりさがちるのに叫ぶ。
足場が無くておしりが濡れる。
ひんやり背筋が凍りつく。
ゆっくりまりさは震えて泣いた。

「まかせて!」
ちるのがウィンク返す。
ゆっくりまりさが泣きやんだ。
お目々まん丸ちるのを見てる。
ゆっくりちるのは満足げ。
細かいことはわからない。


ちるのはまりさに笑顔を返す。
ゆっくりまりさはてな顔。
細かいことはわからない。

まりさが叫ぶ。
「ばやぐぢで!」
氷がドンドン解けて来た。
まりさの口から唾が跳ぶ。
ちるのの鼻に一滴とんだ。
ちるのはたまらずくしゃみした。

カチン氷がまた凍る。
足ごと氷が固まった。
まりさの氷が固まった。
「ありがとちるの!」
まりさが泣いた。
ちいさなまりさといっしょに泣いた。
ちるのの氷は溶け切った。


ぶくぶくちるのが沈んでく。
まりさが必死にべろ伸ばす。
ゆっくりちるのに届かない。
ゆっくりまりさが泣き叫ぶ。

ゆっくりちるのは満足げ。
細かいことはわからない。


お日様沈んで辺りが冷える。

氷は溶けないもう大丈夫。
ゆっくりまりさは岸まで待った。
風に任せて岸まで待った。
ゆっくりちるのは水の下。

まりさはしくしく涙を零す。
氷の上に涙を零す。


岸までついたまりさとおちび。
「ありがとちるの」と最後に言った。
ぴょこんと跳ねて陸の上。
ぐるりと回り水の下。


日常トラブル安全危険。
幸せ不幸天国地獄。
一寸先は闇だった。


おかしい足が動かない。
足が凍ってはがれない。
氷の上で跳ねたらぐるり。
バランス崩してひっくり返る。
氷は足からはがれない。

ぶくぶくまりさはあぶくを吐いた。
水の下からあがれない。
氷が張り付きあがれない。
岸まで来たのにあがれない。

ぶくぶくまりさ悲鳴をあげた。
(とけちゃう!)
まりさ叫んで呑んだ。
水ががぼごぼ流れ込む。

おちびを見ると真っ黒氷。
おちびが水に溶けていた。
まりさはますます悲鳴をあげた。

(いやだ!)
まりさが悲鳴をあげる。
水の中では届かない。
助けを求めてあたりを見回す。
向うの水底何か居た。
ゆっくりちるのがそこに居た。

平気な顔してゆっくりちるの。
お池の底で魚と遊ぶ。
かえる倒してご満悦。
ゆっくりちるのは満足げ。


まりさ最後の力で叫ぶ。
(たすけて!)
ちるのはべろ振り笑う。
ゆっくりちるのは満足げ。


お水に落ちたまりさたち。
お水の下でどうなった?
きっとさっきのお魚たちと
ゆっくりお話ゆっくり遊ぶ。
細かいことはわからない。

陸にあがったゆっくりちるの。
今日の一日思い出す。
歩いた、まりさ、遊んだ、楽しい。
ゆっくりちるのは満足げ。
細かいことはわすれてる。

ゆっくりちるのは野原で眠る。
お日様出るまで眠ってる。

ゆっくりちるのは明日も行く。
細かいことはわからない。
きっと明日も満足げ。

ゆっくりちるのはいつまで行くの?
細かいことはわからない。

きっとちるのは満足げ。
死んでもきっと満足げ。

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最終更新:2011年07月29日 02:57
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