注意書き
あまり元ネタを覚えてないので詳細を突っ込まないであげてください
長いです
おそらくぬるいです
人間も酷い目にあいます
ゆっクエ
ここはある村の民家の一室、そこにあるのは簡素だがふかふかで柔らかそうなベッド。
そこで「ゆふぅ~、ゆふぅ~」と寝息を立てる饅頭一つ。
そうゆっくりだ。
もう日が昇って随分たつがよだれをたらしながらすやすや憎らしいほどの笑顔で眠り続けている。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!
「れいむそろそろ起きなさい!」
「ゆ、ゆっくりめざめたよ!!」
扉を激しく叩く音で目覚めるゆっくり、どうやら種類はれいむ種だったようだ。
「ゆ?なんののここ?れいむおうちでねてたのに・・・。」
れいむは扉を開けて入ってきた人間に話しかける。
「なに寝ぼけてるのれいむ、ここは貴方のおうちでしょう。」
れいむにそんな覚えは全くなかったが今まで住んでいたおうちより広く、綺麗だったので人間の言葉に乗ることにした。
「ゆ!そうだったね!ここはれいむのおうちだったね!ゆぅ・・・でもまだれいむはねむいんだよ!ばばぁはしずかにでていってね!」
「何を言ってるの!今日は王様の所に行く日でしょう!さっさと起きて!さぁ早く!」
そういうとその人間はれいむのもみあげをむんずとつかみずるずると引っ張っていく。
れいむは体をひねり、もみあげをぴこぴこ動かし抵抗するがゆっくりの力ではどうにもならない。
「いだぃぃぃぃぃぃ!!れいむのもみあげひっぱらないでぇぇぇぇ!!」
途中に階段や石畳を通ってきたので城の前に着いた頃にはれいむは虫の息だった。
「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"・・・」
「さぁれいむ、王様に無礼の無いようにね・・・っと!!」
そう言うと今までれいむを引きずって来たその人間は城と町をつなぐ橋のまえでれいむを思い切り投げつけた。
「ゆぎゃあああああああああ!!おおおおそそそそららららをぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!・・・ゆべしっ!!」
思い切り扉に叩きつけられたれいむ。
その音に気づいた衛兵がれいむの前にやってきた。
「おお、れいむ様ですね?王様がお待ちです。どうぞこちらへ!」
「ゆげぇ・・・ぞのまえにでいぶをだずげ・・・ゆぎゃああああああ!!でいぶのもみあげもだないでぇぇぇぇ!!」
その衛兵は言葉こそ慇懃であったが結局はさっきの人間と同様に今度は逆側のもみあげを持って謁見の間へと連れて行った。
なんとか謁見の間には着いたもののれいむの姿は酷い物だった髪も体もぼろぼろの土だらけ埃だらけ。
まあ通常なら死んでもおかしく無いほど痛めつけられているのだから無理も無いことではある。
「ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・」
れいむはすでに虫の息でただすすり泣くのみだ。
しかし王様は連れてこられたれいむの様子を気にすることもなく話し始める。
「おおれいむよ、よくぞきてくれた!実は魔王が復活し世界各地で悪さをしておるようなのじゃ。
れいむよ、お主魔王を倒しに行ってはくれまいか?」
「ゆべぇ・・・ぞんなごどより・・・でいぶをだずげろぉぉぉぉ・・・」
はい
→いいえ
「そんなことを言わずにやってはくれまいか?」
「やだっでいっでるでじょぉぉぉ・・・はやくたすけてねぇぇぇ・・・」
はい
→いいえ
「そんなことを言わず(略」
「やだっで(略」
- そんなやりとりを百回ほど続けるうちにれいむもだいぶ回復してきたようようで、
「そんな(略」
「やだっでいっでるでしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!そんなどもわがらないの!!ばかなの!!しぬの!」
はい
→いいえ
「そ(略」
「ゆっぎゃああああああああああ!!だまれぐぞじじぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
さらにそんなやりとり百回ほど続けるとれいむも流石に諦めたようで
「ゆぅ・・・わかったよ・・・れいむがまおうさんをたおしにいくよ・・・」
→はい
いいえ
「おおれいむよ!やってくれるか!よし、まずはユトの洞窟まで行ってくれ。
勇者の証をてにいれるのじゃ。」
「ゆぅ、めんどくさいけどしかたないよ。ゆっくりがんばるよ!」
「それとささやかながら贈り物をさせてもらうぞこの宝箱をあけるのだ。」
「ゆっくりわかったよ!!」
宝箱を開けるれいむ。まず出てきたのは100ゴールド。
「ゆぅ~♪なんだかとってもきれいでゆっくりできるよぉ~ゆ~ん♪」
次に出てきたのは薬草
「ゆ!おいしそうなはっぱさんだね!む~しゃ、む~しゃ・・・ゆげぇっ!!ぺっぺっ!!にがいよ、まずいよ!!
もっとおいしいものをちょうだいね!ぷんぷん!!」
次はたいまつが出てきた
「なに、このぼうさん?ゆっくりかじるよ!ガジガジ・・・硬いしぜんぜんおいしくないよ!こんなのいらないよ!」
そのままれいむはぽいっと捨ててしまった
れいむは未練がましく箱をあさるがいくら探そうとこれ以上は何もない。
「おうさまのくせにしけてるよ!もっとおいしいものをちょうだいね!ぷんぷん!」
そんなことをちっっっっと気にもせず王様はれいむに言う。
「さあれいむよ!とっとと世界を救いにいくのだ!!」
そう言うと王様はそばに控えていた馬鹿でかい鎧を着込んだ馬鹿でかい近衛兵に合図をする。
すると近衛兵はれいむにちかづきむんずとつかむ。
「や、やべでぇぇぇぇ!!れいむのあたまがぁぁぁぁぁぁ!!
近衛兵はれいむの頭が引きちぎれるほど強みつつ窓に近づきれいむを頭の後ろに構える。
そしてそのまままどかられいむを投げ飛ばした。
「おそらをとんでるみたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・(早口)」
そのまま町のほうへ飛んでいく。
「・・・ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ・・・ゆぎゃべらっ!!」
そのまままた石畳に叩きつけられるれいむ。普通なら確実に死んでいるところだが、
この世界では街中でどんなに死ぬような目にあっても死ぬことは無い。
- とはいえほぼ黒いしみになってしまったれいむは流石に再生に時間がかかり一時間ほどは動けなかった。
「・・・ゆはっ!!(きょろきょろ)ここどこ!!なんなの!!どういうごどなの!!
もうやだぁぁぁぁぁ!!おうぢがえるぅぅぅぅぅぅぅ!!」
そのまましばらくゆーゆー泣いていたが誰も助けてくれないので諦めて動くことにした。
するとちかくに人間がいたので話しかけることにした。
「ゆ!おじさんゆっくりしていってね!!」
「ようこそ、ここはユダトームの町です。」
どうやら自分に友好的なようだと思ったれいむは再び話しかける。
「おじさん、ここはどこなの?れいむのおうちはどっちなの?」
「ようこそ、ここはユダトームの町です。」
「ゆゆっ!?」
男は全く同じ台詞を返してきた。
「そんなこときいてないよ!とっととれいむのおうちがどこかおしえてね!!」
「ようこそ、(略」
「ゆぎぃぃぃぃぃ!!わかったっていってるでしょぉぉぉぉぉ!!」
れいむは諦めずなんどもはなしかけたが気を抜いたとこに男が移動をはじめ危うく踏み潰されそうになったので逃げるように男からを離れた。
「ゆひぃ・・・ゆひぃ・・・なんなのあのおじさん、ぜんぜんゆっくりしてないよ・・・ゆひぃ」
しかたないのでれいむは町を出ることにした。
「ゆっくりまちからでるよ!!」
そこはなにもない広い草原、いやよく見ると遠くに城が見えるではないか。
「ゆっ!あれはさっきのおしろだよ!あっちがれいむのおうちだね!」
ご機嫌になったれいむはぽいんぽいんと草原を駆ける。
しかしなにかの電子音がするとどこからともなく青いたまねぎのような形をした生き物が出てきた。
よくみるとどことなくゆっくりに似ていなくも無い。お友達になりたいのかなと思いれいむはその青いのに話しかけた。
「ゆっくりしていってね!!」
スライムの攻撃、
ポイン
「ゆぎゃぁぁぁぁああああああああああっ!!」
れいむに1のダメージ、れいむはしんでしまった。
れいむたちはぜんめつした・・・
「・・・なにこれ?」
俺の友人B(以下B)が俺(以下A)に話しかける。
A「ふふふ、どうだ?コレが俺の自信作ゆっくらクエスト。略してゆっクエだ!」
B「糞ゲー乙、と言わざるを得ない。」
A「オィィィ!!そりゃないだろ!苦労したんだぜコレ!」
B「糞ゲーとしか言えないだろ・・・常識的に考えて・・・。シナリオとか敵とかモロパクりじゃねえか。」
A「いやいや、まあ確かにシナリオと敵に関しては弁解の余地は無い。でもれいむの思考パターンやらやられる時のグラフィックやらは千種類以上あるんだぞ!
毎回れいむの反応が違うんだ!」
B「その情熱を他のところにつぎ込めよ!しかしドット絵でよくやるわホントに・・・。まあそれはいいが主人公のれいむが弱すぎるだろ。」
A「いや、俺もそう思うんだがなぜか強くしようとするとエラーになるんだよ。だから結局パラメーターは全部1ということに・・・。」
B「ゲームバランスどうこうのレベルの話じゃねーぞ。」
A「まあまあ、いいじゃないか。少しやれば強くなって戦い楽になるから。シナリオも適当なのからちょこちょこパクってるから悪くは無いはずだ。」
B「自慢げに言うな。・・・まあ、いいかじゃあもう少しやってみるか。」
「ゆはっ!!・・・ゆぅ?ここどこ?」
ゲーム再開、ちなみにここはさっきの謁見の間である。
「おおれいむよ死んでしまったのか、情け無い。一日も早くお前が魔王を倒してくれるのを待っているぞ。」
「なにいってるの!もうやだよ!!れいむおうちかえる!!」
といって動こうとするがれいむの体はぴくりとも動かない。
「ななな、なんでぇぇぇぇ!!れいむのからだうごかないよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
今頃になってれいむは自分の体が自由に動かないことに気がついたらしい。
そうしてじたばたしているとまた近衛兵がやってきて窓から思い切り投げられてしまった。
「おそらを(略」
B「なぁ、コレ毎回こうなのか?」
A「まあな、死ぬたびここに戻される。まあ毎回れいむの反応は違うけど。」
B「お前の偏った技術力には時々驚かされるよ。」
A「褒めるなよ、照れる。まあとりあえず今度は装備を整えて町の人の話を聞いてみるといいと思うぞ。」
B「まあRPGの定石だわな。そうするか・・・。あと褒めてねえよ。」
れいむは自分の意思にとは関係なく武器屋に来た。店内には楽しげな音楽が流れている。
「いらっしゃいませ何をお求めですか?」
「ゆ!おじさん、かわいいれいむになにかおいしいものをちょうだいね!」
→たけざお
こんぼう
どうのつるぎ
ぬののふく
かわのふく
かわのたて
「たけざおだな?早速装備していくかい?」
「ゆー!!じじぃ!!なにいってるの!!おいしいものちょうだいっていってるでしょ!!ばかなの!!しぬの!!」
→はい
いいえ
「そうだよな、折角買ったんだから装備していかなきゃな。」
「ゆぎぃぃぃ!!ばかなじじぃはさっさとしね!!」
そうれいむが言うと店主が急に竹ざおを構えれいむに向かって投げた。
「・・・オラァッ!!」
「ゆぴぃっ!!」
れいむは死んでしまった。
れいむたちは全滅した・・・。
B「おい!なんだよこれ!!」
A「おー、お前運がいいな。これなかなか見れないんだぜ?れいむが人間になめた口を聞いて店主の怒りゲージがMAXを超えると起こるイベントなんだ。」
B「どんな死にゲーだよ・・・」
A「あ、ちなみにれいむはたけざお装備できないぞ。」
B「はぁ?なんだよそれ、じゃあなんならできるんだ。」
A「えーっとそこの武器屋でできるのは・・・ぬののふくかな?」
B「そんだけ!?」
A「そうだな。でも人間用だから装備すると前が見えなくなって攻撃が外れまくるぞ。」
B「ちょ、おま。」
A「リアリティを追求したくてな。」
B「もういい・・・装備はあきらめる。」
再びあのコントを終えて町に戻ってきたれいむ。
A「じゃあ町の人に話しかけてみようか。」
B「なんか嫌な予感しかしないぞ・・・。」
「ゆ!おじさんゆっくりしていってね!!」
「ここから北東に行くとユトの洞窟があるぞ気をつけていくことだ。」
B「今のところ行ける気配が無いが。」
A「まあ気長にな、気長に。」
そしてほかの男にれいむが話しかける。
「おにいさん、ゆっくりしていってね!!」
「・・・ん?おお、ゆっくりか!じゃあ・・・ヒャッハーーーーーーー!!虐待だぁーーーーーーーーー!!」
「ゆゆぅ!?」
戦闘の音楽が鳴り響く。
B「オイ、なんか戦闘に入ったぞ。」
A「あ~、コイツに話しかけちゃったか。」
B「なんなんだよこれ。」
A「虐待お兄さんだ。話しかけると襲ってくるぞ。」
B「マジかよ・・・どんだけトラップしかけてんだこのゲーム。」
A「ちなみに町にいるキャラの三人に一人は虐待お兄さん、お姉さんだ。」
B「きが くるっとる。・・・でもダメージ0だな、なんで?」
A「そりゃ虐待お兄さんだからな。なかなか死なないようにギリギリの攻撃をしてるんだ。」
B「ホントお前ってやつは・・・」
A「ちなみにこいつは絶対倒せん。HP10000/10000で最強武器でもダメージ0だからな。」
B「もうわかったよ・・・さっさと進めよう。」
「ゆげげげげげげ・・・ごろじでぇぇぇぇぇ・・・」
「ヒャッハーーーー!!まだまだいくぜぇぇぇぇぇぇ!!」
「ゆぎゃべぶらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
再びコントを終えて、町での情報入手もなんとか終えて。
町の外に出て敵を倒すことにした。
スライムがあらわれた
「ゆっ!!さっきのゆっくりできないたまねぎさんだね!!もうゆるさないよ!!ぷんぷん!!」
スライムの攻撃!スライムの攻撃ははずれた。
「ゆっふっふ、れいむのかれいなすてっぷでかわしたよ!じゃあたまねぎさんはさっさとしね!!」
れいむの攻撃!れいむの攻撃ははずれた。
「どぼじでよけるのぉぉぉぉぉぉぉ!!」
~長くなるので中略~
「ゆりゃぁぁぁぁぁ!!」
「ピィ~~~~」
れいむはスライムをたおした。
スライムをたおした。
「やったよ!たおしたよ!」
たらたらったったった~
「ゆ、れべるあっぷだよ!!」
れいむのレベルが2になった。
ほっぺのもちもち感が1あがった。
髪のつやが2さがった。
ゲスさが1あがった。
おなかが1へった。
あたまが2わるくなった。
むしばになった。
あんよのかたさが1あがった
『バント職人』を手に入れた
餡子が1甘くなった。
体力が1ふえた気がする。
B「・・・もう突っ込む気力もなくなってきた。」
A「あ~あ、虫歯は医者がいないからジョーブ博士に会わないと治らないぞ。」
B「何を混ぜてんだお前は!!ジャンルが違うだろ!!
だいたい上がってるパラメーターおかしいだろ!!なんだあれ!!役にたたねぇのばっかじゃねえか!!
A「いや、パラメーター作ってたら楽しくなってきちゃって・・・色々作ってたらメインのパラメーターが上がらないのなんのって。」
B「あああああああああああ!!ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やってられるかこんな糞ゲー!!
リセェェェェェェェェェットォォォォォォォォ!!」
A「あ!バッカ!!お前!!いきなり切ったらデータが・・・!!」
AがBからコントローラーをひったくり急いでセーブデータを確認すべく電源をつける。
でんでんでんでんでんでんでんでんで~でん
ぼうけんのしょ1がきえました
ぼうけんのしょ2がきえました
A「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
俺の数十時間がぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「もうすぐまおうのしろだよ!!みんながんばろうねっ!!」
「「「えいえいゆ~!!」」」
れいむはここまでの厳しい試練を思い出し感傷に浸っていた。
何百・・・いや、何千回死んだことだろう。
何度も死んで酷い目にあって、でもその度旅の途中で出会った仲間達が励ましてくれた。
冷静で都会派の賢者のありす、優しくて何でも知っている僧侶のぱちゅりー、そしてかっこよくて頼もしい戦士のまりさ。
ついに魔王の城まで後一歩なのだ。そしてれいむは前々から決めていることがあった。
「ねぇまりさ。」
「ゆ、なにれいむ?」
「もし、もしもまおうをたおしたら・・・あのね・・・れいむとけっ・・・」
「むぎゅううううううううううう!!なにあれぇぇぇぇえええええええええ!!」
ぱちゅりーがかつて聞いたことも無いほど大きい声で叫んでいる。
何事かとそちらを見てみると空が真っ暗だった。
いや、暗いというか何もなくなってしまっている。
「ゆぁぁぁぁあああああああ!!なにあれぇぇええええええ!!おそらがまっくらだよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ゆっくりでぎないぃぃぃぃぃぃぃいいいいいい!!」
すると空だけではなく、周りの風景も消えてきている。
「ゆぁぁぁぁぁぁぁ!!やまさんがきえてるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「むきゅぅぅぅぅぅぅぅ!!もりさんもよぉぉぉぉぉ!!」
「まっぐらざん、こっぢぎでるよぉぉぉぉ!!ごないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「びんな、にげるよっ!!これじゃあゆっぐりでぎなぐなるよ!!」
四匹は草原を必死にはね続ける。
「「「「ゆっはゆっはゆっはゆっはゆっは・・・」」」」
しかし体の弱いぱちゅりーには他のゆっくりについていけるはずもなく・・・
「むぎゃぅっ!!」
石につまづいて転んでしまった。
そこを容赦なく真っ暗が襲う
「むっぎゃぁぁぁぁぁあああああああ!!ぱちゅが・・・ぎえで・・・い・・・ぐ」
「「「ゆぁぁぁぁぁ!!ばづゅりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」」」
ぱちゅりーは真っ暗に飲み込まれてしまった。いや、飲み込まれたというよりはまるで分解されたといったほうが正しい。
「いやぁぁぁああああああああ!!ゆっくりできないわぁぁぁあぁああああ!!じにだぐなぃぃぃぃぃぃいいいいいい!!」
ありすはあまりの恐怖に二人とはぐれてどこかに行ってしまった。
しかしその直後「ゆぎゃ!!」っと言う悲鳴が響いた。
真っ暗に飲まれたのかもしれないし、崖から落ちたりしたのかもしれない。
いずれにせよありすがもうこの世にいないことは明白だった。
「ばりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ごわいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ばりざもこわいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ついに二匹は岩の上に取り残されてしまった。周囲はもう真っ暗で、岩も徐々に沈んできている。
「ばりざっ!!ぜまいよっ!!もっどぞっぢにづめでねっっ!!!」
「むりだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ばりざがおぢぢゃうでじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そうこうしているうちにどんどん岩は沈み始めている。
「ゆぁぁぁああああああああああああ!!こわいいいいいいいいいい!!」
「ゆっゆっゆっゆ・・・ゆぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どんっ
「ゆっ?」
れいむはなにかの衝撃受けた。
その瞬間、自分の体がふわりと浮かぶのを感じた。
『ゆぅ~おそらをとんでるみたい。』
そんなことを考えていた。
不思議と恐怖は無かった、ただ一つ悲しいことがあった。
それはれいむ愛したまりさの顔がいままでで一番醜かったことだ。
『まりさ、わらって。いつもみたいにたのもしいおかおをれいむにみせてね。』
そう思いながられいむの意識は虚空に消えていった・・・。
「ゆっ・・・ゆっへっへ・・・まりささまはわるくないんだぜ・・・ぜ、ぜんぶれいむがわるいんだぜ・・・
れいむがいやがるまりささまをむりやりつれてきたんだぜ・・・だかられいむはしんでとうぜんなんだぜ・・・ゆっへっへ・・・。」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「ゆっ!?」
ついに魔王の城まで崩れてしまった・・・。
そして、空を覆いつくすほどの真っ暗がこちらに向かってくる。その様はまるで巨大な真っ黒い津波だ。
「ゆへっ・・・ゆひゃひゃひゃ・・・ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!ゆはははははははははははははははははははは!!
ごめんね、れいむ。 」
A「おまえなぁ・・・どうしてくれんだよ・・・俺のれいむが・・・まりさがぁぁぁ・・・」
B「悪かったって・・・今日の夕飯代は俺が持つから勘弁しろよ。な?」
A「マジで!?じゃあ肉だな、肉!!意義は認める、しかし決定は覆さん!!」
B「うわぁ~マジかよ・・・あ~畜生!わぁ~ったよ!!今回だけだぞ。」
A「えっ!!肉でいいのか!!こりゃぁ明日は雪だな。間違いねぇや。」
B「黙れ、今から牛丼に変えてもいいんだぞ。・・・まあ俺も気持ちはわからんでも無いからな。」
A「なんかあったのか?」
B「あの元ネタのゲームでちょっとな・・・」
A「ああ、あれか。」
B「あの音楽反則だろ。」
A「こだわってますから。」
B「まぁ肉食って嫌な事忘れて今日は寝ちまえ。な?」
A「何言ってんだ?飯食ってスタミナつけてこれからまた攻略だろう。」
B「・・・お前って本当逞しいな。」
A「お褒めにあずかり光栄の極み。さぁ!肉だ!!食うぞぉぉぉぉ!!」
B「へいへい・・・あんま肉ばっか食うなよ。」
続く・・・かもしれない
あとがき
他のゲームで話を考えていたのにこんな感じになりました。
なんで毎回話がいったり来たりするのか・・・。
ホントにこんなゲームがあればなぁ・・・かなりやってみたい。
あとなんか書いてるうちにガキの時分に読んだ『ぼくはゆうしゃだぞ』って言う絵本のことを思い出して悲しくなった。
謝れ、あの頃の俺に謝れ。
あと一応ユマンジュゥのときの二人とは別人です。
まああとで設定変えるかもしれませんが・・・。
ではまた今度お会いすることがあれば。
今まで書いたもの
- ゆっくりコールドスリープ
- ゆっくりを効率的に全滅させるには。
- ユマンジュゥ
- きれいなゆっくりの作り方
- ゆっくり達のバザール
最終更新:2022年05月03日 23:50