※虐待に弾幕を用いています。んなもん虐待じゃねぇ!って方はごめんなさい
※特に奇をてらったわけではありませんので、食傷気味なベテラン虐待お兄さんには物足りないかもしれません。申し訳ありません
※この物語は虐待お兄さんの日常を淡々と綴ったものです。過度な期待はしないで下さい。
ある一組の
ゆっくりのカップルが、夕日を見ながら草原で寄り添っていた。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさのカップルだった。
「いつまでも ふたりで ゆっくりしようね、れいむ……」
「ゆぅ、ゆっくりするよまりさ……」
仲良く寄り添い夕日を眺めるその後姿には、この先の幸せな未来しか見えていないように思えた。
睦言を囁きながら体を密着させ、輝かしい明日が待っているに違いないと信じている二匹。
私は遠くからその姿を見つつ、ゆっくりとゆっくりまりさに狙いを定める。
発射。
脳天、眉間、下顎。
貫くは急所三点。
私の右手より発射された小弾は、しっかりと狙った場所を貫いた。
断末魔をあげる間もなく、ゆっくりまりさは物言わぬ饅頭と化した。
私はいわゆる妖怪型の虐待お兄さんだ。
人間型のお兄さんより若干身体能力が高かったり弾幕が放てたりする。
もっとも、人間でありながらゆっくり相手だと人外の領域にまで達する虐待お兄さんは山ほどいるが。
「どゔじだのま゙り゙ざッ!? ゆっくりしずぎだよぉ……!!! おぎでよッばりざッ!!!」
物言わぬ餡子と皮になったゆっくりまりさの亡骸に話しかけるゆっくりれいむの声は涙に滲んでいた。
つい先刻まで二人で幸せな未来を描いていたパートナーが突然死んでいたのだ。
無理もない。
だがそんなゆっくりの心情を汲んでやる虐待お兄さんではない。
私はゆっくりれいむに近寄ると、まるでこちらに気づいていない様子のゆっくりれいむの髪を乱暴に掴んで持ち上げた。
「ばりざぁぁぁ…………ゆっ、いだいいだいっ! ゆっくりはなぢで!」
身を捩って私の手から逃れようとするが無駄な足掻き。
ハラハラと髪が数本抜け落ちるのみだ。
私は必死に抵抗するれいむの泣き顔と鳴き声を堪能しながら自宅へと向かった。
さよなら平和。こんにちわ恐怖と絶望。
「はなぢでよ゛ぉぉぉ!! ばりざぁぁぁぁ!!! おぎでよばりざぁぁぁ!!! いっじょにゆっぐりじようよぉぉぉ!!」
「おにいさん、ここからだして! おなかすいたよ! ゆっくりできないよっ!」
ガタガタと透明な箱でろくに動けもしないのに暴れ喚くれいむ。
そんなれいむを視界に収めつつ、私は夕食の準備をする。
今日は間食として子ゆっくり十八匹も食べてしまったから少なめだ。
白飯と味噌汁、それに漬物だ。
「ごごがらだじでよぉぉぉ!!」
ゆーん、と遂に泣き出したれいむ。
先ほども枯れるんじゃないかというほど泣いたのにまだ出るのか。
「……分かった、出してやろう」
そう言ってやると途端にパァ、と明るくなるれいむの顔。
現金なやつだ。
そう思いつつちゃんと透明な箱から出してやる。
「ゆっ! ありがとうおにいさん!」
閉じ込めた張本人に礼を言うとは。だがもう慣れっこだ。
れいむはと私が用意した卓袱台の上の食事に注目している。
そうして私が釘を刺す前にその場を跳ねると私の食事の下へ行き
「れいむのごはんよういしてくれてありがとうおにいさん! ゆっくりいただくよ! いったっだっき────」
大口を開けたれいむの口が白飯に触れようかという瞬間、れいむの口と右頬をレーザーで焼き払った。
「ゆぶぅぅぅぅ!? なにごれぇぇぇぇ!! いだいよ゛ぉぉぉぉ!!」
ゴロゴロと卓袱台から転げ落ちるれいむ。
ちなみに右頬と口はちょっと火傷しただけだ。痛みをあたえるだけの威力を抑えたレーザーだったのだ。
「ゆぶっ、まりざぁ…………。どうじでごんなめに……」
ようやく痛みが治まったのか倒れたまままた泣きはじめるれいむ。
「今のはお仕置きだ」
「ゆぅ!? おしおきってなに!? れいむはただごはんをたべようとしただけだよっ!」
左頬も焼き払ってやる。
「ゆっぐり゛ぃ!?」
「あれはお前の飯じゃない。私のだ。人の食事を奪おうとしたからお仕置きをしたんだ」
言いつつまたレーザーで縦に体の中心線をなぞるように焼き払う。
ちょっと体の表面に焼け跡がついて髪が数本ハラハラと落ちただけだが、ゆっくりにとってはまさしく身を灼かれる激痛だ。
「ゆ゛き゛ゃっ!!」
「お前だって自分のご飯が別のゆっくりに食べられたら嫌だろう? 怒るだろう?」
もう一度、今度は横にレーザーで焼く。
ちょうど十字の焼け跡が顔面にできた。
「ゆぶぶぶぶ…………。もういやだぁぁぁ、ゆっぐりじだいぃぃぃぃ!!」
散々私のレーザー攻撃に焼かれたれいむはぴょんぴょんと跳ねて縁側に向かっていった。
このまま逃げる気だろうが、誰が逃がすか。
私は跳ねるれいむの底面を狙い、通常弾を高速で発射した。
「ゆーーー!!!」
底面を抉るように通過していった通常弾。
空中で弾丸を受けたれいむはそのまま吹っ飛び障子を突き破り、縁側の柱に顔面から激突した。
「でいぶのあじがぁぁぁ!!」
私はその場で倒れたまま動こうともせず泣いているだけのれいむの顔面をひっつかむと部屋にむかって投げ飛ばした。
畳に叩きつけるように落ち、バウンドするれいむ。
壁に激突してようやく止まったれいむに私は静かに歩み寄る。
「落ち着けゆっくり。あくまで私の食事を奪おうとしたからお仕置きしたまでだ」
私は子供に言い聞かせるようにれいむに語りかけながら、懐からタバコとマッチを取り出し、タバコに火をつけ吸い始めた。
「えぐっ、えぐっ」となき続けるれいむが落ち着くまでタバコを吸い、すぱーと煙を吐き出した。
だがれいむはまだ「まりざぁ……どごにいるのぉ……」と呻いていたので我慢できずタバコをれいむに押し付けた。
「あばびゅぁぁぁぁぁ!? あぢゅいよぉぉぉぉ!?」
ジュウ、と饅頭が焼けるいい音とおもに焦げ跡がついていくれいむの体表。
右頬に押し付けたいたのを左頬、額、右瞼と移し変えながら泣き顔と泣き声を存分に堪能する。
「まりざぁぁぁぁ!! だずげでよぉぉぉ!! ゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!」
遂には今はもう亡きパートナーにまで助けを求め始めた。
流石にここまでやれば大人しくなるか、と焦げ跡を十三箇所つけた後私はタバコを再び吸い始める。
「れいむ、お前は────」
「どおじでごんなごどするのぉぉぉぉ!! でいぶなにもわるいごどじでないよぉぉ!!!」
「うん、そうだね…………で? それは私が虐待を辞める理由になってない」
私はタバコを叫ぶれいむの口の中にペッ、と吐きすてた。
「!?!?!?」
叫び吐こうとしたところを上から頭を押さえつけて阻止する。
ジタバタ暴れるれいむの体を口をしっかりおさえつけ飲み込ませた。
「ぐびゃぁぁぁぁ!!!! ゆべぇぇ!!! あづいあづいあぢゅよぉぉ!! まじゅいよぉぉ!!」
「れいむ、お前は逃げようとした。これはその罰だ。逃げようとしなければお前もちゃんとエサにありつける……分かったな?」
「ゆべぇぇぇぇ!! ゆっぐりじだいよぉぉ!!!」
「分 か っ た な ?」
左手で体を押さえつけ、右手で髪の三割をブチブチと引き抜いた。
「あぎゃぁぁぁ!!! わがりまぢだぁぁぁ!! でいぶがわるがっだでずぅぅ!!」
ようやく会話が成立したか、と心中安堵する。
ここまでやればもう無闇に逃げようとは思わないだろうが、まぁ念には念をいれておく。
私はれいむの残った髪を引っつかみ持ち上げると、底面を上にするようひっくり返す。
「これはさっさと会話しなかった罰だ」
指先からレーザーを発射し、底面を焼き始めた。
「ゆぎゃぃぃぃぃ!? でいぶのあじがぁぁぁぁ!!」
ただでさえ抉れてまともに動かせないれいむの底面を丹念に焼いていく。
底面一面が真っ黒になるまで丁寧にだ。
これでれいむは跳ねるどころか這うことすら不可能になった。
「はい。ここで待ってろよ、ご飯持ってきてやるからなぁ」
満足のいく焼きをいれることができた私はれいむを畳に置くと、隣の部屋のゆっくり用エサ箱に向かった。
部屋に残されたれいむは「ばりざぁ……」と呟いていた。
れいむを虐待した隣の部屋の隅は、一メートル四方の鉄の箱がある。
これは私が長期的にゆっくりを虐待する時に使うゆっくり用エサ箱だ。
「さて、何匹出来ているかな?」
鉄の箱の蓋を外し、中を覗く。
中にいるのはゆっくりの一家だ。
親ゆっくりれいむと親ゆっくりありす。
それに子れいむが三匹に子ありすが四匹いるようだ。
「ゆ゛ぅぅぅ!!! でいぶのあがじゃんもっでいがないでねっ!?」
「もうやべでぐだざいおねがいじまずうぅぅぅ!!!」
蓋を開けた私を見上げた親れいむと親ありすが目を向き悲哀の叫びをあげる。
私はこの二匹のゆっくりに毎日子供を作らせている。食料用にだ。
発情しやすいありすを種にれいむに身篭らせるのだ。
毎日子供を回収にくる夜に発情させ、翌日の回収時間夜までに子供を作らせる。
出産は数を稼ぎやすく早期出産が可能な植物型だ。
間違って妊娠型出産をした場合、素手でゆっくりの体に腕をつっこみ子供を引きずり出し目の前で潰してやる。
それを三回程すれば妊娠型はしなくなった。
恐らくゆっくり子供を作れば子供を連れていかれないと思ったのだろう。
「…………ちっ、まだありす種なんぞ作りよって」
私は箱の中の子ありす四匹をつまみあげた。
その際「やべでぐだざいいぃぃぃ!!!」と親ありすが涙と鼻水を撒き散らせていたので髪を一割引き抜いた。
また親れいむが「あがじゃんもっでいがないでぇぇぇ!!」と腕に噛み付いてきたので鉄箱の内壁にぶつけ餡子を吐き出させた。
「ゆぅ~? おそらをとんでるみたい~」
キャッキャと楽しそうにはしゃぐ子ありす達。
それを
「「「「ゆぐべっ!?」」」」
握りつぶす。親の目の前で。
ボタボタとクリームが指の間から滴り落ち、親ありすの顔に降り注いだ。
「言ったはずだよな? ありす種は作るな、と」
ありす種は子供でも発情し子れいむを襲ってしまう可能性があるため作ることは禁じている。
全てのありす種がそうだというわけではないが、ありす種は生来そのような可能性を内包している種族なのだ。
もっとも、どの種の子供ができるかなど、操作できるわけがないのだが。
「あ゛りずのがわいいあがじゃんがぁぁぁぁぁぁ!!」
手に残った子ありす死骸を親ありすにぶつけてやる。
ベチャ、と張り付くデスマスク。
これは親ゆっくり達のエサとなる。
子ありす種を作った場合、その罰としてその死骸を食わせる。
それ以外のエサは与えないから親ゆっくり達はそれを食べるしかない。
食べずに放った場合、あっという間に腐って鉄の箱に臭いが充満するため、やはり食べなくてはならない。
「自分で自分の子供を食べる気分ってのはどうなんだろうね、ありす? こんだけ言ってもありす種を作るだなんてよっぽど好きなんだね」
「ぢがうよ゛ぉぉぉぉ!! ありずはあかじゃんだべだぐないよ゛ぉぉぉ!!」
「いい加減煩いよ」
小弾幕を上から降らせ、黙らせる。
無数の弾丸によって嬲られた親ありすは失神した。
さて、子れいむは……。
「……何やってんだ?」
見ると親れいむが頬をぷくっ、と膨らませていた。
だがよく耳を澄ませてみると親れいむの口の中からキャッキャとはしゃぐ子れいむ達の声が聞こえたきた。
どうやら口の中に避難させたようだ。
「ゆ゛っ!! でいぶのあがじゃんはもうもっていがぜないがらねっ!!」
涙を溜めた目でキッ、とこちらを睨んでくる親れいむ。
正直笑いしか誘わない。
「なんで苦しむ方を選ぶかなぁ、ゆっくりって」
私は親れいむを両手で持ち上げる。蓋の開いている鉄の箱の上へと飛び出す親れいむ。
久しぶりに見るはずの箱の外の景色に感動した様子もなく、その目には私への憎悪しかなかった。
「れいむ。今口を開ければ────」
「いっだはずだよ! れいむのあがじゃんはもうあげないって!!」
「はい交渉決裂」
仕方が無い。
ぶち抜く。素手で。親れいむの底部を。
「ゆっ!? ゆ゛う゛っ!!!」
グチャグチャと親れいむの底部から突っ込んだ腕をかき回す。
しばらく貫くと口の中に辿り着いた。
手探りで子れいむを掴み、一匹ずつゆっくりと腕を引き抜いてやる。
「あぎゃぁッああああああ!!! ゆぶげぇぇぇぇ!!!」
一匹ずつ、一匹ずつ。
その度に体の中を異物が通る感触を味わう親れいむ。
引きずりだされた子れいむは畳の上で餡子まみれになりながらキャッキャとしている。
三匹すべて抜き出したところで親れいむを鉄の箱に叩き込んだ。
「傷を治す水溶かし小麦粉はまだ残ってるよな? ありすが起きたら塗ってもらえ」
結構大きめの穴を開けたから死ぬかもしれない。
だが一々直すのも手間だ。
なので自力で傷を直させるために用意した鉄の箱の隅にある水で溶かした小麦粉で直させる。
しかし、たとえこの親れいむが死んだところで、押入れの中には透明の箱に入ったゆっくりがあと十三匹はいるのだが。
「さて、ちょっと手間取ったな」
床で遊んでいる子れいむを持ち上げ餡子を手ぬぐいで拭き取ると、私はあのれいむがいる部屋に戻って行った。
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あの冒頭シーンの元になったAAが好きで書き始めた作品。
自分としては思い上がったゆっくりに力の差を思い知らせるのも「すっきりー」なんですが、
どうやら私は意図的にムカツクキャラを書くのが苦手なようです。
以前に書いたもの
ゆっくり合戦
ゆッカー
ゆっくり求聞史紀
ゆっくり腹話術(前)(後)
ゆっくりの飼い方 私の場合
虐待お兄さんVSゆっくりんピース
最終更新:2008年09月14日 08:08