ゆっくりの増加に伴い、ゆっくりを食品加工するだけではどうしてもゆっくりが余ってしまうようになった。
そこでゆっくり加工場はゆっくりを使った生活用品を開発し始めた。
僕も加工場で製造された商品を店頭に並べている者の一人だ。
その中でも特に売れている製品が『携帯ゆっくり』だ。
今日はその説明をしようと思う。
それはガマ口の財布のような形状のケースの中にちびゆっくりが入っているだけという単純な構造をしている。
ケースのガマ口を開けると中に入っているゆっくりの口も強制的に開くように作られており、
開くと大口を開けたゆっくりが待ち構えてるというわけだ。
使い方は自由だ。どう使ったっていい。
例えばタバコの灰皿として使用したり、排泄物を処理する便器にしていたり、ゆっくりを取り出していじめたりと様々だ。
ただ、開発する側の意図としては、ごみ箱として使用するために開発されたようだ。
飲み込んだものを餡子にするうえに排泄という機能がゆっくりにはないので大変クリーンである。
また、銀髪の薬師によって開発された成長抑制剤によってゆっくりが成長しないので、大きくなって困るということが無い。
しかし残念なことになんでも捨てれるというわけではない。
ゆっくりが消化できない金属や鉱物といった無機物や、生物は消化できない(ただし口の中で噛んで殺せる生物ならOK)
他にも毒物などを飲ませてしまえば餡子を吐き出し死んでしまい使い物にならなくなる。
逆にそういったことさえ守れば長持ちする。
今後のリリース予定は以下の通りである。
家庭用として中ゆっくり~大ゆっくりによるゆっくりごみ箱。
携帯用のちびゆっくりとは違って口が大きいので、一度に多くのゴミを飲み込めるというわけである。
欠点はちびゆっくりと違って育てる手間があるということか。
他にはレアものの高級品としてゆっくりゆゆこ製の携帯ゆっくりだ。
大きく重いので携帯にはあまり向かないが、大抵のものは飲み込んで消化できるという利点がある。
ただし塩分の濃いものは成仏(?)するので飲ませてはいけない。特に清めた塩なんて一発KOだ。
ゆっくりレティのゴミ箱はないのか?
と聞くと、ゆっくりレティは加工場にとって不可欠かつ希少なので製品には出来ないという。残念だ。
今まで品薄状態が続いていたが、最近製造工程が簡略化されたので近々大量に出荷するようだ。
その際はぜひ僕の店へ出向いてほしい。
終
最終更新:2022年05月21日 21:56