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嘆きの木


概要

特殊な木。
詳細は不明。


余談

有史以来、特別な樹木の概念やそれを信仰・崇拝する文化は広範にわたって存在している。

ケルトのドルイドや古代プロイセン人はオーク崇拝を行っていたとされているし、古代ギリシアやイタリアでも樹木崇拝は盛んであった。

古代ギリシャのプラタイアイには、オークの木々の近くに肉を置き、ワタリガラスがそれを咥えてどこかの木の上に留まると、その木を切り倒し、花嫁衣裳を着せた神体とする「小ダイダラ」「大ダイダラ」と呼ばれる習俗が存在していた。

古代ローマにおいては、建国王にして神たるロッムルスのイチジクが崇拝されていた。

中国では、『山海経』において、東の海上・黒歯国の北の海中から「扶桑」という大樹が生えており、太陽がそこから昇ると説かれた。

日本神話においても、『古事記』の中で「高木の神」と呼ばれる神格が登場する。
高御産巣日(タカミムスヒ)の神の別の(みな)なり。」と書かれているこの神は、葦原中国を平定するよう命じたにも関わらず音沙汰のない天若日子(アメノワカヒコ)に対して、鳴女(なきめ)と呼ばれるキジを使いに出す。しかし、天の探女(さぐめ)に唆された天若日子は、これを射殺してしまう。
高木の神は、この時用いられた矢を返し矢として、天若日子の胸を射抜くのである。
また後に、高木の神は建御雷(タケミカヅチ)の神を招来しようと試みる。
雷神・建御雷を使役し天から返し矢を落とすということは、これすなわち雷を司る神格であり、鳥を遣わす存在ということは、「雷と鳥を引き寄せる大樹そのもの」である可能性を示唆している。
よって、この高木の神は文字通り神格化された大樹であるとも論じられている。

その他にもザクセンの「イルミンスル」、ゲルマンの「トールの樫の木」、スカンジナビアの「ユグドラシル」など、樹木崇拝の類例を挙げれば枚挙にいとまがない。


嘆きの木がこれらのように崇拝される特別な木であるかは不明。
最終更新:2026年01月25日 01:30
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