樹脈の守護者エバード・ゼノム

登録日:2015/03/23 Mon 21:21:25
更新日:2024/04/17 Wed 20:34:23
所要時間:約 3 分で読めます






一万年経った今でもガーディアン達はその本能を忘れてはいない。




樹脈の守護者エバード・ゼノム》とは、デュエル・マスターズに登場するクリーチャー。
DM-19「不死鳥編(スペクタクル・ノヴァ) 第1弾」にて収録。レアリティはコモン。

自然文明に何故かその姿を見せたガーディアン


スペック

樹脈の守護者エバード・ゼノム C 自然文明 (3)
クリーチャー:ガーディアン 2500
バトルゾーンに自分のガーディアンが他に1体でもあれば、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。

条件付きではあるが、初めて自然に姿を見せたブロッカー

だが、3コストのブロッカーとしてはパワーが中途半端である。
『攻撃できるブロッカー』と考えても微妙なスペック。
殴り手としても力不足な感じである。

一応、パワーが2500という面は利点。

【マリエルロック】を逃れて動けるという部分は評価に値するか。
ちなみに、光文明ではないクリーチャーでパワーの下三桁が500という設定はこのクリーチャーくらい。

このように就職先が見つけにくいエバード・ゼノムだったが、エピソード2では多少使用率が向上する。

DMR-08でガーディアンの超無限進化・Ωである《「無情」の極 シャングリラ》が登場したのだ。
シャングリラを投入するデッキは、マナブーストとして自然を投入することが多い。
そういったデッキでは、光を入れなくても使えるガーディアンの進化元として活用できる。

一応、登場当時の環境よりも使いどころは見つかるようにはなったかもしれない。

関連カード

「無情」の極 シャングリラ VIC 無色 (11)
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000
超無限進化・Ω-ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。

ガーディアンのゼニス

上記でも述べたようにシャングリラの投入デッキでならば、エバード・ゼノムも活躍できる場所が見いだせる。
エバード・ゼノムからしたらありがたい存在である。

しかしこのシャングリラとエバード・ゼノム、後付けか必然かは知らないが背景ストーリーで繋がりを持っているのではないかと(こじつけっぽい推測とされながらも)言われていた。
ただし、この推測は後によると本当であることが判明した。

背景ストーリー


不死鳥編を知らないデュエリストの方は疑問に思うだろう。
『なんで自然文明にガーディアンが出現したんだ?』と。

これは、転生編終盤~不死鳥編初期の背景ストーリーの設定が影響している。
転生編終盤に起きた、進化クロスギアによる世界滅亡の際に光文明の総本山である《無敵城 シルヴァー・グローリー》は自らの予言を疑いながらも世界滅亡を察してしまう。
そして、シルヴァー・グローリーは絶対防御体制となり、光文明の住人を見捨てることにした。

当然光の住民であるガーディアンも、天空を追われることになったのだった。

こうしてガーディアンは、荒廃した世界で生き延びていくことになる。
荒廃後の世界では、『文明』という概念は形骸化した。
その影響で、従来の文明を捨てた《アウトロー・ペッパー》のようなクリーチャーが生まれた。

そしてガーディアンにも、従来の光文明を捨てたエバード・ゼノムが誕生したのである。

地上に追われたガーディアンは、アーク・セラフィムワイルド・ベジーズと関係を持っていた。
こうして天空から地上に追われても、その変わらない本能のまま誰かを守っていたのである。
今までと違うとすれば『天空の守護者』ではなくなって、守る対象が広がっただけで。

アーク・セラフィムは仙界から全生命の記録を封印している石碑の「樹脈石」を持ち込んでいた。
TCG版とはパラレルワールドの話だが『デュエル・マスターズ プレイス』ではガーディアンは新世界ではこの石碑をユニバース空間からの刺客から防衛すること任務としていたようだ。
エバード・ゼノムの「樹脈の守護者」という肩書も、恐らくは樹脈石の防衛要員であることが理由だと考えられる。

文明の概念が死んだことで「文明を問わずみんなを守りたい」という気持ちが、ガーディアンにも芽生えたのかもしれない。


……その防衛本能が自己矛盾を起こし、遠い未来で多くの悲劇を呼ぶことをこの時のガーディアンはまだ知らない……











一万年経った今でもWiki篭り達はその本能を忘れてはいない。

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最終更新:2024年04月17日 20:34