- 明暦年間創業の京都の茶店「河内屋」が、清水寺参道で、参拝客に白湯にトウガラシを振りかけた「からし湯」を
振る舞っていた店が、のちに京都の老舗「七味屋本舗」となった。
京都の七味は青ジソ、青ノリ、白ゴマ、黒ゴマなどが含まれ、またサンショウの香りがよく利かされていたとか。
- 一方、信州では元文年間に善光寺境内で「八幡屋礒五郎」が七味を売り出し、
その内容はトウガラシ、サンショウ、ゴマ、麻の実、陳皮に加えて、
ショウガと
シソが入っていたという。
- 一般的に、江戸の蕎麦つゆが濃い口しょうゆが利いているのに対し、関西では昆布とカツオのだしが中心で、
その分辛味より香りが重視されたのではないか、とのこと。
参考文献
『スパイスなんでも小事典』
最終更新:2016年07月23日 05:37