超人系悪魔の実

登録日:2020/01/12 Sun 19:05:15
更新日:2024/04/17 Wed 18:05:30
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超人(パラミシア)系悪魔の実とは、『ONE PIECE』に登場する悪魔の実における、自然系悪魔の実動物系悪魔の実に並ぶ三系統の一つ。




【概要】

悪魔の実の中でも一番目に登場した種類で、主人公であるルフィの「ゴムゴムの実」もこれに該当する(と思われていたが…)。
三系統中最も種類の多い、悪魔の実の代表格とも言える系統。
他の二種に該当しなければ大体この系統に分類されると思っていい。

大雑把に実のモチーフとなっている「何か」に対し、
  • A:自分自身がその「何か」になる
  • B:特定の「何か」を生み出す
  • C:周囲の特定の「何か」に干渉する
  • D:触れた物体などを特定の「何か」にする
の4パターンおよびその複合に分けられる。
『モチモチの実』のように体が完全に流動化するものは珍しく、極めて特殊な部類に入る。
尤もモチモチの実は少年ジャンプ掲載時点では自然系だったが。

体質が変化するものが多いが、他の二系統に比べて圧倒的に能力の種類の自由度が高く、初見ではどんな能力なのか全く予想もつかない能力も多い。
一見すると戦闘に不向きそうだったり、強そうには見えない実もあるためメディア展開で登場した実も含めると、当たりはずれの大きい系統である。
実際、後述の『アトアトの実』や『ホビホビの実』のように能力が発動すれば相手が完全に無力化されるという自然系以上に「凶悪」「チート」といえる能力もある。
一方で『ホルホルの実』や『オペオペの実』、『チユチユの実』のように「生物」「無生物」問わず「生命」に関わる能力の場合、能力者や対象者の「命(寿命)」が削られるリスクを伴っている。

また『ビスビスの実』や『ペロペロの実』、『ククククの実』のように「食べ物を生み出す」「特定の物を食べ物に変える」といった食べ物にまつわる能力の場合、能力で生み出した食べ物は実際に食べることができる。
他作品で言えば魔人ブウが人などをお菓子に変えるのと似たようなもの。
ただし、食べられこそするが腹に溜まる(=栄養になる)のか、味が良いかは能力によってまちまち。
中には『キビキビの実』のように、腹に溜まらない代わりに別の効果を発揮するものもある。

能力によっては一部の攻撃に非常に高い耐性を得たり無効化できるようになる*1が、身体能力は強化されないため、中には直接的な戦闘に役に立たない能力もある。
ただし、そういった能力であっても能力者の戦闘能力が向上することに伴って戦闘で効果を発揮することもある*2し、サポートや妨害においては非常に有用なことも多い。

◆能力への理解と練度

動物系や自然系は単純な能力の底上げがある程度期待できるのに対し、超人系は上記の通り『ある力を超的に特化(付加)させる』ものが多いため、ただ食べただけでは戦闘力の大幅な底上げは期待しづらく、超人系は能力者としては格下との認識を持つ者もいる。
  • 実の能力そのものがいくら優秀でも能力者本人の地の能力が伴わないばかりに台無しになる
  • 逆に能力者と能力の相性が良いためにその力を何倍も有効活用できる
など「より人を選ぶ系統」とも言え、登場した実の数に反比例するように扱う難易度は三系統の中では一番上。
しかしその使い辛さに反比例するように、能力の「拡張性」「応用力」「利便性」は他の二系統と比べても群を抜いて高い。
これこそが超人系悪魔の実最大の利点と言える。
よって、
  • 得た能力を正確かつ柔軟に解釈できる理解力
  • 能力を拡張・応用できる発想力
  • 上記2点の要素を実現できるだけの能力者本人の練度と自己研鑽
動物系、自然系以上に能力者の戦闘力に直結する。
一見強そうに思えない能力を使いこなす強者も数多くおり、傍から見れば雑魚にしか見えない能力であっても四皇の幹部格の強さを誇る者もいる。
また、能力者が覇気を会得していれば、覇気の特性を能力に付与することで更なる応用や能力強化も行える。

主人公のルフィも例外ではなく
【例】『ゴムゴムの実』
ただ引っ張られて伸びるだけ(最初期)
 ↓
四肢や首を伸縮させた打撃や、身体を膨らませて相手の攻撃を跳ね返すことなどにより攻撃・防御を行う(序盤)
 ↓
臓器もゴム化している事を利用し、血圧を急激に高めて身体能力を強化(ギア2)
 ↓
風船の要領で骨の体積を増大させて攻撃力を高める(ギア3)
 ↓
筋肉に空気を入れて強化・増幅させた上に「武装色の覇気」による硬化を付与し、ゴムの弾力を維持させながら鉄の強度を得る(ギア4)
 ↓
『覚醒』により以前よりも桁違いに自由な伸縮が可能になり、生物・無生物問わず周辺の物をゴムのように変形させられる(ギア5)

という成長チャートのように、実を食べた当初は自分で自由に伸ばす事もできず、まともにパンチもできない*3、外から引っ張れば伸びるだけの面白人間でしかなかった。
エースからも戦闘で役に立つのか疑問視されていたほどだったが、10年間鍛えた結果に出る頃には身体の伸縮を利用した我流の体術を習得しており、高い戦闘能力を発揮した。
その後も、強敵との死闘や長い修業期間を経てその能力に磨きをかけ、作中でも成長していった。
ジーザス・バージェスの「能力者狩り」の対象として『メラメラの実』より優先度が低くてもルフィを襲撃するなど、そのポテンシャルは強者にも認められている。

「ビスケットを生み出す」力という、どう考えても戦闘には向かない能力を持つシャーロット・クラッカーも、持ち前の職人気質と鍛え抜かれた覇気によって一体一体が七武海レベルの屈強なビスケット兵を無尽蔵に生み出すという規格外の応用をしている。
また、時間経過や紅茶の熱程度で溶けてしまうキャンディを生み出す能力を持つシャーロット・ペロスペローの場合、キャンディに鉄を混ぜることでその欠点を克服し、本人の練度によりシーザーの研究所を設計図を見ただけで完璧に再現したり、芸術作品の域に達する荘厳なエスカレーターを作ったり、海に飴を含ませることでビッグ・マムが溺れることなく海上を歩けるようにサポート*4。腕を失った際も即座にキャンディの義手を作りリカバリーしている。
作中の「悪魔の実の能力は使い方と訓練次第でいくらでも強い戦闘手段になる」という台詞に示される通り、やはり最後に物を言うのは能力を使いこなす練度なのだ。

逆に強力な能力でありながらも、それにかまけて能力・基礎戦闘力に磨きをかけず十二分に使いこなしていない例として、バロックワークスのMr.5ペア『ボムボムの実』『キロキロの実』のような能力バカもいるガネ。
それでも一国の護衛隊長よりは強いが。

他にも、『オペオペの実』の能力を生かすには高度な医学の知識が必須だが、トラファルガー・ローは医者の両親の元に生まれ幼い頃から医学の勉強を怠らなかったため、能力を十二分に生かすことを可能にしている。
「価値をしらねェ馬鹿な海賊」では、まずこうはいかないだろう。

カリファの『アワアワの実』のように相手に付けた泡を自分の攻撃で落としてしまうなど、能力と体技が噛み合っていない場合もあれば、場合によっては相手が自分よりもその能力を理解している場合もある。
ナミはカリファの能力と強さを理解したことで勝利に結びつけ、ロブ・ルッチはルフィのギア2の仕組みを読者に分かりやすく説明してくれた。
典型的な例はサンジと『スケスケの実』の能力者であるアブサロムとの闘いだろう。
幼少期からシミュレートを欠かさなかったサンジはアブサロムに勝るとも劣らないほど変態……じゃなくて弱点から使用法まで理解していた。

◆能力の解除

『フワフワの実』や『アトアトの実』、『ホビホビの実』のように周囲の理に影響を与える能力(物体浮遊、生物を別の何かに変えるなど)の場合、能力者が絶命したり、「精神的」「肉体的」なダメージで意識を失うと能力が解除される。
これには外的な要因が必須で、睡眠程度では解除されない様子。
強い精神的ショックによって能力が解けてしまうという事だろうか?

また、ハンコックによればメロメロの実の石化能力は能力者の気絶・絶命では解除されず、他人が能力を手に入れても干渉できないとのこと。
この発言について、多数の能力者を部下に抱えている黒ひげが特に疑っている様な様子がないあたり、少なくとも能力者が死んでも解除されない能力も珍しくないようだ。

◆超人系最強

「三種中の最強種」は自然系となっているが、第58巻SBSでの解説によれば白ひげの持つ超人系悪魔の実『グラグラの実』の能力は「地震や海震を引き起こす」「地を割る」「津波を起こす」、等の効果の範囲や威力から“世界を滅ぼす力”、超人系最強と謳われる。

また、『オペオペの実』は、その応用力や「不老手術」という能力の存在から『究極の悪魔の実』と言われている。
こちらは能力者に医療知識がなければ扱えず、体力の消耗も激しいため、だいぶ人を選ぶところはある。

◆覚醒


能力は稀に「覚醒」し
()()()にも影響を与え始める!!!


いいか ひよっこ
“悪魔の実”の能力には まだ
「覚醒」という上の世界(ステージ)があるんだ…!!!


能力者の心身が能力に追いついた時に目覚める、悪魔の実の更なる段階。
超人系の『覚醒』は能力の行使範囲が広まり、能力者以外の存在にまで影響を及ぼすようになる。
しかし、その詳しい内容は実によって効果が異なり、不慣れならば体力を著しく消耗する様子。

ドフラミンゴやカタクリは自身の周囲の物体を能力の対象となるカタチにして操れるようになっている。
また、『FILM GOLD』のギルド・テゾーロは島ほどのサイズはあるグラン・テゾーロ船内の黄金全てを自在に操ることが可能に、
STAMPEDE』のダグラス・バレットは『ガシャガシャの実』による無機物合体能力を島全体に行使することが可能となった。
ワノ国編でのトラファルガー・ローは、武器や他者に「ROOM」を付与してなんらかの影響を与えることが、ユースタス・キッドは他人に磁力を一時的に付与することができるようになった。

上記の4パターンが正しいとして、覚醒によりこれらの垣根が取り払われる模様。*5

◆人工的な能力の再現

ベガパンク超人系の再現について、動物系のように「人造悪魔の実」を製造したり既存の実を複製することはできなかった様子。
しかし、能力者の血統因子があれば、そこから特殊な血液「グリーンブラッド」を製造して投与することで超人系の能力を獲得させることに成功した。

作中ではセラフィムの腕に通されており、オリジナルと遜色ない超人系能力を使用することが可能となっている。


【超人系能力者一覧】

東の海(イーストブルー)

Aタイプ。内臓・骨格を含む全身が伸縮自在な「ゴム人間」になる。
熟練度次第で伸びる距離は変わるが、伸ばしすぎて体が千切れてしまうといったことはない。
あくまで「体がゴムのようになっている」だけであるため、本物のゴムと違って日光などで劣化することもない。
体の一部を伸ばすだけでなく、大きく息を吸い込んで風船のように膨らませることも可能。
また、高い弾力と絶縁性も得られるため、関節技や電撃も無効化できる。
打撃・銃撃・砲撃・圧力にも高い耐性を得られるが、威力によっては遠くに飛ばされたり、動きを封じられる程度の影響は受ける。
一方で斬撃や刺突などの鋭利な性質を持った攻撃や、衝撃貝や六王銃のように体内に直接作用する攻撃などは有効。

果実は青紫色の小さなメロンのような形をしており、皮の中身は白っぽい緑色。
図鑑に載っている実の一つで、図説まで載っている珍しい実。


他作品のONE PIECEパロディでは「悪魔の実といえばゴムゴムの実」という認識が一般的。
両さん北斗英二など、ジャンプ作品内でもゴムゴムの実のパロディが散見される。
俳優の阿部寛に至っては実写でもゴムゴムの能力を披露している。


Aタイプ。全身を細かく分割できる、切っても切れない「バラバラ人間」になる。*7
バラバラにした身体を浮遊させることも可能だが、唯一足首から先だけは地に着いていなければならない。
ただし、能力者もしくは第三者が足を持って移動すれば理論上は移動制限がない。
バラバラにできる体のサイズは、能力者本人のコントロールが及ぶ範囲内だとぶつ切り程度が限界。
また、バラバラになった体をコントロールできる距離にも限界があり、範囲外に出たパーツはその場に落下して動かせなくなる。
能動的には身体を横のラインで分割するが、斬撃を喰らうとその軌跡に沿って自動的に分離するため、たとえ覇気を用いた攻撃であろうとも斬撃は一切通用しない。
この場合、たとえ微塵切りにされても瞬時に元に戻れる。

果実はオレンジ色をした大型のラズベリーのような形状。

Aタイプ。全身から一切の摩擦が消え去り、あらゆるものをスリップさせられるようになる。
物理的攻撃はすべて体表でスリップして無効となる。
衣服を着用することは可能で、衣服の上から攻撃された場合もスリップ効果は発動する。
ただし靴の裏までは効果が及ばないようで、足にスリップ効果が欲しい場合は裸足で行動する必要がある。
副作用として究極の美容効果があり、ルフィやコビーに「イカついおばさん」と言われるほどの醜女だったアルビダは絶世の美女になった。
本人は「そばかすが消えた」ぐらいにしか認識していないようだが人によってはこっちの美容効果の方がメインかもしれない

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.10によれば、果実はピンク色の桃のような形状で、皮がやたらとツヤツヤしている。

偉大なる航路(グランドライン)

リトルガーデン編

Aタイプ。体のあらゆる部位を爆弾として起爆させる「爆弾人間」になる。
吐息や鼻クソもその範疇で、Mr.5はこれを弾いたり専用の拳銃に詰めたりして使用した。
また自身が爆弾であるため爆撃が効かず、火薬でできた爆発物を食べても平気である。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.11によれば、果実は濃い紫色のリンゴのような形状で、ヘタが爆弾の導火線のようになっている。

Aタイプ。自分の体重を1kg~1万kgの間でコントロール可能になる。
1kgにまで減らせば傘一本で風に乗って宙を舞い、1万kgまで増やせば大重量での押し潰し攻撃が可能。
また、相手の体に乗って徐々に重くすることで拷問にも使用できる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.11によれば、果実は桃色の分銅のような形状。

Bタイプ。全身からロウを搾り出す「ろうそく(キャンドル)人間」になる。
搾り出したロウは自在にコントロールでき、様々な形状に固めることができる。
特に使用者のMr.3は造形を得意としているため、身に纏う鎧など複雑な形状のものも素早く生成することができる。
一度固まると鉄並みの硬度になるが、能力者本人がコントロールすれば瞬時に形状を変えることもできる。
このロウは毒を含めた液体をほとんど通さない一方で、火などの高熱を受けると軟化・融解・燃焼してしまう弱点がある。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.9によれば、果実は白い洋梨のような形状で、上部が溶けたロウソクのような形になっている。

ドラム王国編

Aタイプ。有機・無機物を問わず、あらゆるものをおいしく食べられるようになる。
食べたものを自らの身体に融合させてパワーアップしたり、自らを食べて体形を変化させる、人を食べて内部で合体させるなども可能。
能力者を食べた場合、一時的にその能力を身につけることも可能(映画オリジナル)。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.9によれば、果実は紫色で、牙の生えた口が噛み合わさったような形状。

アラバスタ

Aタイプ。右手で触った相手の顔や体形を、性別や声に至るまでコピーする「マネ人間」になる。
コピーできる数に制限はないらしく、触れれば触れるほどメモリーが増加する。
左手で顔を触ることで解除でき、顔の一部分だけを変形させることも可能。
ただし、変身すると相手の基本的な体質も上書きされるため、変身中は自身が身につけた武術や技は一切使用できない。
腕力や脚力までコピーされ、背格好も変わってしまうため、リーチは変わるし技も本来の威力を出せないという意味だろう。
アラバスタ編のサンジ戦におけるMr.2は変身した状態で予備動作に入り、攻撃の直前に変身を解除する形で技を使用していた。

戦闘能力が直接的に増加する能力ではないが、謀略に使用した場合これほど凶悪な能力はない
例としてアラバスタ編では「Mr.2がコブラ王に変身して反乱軍を煽り、怒った反乱軍が国王軍との決戦のために首都アルバーナに突撃する状況を作り出す」
ワノ国の過去編では「黒炭ひぐらしが当時の将軍光月スキヤキに化け、『己の死後、後継者であるおでん不在の間は黒炭オロチが将軍代理となる』と大名の前で宣言し、オロチによるワノ国支配の基礎を築いた」などがある。
実際、ルフィたちが事前に出会っていなかったら「仲間の印」という対処法も取れず、仲間同士で疑心暗鬼に陥り一味崩壊もあり得た。

Bタイプ。視界内に自身の体の様々な部分を花のように咲かせられるようになる。
手足はもとより目や鼻などのごく一部でも可能で、その場合咲かせた部位の感覚は共有される。
これらは本体の一部のコピーであり、巨人族が食べた場合は巨大なパーツが咲くことになるらしい。
練達すると腕や足を大量に咲かせて束ねることで巨大な手足を作り上げたり、「全身を咲かせる」ことで分身や影武者を作り出すこともできる。
ただし筋力などは本人のレベルを超えず、また咲かせたパーツにかかる負担やダメージは本体にフィードバックされる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.6によれば、果実はピンク色の花のような形をしている。

Aタイプ。体のあらゆる部位を鉄の硬度を持つ刃物に変える「全身刃物人間」になる。
刃物には裏表がなく、相手に体を向けた部分がそのまま刃物に変わる。
指の一本一本をそれぞれ刃物に変えたり、腕や足を丸ごと大きな刃とすることも可能。
身体が鉄の硬度になるため、並程度の攻撃では傷ひとつ付かない。

B+Aタイプ。あらゆる部位から鋭いトゲを伸ばす「棘人間」になる。
ただトゲを生やすのではなく、一部を鋭いトゲに変化させることも可能。
トゲで自身のツボを突くことによる身体強化も行える。

Aタイプ。あらゆる部位を鋼鉄の錠に変えることができるようになる。
錠に変化した部位が対象を通り抜けることで、相手の体が錠で拘束された状態となる。
また、両腕を錠に変化させたまま伸ばして大型の檻を作り出すこともできる。

ジャヤ編

Aタイプ。手足など体の一部を強靭なバネに変えられる「バネ人間」になる。
手足を縮めた状態のバネに変化させ、解放することで常人以上のジャンプ力を発揮したり、バネの反発力を利用して打撃を強化することも可能。
ただし、力を溜めるほど飛び出す際の反動で強烈な衝撃が足元に発生し、足場が崩壊してしまう。

Bタイプ。体からを生み出す「糸人間」になる。
ピンと張った糸で斬撃を放ったり、繋げて他人を操ることも可能。
糸の太さを自由に変えることもでき、目に見えないほどに細い糸すら生み出せる。
雲に糸を引っ掛けることで空を移動することもでき、自分の傷を縫い合わせて応急処置も可能。
糸を束ねて自分の影武者を作り出すこともでき、「覚醒」すると周囲の物体を糸に変化させられる。

果実は白い洋梨のような形をしている。
実の名前はドレスローザ編で判明。

デービーバックファイト編

Bタイプ。体から未知の物質「ノロマ光子」を発生させられる「ノロマ人間」になる。
ノロマ光子に触れた物体は威力・衝撃など他の全てのエネルギーはそのまま、物理的速度だけが30秒間大幅に減少する。
速度低下中はダメージなどの影響を受けるのも遅くなり、30秒が経過するとノロくなっている間に受けた刺激が一気に反映される。
通常は指先から光線として放つが、木などを介することで剣のように使用することも可能。
なお、ノロマ光子はで反射するため、ミラミラの実は天敵になると思われる。

ウォーターセブン編

Dタイプ。あらゆる場所にドアを作り出す「ドア人間」になる。
一度作ったドアは閉じてしまえば、一切の痕跡を残さず消滅する。
大気にドアを開けることで異空間を通って移動したり、自分以外の人体をドアに変えることで動きを制限するなども可能。

Bタイプ。全身からあらゆる力をこそぎ落とす泡を発生させる「石鹸人間」になる。
この泡は汚れや能力、身体の起伏なども落としてしまうが、水を浴びると影響ごと流される。
また、生物に泡が付着すると体力すらも削ぎ落とす。
カリファは能力の特性自体はすぐに把握して順応したものの、近距離の体術をメインとする戦い方が噛み合わずに本領を発揮できていない。
雨の日ならば屋外の掃除にも使える。

果実は青紫色のカカオのような形をしており、皮の中身は黄緑色。

エニエス・ロビー編

  • ベリベリの実
    能力者:ベリーグッド
Aタイプ。身体をブドウの実のように分離させる「ブドウ人間」になる。
バラバラの実と似ているが、こちらは対打撃特化の様子。
分離した体のくっつき方を変えることで、別の体型になることも可能。
原作ではバラバラになると転がるかバウンドする程度だったが、アニメだと空中浮遊をしている。
実の名前は第47巻SBSで判明。

  • サビサビの実
    能力者:シュウ
Dタイプ。手で触れたあらゆるものを錆びつかせる「サビ人間」になる。
物質はもとより、関節を錆びつかせて動きを封じることも可能。
ただし関節については手を離した瞬間元通りになっており、人体に行使するには触れ続ける必要がある。
ゾロの「雪走」はこれで破壊された。
実の名前は第47巻SBSで判明。

  • シャリシャリの実
    能力者:シャリングル
Aタイプ。あらゆる部位を車輪のように高速回転させる「車輪人間」になる。
腕を高速回転する車輪にして打撃を加えたり、足を車輪にしての高速移動が可能。
初登場した「三文字二音節の実」。
類似能力にグルグルの実があるが、こちらは回転が鋭く直接攻撃が行える。
実の名前は第47巻SBSで判明。

スリラーバーク

Aタイプ。死後に一度だけ蘇る「復活人間」になる。
能力発動までは単に復活を保証されるだけの能力で、復活するには黄泉の国から舞い戻った魂が自分の肉体を探し出して宿る必要がある。*8
死体が白骨化していても「動く屍」として蘇生し、生理現象や内臓運動などはそのまま機能する。
ただし、蘇生した時点で生身だった場合の寿命は不明。ブルックは白骨であるため実質不老となっている。
この能力の本質は「魂」にあり、復活後の魂からは自らをこの世に実存させるために、限りなく実体に近い強力なエネルギーが発生し続けている。
特にブルックの場合は能力で骨だけの身体を繋ぎ止めているため、体を切り離されてもこのエネルギーによって再接続し、カルシウムの摂取によりダメージも回復できる。
さらに能力を鍛えることにより、幽体離脱や「黄泉の冷気」を操るなど非常に多彩な能力を有している。
自らが演奏する音楽を通じて他者の魂にまで干渉し、幻覚を見せたり眠らせたりすることも可能で、モノに擬似的な「魂」を吹き込むソルソルの実に対しては天敵とも言える。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.8によれば、果実は赤いドクロのような形状で、下部には歯のような四つの瘤がある。

Cタイプ。自他問わず、「影」を支配して操ることができるようになる。
自身の影は実体化させることができ、影の形状を変化させたり分裂させることが可能。
また、影と自分の位置を入れ替えることもでき、攻撃を受けた部位を影と入れ替えて無効化することもできる。
他人の影は専用のハサミで切り取ることができ、切り取られた影は契約を交わすことで能力者のしもべとなる。
モリアはホグバックという協力者のもと、強化した死体に影を入れることで兵士として使用していた。
また、切り取られた影を取り込むことでその影の持ち主の能力を一定時間使用可能となる。
ただし、影を切り取られた相手は日光を浴びると消滅してしまう(昼間でも霧が深い、曇りであるなど直射日光でなければ影響は受けない)、
影の持ち主が死ぬと影も消える、悪魔の実の力であるため海水を飲んだり塩を摂取したりすると解除される、と欠点も多い。
逆に影の保持を考えなければ、日の当たるところで行使するだけで他人を消滅させる凶悪な能力となる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.8によれば、果実は黒いメロンのような形状で、トウモロコシのような葉っぱで覆われている。

B+Aタイプ。霊体を生み出し、自在に操る「霊体人間」になる。
生み出せるのは「衝撃を伴う爆発を起こす霊体」と「すり抜けた相手の精神をネガティブにする霊体」。
自身の幽体離脱も可能だが、離脱している間は物理的干渉が相互に無効化され、元の肉体は完全に無防備になる。
ただし前述のゴーストを用いて干渉・攻撃は可能。
なお、幽体離脱の際は服や傘なども着用・所持したまま幽体化する。
ネガティブ効果はどんな屈強な戦士も瞬時に戦意喪失してしまうほど強力だが、元々メンタルがネガティブな相手には効かず、それがゴーストのレベルより上だった場合はゴーストや能力者自身がネガティブになってしまう。
方向性は違えど魂に干渉する能力ということもあり、ヨミヨミの実の近縁種とも見られる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.17によれば、果実は5つの房がある白いバナナのような形状で、それぞれに目のような模様がある。

Aタイプ。自分の身体を透明にする「透明人間」になる。
サンジをはじめ男性諸君にとっては夢のような能力。
服など自身の肉体に接触しているものも透明にできるが、あくまでも目に見えなくなるだけで存在そのものは消えないため物理的な干渉は受ける。
図鑑に載っている実の一つ。
現在は黒ひげ一味にアブサロムが殺され、何らかの方法でシリュウが能力を奪い取っている。

Aタイプ。両掌に肉球が発生した「肉球人間」になる。
この肉球で触れたものは任意の距離・方向・速度で弾き飛ばすことができる。
また、「苦痛」「疲労」「ダメージ」「記憶」など実体を持たない概念をエネルギーとして弾き出すことも可能。
くまは他者を任意の場所に弾き飛ばすほか、自分を弾くことで瞬間移動する、空気を弾いて攻撃するなどの方法を使う。

シャボンディ諸島編

Cタイプ。自身や他者の肉体年齢を自在に増減させられる「年齢自在人間」になる。
生物以外に対しても使用でき、卵を急激に成長・孵化させたり、物体を瞬間的に経年劣化させることも可能。
実の名前は第107巻SBSで判明。

Cタイプ。磁気を操ることができるようになる。
キッドはこの能力で「砲弾を跳ね返す」「武器を集めて腕を巨大化させる」などの戦い方をとる。
金属を集めて義手などを作り出すことも可能。
「覚醒」すると対象に磁気を帯びさせることができるようになる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.14によれば、果実は紺色のブドウのような形状で、一粒一粒に電気のように尖った部分がある。
また、ヘタも電気のような形状で、実の全体にコイルのようなツタが巻かれている。
実の名前は第99巻SBSで判明。

B+Cタイプ。ドーム状の特殊な空間(ROOM)を展開し、その内部の対象を改造したり位置を変えられる「改造自在人間」になる。
生命体に使うと出血やダメージ無しに臓器を抜いたり肉体を分割したりできるが、分割しても生体機能は繋がったまま。
さらには人格をシャッフルする、電気ショックを喰らわせる、奥の手として敵の内臓を直接攻撃するといった芸当も可能。
ただし、「手術(オペ)」というだけあって使いこなすには高度な医学の知識が不可欠。
その分使いこなせば、死病を完治させたり欠損した部位を繋ぎ合わせることも可能。
万能とも思える能力だが、能力を「長時間」「より大きく」行使するごとに体力を大きく消耗する。
また、「覚醒」すると「ROOM」の亜種を生み出し、対象にまとわせることで様々な性質を与えられるようになる。

最大の能力として他者に永遠の命を与えることもできるが、莫大な体力を消耗してしまうために能力者本人の命と引き換えとなると言われている。
この「不老手術」こそ、オペオペの実が『究極の悪魔の実』と呼ばれる所以であり、かつて海賊がこの実を手に入れた際は世界政府と海軍が相場の50倍である50億ベリーで取引しようとした。
なお、悪魔の実は過去の能力者の存在などから実の情報が図鑑に載ったり言い伝えとして伝わったりしているが、上記の不老手術の情報が正確な形で伝わっていることから、裏を返せば作中世界には実際に不老となった者が存在していることになる……
なお、いる筈のない「世界の王」の名前が800年前にいた人物と同一名ではあるが、これが不老不死に関わっているのかは不明。

果実は赤いハートのような形状で、皮の中身は白。
実の名前はパンクハザード編で判明。

Aタイプ。全身が城塞に変化する「城人間」になり、人や武器を縮小して搭載することができる。
城の形状は自在に変化させることができ、外部にキャタピラを生成したり、城内に分身を生み出すことも可能。
身体の表面にある種のフィールドのようなものが形成されており、搭載したものはここを出ると元の大きさに戻る。
また、奥の手として能力者自身が超巨大な城塞に変身することもできる。
実の名前はゾウ編で判明。

A+Bタイプ。体を藁に変化させ、藁を生み出して自在に操ることができるようになる。
自身を巨大な藁人形のような姿に変化させたり、手にした武器を藁化させることも可能。
さらには能力で作り出した藁人形を身体に仕込むことで、ダメージを近くの他者に肩代わりさせられる。
藁人形は複数ストックでき、身代わりになったものから体外に排出される。この能力を敵に知らせる事で人質として使う事もある。
藁人形は常に持ち歩いているタロットカードによって強化することが可能だが、カードの結果によっては逆に弱体化したりするリスクもある。
実の名前はワノ国編で判明。

悪魔の実であるならAタイプ。自身が受けたダメージに応じて肉体を肥大・強化することができる。
ウルージさんの個人技術で、悪魔の実の能力ではない可能性もアリ。

Aタイプ。全身を楽器に変化させることができ、この楽器を奏でることで斬撃や爆撃など様々な攻撃を行える。
攻撃範囲は「音が聞こえる距離」だが、聞こえる位置にいても耳を塞ぐだけで防御が可能。
逆に言えば耳を塞ぐ何らかの手段が必要なため、耳栓でもなければ遠距離から狙撃する・鳴らされる前に速攻をしかけるなど反撃の手段は限られる。
音を聞かせて攻撃する性質上、無音の空間を作るナギナギの実は天敵であり、特に“(カーム)”を能力者自身に使われてしまうと完全に無力化されてしまうと思われる。
実の名前は『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で判明。

アマゾン・リリー編

Dタイプ。自身の肉体に触れた、もしくは見惚れた対象を石化させられるようになる。
前者の場合生物だけでなく、無機物も石化できる。石化した生物は仮死状態となり、その状態のままで砕けると死ぬ。
一方で元々邪心を持たない、他人に興味がないなど魅了が通じなかったり、苦痛や恐怖によって意識を逸らした相手には効かない。
アニメでは盲目の人物にも効かなかった。
なお、解除は石化を行った当人にしか解けず、次の代の能力者でも解くことができないとされる。
恐ろしいのは石化のトリガーの緩さで、能力者に対してわずかにでも心を傾けるとアウト
つまり単純に「可愛い」と思ったり、「戦いたくない」と考えるなど、能力者に対して心をかすかにでも開くと引っかかってしまうのである。
ルフィに効かなかったのはモモの助と“対等に”喧嘩するくらいなほど感覚が「こども」なのでかわいいより「かっこいい」ものにしか興味がない故と思われる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.16によれば、果実はハート型のサクランボのような形状で、赤い実と青い実から成る。
実の表面にはハート型の模様が描かれており、ヘタもハート型になっている。

インペルダウン

Bタイプ。全身から様々な種類の猛毒を分泌する「毒人間」になる。
吐息や汗すらも猛毒と化し、それらが充満する閉鎖空間においては超凶悪な能力。
分泌した毒は自在にコントロールでき、さらに毒物への耐性も得られるが、許容量を上回って摂取すると腹を下す程度の影響は受けてしまう様子。
また、能力を使いすぎた場合もしばらく経過した後に腹を下してしまう。
作中で使用された「毒の巨兵」"地獄の審判"は無機物・生命を問わず侵食・汚染してゆく「禁じ手」だったが、これをドクドクの実の覚醒能力と捉える考察もある。
それ以外の通常の毒は無機物を溶かすことはできず、ある程度の厚みがあれば防げるため、ドルドルの実と相性が悪い。

B+Cタイプ。指先が注射器のように変化し、突き刺した対象のホルモンを自在に分泌・抑制する「ホルモン自在人間」になる。
これにより性別を変える、身体を大きくする、ダメージを誤魔化す*9、自己治癒力を活性化させるなどが可能。
治癒力の活性化は体組織の破壊と再生を短時間で強引に行わせるため、強力なほど対象者に苦痛を与え、なおかつその寿命をも削り縮めてしまう副作用がある。
その上、並外れた生命力がないと途中で死亡するか、生き残れるにしても数日単位の時間がかかる。

Aタイプ。腕を大きなハサミに変え、様々なものを切り取る「ハサミ人間」になる。
切られたものは材質や形状を問わず、紙のように折り曲げたり接着することが可能。
ただし、切られたものを自由に操れるのは本人だけで硬度などは基本そのまま。

マリンフォード編

Dタイプ。殴りつけた場所から強烈な振動を発生させ、地震や海震を自在に起こせる「震動人間」になる*10
震動のフィールドのようなものを纏い、「大気を殴りつけて衝撃波を飛ばす」「大地や海を揺らすことで大地震や大津波を起こす」「震動のエネルギーを炸裂させることで大きな破壊を起こす」等、原始的ながら強力な攻撃が可能。
「震動」の塊ゆえに容易に拘束することはできず、*11(おそらくは)海楼石製でない限り拘束具そのものが破壊されてしまう。
あまりに単純かつ無茶苦茶な威力から「世界を滅ぼす力」とまで形容され、超人系最強の攻撃力を誇る能力として知られる。
現在は何らかの手段で白ひげの死体からティーチが奪い取り使用している。

Aタイプ。体の一部を鉄壁のダイヤモンドに変化させられる。
その強度はミホークの斬撃を軽く受け止めるほど。
ただし、ダイヤモンドに変化させた部分は能力を解除するまで動かせない様子。
実の名前は『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で判明。

Dタイプ。あらゆるものを洗って干せる「洗濯人間」になる。
干されたものは一時的に洗濯物のようにヒラヒラになってしまう。
悪人が洗って干されると心まで洗濯され、悪の心が薄れる。
実の名前は第58巻SBSで判明。

  • ポケポケの実
    能力者:ブラメンコ
Aタイプ。身体に無限のポケットを作り出し、そこに物を出し入れすることができる。
自分の体躯より巨大な物体であっても収納時に自動的に縮小され、ポケットから取り出すと元の大きさに戻る。
実の名前は第98巻SBSで判明。

  • デカデカの実
    能力者:“巨大戦艦”サンファン・ウルフ
Aタイプ。自身の体を10倍以上に巨大化させることができる「巨大化人間」になる。
良くも悪くも「大きくなる」だけのシンプルな能力だが、ウルフは巨人族であるため、最大全長は180メートルと作中でも上位のデカさになる。*12
実の名前はエッグヘッド編で判明。

◆新世界編

魚人島編

Dタイプ。素手で触れた相手を「的」として設定し、その対象をどんな場所からでも狙うことができる。
「的」にした相手に触れた手で物を投げたり弾くことで、その物体が自動的に飛んでいき100%命中する。
投げた物は途中で障害物にぶつかったり、第三者に叩き落されたりするとそこで停止する。
記憶しておけるターゲットは能力者の手の数までで、基本は二つ。
そのためタコやイカの魚人が能力を得れば他の人より記憶できるターゲットが多くなる。
別のものに触り直さない限りメモリーは保存され、手袋程度であれば上書きもされない。
バンダー・デッケン一族に代々継承されている能力らしいが、詳しい経緯は不明。

パンクハザード編

Cタイプ。自他問わず着ぐるみや防寒服・変装といった衣服を自在に着せることが可能。
錦えもんは木の葉や石などを頭に載せることで「ドロン!」の掛け声をトリガーに発動しているが、実は何も乗せなくても一応使える。
同時に複数の相手に能力を行使することでき、それぞれに別の衣装を着せられる。
着せ替える服は能力者の意志で決定され、能力者が知らない服は着せられない。
実の名前はワノ国編で判明。

Aタイプ。あらゆる部位を様々な武器に変化させる「全身武器人間」になる。
全身をミサイル爆弾に変化させ、それで爆発して木っ端微塵になっても再生可能。
変化する武器の種類は問わないため、スパスパの実の上位種と説明されている。
ただしこちらは能力のベクトルは手数に特化しており、身体の硬度自体は並程度。また能力者が知らない武器には変身できない。

  • グルグルの実
    能力者:バッファロー
Aタイプ。あらゆる部位をプロペラのように360度回転させる「回転人間」になる。
高速回転させることによって突風を起こしたり、空を飛ぶことが可能。
シャリシャリの実の近縁種と思われ、こちらは飛行や風などサポート系の傾向が強い。

ドレスローザ編

Cタイプ。上下左右問わず重力を操ることができる。
重力を強くして地面を陥没させたり、逆に軽くして物体を浮遊させられる。
操作範囲は宇宙空間にまで及び、隕石を落下させることすらも可能。
ただし能力者本人には作用しない。
イッショウは抜刀をトリガーに使用している。
実の名前は『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で判明。

Bタイプ。絶大な防御力を誇るバリアを作り出す「バリア人間」になる。
発動には指を結ぶ(両手の人差し指と中指をそれぞれ交差させる)必要がある。
せみ丸曰く「“バリア”は何者も寄せ付けぬ“理屈”」であり、あらゆる攻撃を防ぐ概念能力の模様。
作中では当たれば四皇すら撃沈すると言われるエリザベロー2世のキング・パンチや、最早超人である光月おでんの斬撃を無傷で防ぎきっている。
一度に作り出せるのは1枚だけで面積も限界があるが、その範囲内ならば形状や位置を自在に変えられる。
ただしバリアは能力者本人の攻撃も遮断してしまうため、バリアの中から一方的に攻撃することはできないが、バリアを張ったまま突進するなどは可能。

Dタイプ。糸と針を使い、あらゆるものを縫いつけることができる。
人を地面に縫い付ける、軍艦すら縫い合わせて動きを封じるなど、非常に高い拘束力と強度を持つ。
ただし、この縫い付けはすべて手作業でなければならず、ある程度の時間を要する。
また、縫い付けられた相手が力で抜け出すことは困難だが、あくまで「糸」であるため切断は可能。

Aタイプ。あらゆるものを見通す千里眼を持った「眼力人間」になる。
物体透視や相手の心を読みとる以外にも、涙を硬化させるなどして操ることも可能。
千里眼の有効範囲は八方4000キロメートル。

  • アトアトの実
    能力者:ジョーラ
Dタイプ。生物・非生物問わず、対象を芸術作品に変える「芸術(アート)人間」になる。
能力の影響を受けると総じて前衛的な形状となり、道具は本来の機能を喪失し役立たずになってしまう。

Aタイプ。自身をジャケットに変化させる「ジャケット人間」になる。ただしジャケットというよりもペラペラな着ぐるみのような格好。
自分一人では何もできないが、他の人間にジャケットに変身した自身を着せることで、その対象者を人格ごと乗っ取って操ることができる。

Dタイプ。触れた相手をオモチャの人形やぬいぐるみに変えられるようになる。
オモチャに変えられた相手は能力者を除く世界全ての記憶から存在が消え去り、契約を交わすと能力者に絶対服従となる。
複数の人間を集めて一つのオモチャにしたり、元とは違うサイズに変えることもできる。
副作用として、能力者は実を食べた時点から肉体的成長が停止する
能力者が気絶すると、行使した能力の影響が全て解除される。
悪魔の実の中でも特に図抜けた効果範囲と即効性を持つ凶悪な能力であり、質の悪いことに能力の詳細をあらかじめ知っていても記憶消去は免れない。

Aタイプ。壁や地面など、水以外の場所を自在に泳ぐ「遊泳自由人間」になる。
泳ぎによる加速ができる以外は基本的にヌケヌケの実の下位互換(無機物限定だがすり抜けられるため)。
余談だが、サンジに渡すとヤバイ能力らしい。だろうな。

Bタイプ。全身から可燃性の粘液を分泌する「粘液人間」になる。
生成した粘液は自在に操ることができ、のように纏うことも可能。
粘着力も高いため、相手を拘束することもできる。

Dタイプ。触れたものや自身の体を旗のようにはためかせる「(フラッグ)人間」になる。
はためかせた物質が持つ固さや重さなどの性質は変わらず、任意の形状に変形させることも可能。
非常に汎用性が高い能力で、ディアマンテは地面をはためかせることで撹乱したり、
武器をヒラヒラにすることで収納し、ヒラヒラにした鉄球を打ち上げて解除することで鉄球の雨を降らせたりとトリッキーに使用していた。

Cタイプ。触れた石や岩と同化して自在に操る「岩石同化人間」になる。
石であれば建造物とも融合でき、大地を動かすレベルで変化を起こすこともできる。
同化の能力で巨石に潜り込めばその巨石を自分の姿に変形させることが可能で、実質的な巨大化戦闘もこなせる。
操れるのは能力者が触れている石と連続しているものだけで、切断される、破壊されるなどで本体から途切れるとコントロールを失う。
自身の体を岩石に変化させるわけではなく同化しているため攻撃の無効化はできず、同化している場合に破壊されるとダメージを受ける模様。
ただし事前に同化を解除して単なる岩にすることでダメージを回避することは可能。

  • パムパムの実
    能力者:グラディウス
A+Dタイプ。自分自身や触れた物質を破裂させる「破裂(パンク)人間」になる。
無生物の場合は粉々になって破壊されるが、自身は破裂によるダメージを受けずにすぐ再生可能。

  • トントンの実
    能力者:マッハバイス
Aタイプ。自身の重量を1トン単位で増減させられる「超体重(スーパーウエイト)人間」になる。
より重くなることができるため、キロキロの実の上位種とされている。

Aタイプ。描いた絵を実体化させられるようになる。
画力によって効果は上下するが、生き物を描けば動き出し、食べ物ならば食べられる。
カン十郎は絵が絶妙に下手なため、微妙な性能のものが実体化する。
……と思われていたが、実は偽装のために今まで利き手ではない左手で能力を使用していただけで実際の画力は非常に高く、自身の精巧な分身を生み出すことができるレベル。

果実は外殻を剥いた栗のような形状で、実の上下で色が異なる。
実の名前は『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で判明。

Cタイプ。自身や他者の出す音を消し去る「無音人間」になる。
周囲の音を聞こえないようにすることもできるほか、ドーム状の防音壁を作り出すことも可能。
攻撃力こそ皆無だが、暗殺諜報面においては凶悪な性能に早変わりする。
音を用いた能力に対しては特効じみた相性の良さを誇る他、使用に声を要する一部の能力も無効化可能。

  • チユチユの実
    能力者:マンシェリー
Dタイプ。「魔法のジョーロ」から出る水により、あらゆる傷を治癒できるようになる。
能力者の涙にも同様の効果があり、気絶などの傷以外の異常にも有効。
切断肢の接続もできるが、あらかじめ縫い合わせておく必要がある。
また、綿毛に超強力な治癒賦活効果を持つ植物「チユポポ」を咲かせることもできる。
ただし、能力者が咲かせたものによる効果は一人の一生につき一度限りしか作用せず、賦活も時間で切れてしまう。
他人から治癒力を分けてもらって咲かせる「献ポポ」で咲かせたものはこの限りでは無い模様。
ただし、こちらも治癒力を吸い過ぎると吸われた側は全く動けなくなる。
最上の業として物質の復元能力があるが、自身の寿命が削られるリスクがある。

ホールケーキアイランド編

Bタイプ。を生み出して操る「鏡人間」になる。攻撃を反射する、敵を閉じ込めるなど応用性は高い。
能力の鏡で対象を写して別の生物に当てれば、姿のみコピーした分身を大量に生み出せる。
相手の姿を左右反転させて自分が変身することができ、コピーした相手が使用している能力も一部模倣できる。
また、この鏡の内部は別世界になっており、鏡をゲートにして移動することもできる。

Cタイプ。人間の(ソウル)(=寿命)を自在に操れるようになる。
この実の能力者や死に対して恐れを持った、あるいは同意した相手から任意の寿命を削り取り、それを他の生物や無機物、概念に与えることで擬人化、配下として使役できるようになる。
ただし、死体を含めて他の人間に寿命を与えることはできず、死やこの実の能力者を全く恐れていない相手からは寿命を奪えないという弱点がある。
カゲカゲの実の近縁種と思われ、実際似た効果を発揮するが、擬人化した存在は塩(海水)で無効化されず、また直射日光の元でも活動可能。

能力者自身の魂を分け与えて作った配下は、他人の寿命を使用したものよりもはるかに強くなる。
ビッグ・マムは自分の寿命を雷雲(ゼウス)と炎(プロメテウス)に吹き込むことで、擬似的に天候を操ることを実現した。
応用として能力者自身の寿命を削って取り込むことでパワーアップすることも可能。
擬似的な魂を吹き込む能力であるため、ヨミヨミの実の力を受けるとキャンセルされてしまう。
さらに擬似的とはいえ自我を持つため、能力者の予期せぬ行動をとることもあるなど欠点も明確。
このため基本的には口頭で指示をする必要があり、意外な弱点としてナギナギの実が難敵となる(能力そのものを封じるわけではないが、その行使に大きく制限をかけられる)。
元々はカルメルの能力であり、マムがこの能力を得た経緯については詳細不明。それを描写から推測することはできるが……。

Bタイプ。手を叩くことでビスケットを生み出す「ビスケット人間」になる。
叩けば叩くほどビスケットは無限に増やすことができ、その性質は自由自在。
さらに生み出したビスケットは様々な形に組み替えることができる。
食料には困らなくなるが戦闘には使えない……
と思いきや、クラッカーはこの能力に武装色の覇気を組み合わせて作った「ビスケット兵」の中に入ったり、
ビスケット兵を大勢使役して戦闘に投入したりと発想力によって戦闘に活かしている。
ただし材料がビスケットなので大量の水に濡れるとふやけて弱体化し、食べられると完全に無力化する。

「叩くとビスケットが増える」のは、童謡「ふしぎなポケット」が元になっている。

Bタイプ。飴を生み出し、自在に操る「キャンディ人間」になる。
飴細工によってあらゆる物体を再現することもでき、ペロスペローの練度によってその精度は100%。
研究所などの建物の場合、設計図さえあれば内部の機材までそっくりそのまま模倣される。
飴であるため高熱に晒されると溶けてしまうが、ペロスペローは内部に鋼鉄を含んで加工することでその弱点を克服している。

  • バタバタの実
    能力者:『バター大臣』シャーロット・ガレット
Bタイプ。バターを生み出し、自在に操る「バター人間」になる。
実の名前は第91巻SBSで判明。

Cタイプ。本を自在に操る「書籍人間」になり、「本の世界」を幻覚として見せることができる。
人やものを本の中に閉じ込めて保管することもでき、保管したものは時間が経過せず停止したままとなる。
実の名前は第90巻SBSで判明。

Bタイプ。生クリームを生み出し、自在に操る「クリーム人間」になる。
このクリームは触れると痛みを伴い、やがて発火するというよくわからない特性を持つ。
恐らく生クリームという甘さの塊によって胸「焼け」を起こさせるイメージの延長と思われる。
実の名前は第90巻SBSで判明。

Dタイプ。対象を搾り、水分をジュースとして搾り出す「脱水人間」になる。
生物だけでなく、溶岩などの無生物からでもジュースを作り出せる。
剣で斬ることで水分を抜き取ることもでき、水分を搾り出されるとミイラのように干乾びる。
搾り出した水分は体内に貯蔵でき、これによって巨大化したり、水分を放出して攻撃できる。
このジュースは飲むこともでき、なかなか美味な模様。
実の名前は第89巻SBSで判明。

Cタイプ。他人の記憶(メモリー)をフィルムの形で取り出し、操れるようになる。
取り出した記憶をカット&ペーストすることで編集・改竄が可能。

A+Bタイプ。モチのような弾力と粘りのある体となり、体を分離させてを生み出すことも可能になる。
体を原形をとどめない餅に変えることができるという超人系では珍しい能力であり、
銃弾が体に直撃しても餅の弾力で貫通せず受け止める、斬撃で真っ二つにされても復活するなど、自然系と同等の防御性能も有している。
餅の弾力を活かし、武装色を纏った物理攻撃を行いながら敵を拘束する等が行え、体を餅状にすることで攻撃を回避しつつ移動できる。
ただし水に触れると粘性が弱まって拘束力が欠けたり、ビスビスの実と同じく食べられると無力化される弱点もある。
直接的な攻撃力には乏しいものの汎用性がきわめて高く、カタクリは敵の大砲に餅を詰めて発射不能にする、ビッグ・マムの悲鳴に対応して耳栓を作って配る、特性の似たゴムゴムの技を即興で真似て使用する、とフル活用している。
「覚醒」もしており、周囲の物体を餅状に変化させることもできる。

ちなみに雑誌掲載時にはこの能力は「自然系」とされていたが、単行本では「特殊な超人系」に修正された極めて珍しい経緯がある。
能力の性質はほぼ「自然系」だが、餅はあくまで料理であるため、これを自然物とするのは無理があったと思われる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.14によれば、果実は白く、大きく膨らんだモチのような形状をしている。

Aタイプ。身体を擦ることで腹部(ベルトのバックル辺り)から意思を持った屈強なランプの魔神を召喚・使役する「ランプ人間」になる。
ちなみに「ホヤ」とはランプの口のところ。

Aタイプ。自身の肉体や触れた物質に高熱を付与する「高熱人間」になる。
高熱系の能力はメラメラの実、マグマグの実、カチカチの実、アツアツの実、グツグツの実などいくつか出てきたが、後者3つは原作には登場しない。
そのため「原作に登場した超人系の高熱能力」はこのネツネツの実が最初。

Dタイプ。あらゆる物を任意の食材に変化させられるようになる。
本人も言うとおり食べるには一生困らない能力。名前の由来は恐らく「Cook」。
一見すると素晴らしい能力に見えるが、あくまでも作り出せるのは「食材」。
長年この料理を食べたであろうビッグ・マム曰く、この能力で生み出された菓子は「腹にはたまるが旨くはない」らしい。
なおシュトロイゼン自身の料理の腕前は非常に高いので、美味しい料理を能力で生み出せないのは本人の腕というより根本的にそういう性質のようだ。
あるいはマム基準で旨くないというだけで、庶民からすれば十分な味という可能性も捨てきれないが。

  • ゴチャゴチャの実
    能力者:シャーロット・ニューシ
Aタイプ。他人と合体することができるようになる。
ニューシは他の10つ子たちと合体し、巨大化していた。
無機物と合体できるガシャガシャの実とは似ながらも対照的。

世界会議(レヴェリー)

Aタイプ。あらゆる物体を押しのけることができるようになる。
押しのけられた物体は粘土のように軟らかくなり、破壊されることはない。
地面や壁の中に潜り込むこともでき、かつて凶悪な海賊だったモーリーはこの能力でトンネルを掘りまくってインペルダウンから脱獄した(公式での初脱獄記録は金獅子のシキのものとなったが)。
この時に掘られたトンネルは現在のニューカマーランドの下地となっている。
実の名前は第91巻SBSで判明。

  • コブコブの実
    能力者:ベロ・ベティ
Dタイプ。旗を振りかざして声を発することで周囲の人物を鼓舞し、「力コブ」を発現させるようになる。
この力コブができた人間は本来以上の力を発揮でき、非力な一般人ですら並の海賊を難無く仕留められるレベルまでパワーアップする。
名称は「鼓舞」と「力“瘤”」のダブルミーニング。

ワノ国

  • キビキビの実
    能力者:お玉
Bタイプ。自分の頬をつねることで、きび団子を生み出せるようになる。
このきび団子を食べた動物は能力者に懐き、言うことを聞くようになる。効力はおよそ1ヶ月。
その後は元に戻って能力者から離れる者もいる一方、そのまま懐いて側にいることを選ぶ者もいるらしい。
人間やオリジナルの動物系能力者には効かないが、SMILEなど人造動物系の能力者には有効。
ただし、本人以外の者が能力者の頬をつねっても団子は生み出せず、この能力によるきび団子は腹には溜まらないため空腹は満たせない。
実の名前は『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で判明。

  • トキトキの実
    能力者:光月トキ
Cタイプ。自分や他者を時を超えて未来へ飛ばすことができるようになる。
ただし過去には戻ることはできず、場所を移動することもできない(20年跳躍すれば、20年後の同じ場所に出る)。
トキはこの能力で居場所を求めて時間跳躍を続け、最終的に光月おでんがいる時代に辿り着いて運命を共にした。
錦えもんやモモの助らが20年前からやってきたのもこの能力によるもの。
トキは現在故人であるため、この実はどこかに出現していると思われる。

  • ジュクジュクの実
    能力者:“くの一”しのぶ
Dタイプ。触れたものを瞬時に腐らせることができるようになる。
地面に対して使用すれば瞬時に巨大な穴が発生する。
人間の肉体年齢を一気に進める効果も持つが、精神年齢は変わらず、変化は不可逆。

Cタイプ。巻物を利用してあらゆるものを封印できるようになる。
封印したものはそのままの状態で保存され、能力者の意思で自由に解放できる。
作中では巨大な巻物を出現させて敵の攻撃を受け、そのまま巻き付けてお返しする大規模なカウンターをお見舞いしたり、予め貯蔵しておいた大量の水を放出することで大火事を消火した。
雷ぞうは忍術を使う際にも巻物を口に咥える動作を行うが、この能力の巻物かは不明。

エッグヘッド編

  • シクシクの実
    能力者:“死神”ドクQ
Bタイプ。様々な病気を作り出し、相手に感染させられるようになる。
オリジナルの病気を作ることも可能で、ドクQは「女になる病」なる疫病をハートの海賊団に罹患させた。
この能力による病気は高い感染力を持ち、既に罹患した対象に触れるだけで伝染していく。
しかし、強大な覇気などで打ち破られると「抗体」が生まれ、それも周囲に伝染する。
この抗体もまた非常に強力で、二度と同じ病気に罹患しなくなる。
名前の由来は病気を意味する英単語「sick」。

  • ワプワプの実
    能力者:“音越”ヴァン・オーガー
Aタイプ。能力者自身や触れた相手を任意の地点に瞬間移動(ワープ)させられるようになる。
予備動作や前提条件もなしに瞬間的に発動でき、海上から島の中腹にまで到達できるなど移動可能な距離も長い。

Aタイプ。身体能力が著しく強化され、人智を超えた怪力を発揮できるようになる。
特に腕力は巨大な山を丸ごと持ち上げ、投げ飛ばすことができるほどにまで強化される。
バージェスは元々がとんでもない怪力であるため、どの程度パワーアップしたのかは現状では不明瞭。

Aタイプ。あらゆる知識を無制限に記憶できる「脳ミソ人間」になる。
この能力はあくまで知識を記憶するだけであり、知識を得た分だけ知能が向上することはない。
また記憶容量に比例して脳(および頭部)が肥大化していくため、ベガパンクは文字通り「世界最大の頭脳」を持つに至った。
最終的には頭だけで巨人族に匹敵するサイズとなってしまったため、現在は本体から切り離されて外部記憶装置として保存されている。

  • シマシマの実
    能力者:“悪政王”アバロ・ピサロ
Cタイプ。島と融合し、その島そのものになる「島人間」になる。
融合した島の上で起きていることは本人の感覚にフィードバックされるが、細かく把握することはできない。
また能力者本来の顔を島のどこにでも表すことができる他、融合した島にあるものは無生物であれば全て制御下に置くことが可能。
恐らくイシイシの実の上位種か近縁種。
基本的にはシマシマの実が上位互換とみて間違いないと思われるが、一部性能の利便性においてはイシイシの実の能力の方が優れている面もある。

  • ガブガブの実
    能力者:“大酒”のバスコ・ショット
Bタイプ。高濃度のアルコールを含んだ液体や泡を生み出す「酒人間」になる。
可燃性が極めて高く、街一つ程度なら瞬く間に火の海にできる。
泡を生成した場合は能力者が上に載って飛ぶこともできる他、酒であるため生物ならば酩酊させることも可能と思われる。

  • ムチムチの実
    能力者:孔雀
Dタイプ。鞭打った対象を「調教」し、コントロールできる「調教人間」になる。
生物・無生物を問わず操ることができ、建物を操れば場所を移動させることも可能。

  • グニョグニョの実
    能力者:プリンス・グルス
Bタイプ。自身の体から粘土を生み出す「粘土人間」になる。
ドルドルの実の近縁種と思われ、あちら同様絞り出した粘土で色々なものを造形できるが、こちらは人形を生み出して自立行動させることも可能。

  • ノリノリの実
    能力者:ブルーグラス
Cタイプ。プレミアショーと原作漫画とで同名の実が登場しながらも、能力の内容が完全に違う実。
こちらは自身が騎乗することで、どんなものでも乗りこなす「ドライブ人間」になる。
能力の対象にできるのは自身が直接騎乗している1つだけに限られるが、自身より上の権限で命令されたパシフィスタだろうと意のままに操れる。

アニメオリジナル・アニメ初出

  • ゴエゴエの実
    能力者:エルドラゴ(映画1作目オリジナル)
Aタイプ。常識をはるかに超越した大声を出せるようになる。
その大声は物理的な衝撃波を伴い、殺傷能力を持った極太のビーム光線として放つことも可能。

  • ヒソヒソの実
    能力者:アピス(アニメ「千年竜伝説編」オリジナル)
Aタイプ。あらゆる動物とテレパシーで会話できるようになる。
直接的な攻撃能力は一切持たないが、情報収集という点では非常に高い能力を発揮する。
なお、あくまで会話が可能となるだけであり、「キビキビの実」のように手懐けられるわけではない。

Aタイプ。爪が鋭くなり、カマイタチを作り出せるようになる。
鋭く尖った爪を活かした直接戦闘も可能。

Aタイプ。全身を鋼鉄のように硬化させられるようになる。
また、硬くなった部位を発熱させることも可能。

  • トロトロの実
    能力者:ハニークイーン(映画「ねじまき島の冒険」オリジナル)
Aタイプ。全身、もしくは体の一部をトロみのある液体に変化させられるようになる。
自然系のような特徴を持つが、この能力のみ着衣には効果がなく、全身に能力を使うと服がすべて脱げて全裸になってしまう。
また、液体になるためビンなどの閉所に密封されると脱出できないという欠点も持つ。

Aタイプ。身体を水飴に変化させられるようになる。
軟化させればあらゆる物理攻撃を無効化し、硬化させれば人体をも貫く武器になる。
自然系に近い性能を持つが、小麦粉をかけられると固体化してしまうなどモチモチの実と同様特殊な超人系に分類される模様。
ペロペロの実と酷似しているように見えるが、あちらは飴細工を生み出す能力であり、こちらは水飴に変化するとまったく別物。

  • アツアツの実
    能力者:ドン・アッチーノ(アニメ「アイスハンター編」オリジナル)
Aタイプ。体から最高1万度の高熱を発せられるようになる。
あらゆるものは触れた瞬間に溶かされ、周囲の気温にすら影響を与える。
また熱に対する耐性も有し、マグマに浸かっても平然としていられる。

  • ノコノコの実
    能力者:ムッシュール(映画「エピソードオブチョッパー+」オリジナル)
Aタイプ。キノコに関する様々な能力を使用できるようになる。
体をキノコそのものや胞子に変化させたり、地面に菌糸を張り巡らせればキノコを生やすことができる。
体内には猛毒の胞子が溜め込まれ、10年に一度の周期で「砲弾」として放出することが可能。
火が弱点で、キノコや胞子は燃やされると完全に無力化してしまう。

  • アミアミの実
    能力者:ラルゴ(アニメ「金獅子の野望」オリジナル)
Aタイプ。自身の肉体を網に変化させられるようになる。
また、体に取り込んだものを網として射出することも可能。

Cタイプ。自分自身や一度触れた物体を浮遊させ操れるようになる。
能力者の天敵である海水に落ちることがないどころか、海水に干渉して攻撃に利用できるという凄まじい能力。
ただし自分以外の生物には使えず、また浮くだけなので暴風などの気象現象に弱い。
シキは22年前、海楼石の足枷をはめられた自らの両足を切断した上でこの能力を行使し、史上初のインペルダウン脱獄者となった。

  • モドモドの実
    能力者:アイン(映画「FILM Z」オリジナル)
Dタイプ。手から放つ光に触れたものの時間を、生物・無生物問わず12年巻き戻す「モドモド人間」になる。
あくまで肉体年齢のみを巻き戻す能力で、精神や記憶には影響しない。
複数回使用すればその度に12年ずつ巻き戻り、誕生して12年以下の対象は跡形もなく消滅してしまう。
能力者自身には効かない様子。

  • モサモサの実
    能力者:ビンズ(映画「FILM Z」オリジナル)
Cタイプ。植物の成長を促進し、操れるようになる。
能力の発動には特殊な踊りが必要。

  • ペトペトの実
    能力者:ブリード(アニメ「シーザー誘拐編」オリジナル)
Dタイプ。手からスライム状の物体を出し、それを固めた首輪を着けた生物を自分のペットにして操るれるようになる。
コントロールのためには能力者自身の声が必要。またコントロールしている相手の身体能力は100%発揮される。
能力者自身が首輪を着けることで自己強化することも可能。
口頭で指示を出してコントロールしなければならない都合上、理屈の上ではナギナギの実が天敵。

Cタイプ。触れたものの大きさやスピードを最大100倍まで増幅させられるようになる。
また、能力者自身のスピードを増幅することも可能。

  • キュブキュブの実
    能力者:ガイラム(アニメ「3D2Y」オリジナル)
Dタイプ。あらゆるものを立方体状に変化させる「キューブ人間」になる。
対象を一つのキューブに変えるだけでなく、バラバラに分解する形でのキューブ化も可能。
作り出したキューブは積み上げたり自在に動かせる。人体や空気にも有効。

  • グツグツの実
    能力者:ビル(アニメ「シルバーマイン編」オリジナル)
Cタイプ。プレミアショーとアニメオリジナルストーリーとで同名の実が登場しながらも、能力の内容が完全に違う実。
こちらはあらゆる鉱物を溶かして加工する「溶鉱炉人間」になる。
能力を使うには予め鉱物を摂取しなければならないが、大量に摂取していれば溶岩のように操れる。
鉱石を過剰摂取しすぎると身体の許容量をオーバーしてしまい、全身が肥大化し溶鉱も垂れ流しになるなど、
バルトロメオ曰く『ロギアのような見た目』になる。

  • コロコロの実
    能力者:アベロン(アニメ「シルバーマイン編」オリジナル)
Aタイプ。体をトロッコに変化させる「トロッコ人間」になる。
手足が車輪になって高速移動でき、トロッコの荷台部分には爆弾や大砲などを仕込める。

  • ジャラジャラの実
    能力者:マッド・トレジャー(アニメ「ハートオブゴールド」・映画「FILM GOLD」オリジナル)
Bタイプ。体中から鎖を生み出す「鎖人間」になる。
何重にも巻いて打撃の威力を強化する、体に巻いて防御する、フックショットのように使うなど使用用途は様々。

  • イロイロの実
    能力者:サイコ・P(アニメ「ハートオブゴールド」オリジナル)
Dタイプ。特殊なスプレーで色付けした物を周囲の景色と同化させる「カモフラージュ人間」になる。
同化した状態では目視での見極めができず、見聞色の覇気でのみ看破可能。

Cタイプ。触れた金を自在に操れるようになる。設定画によると「金を生む能力」だが、体から金を精製する能力があるかどうかは不明。
小さな金の指輪を巨大な金の触手に変える、金を装甲として腕に纏う、液体のような流体物として操る、黄金の鎧を作り出す、
能力を帯びた金粉を体に染み込ませておき、能力者の意思次第で金を増大・顕現させて自由を奪い金の彫像に変えるなど、使用用途は様々。
ただし悪魔の実の力で制御されているため、金粉を浴びせた対象に海水がかかると、金粉は無力化されてしまう。
魔人オーズに匹敵するほどの巨大戦闘体「ゴールデンテゾーロ」を作り出すことも可能。この場合は腹部から操縦する。
また「覚醒」した事例の一つで、こうなると島レベルの広さを誇る金を操り、コントロールしている金の状態をリアルタイムで把握することが可能。

果実は金色の洋梨のような形をしている。

  • ラキラキの実
    能力者:バカラ(映画「FILM GOLD」オリジナル)
Cタイプ。触れた相手の運気を吸い取れるようになる。
運気を奪われると、突然体調を崩す・足元に突然バナナの皮が出現する、といった不運が起きる。
奪った運気は自分のものにでき、あらゆる行動で幸運がもたらされる無敵状態となる。
ホビホビの実と同じく現世の理自体に干渉する特異なタイプの能力と言える。
弱点はどのようにその運気が発揮されるか自分でも予測できないことであり、無駄に運気を使用すると使い切ってしまうリスクもある。
劇中ではまさにこの部分を突かれ、ウソップにスロットの大当たりを誘発させられたことで運を使い切ってしまった。
ちなみにゲーム「ナナツ島の大秘宝」では、近縁種と思しき「トクトクの実」の存在が示唆されている。

  • ヌケヌケの実
    能力者:タナカさん(映画「FILM GOLD」オリジナル)
Aタイプ。床や天井、壁などをすり抜ける「ヌケヌケ人間」になる。
能力者が触れた者にも適用され、一時的に壁に特殊な穴を開けることも可能。
ただし可能なのは無機物で、人体等の有機物をすり抜けることはできない。
スイスイの実の近縁種と思われる。

D+Aタイプ。触れた無機物を寄せ集め、無機物同士や、無機物と自身の肉体を合体させる「合体人間」になる。
合体の際に融合・変形させることもでき、新たな武器を作り出したり潜水艦をロボットのように変形させることも可能。
「覚醒」した事例の一つで、その場合は島一つを丸ごと能力の影響下に置いて天を衝くほどの巨大な人型を形成できる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.7によれば、果実は薄い青色で、表面には様々な形状の凸凹が見られる。


◆ゲーム作品初出

  • ????の実
    能力者:ミラージュ(ゲーム「幻のグランドライン冒険記!」オリジナル)
Cタイプ。一定範囲を特殊な香りで満たす「結界」を作り、嗅いだ相手に幻覚をみせる。
香りが能力発動のトリガーのため、それ以上の悪臭が漂う環境下では能力が使用できない。
この他にも、他者の影から同じ戦闘力を持つ実体のある幻影「影法師」を作ることもできる。

  • パサパサの実
    能力者:“神がかり”のサイモン(ゲーム「ナナツ島の大秘宝」オリジナル)
Aタイプ。全身を紙に変化させられるようになる。
身体を一枚の紙にすればヒラヒラと空中を舞うことができ、無数の紙に分裂させることも可能。
それぞれの紙には記号が描かれており、その記号に対応した特殊能力を発揮できる。
ただし、ペンキなどで記号を塗り潰されてしまうとその紙の能力は発揮できなくなる。
また、体が紙になるため炎が弱点となる。
なお、理由は不明だが現在では公式から言及が消されている。

  • ネムネムの実
    能力者:ノコ(ゲーム「オーシャンズドリーム!」オリジナル)
Dタイプ。音を奏でることで、聞いた相手を眠らせることができる。
さらに、能力で眠らせた相手に思い通りの夢を見せることが可能。

  • ミニミニの実
    能力者:ブリュー(ゲーム「ランドランド!」オリジナル)/“悪食”リリー・エンストマック(アニメ「Zの野望編」オリジナル)
Aタイプ。自分の身体を小さくすることができる。最小サイズでは小人のような大きさになる。
能力者は二人とも巨人族であり、この能力で普通の人間サイズになって活動をしている。

  • コテコテの実
    能力者:アディオ・スエルテ(ゲーム「ONE PIECE ODYSSEY」オリジナル)
Bタイプ。青いエネルギー状の巨大な「小手」を生み出し、自在に操る「小手人間」になる。
生み出せる小手の数は能力者の腕の数に左右され、普通の人間が食した場合は2本までとなる。
この小手は生物を掴むことはできないが、非生物であれば電気や光といった形のないものまで掴み取ることが可能。
なお、あくまで「掴む」ことができないだけで、「殴る」ことによる攻撃は行える。
この能力の真髄は『腕は道具を扱うもの』という概念そのものにある。
小手で操縦桿や舵輪などを掴むことで、能力者が操作方法を知らない物体であっても自在に操れるようになる。

◆ショー等初出

その場に居合わせられない死者や実力者を出演させるために「他人に成り代わる」「他人を再現する」といった能力、演出のために炎関係の能力が多い。

  • コピコピの実
    能力者:カメレオーネ(USJプレミアショー2012オリジナル)
Aタイプ。一度攻撃を受けた相手の容姿や能力をコピーできるようになる。
「マネマネの実」の近縁種と思われ、相手の戦闘能力もそのままコピーできる。
相手の技を使いこなすだけでなく、悪魔の実の能力者であればその能力も使用可能となる。
なお、くしゃみをしてしまうと能力が解除され、元の姿に戻る。

  • グツグツの実
    能力者:“灼熱”ランボル・ブキーニ(USJプレミアショー2013オリジナル)
Dタイプ。「グツグツの実」という名称はこちらが初出で、あらゆるものを沸騰させることができるようになる。
水を熱湯に変えて攻撃したり、他人の感情を昂ぶらせて攻撃的にすることもできる。

  • コネコネの実
    能力者:ビルディ(USJプレミアショー2014オリジナル)
Dタイプ。人を粘土細工のように捏ね、一度見たことのある別の人物に変化させられる。
コピーした相手は性格や記憶、能力や技もそのままコピーできる。
なお、能力発動には人柱となる人間が必要となる。

  • ニトニトの実
    能力者:ビュルスト(USJプレミアショー2015オリジナル)
Bタイプ。ニトログリセリンのような体液を生み出す「ニトロ人間」になる。
この体液は非常に不安定で、手を叩くなどの少しの刺激で大爆発を起こす。
液体を集めてドラゴンなどの形に固定して動かすことも可能。

  • ホレホレの実
    能力者:ボンボン(USJプレミアショー2015オリジナル)
Dタイプ。浴びた相手を惚れ込ませる光線を放つ「媚薬人間」になる。
惚れさせた相手は自身の言いなりにでき、ターゲットを誰に惚れさせるかも選択可能。
性質上、メロメロの実の能力者と組んだ場合には凶悪なシナジーを形成する。

  • マジマジの実
    能力者:インチキン(J-WORLD TOKYO「LUCY × LUCY コロシアム ザ バトル!」オリジナル)
Aタイプ。様々な手品を行える「マジック人間」になる。
自分の分身を作り出したり、催眠術をかけることも可能。
さらには自身の姿を自在に消し去り、その場から簡単に脱出することもできる。

  • ネパネパの実
    能力者:“熱風”のワイルダー(USJプレミアショー2016オリジナル)
Bタイプ。強烈な熱波を発生させる「熱波人間」になる。
芭蕉扇で煽ぐことで熱風を飛ばし、火の海にすることもできる。

  • モノモノの実
    能力者:ポッケ(USJプレミアショー2016オリジナル)
Bタイプ。ある人物と縁のある物から、その人物を再現する「再現人間」になる。
再現された人物は強さもそのまま再現される。
名前の由来は「ニセモノ」から。

  • ビジョビジョの実
    能力者:アン(東京ワンピースタワー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION〝3〟『PHANTOM』」オリジナル)
Bタイプ。イラストや写真に触れることで、それに映っているものを幻影として出現させられるようになる。
元のイラストや写真が小さくとも、幻影は実物と同じサイズで出現する。
生み出された幻影は仕草や言葉遣い、果ては悪魔の実の能力も完全に再現される。
ただし、あくまで幻影であるため実体化させられる時間は短い。
名前の由来は恐らく「ビジョン」から。
恐らくフデフデの実の近縁種と思われる。

季刊誌『ONE PIECE magazine』 Vol.7によれば、果実は黄緑色のランプのような形状で、中身は黄色く光っている。

  • ウテウテの実
    能力者:“灰猫”バッド・ワン・グレイシー(USJプレミアショー2017オリジナル)
Bタイプ。触れた場所に拳銃や大砲などの銃火器を生み出す「発砲人間」になる。
能力で生成した火器には自動で弾丸が装填される。
「覚醒」した事例の一つで、島中に無数の大砲を展開できるほど範囲が拡大する。

  • ポチャポチャの実
    能力者:ネイロ(USJプレミアショー2017オリジナル)
Bタイプ。相手の身体に贅肉をくっ付ける「贅肉人間」になる。
贅肉を付けられると肥満体型になり、運動能力が低下する。
運動して脂肪を燃焼させることで痩せられるが、ルフィは「肉だから消化する」という無茶苦茶な方法で無効化した。
また、贅肉を自分自身に蓄えることで鋼の肉体へと強化することも可能。

  • バナバナの実
    能力者:“嫉妬神”バウンティ(USJプレミアショー2018オリジナル)
Aタイプ。自身の嫉妬心を炎に変え、バーナーのように放出できるようになる。
能力者の嫉妬心が高まるほど火力や熱量が増加する特性を持つ。
名前の由来は「バーナー」から。

  • デリデリの実
    能力者:プライズ(USJプレミアショー2018オリジナル)
Dタイプ。触れたものを指定した場所まで自動的に届ける「デリバリー人間」になる。
基本的には視界に収まっている範囲内に限定されるが、デリバリーする物品の制限はない。
究極の能力として、自分が行ったことのある場所であれば視界の外であってもデリバリーできる。

  • バスバスの実
    能力者:バルザック(USJプレミアショー2019オリジナル)
Dタイプ。触れたものを爆弾に変える「爆弾製造人間」になる。
一度爆弾にしたものは指を鳴らすことで爆発する。恐らくボムボムの実の近縁種。
同時に複数の物体を爆弾に変えることができ、触れてさえいればいつでも爆発させられる。
実体のある物体だけでなく、「斬撃」など実体のないものでさえ爆弾にすることができる。
ただし自分自身を爆弾に変えることはできない。
「覚醒」した事例の一つで、一度に爆弾にできる範囲と火力が増大する。

  • ニビニビの実
    能力者:“怨念”のカルディア(USJプレミアショー2021オリジナル)
Cタイプ。鬼火を自在に操ることができる「鬼火人間」になる。
鬼火で直接攻撃するだけでなく、斬撃などに鬼火を載せて威力を高めることが可能。
さらには死者の形見を媒介としてその人物の鬼火を呼び出し、身にまとうことで姿や声をその人物そっくりに変化させることが可能。
また、鬼火の記憶を読み取ることで本人しか知り得ない情報を獲得できる模様。

  • ノリノリの実
    能力者:ヘルツ(USJプレミアショー2021オリジナル)
Cタイプ。「ノリノリの実」という名称はこちらが初出で、他者を強制的に躍らせる「ダンス人間」になる。
そのまま踊らせ続けることで、相手を踊り死にさせることも可能。

  • チュニチュニの実
    能力者:ユーディ(USJプレミアショー2022オリジナル)
Aタイプ。特殊なビームによって相手のパワーを増強or低下させる「チューニング人間」になる。
対象に直接触れることでも能力を発揮でき、この場合はビームを当てた時より細かい数値で調整可能。
効果対象は能力者自身も含まれ、さらには無生物に対しても能力の効果が及ぶ。
また、対象の能力をランダムで制限するといった形でも使用可能。

  • マリマリの実
    能力者:ヴェン・ヴェンドラー(USJプレミアショー2023オリジナル)
Bタイプ。他者のコピーを作り出し、人形のように操れるようになる。
コピーを作るためにはその対象を視認し、かつ名前を知っている必要がある。
名前の由来は「マリオネット」から。



追記・修正は悪魔の実の図鑑を見ながらお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 18:05

*1 『ゴムゴムの実』は打撃や電撃、『バラバラの実』は斬撃が無効

*2 『ゴムゴムの実』の場合は使用者のルフィが武器を使わない体術を駆使していたため、電撃を操る『ゴロゴロの実』の能力者であるエネルの受け流す能力を無視して一方的に殴ることができた

*3 握った拳がゴムボールのようにバウンドして自分にぶつかり、伸びた腕はゴム紐のようにヒョロヒョロとしていた

*4 これはトットランド付近の海が水飴だったことで成功した事例であるため、普通の海でもできるのかは不明。

*5 例としてイトイトの実の場合、最初は「糸を生み出す」能力だったのが、覚醒により「周囲を糸にする」能力としても使えるようになっている。

*6 掲載時は12年前であったが、単行本で修正された。

*7 インペルダウン編ではなぜかこの実だけ「バラバラの能力」として実の名前が明言されず、クロコダイルやボン・クレーと比べて能力紹介の構図も別物になっていた。

*8 つまりこの能力にとっての「復活」とは「魂が黄泉の国から戻って現世に定着する」までであり、その後肉体があるかないかは範疇外だと思われる。なお「魂を器に入れればその魂によって動く」のはカゲカゲの実やソルソルの実、ホロホロの実などの近縁種が実証している。

*9 あくまで身体を誤魔化すだけであり、一時しのぎにすぎない

*10 作中では能力が凄まじい影響を及ぼすため「地震人間」と説明されている。

*11 余談だが、共振を起こせれば理論上、どんなものも破壊できる。

*12 単純なサイズであれば象主が上。