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浸透力をより向上させる方法の考察
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肌構造と成分の性質を考える
■肌は上から表皮、真皮があります。
【表皮層】
・角層
・顆粒層
・有棘層(メラノサイトがある部分)
【真皮層】
・真皮
【表皮層】
・角層
・顆粒層
・有棘層(メラノサイトがある部分)
【真皮層】
・真皮

>引用元・サンソリット
と、ミルフィーユ状に重なっています。真皮層が1番深い部分となります。
通常、どうスキンケアしても角層までしか到達しません。
なるべく深く浸透させたいのでより浸透力が上がるスキンケアの手順・成分を考察しています。
通常、どうスキンケアしても角層までしか到達しません。
なるべく深く浸透させたいのでより浸透力が上がるスキンケアの手順・成分を考察しています。
肌に成分が浸透する仕組み
■肌に浸透する分子量
- 表皮:分子量3000以下
- 真皮:分子量500程度
までの分子を通します。
【分子量が500以下のものの例】
- ビタミンA(レチノール):286
- アスコルビン酸:176
- アスコルビルリン酸Na:358
など
真皮層の血管壁は分子量100より小さくなくては入り込めないようになっています。
つまり成分を深く浸透させるには、浸透させたい成分の分子量が500以下の成分でなくてはいけません。
水溶性、脂溶性の使い分け
■水溶性成分と脂溶性成分の意外な点
水溶性成分:オイル、乳液、クリーム
脂溶性成分:化粧水
と配合した方が成分自体が浸透性を発揮しやすくなっています。
水溶性成分:オイル、乳液、クリーム
脂溶性成分:化粧水
と配合した方が成分自体が浸透性を発揮しやすくなっています。
成分の可溶性は元々決まっています。
自分の手持ちの化粧水の裏面を見て、メインの成分を確認してみます。その成分名で検索すれば、可溶性がどちらなのかが分かります。
自分の手持ちの化粧水の裏面を見て、メインの成分を確認してみます。その成分名で検索すれば、可溶性がどちらなのかが分かります。
水溶性有効成分
水溶性ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルグルコシド など)、
トラネキサム酸、水溶性アミノ酸、加水分解ケラチン など
トラネキサム酸、水溶性アミノ酸、加水分解ケラチン など
脂溶性(油溶性)有効成分
コレステロール、セラミド、コエンザイムQ10、α-リポ酸、アスタキサンチン など
加工により性質は変えられる
有名な成分は比較的水溶性に多く感じる。
また、本来水溶性のものを脂溶性に加工したものもある。逆もある。この加工は化学装飾で施されている。
本来ビタミンC誘導体は水溶性だが、化学装飾されて種類も豊富である。両方の性質を持つ両親媒性も存在する。
本来ビタミンC誘導体は水溶性だが、化学装飾されて種類も豊富である。両方の性質を持つ両親媒性も存在する。
浸透力が上がる商品選び
その為スキンケア用品選びは
- 「水溶性成分がメイン配合の美容液、乳液、クリーム」
- 「脂溶性成分がメイン配合の化粧水」
と、簡単に言えば名前からの想像とは真逆に配合されたものと覚える。

>引用元・日本精化HP
これを簡単に説明すると
- 水溶性の成分は肌の深い層(水分リッチの場所)で働くのが得意。しかし最初の角質層(オイルリッチの場所)を突破できない。
- 脂溶性の成分は肌の浅い層(オイルリッチな角質層)で働くのが得意。真皮層まで行く力はない。
ということです。
どうせ良い成分を使うなら浸透させたいですよね。
ビタミンCやナイアシンアミドと言ったメインで採用される成分は、美容液で補える水溶性なことが多いです。
つまり水溶性の有効成分を、肌の奥まで連れて行ってあげるという仕組みです。
ビタミンCやナイアシンアミドと言ったメインで採用される成分は、美容液で補える水溶性なことが多いです。
つまり水溶性の有効成分を、肌の奥まで連れて行ってあげるという仕組みです。
前記したように水溶性の有効成分は美容液で補うのが効率がいいです。(VC、ナイアシンアミド、トラネキサム酸など)
でも、水溶性なら、まず肌の表面である角質層に侵入出来ないということになりますよね。
それをスキンケアの最初である化粧水に脂溶性成分メインなものを採用(例・セラミド、フラーレン、コエンザイムQ10など)して、角質層を切り開いて道を作るようにしてあげます。
そうすれば、次のステップであるVC、ナイアシンアミドなど水溶性成分の美容液は、脂溶性化粧水に作って貰った道を突破して、得意な深い層へと辿り着くことができます。
でも、水溶性なら、まず肌の表面である角質層に侵入出来ないということになりますよね。
それをスキンケアの最初である化粧水に脂溶性成分メインなものを採用(例・セラミド、フラーレン、コエンザイムQ10など)して、角質層を切り開いて道を作るようにしてあげます。
そうすれば、次のステップであるVC、ナイアシンアミドなど水溶性成分の美容液は、脂溶性化粧水に作って貰った道を突破して、得意な深い層へと辿り着くことができます。
脂溶性成分がメインの化粧水がスパダリと覚えたら早いでしょう。または、敵を足止めさせて死ぬ味方キャラです。
まず最初の角質層は化粧水などの水分で突破出来ます。
お風呂に入っている時に指がふやけるように、水分テクスチャで成分が脂溶性である化粧水で肌を柔らかくして角質層を突破します。
角質層は脂と馴染む為、脂溶性成分が馴染み突破し、次に使う「水溶性成分の美容液」が浸透しやすくなるためです。(水溶性成分は角質層に馴染まないので、まず最初の突破は脂溶性に任せる)
お風呂に入っている時に指がふやけるように、水分テクスチャで成分が脂溶性である化粧水で肌を柔らかくして角質層を突破します。
角質層は脂と馴染む為、脂溶性成分が馴染み突破し、次に使う「水溶性成分の美容液」が浸透しやすくなるためです。(水溶性成分は角質層に馴染まないので、まず最初の突破は脂溶性に任せる)
化粧水の選び方
- セラミド、フラーレンなどの脂溶性成分配合のものがおすすめ。
- 1番上の角質層に浸透して、道を切り開く役目にすると効果的。
- 角質層さえ突破すれば良いので、分子量は3000以下でOK(水溶性成分は、角質層を突破するのに不向きな為、この段階で角質層を突破させて道を作る考え)
【まとめ】
⬛︎まず最初のスキンケア、化粧水で目指すのが、最初のイラスト図の上に存在する角質層の突破。
⬛︎化粧水のメイン成分は脂溶性成分にする。(セラミドがメジャーかつ安価で製品が多い為、セラミド化粧水がおすすめです)
⬛︎参考リンク