初投稿です。
意味不です。
ネタ成分が含まれています。
今回は虐待成分少なめです。
それでも「関係ない、やれ。」という人は、どぞ。
「ゆっくり達の不幸な日 1」
1、れいむ
「ゆっゆゆ~ん♪」
れいむはまだ秋とは思えないくらい暑い、30度を越した外を歩いていた。
このれいむは一目で野良と思えるくらい、お飾り(笑)と髪をしていた。
ぽよぽよ、と効果音がつきそうなほど愉快な姿ではねているれいむはとある人影をみつけた。
「ゆ?」
れいむは人間が怖いことを知っている。だが、この人影は、今まで出会った人間の中でもトップクラスの恐怖を感じた。
恐る恐るれいむは定番とも思えるセリフを言う。
「ゆ、ゆっくりしていってね!!」
「・・・・・。」
何も言わない。れいむはまだその者の顔を見ていない。丁度れいむの見えない位置にいる。
(なにもいわないだなんて、むのうなにんげんさんだね!)
れいむは顔をしかめた。
「ジャリ」 と人影の人物がれいむの方を見る。
黒髪、肩の所まであるだろうか。顔は白く、目は、髪と同じくらい黒、真っ黒だった。姿は真っ白のワンピースを着ている。歳は十~一、二歳だろうか。
「・・・・・。」
無言。場の温度が急激に下がった気がした。
「ゆっ!?」
れいむは本能的にあの人間から逃げていた。あれは危険だ!と本能が叫んでいる。
(あのにんげんさんは、とてもゆっくりできなさそうなにんげんさんなきがするよ!)
(まりさ、おちびちゃんたちにしらせなきゃだよ!)
「・・・・・ふふっ」
少女は静かに、心底楽しそうに、これからどんなことをしようかと、思いながられいむのあとを追っていった。
2、まりさ
「ゆっ!ゆっ!」
まりさは走っていた。もう冬が近くなる季節をぱちゅりーが教えてくれたからだ。
だが、ここ最近の暑さは、本当に冬が来ているのかどうか、まりさは迷いながらも狩りをしていた。
「こんなところにきのこさんがあるんだぜ!このまりささまにとられるんだぜ!」
だが、早くから準備をしていて損はない。順調に狩りを進めてゆくまりさだった。
・・・大きすぎる独り言に誰も反応してくれないのは想定内の事だろう。
「もうたっくさんごはんさんはあつまったんだぜ!」
ぶんぞリかえりながら、巣へと帰っていくまりさであった。
「かえったんだぜ!」
「「おきゃえりにゃしゃい!!」」
「まりさ!たいへんなことがおきるきがするよ!」
「ゆゆっ!?どうしたんだぜれいむ!?」
家に帰るとれいむが顔を真っ青にして待っていた。
「い、いまおこったことをありのままにはなすよ!れいむは・・・・・・・・・ ・・ ・
「それはゆるせないにんげんさんだぜ!まりささまのかわいいれいむをなかせるだなんて、さいっていのくずだね!」
「まりさぁぁ!こわかったんだよぉぉぉ!」
「「おちょおさん!くじゅをせいっしゃいしてね!!」」
「わかったんだぜ!でも、とりあえず、長に「ようきけんじんぶつ」にしてもらうよう、まりさがじきじきにたのみにいくんだぜ!!」
外では、闇のような黒い瞳が巣の中を見ていた。
3、ぱちゅりー
「ぱちゅりー!れいむがこわいにんげんさんにおそわれたんだぜ!」
「むきゅっ!?それはどういうこと!?ぱちゅにもくわしくおしえなさい!」
まりさが凄い勢いでぱちゅりーの場に来たのはついさっきの事だった。
「じつはかくかくしかじかで・・・・ ・」
「だいたいのことはわかったわ!むらのみんなにもつたえておくようするわ。」
ぱちゅりーはまりさの言葉をあっさりとうけいれた。
まりさが巣へ帰って行くのを見守りながら、ぱちゅりーは昔いたむらを思い出した。
「おさ!にんげんさんがくるよ!!」
ひとりの若いゆっくりが叫びながらむらにはいってきた。村全体にざわめきが走る。
「おさ!どうにかしてよ!」
「れいむはかわいいからたすけてね!」
「ゆんやぁぁぁぁ!!きょわいよぉぉぉっ」
様々な悲鳴や命乞いのようなものが村の中から聞こえる。
ぱちゅりーはまだ子ゆっくりだった。
「おかーさん。にんげんさんってこわいの?」
「ええ。とてもこわいものよ。おおきくて、ぱちゅたちよりもつよいのよ。」
この親ぱちゅりーは人間の怖さを知っているようだ。
「おとーさんよりもつよいの?」
「むきゅう・・・・どうかしら・・・」
子供に「父は弱い」だなんて言えるゆっくりは少ないだろう。
「お、おなじくらいじゃないかしら?」
母は死んだ。父も死に、姉妹とも離れ離れになった。
ぱちゅりーは人間が憎かった。
4、少女
ゆっくりがいた。
これはきっと子持ちだろう。
「もしもし?お兄ちゃん?」
「おお妹よ。どうしたんだぁい?」
電話に出たのは近所で有名な私のおにいちゃん。ゆっくりが大好きなの。
「今日ゆっくりにあって、顔みられて逃げられたの。」
「なにぃ?俺のかわいい妹の顔を覚えて逃げやがっただぁ?いい度胸してんじゃぁないか。」
「今いつもの林の中にいるの。ブランコの近くにいるから、お兄ちゃんもこっちこない?」
「おう、まってろ。家のゆっくりの散歩も一緒にしてやるしなー。」
パタン と携帯を閉じ、お兄ちゃんが来るのを待った。
つづく
最終更新:2015年07月24日 09:52