ウィザードリィのパロがあります。
偉大な鬼異山
作ゆっくりな人
「ゆぅ‥ゆぅ‥やめてね!!こっちにこないでね!!」
「ツンデレするなよ!きちんと虐待してやるからさぁ!!」
ゆっくりが多く住む森の一角で虐待お兄さんによって一匹のゆっくりが虐待されそうになっていた。
虐待お兄さんは棍棒を片手に持って逃げるゆっくりれいむを追っている。
必死になって逃げるゆっくりを歩いて追いかけ、疲れ果て這いずる事も出来なくなったゆっくりを撲殺するのが虐待お兄さんの虐待だった。
「ゆふぅ〜ゆふぅ〜ゆっくりできないよ!!」
「ゆっくりすればいいじゃないか‥ゆっくりした瞬間叩きつぶしてやるけどねぇ〜♪」
虐待お兄さんは疲れ果てぴくりとも動けなくなったれいむを叩いて、豚の様な悲鳴を聞く瞬間を思い浮かべながられいむの後を追う。
れいむは大分息が上がってきたみたいだし五分もすれば跳ねれなくなるだろう、そしたら死ぬまで叩きまくってやる。
「そこまでだよっ!!」
そんな事を考えている虐待お兄さんに後ろから制止の声がかけられた、虐待お兄さんが後ろを振り向くとそこにはドスまりさがいた。
「ドスの森でゆっくりを虐めるのは許さないよ!!早く森から出て行ってね!!」
虐待お兄さんはドスまりさを見ても何の脅威も感じなかった、ドスパーク等射線が読めれば楽に避けれるしゆっくりオーラを使おうにもこの距離なら右手に持った棍棒の方が早い。
「虐待お兄さんの前に出てくるとは馬鹿め、貴様から虐待してやる!!」
虐待お兄さんはドスまりさに向かって駆け寄ろうとしたその瞬間、凄まじい虚脱感で地面に膝を着いてしまった。
「なっ…」
「ゆっくりを虐めるなんて田舎者ね!」
そう、近くに隠れていたクイーンありすがゆっくりオーラで男の動きを止めているのだ。
ドスまりさは虐待お兄さんのすぐそばまで近寄ると帽子の中の茸をチラつかせて虐待お兄さんを威嚇する。
「森から出て行ってね!断るならドスパークを使うよ!!」
「くっ、覚えてろよ…」
虐待お兄さんはドスまりさを睨めつけると力の入らない体でよたよたとその場から去って行った。
「二度と森に来ないでね!!」
去っていく男の背に叫ぶドスまりさのすぐ隣にクイーンまりさが跳ねてくる。
「人間は田舎者ばかりで困るわ!ぷんぷん!!」
「確かにゆっくりできない人だったね!でも人間さんがみんなゆっくりできないと思ったらだめだよ!」
頬を膨らまして怒っているクイーンありすをなだめるドスまりさ、そんな二匹にさっきまでお兄さんに追いかけられてゆっくりできなかったれいむがお礼を言う。
「ドスにクイーン!!たすけてくれてありがとね!!」
「ゆっ!大変な目にあったねもう大丈夫だからゆっくりしてね!!」
「れいむが怪我をしないうちに助けられてとってもほっとしたわ!!ゆっくりしてね!!」
れいむはドスまりさとクイーンありすに頬擦りすると何度もお礼を言いながら去って行った。
「これであのれいむもゆっくりできるね!」
「皆がゆっくりできてとっても都会的な森ね!!」
ドスまりさとクイーンありすは二匹で協力して森のゆっくり達をゆっくりさせる為に尽力してきた。
ゆっくり同士の喧嘩を仲裁し群れの子ゆっくり達を教育し、時には今日の様に虐待お兄さんと戦ったりもした。
ゆうかりんの農園を皆で協力して大きくしたりぱちゅりーやえーりんがゆっくりの治療に使う薬草の栽培を手伝ったり、群れのみんなが冬の間も餓えない様に保存食を作ったりしてきた。
優秀で仲間思いのドスまりさとクイーンありすの群れは他のどのゆっくりの群れよりも平和でゆっくりした群れになっていた。
ドスまりさもクイーンありすも群れのゆっくりみんなが大好きだった。
しかし不幸な事にドスまりさもクイーンありすも優秀すぎた優しすぎた群れのゆっくりを幸せにさせ過ぎた、ゆっくりが幸せに平和に暮らす森はある虐待お兄さんに目を付けられてしまった。
まるで狡猾な狐が巣穴から野兎の僅かな匂いを嗅ぎつけて襲うようにそのお兄さんはゆっくり達の幸せを感じ取ってその森にやって来た。
お兄さんが森にやってきた日の朝、クイーンありすは群れの集会場近くにある薬草栽培場を見て回っていた。
「クイーンゆっくりしていってね!」
「ゆっ!ゆっくりしていってね!」
視察中まだ若い成人したばかりのぱちゅりーに声をかけられる。
「クイーンぱちゅりーはぱちゅりーよ!みっかまえからやくそうさんのおせわをしてるのよ!」
「ぱちゅりーね!薬草さんのお世話にはゆっくり慣れた?」
「むきゅ!たいへんだけどおかーさんやえーりんがゆっくりおしえてくれるからだいじょうよ!」
「ゆぅ〜♪それはゆっくりよかったわ!」
「クイーンがけがしたらすぐなおしてあげるからあんしんしてね!」
「ゆゆぅ〜怪我はしたくないわ‥でもその時はぱちゅりーに直してもらうわ!」
元気なぱちゅりーと話していると向こうで薬草の世話をしていた大人のゆっくり達が集まって騒いでいた。
「ひどいけがだよっ!!しっかりしてね!!」
「とってもくるしそうだよはやくおくすりをもってきてね!!」
クイーンありすはただ事ではない様子のゆっくり達に近づいていく。
「どうしたの!?クイーンにゆっくり説明してね!」
「ありすがひどいけがをしてるんだよ!!」
「ゆぅ‥う゛ぅ‥」
「かすたーどがとまらないよ!!このままじゃしんじゃうよ!!」
「ゆ゛っ゛‥!!ゆ゛っ゛‥!ゆっ‥」
クイーンありすはゆっくり達に囲まれているありすを見て驚く。
ありすの右目のある筈の場所にぽっかりと穴があいてその傷口からボトボトと黄緑がかった冷たいカスタードが流れている。
健康なありすのカスタードは綺麗な黄色いクリーム色のはずだ、これは毒を盛られたに違いない。
眼球を抉りだされたありすを見てクイーンありすは思う、こんな酷いことをする生き物が皆の森にいる皆が危ない。
「へぇ、君がここのボスか」
その時クイーンありすの背に男の声がかけられた、クイーンありすは男の声に振り向かずにすぐさまゆっくりオーラを展開する。
きっとこの声の主がありすをゆっくりでき無くした奴なんだろう、あの小さなありすを虐めた奴をゆっくりできなくしてやる。
そう思っていると背中にナイフで切りつけられたような痛みが走った、その次の瞬間体中の神経が焼き切れるような激痛が走った。
「ゆぎぃぁああああっ!!!!」
「クイーン!!」
「クイーンだいじょうぶ!?」
ありすはあまりの激痛に身体を捩らせて叫ぶ、体中が燃えるようにに熱く酷い吐き気もするそして何より身体がまるで動かない。
しかしそんな苦しみの中にあってもクイーンありすは群れのゆっくり達を優先した。
「ゆぐぐっ‥!!みんな逃げでね!!!ドスまりさを呼んできてね!!!」
「わかったよゆっくりにげるよ!!!」
「すぐにドスをよんでくるからまっててね!!」
ゆっくり達は一斉に別々の方向に逃げていく、いくら人間でもみんなをいっぺんに潰すことはできないはずだ。
「もうすぐドスまりさが来るよ!!ありすよりもずっと強いんだから馬鹿な田舎者はゆっくりできなくなるのを覚悟してね!!」
クイーンありすは自分を切り付けたゆっくりオーラが効かない危険な男を挑発してゆっくり達を追わせないようにする。
「へぇ、強いんだ‥ドスまりさがね‥楽しみだな」
「強がっても意味はないわよ!!ドスまりさが来たらあなたなんてゆっくりできなくなるんだから!!」
男はありすの顔を見ながらそんな事を言う、男の顔を見てクイーンありすはこの男が今まで見てきたどんな虐待お兄さんよりゆっくりできない存在ということが頭ではなくで本能で理解した。
しかしいくら危険な人間でも所詮は一人だ挑発して足止めさえしておけば群れの皆を追いかけられないだろうとクイーンありすは思った。
「さぁて、この森は君らのおかげで平和でゆっくりできる森だったみたいだ、僕だけで楽しむのはもったいないな」
男は手を空に掲げて一言二言何かを言う、その瞬間虚空から数十人の虐待お兄さんお姉さんが湧いて出てきた。
「ヒャッハー!!虐待だ!!!」
「虐殺だぁー!!」
「きゃー♪虐男さんゆっくりがたくさんいるわ〜♪殺子‥じゃなかった、てんこ虐男さんとゆっくり虐待し〜たいなっ☆」
「うん良いね♪今日は一緒にたくさんゆっくりを虐待しようねてんこちゃん♪それにしても相変わらずてんこちゃんは本当に可愛いなぁ、ほっぺもスベスベで髪もサラサラでとっても綺麗だよ」
「室町〜!公家がゆっくりを蹴鞠の練習台に使ってあーげるの巻きでおじゃる」
「ヒャッハー!!HENTAIだっ!!」
「マイケル、銃の安全装置は外したかい?今日は好きなだけゆっくりの尻に鉛玉を撃ちこんでいいからな!HAHAHAHA!!」
「大丈夫何時でも撃てるよパパ、ダムダム弾でゆっくりの餡子をぐちゃぐちゃにするよ!!!」
老若男女多種多様な様々な虐待お兄さんお姉さんが逃げて行ったゆっくりを追いかけはじめた。
「ゆっ!!!どうしてこんなにたくさんいるの!!!変だよ!!おかしいよ!!!」
虐待お兄さんお姉さんは個人で活動するのが常だ、何故こんなにたくさんありす達の森に出てきた?なぜまるでテレポートでもしたかのように何もないところから湧いて出てきた。
クイーンありすの頭は虐待お兄さんお姉さんの大量発生という訳のわからない事態にすっかり混乱してしまっていた。
「おかしくはないさ‥このグレーター鬼異山が呼んだんだからね」
訳の分からない虐待鬼異山の説明などクイーンありすは聞いていない、森のあちこちから怒声や笑い声に銃声などに混じってゆっくりの悲鳴や叫び声が聞こえてくる。
「ゆぁああああ!!!!やめてぇっ!!!!みんなをいじめるないでぇええ!!!!!」
そう叫んだクイーンありすの頬をグレーター鬼異山が右手でクイーンありすの前歯を殴る。
「ぶべっ!!ばっ!!」
「うるさいよ」
クイーンありすの前歯にヒビが入ると同時に歯を通して頭の芯まで痺れるような激痛が走る。
「ぐべっ!!ゆべっばっ!!!」
前歯のヒビから紫色の煙が立つ前歯の神経が出鱈目な激痛をクイーンありすのカスタードに流し込む。
「ゆばっ!!!ゆげがあぁああっつあぁあっ!!!!!」
「立っているのも疲れたな、ちょっと寝かせてくれよ」
鬼異山は口から黄緑色に変色したカスタードを吐きながらもがくクイーンありすによじ登ると大の字になって寝転がる。
「降りろっ!!!ありすの上からっ降りろっ!!!
「そんなに嫌なら僕を振り落とすんだな」
鬼異山はそんな事言いながらクイーンありすの金髪を掴むとブチブチと引き千切る。
クイーンありすは痛みに顔をゆがませながら鬼異山を振り落とそうと体を揺らそうとするが、クイーンありすがどれだけ頑張っても体がぴくりとも動いてくれない。
クイーンありすはみんなをゆっくりでき無くした男に何の抵抗も出来ず頭の上に乗られている事に悔し涙を流しながら叫ぶ。
「田舎者ねっ!!ゆっくりせずに降りてねっ!!!お‥ぶべっ!!ゆべっば!!!ゆげぇあぁ!!!」
煩く騒ぐクイーンありすの頭を鬼異山は拳で貫く。
クイーンありすの皮を突き破って鬼異山の腕が肘までクイーンありすの中に捩じりこまれる。
「ゆびべっ…」
「うぇ〜生温かくて不快だな〜服が汚れちゃうよ」
鬼異山はそんな事を呟きながら、クイーンありすの中に突っ込んだ腕でクイーンありすのカスタードをかき混ぜる。
鬼異山に触れられかき混ぜられたカスタードに感じる焼けるような激痛に悲鳴を上げる。
「ゆばぁああ!!!!ゆぎぎぃいいいぎぃい!!!!!」
クイーンありすは獣の様な叫び声をあげながら辺りに黄緑色の変色したカスタードををまき散らす。
鬼異山はクイーンありすから腕を引き抜くとクイーンありす自慢の良く手入れをされたカチューシャでクイーンありすのカスタードを拭いとる。
その時遠くで青白い光が走った、遠くでドスまりさがドスパークを撃ったらしい。
「ゆ゛っ゛!!ゆ゛っ゛!!ゆ゛っ゛!!ゆ゛っ゛!!」
「あちゃ〜、壊しちゃったかもう少し楽しみたかったのにな」
ドスまりさが虐待お兄さん達と戦っているのだろうか、鬼異山はドスまりさがここに来るまで痛みですっかり壊れてしまったクイーンありすの髪を毟りながら気長に待とうと思った。
三分程経つと森の奥から一匹のドスまりさが鬼の様な形相で跳ねてきた。
ドスまりさの顔は右目には木の枝が突き刺さって餡子が漏れ出している、しかし無傷の片目はクイーンありすの上に寝転がって頬杖をついてのんびりしている鬼異山を睨みつけている。
「虐待鬼はゆっくり死ね!!!!!!!ありすからゆっくり退けぇ!!!!!」
鬼異山とドスまりさが対峙するドスまりさの眼は怒りと憎悪で燃え上がっている、みんなをゆっくりでき無くした元凶沢山のゆっくり出来ないものを呼びたした悪魔。
なによりドスまりさの一番大事で大切な優しくて恥ずかしがり屋で寂しがり屋のゆっくりを踏みにじった憎むべき敵への殺意で一杯だった。
一方鬼異山の目には大した感情の揺れは感じられなかった、口から黄緑色の異臭を放つカスタードを吐きながら真っ青な顔で震えているありすの上でのんびりしている。
ドスまりさの殺意のこもった視線を受けてもまるで表情を変えずにいる。
「ありすから今すぐ降りてねっ!!森のみんなを虐める爺達を呼んだのはお前だね!!まりさはお前達を絶対に許さないよ!!!」
「許さなくてもいいよ、ライオンはシマウマに恨まれても痛くもかゆくもないからね」
「お前はライオンさんじゃないよ!!ライオンさんは食べるときしかシマウマさんをゆっくりさせないよ!!一生懸命生きているゆっくりを遊び半分に殺すお前達はただの外道だよ!!!」
「言うね、それじゃあ僕達はどっちかというと猫ちゃんかな?猫は獲物を遊びでいたぶるからね」
鬼異山はクイーンありすから飛び降りる、ドスまりさは茸を飲み込みドスパークのチャージを始める。
これで殺してやる、ありすやみんなをゆっくりできなくした罰を与えてやる、こいつを殺したら暴れている他の屑どもも二度とゆっくりできないように消し炭にしてやる。
ドスまりさは不敵な表情を浮かべて近づいてくる鬼異山にドスパークを溢れんばかりの憎しみと怒りとともに放射する。
青白い極太の熱レーザーが鬼異山を直撃する、ドスパークの一撃はドスまりさの言うように人間を一撃で消し炭にする程の威力はないものの人ひとりを焼き殺すには十分な威力の筈だった。
故にドスまりさはドスパークを受けても火傷もせず元気に拳を固めて走り寄ってくる鬼異山を見てもその光景を信じられなかった。
「そらっ!!!」
「ゆぎぃゃぎゃ!!!!!」
鬼異山はドスまりさに向かって跳躍すると握りこぶしをドスまりさの驚愕に見開いた瞳に叩きこむ、辺りに柔らかいものが潰れる音とドスまりさの悲鳴が響き渡る。
両の眼が光を失うと同時に鬼異山の爪からゆっくりの底部分の神経を死滅させ動かせなくする液体がドスまりさの体の中に流れ込む。
ドスまりさの底部付近にある餡子が焼けるような痛みとともに動かなくなる、鬼異山はドスまりさの右目に突き刺した右手を引き抜くと眉間にもう一度拳を叩き込む。
「ゆげっ!!!ゆげっげげぇえええええ!!!!!」
ドスまりさはポンプの様に勢いよく餡子を口から吐き出す、鬼異山はドスから離れると目の見えなくなって餡子を吐き続けるドスまりさに笑顔で話しかける。
「お前はそこで馬鹿みたいに死ぬまで餡子を吐き続けていろよ、僕は皆に混じって小さいのを殺してくるからさ」
ドスまりさは潰れた両目から餡子と一緒に涙を流しながら、怒りと悔しさでいっぱいになっていた。
何でこんな目にあうの?みんなで一緒に笑ったり泣いたり時々けんかしながらも作り上げた皆のゆっくりできる森なのになんでこんな事になるの?
ドスもクイーンもみんなも何にも悪いことはしてないよ、森の中でひっそり静かにゆっくり暮らしてきただけだよ。
ドスは暗闇の中で森のゆっくり達の甲高い悲鳴や絶叫に断末魔と自分やクイーンありすに助けを求める声を聞く。
あぁ何故あの悪魔は光だけを奪っていったのだろう皆の悲鳴を何で聞かせるの?まりさやありすの名前を呼ばないでねもうまりさもありすもみんなを守れないんだよ。
まりさは二度と光のささない暗闇の中でゆっくり達の断末魔の叫び声を聞きながら赤ゆっくりの様に泣き叫び続けた。
徹底解説!!これがグレーター鬼異山だ!!
妖怪虐待お兄さんの一種で四六時中ゆっくり虐待のことを考えながら彷徨っていて、ゆっくりが生息している場所を匂いで感じ取り本能のままゆっくりを虐待する。
爪からはゆっくりの底部分の神経を死滅させる強力な麻痺液や、餡子やクリームを急激に痛ませる猛毒などが常に分泌されている。
その上ドスパークもゆっくりオーラも無効化するので事実上グレーター鬼異山をゆっくりが倒すことはほぼ不可能である。
またあまりにも沢山のゆっくりがいる場合、虚空から暇な虐待お兄さん達を呼び寄せて虐待を手伝ってもらう事もある。
最終更新:2022年04月17日 00:21