「ありずだぢなにもわるいごどぢでないよ!どほぢでそんなごどずるのおおお!?」
1週間前までは仲良く遊んでいたはずの姉妹を、何の抵抗もなく食い殺す子まりさ達に向かってありすは叫んだ。
その表情は怒りよりも、憎しみよりも、悲しみよりもずっと混沌とした感情に歪んでいる。
が、この場にまりさを除いて彼女の感情を理解しようとするものはいない。
「ゆぅ・・・おちびちゃん、ゆっくりできないよぉ・・・」
「なにいってるの!ゆっくちたべてあげちゃんだよ!」
「おにーしゃんがゆっくちできることだっていってちゃよ!」
例外とも言えるあるまりさも見ての通り弱腰な上に、子ども達から男ほどの信頼を得られていない。
要するに、男の威光を借りた子まりさ達の凶行を止められるものはいないのだ。
「ゆっくちおいちかったね!」
そんな事を知ってか知らずか、子まりさ達はケージの中心で赤ありすの味について語り始めた。
とろっとしていて舌触りが良かっただの、甘くてゆっくりしていただの、まさに言いたい放題である。
しかし、彼女達を、彼女達の横暴を止めようとするもは誰もいない。
「ああ、そうそう。食べたくなったらいつでもそのレイパー共を食べてもいいからな」
唯一それが出来る男はそんな恐ろしいことを口走るとゆっくりとした足取りで部屋から出て行ってしまった。
翌日、目を覚ましたありす達は早速恐ろしい光景を目の当たりにすることになる。
ひとりでころころ転がって遊んでいた末妹ありすがうっかりまりさ達のスペースに入ってしまったのが原因だった。
「ゆゆっ!いまあのれいぱーがこっちにはいってきたよ!」
「ゆーーーーっ!まりしゃたちをすっきりさせるつもりだよ!」
「ゆゆっ!ちぎゃうよ・・・ありしゅ、れいぴゃーぢゃにゃいも゛ん!?」
罵声を浴びせながら3匹の子まりさは必死に抗議する葛饅頭を取り囲む。
「れいぱーはゆっくりだまってね!」
にんまりと笑みを浮かべた長女まりさが怒鳴りつける。
「しょーだよ!れいぱーはれいぱーなんだよ!」
長女に続いて大声で罵倒したのは次女まりさ。
2匹の口元にはよだれが垂れており、その視線は赤ありすの中のカスタードに注がれている。
「ゆーっ!まりしゃもうがまんできなよ!」
そう言って我先にと末妹ありすに齧り付いたのは三女まりさだった。
「ゆぴぃ!?」
「ゆゆっ!まりしゃだけずるいよ!」
「まりしゃもたべるよ!」
こうして末妹ありすのちいさな体に3匹子まりさが群がり、凄惨な虐殺が始まった。
「むーしゃむーしゃ、それなりー」
「ぴぎぃ!?」
「すけすけさんはゆっくりどっかいってね!」
「びゅ!?」
「まりしゃはあまあまさんがたべたいよ!」
「ゆきゅ!?」
頬を、後頭部を、額を次々に食い破られ、その度に赤ありすが小さく悲鳴を上げた。
だが、3匹は構わず彼女の皮をむさぼり続ける。
透明な皮の中で涼しげに揺れる美味しそうな、甘いカスタードを目指して。
「ゆゆっ!おちびちゃんたち、ゆっくりやめてね!?」
「ゆうううううう!やめなさいよ!いたがってるわ!?」
「ゆえええええん!ありぢゅのいもうぢょがああああ!?」
「「「うっひゅぃやへへー」」」
その惨劇を見つめながらありすとまりさ、そして赤ありす達が必死に止めて訴えている。
しかし、3匹は止める気配を一向に見せない。
男の許可がある以上、まりさにだって手が出せないことを知っているから。
「ぴぃぃぃいいぃ!?」
「ゆーーっ!あまあまさんがでてきたよ!」
「ゆっくちたべるよ!」
やがて、子まりさ達の執拗な攻撃が実を結び赤ありすの命の源であるカスタードが漏れ出した。
瞬間、3匹はそこへ一斉に群がって姉妹で押し合いへし合いしながら甘い汁を啜ろうとする。
「ゆゆっ!まりしゃがみつけちゃんだよ!おねーしゃんはじぶんでみつけちぇね!?」
そう言って他の2匹を押しのけようとする次女まりさ。
が、長女まりさも三女まりさも彼女の文句なんてお構いなし。
「ゆっくちー!まりしゃもあまあまちゅーちゅーするよ!」
「おねーしゃんだけずるいよ!まりしゃもあまあまさん!」
ゆーだのやーだのと言い合いながらも3匹はカスタードを分け合い、数分後には赤ありすを食べ終えた。
3匹の中に、彼女が自分達の妹であることを気に留めるものは1匹もいなかった。
翌日には4つ目の赤ありすが食べられた。
当然、食べられる前には身も心もボロボロにされてしまった。
その次の日には薄皮の次女ありす。
これといって遊べるものでもないのでさっさと食べられただけ幸せだったかもしれない。
更にその次の日には長女ありす。
先日と同じように散々縄として酷使された末に三女子まりさに踏み潰されてずっとゆっくりしてしまった。
最後はピザのように平べったくなった三女の赤ありすだった。
その形状ゆえに非常に食べやすかったらしく、子まりさ達曰く「いちばんゆっくりしたたべもの」だったらしい。
こうして再会から1週間が過ぎた頃には、ケージの中にいるありす種はありす1匹だけになってしまっていた。
ありすは死を覚悟していた。
赤ありすが全員が子まりさ達に食べられてしまった今、次に食べられるのは自分だろう、と。
しかし、その予想は朝早くにやってきた男の手によって覆された。
「よぅ、ちびども」
「「「おにーしゃん、ゆっくちちていってね!」」」
「ゆっくりしたい所なんだがな・・・今日はお前らをある場所に連れて行かにゃならないんだ」
そう言うと男はケージを布で覆ってから持ち上げ、中にいる5匹をある部屋へと連れて行った。
布が取り払われ、開けた視界に広がる光景はありすもまりさも子ども達も見た事のない部屋。
ありすだけ、どこかで見たような気がすると感じたが、何故そう感じたかは本人にも分からなかった。
「ゆゆっ!おにーしゃん、ここどこ?」
「ここはお前らの新しいおうちだ」
「ほんとうに!とってもゆっくちちたおへやだよ!」
「ゆぅ?でも・・・しらないれいぱーがいるよ?」
子まりさの視線の先、部屋の中心で1匹のありすがすやすやと寝息を立てている。
サイズはありすやまりさと同じ程度の大きさだが、髪の毛や皮のハリはあまり良くない。
自分達の部屋にそんなものがいることの不自然さに子まりさ3匹は体を傾け疑問符を浮かべた。
「まあ、その辺は後で話す」
「「「ゆっくちりかいちたよ!」」」
男にどこまでも従順な子まりさ達は彼がそう言うと、広い部屋での新しい生活を想像して微笑んだ。
その傍らで男が透明な箱と呼ばれる有名な虐待道具を用意していることにも気づかずに。
用意した箱の数は4つ。そのうち3つは子ゆっくり用で、1つだけが成体ゆっくり用の大きなものだった。
「さてと・・・準備完了」
「ゆ?」「ゆゆっ!」「わーい、おしょ・・・」
「ゆゆっ!や、やめなさ・・・」
準備を終えた男は手際良くありすと子まりさ3匹を箱に放り込む。
続けてケージの中からまりさを取り出すと、部屋の真ん中のありすに向かって投げつける。
まりさをぶつけられたありすが目を覚まし、彼女を見るや否や発情、ゆっくりらしからぬ速さで彼女を壁際に押しやり、頬をこすりつけ始めた。
「ゆぐっ!?や、やべでえええええええ!ずっぎぢいやだああああああああ!?」
「んっほおおおおおお!まりざってばづんでれねぇ!ありずのとがいはのあいをあげるわああああ!」
「やだああああああ!おに゛ーざっ!だ、だぢゅげでぇ・・・!?」
普段ならば道行くゆっくりが振り返って見とれるであろう美貌を恐怖と嫌悪と絶望に歪ませてまりさは泣き叫ぶ。
しかし、都会派という意味不明の自尊心を過剰に肥大化させたありすにとって、抵抗の意思も拒絶の言葉も意味を成さない。
力任せに壁際に押さえつけられ、逃げることの出来ないまりさの白く輝く頬がありすの穢れによって汚されてゆく。
「ゆっ・・・やぢゃあ、ゆっぐぢいいいいい!?」
「まりさああああああああああああああ!す、すすす・・・すっきりーーーーー!」
「ず、ずっぎぢぃー」
そうして自分の意にそぐわないすっきりーを強要されたまりさの額に茎が生え、実がなった。
「まりさのおちびちゃん・・・」
ゆっくりの本能か、強姦によって作られたものであっても我が子の誕生に喜び、泣きはらしたまりさの顔が僅かにほころぶ。
しかし、レイパーありすの欲望はとどまることを知らず、再びまりさに頬を擦り付け始めた。
「ゆ゛っ!?やべでね、まりざのおぢびぢゃ、ゆっぐぢー!?」
まりさは我が子を守ろうと茎に栄養を奪われ衰弱した体で必死に抵抗を試みるが、当然の如くありすには適わない。
また、なすすべも無く弄ばれる。
「ゆぐ・・・や、やめでぇええええ!?」
「ほんどうはだいずきなくぜにいいいいいいい!んほおおおおおおお!」
「や、やべでぇ・・・ゆぐぃ!?おに゛ぃざぁ、どほぢでぇ・・・」
こうして凄惨なレイプが繰り繰り返される。
子まりさ達はいままで自分達が軽く見ていた相手の想像を絶する醜悪と強さに怯えてゆんゆんと泣き喚く。
もっとも、透明の箱が防音仕様らしく外にその音は一切漏れないのだが。
ありすとて最近は情けない姿ばかり見せられていたとは言え、自分のつがいを目の前で犯される光景など見せられたくはない。
同種と思いたくないほどに醜悪なレイパーに向かって叫ぶが、彼女の声も全く届かない。
なすすべのないありすはお面の男に助けを求めようと上を向き、そして気づいてしまった。
彼女を押さえつける透明の箱の上に、おもむろにビデオカメラが置かれていることに。
そして数分後、男は力尽きたまりさを回収すると、代わりに3匹の子まりさをあのありすの前に放り投げた。
「んほおおおおおおお!」
「やめぢぇええええええ!ごっぢごないでえええええ!?」
「ゆわあああああああああ!ごわいいいいいいいい!?」
「ゆっぐぢでぎだいよおおおおおお!?」
男は子まりさ達の叫びや命乞い、助けを求める声に耳を傾けて楽しげに笑う。
彼女達をそのままにして、次にありすを箱から解放した。
「なあ、ありす。お前に質問だ」
「な、なにかしら?」
「姉妹を食ったあのクソガキどもと、まりさとレイパーの間に出来た子どもと・・・どっちが大事だ?」
一瞬、男の言葉の意味が理解できず「ゆぅ?」と体を傾けるありす。
しかし、すぐに彼の意図を察して叫んだ。
「そ、そんなのえらべるわけないでしょ!?」
「だぢゅげでえええええええ!?」
「だれきゃあああああ!ゆっぎゅぢいいいいい!?」
「んほおおおおおおお!ろりろりなまりさもずでぎねえええええ!?」
かつて男がどちらかを選べといった時のありすの躊躇いはどちらかを切り捨てることは出来ないからこそのものだった。
が、今回の場合はずいぶん事情が異なっており、ゆっくり殺しの子まりさと自分のつがいを犯したレイパーの子ども。
はっきり言ってどちらも積極的に選びたいと思えるような相手ではないのだ。
「さあ、ありす!あそこの3匹の子まりさと!今まりさの額に生ってる赤ゆとどっちを助けたいか決めるんだ!」
「ゆゆっ!だぢゅげでええええええ!きゃわい゛い、ばりぢゃを!だぢゅげでねえええ!?」
「やぢゃやだやぢゃああああ!ごっぢごないでえええええ!?」
「んっほおおおおおおおおお!すっきりー!」「もっぢょ・・・ゆっぐぢ、たかったよ・・・」
そんなありすの迷いを察した男が大声で、子まりさ達に聞こえるように叫ぶ。
すると、彼の言葉を聞いた子まりさ2匹はありすに助けてもらいたいがために必死に彼女の傍へ跳ねてきた。
「「おきゃあああぢゃあああああん!ゆっぐぢいいいいい!?」」
その2匹の悲鳴を聞いて、ありすは決心した。
「ありすは・・・まりさのくきさんのこどもをたすけたいよ・・・」
「「どほぢでえええええええええええええ!?」」
「あ、あのこたちは・・・ありすのおちびちゃんをゆっくりできなくしたわるいこだよ!」
ありすの返事を聞くや否や、男はありすともはや屍同然のまりさを抱えてその部屋を後にした。
残された2匹の子まりさがどうなったかはもはや言うまでもないことだろう。
3日後。
男の手によって移植された茎の赤ゆっくり達が今にも生まれようとぷるぷると体を震わせていた。
次々にありす種だけが茎から落ちては産声を上げるが、ありすは彼女達に挨拶することが出来ない。
「ゆっきゅちちていっちぇね!ゆぅ、みゃみゃどきょ?」
「ゆえーん、みゃみゃ~・・・」
彼女達が生れ落ちた場所は外の様子が見えない水槽の中。
上の様子も見えないように、赤ゆっくりの落下経路以外には蓋がされている。
そして、茎の根元の、彼女達の母になるはずのありすは、お面の男によって口を縫われて喋ることすら叶わない。
「なあ、ありす」
「~~~~~~っ!~~~~っ!?」
「面白いことを教えてやろうか?」
無駄だと知りつつも必死に我が子に声をかけようとするありすをせせら笑いながら、彼女に声をかける。
器用に赤まりさだけを産声をあげる前に小さな箱に回収しながら、あの嫌味な口調で語りかけている。
「こうやって産まれたクソレイパーどもをどうやって使うかってことなんだがな・・・」
「~~~~~~っ!~~~~~~っ!?」
「ゆっくりを飼ってるやつには前に話したあの条例を知らない馬鹿が多いからさ、そいつらにくれてやるんだよ」
男はいつもとは少しだけ違う声色で「色々あって赤ありすしかいないんです。預かってくれませんか?」と囁く。
それから、先日まりさが犯される光景を撮影したあのビデオを示した。
「ちなみに、2日目辺りのようやく個体識別できるようになった頃の映像もあるから」
「~~~~~~っ!!~~~~っ!!?」
「くっくっく・・・流石に気づいたか? そうだよ、そういう事なんだよ」
ゆっくりと全てを理解したありすは我が子に声をかけるためではなく、男を罵るために口をもごもごと動かす。
ありすはようやく彼女が今まで味わってきた悲しみの原因の全てが、彼にあることに気づいたのだ。
この男が、ただ飼い主の男性を陥れるためだけに自分達を産ませ、姉妹達から隔離したことに。
「ゆっきゅちちていっちぇね!」
「~~~~~~っ!~~~~っ!?」
「最後の1匹が産まれたな。ところで・・・」
しかし、男は真相に気づいた彼女の憎しみを平然と受け流しつつ、目の前に鏡を突きつけた。
「~~~~~~~っ!?」
鏡に映る己の姿を見てありすは驚愕のあまりに目を見開く。
そこに映っていたのは、自分のダーリンを犯し殺したあのレイパーありすだった。
もっとも、ヘアバンドを取り替えただけに過ぎず、ありすがあのレイパーありすであるはずもないのだが。
「なあ、ありす。お前、レイパーありす・・・じゃなくてお前のママどうするって言ったかか覚えてるか?」
「~~~~~~~っ!~~~~~っ!?」
「そうだ。大分前に言ったよな?」
憎しみや怒りが一瞬にして消え去り、恐怖に染まった表情で涙を流すありすの耳元?で男は囁いた。
「代わりにするつもりはないが、お前達の苦しみの全てを味あわせてやるくらいはしてやるよ」
「~~~~~~っ!~~~~~~っ!?」
「お前のガキが同じことを言わないようにせいぜい祈るんだな」
→ありす虐待エンドレス1へ
最終更新:2022年05月21日 22:10