テイエムオペラオー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/06/14 Mon 02:10:46
更新日:2024/04/02 Tue 03:51:01
所要時間:はーっはっはっは!約 39 分で読破できるだろう!


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ROAD TO THE TOP T.M. Opera O TM歌劇王 おもしれー女 お芝居の合間に人生やってる人 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー オペラ オージ オー・ソレ・スーオ! ステイヤー チームN テイエムオペラオー テイエムオペラ像 トレセン学園中等部 ナルシスト ハジケリスト ビート板勢 ボクっ娘 ポジティブ リギル ヴィットーリアに捧ぐ舞踏 世紀末覇王 中学生 主人公に勝ったキャラ 九九の名を持つ星々たち 他人のシナリオに出る度株を上げる女 仲間思い 優しい王様 先行バ 初春・青き絢爛 和田竜二 夢女子ホイホイ 実は最強クラス 差しウマ 帝笑歌劇~讃えよ永久に~ 徳井青空 恵福バルカローレ 意外と面倒見がいい人 愛すべきウマ 愛すべきバカ 所要時間30分以上の項目 栗東寮 歌劇 濃すぎるキャラクター性 王者の讃歌。 破天荒 自信家 自由人 ウッ



画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第6章後編「煌めきはどこまでも」
© Cygames・JRA

はーっはっはっは!
ボク主演の大歌劇を世界に届けよう!



テイエムオペラオー(T.M. Opera O)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:徳井青空

モチーフ元である競走馬『テイエムオペラオー』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:尊大なる歌劇王。その哄笑は高らかに!
誕生日:3月13日
身長:156cm
体重:常に完璧 (自称)
スリーサイズ:B76・W55・H80
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:即興のオペラを披露すること
苦手なこと:地味な作業
耳のこと:どんな言葉も賞賛に聞こえる
尻尾のこと:光を当てると煌めいてみえる
家族のこと:美しい自分を生み育てた親を尊敬している
ヒミツ:①耳飾りのデザインを、1度だけ大きく変更した事がある/②愛用の手鏡は小学生の頃から使い続けているもの
自己紹介:はーっはっはっは!ボクこそが最も強く美しい“覇王”テイエムオペラオーさ!いざ、伝説を始めようじゃないか!

キャラクターソング:帝笑歌劇~讃えよ永久に~
          Forever gold

「ただ彼女だけが」

勝ち続ける。絶対に負けない。
それがどれほど困難なことか
ただ彼女だけが知る。

重圧に耐え 剣戟を潜り抜け
包囲網を打ち砕いた その先にある未到の地を
ただ彼女だけが知る。

2018年 URA「名ウマ娘の肖像」テイエムオペラオーより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第6弾「勇者ひしめく時代」篇
© Cygames・JRA

全てを序曲に

世紀末覇王

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第6弾「勇者ひしめく時代」篇より

若手時代の和田竜二騎手と共に2000年に8つの重賞(うちGⅠ5つ)を制覇し、
年間全勝&天皇賞春秋連覇&秋古馬三冠*1達成&総獲得賞金額世界記録(当時)などの数多の偉業を達成。
活躍したのが20世紀末ということもあって「世紀末覇王」の異名を取る競走馬テイエムオペラオーがモチーフのウマ娘

外見は紫紺の瞳に、所々はねた明るめの栗毛のショートカット、左耳にイエロー、右耳にグリーンの飾りをつけ、和田竜二疑惑のあるピンクの王冠をかぶった中性的な美少女ウマ娘。
一人称は「ボク」で、口調も芝居掛かった中性的なもの。
基本的には「オペラオー」と呼ばれているが、競馬ファン兼ウマ娘ファンの中には、一貫して主戦を務めた*2和田竜二騎手の通称「リュージ」をもじり、
さらに当人が王子様キャラであることのダブルミーニングから「オージ」と言う通称で呼ぶ人も居る。

その性格は端的に言えば超絶怒濤のナルシスト
口を開けば自身の強さと美しさを歌劇風に賛美する超自信家であり、独特過ぎる世界を展開しては周りを巻き込んで盛大なオペラを披露するウマ娘屈指のハジケリスト。

【例】
  • レースで勝つのは当たり前と考えており、圧倒的大差による勝利を目指している。
  • 自分の美しさの比較対象は星や月、太陽。
  • 自分の美しさで割れない鏡にムッとする。
  • 自分が映った鏡を見てやる気と能力を上げる
  • 自分が出る夢を見て、その(自分の)美しさに癒される。
  • 星が好きなアドマイヤベガに「いつでも見られる一等星」として自分の写真をプレゼントする
  • ハジケリスト仲間のゴールドシップに遭遇してナチュラルにキバハゲデュエルをおっぱじめる
  • 秋シニア三冠達成時のイベント。

などなど枚挙すればキリがない。
アドマイヤベガ曰く「お芝居の合間に人生やってる人」。
一応、本人としては演技でやっているつもりのようだが、素の性格も大体こんな感じなので
他人からすればどこまでが演技でどこからが素なのか本気で見分けがつかない*3
台詞の端々に細かいオペラネタも入れてくるが、オペラ鑑賞好きなトレーナー(プレイヤー)の言によるとそれらはかなりマニアックなものも網羅しているという。
その一方で「情緒も物語性もないものには中々興味が湧かない」とのことで学業の成績(主に数学)は赤点の常習犯になる程度には低い。そのせいで賢さGなんだかSS+なんだかわからなくなる。

+ オペラネタのごく一部と元ネタ
  • さあ問おう、トレーナー君!ボクの聡明な理髪師よ!
恐らくロッシーニ作曲の喜劇『セヴィリアの理髪師』より。当時の理髪師とは医師などの仕事もこなす何でも屋の側面があり*4
『セヴィリアの理髪師』も理髪師の主人公が何でも屋として活躍する筋書き。
要はトレーナーを何でも屋扱いしている。

  • まさか君の名はアヤベさんではないのか?そうか、君の名は───『愛』! 『愛』そのものだというのか?
平凡なアニヲタなら何故そこで愛ッ!?となりそうなところだが、恐らくプッチーニの『トゥーランドット』より。
トゥーランドットという姫に求婚した王子カラフが「夜明けまでに自分の名を知れば結婚を諦め自害しよう」とトゥーランドットに持ち掛ける。
クライマックスでトゥーランドットの出した答えこそが「彼の名は──『愛』です!」
オペラオー的にはそんなに深く考えておらず、単にアヤベをオペラオー劇場に巻き込みたかっただけだろう。

  • どんな凄惨な闘いが繰り広げられようとも決着がつくまで……誰も寝てはならぬ。誰も……。そして───夜明けと共に、勝つのはボクだ!
同じく『トゥーランドット』より。
何としてもカラフの名を知って破談にしたいトゥーランドットが国民に向け「王子の名前がわかるまで誰も寝てはならぬ!」と命じ、
一方のカラフは勝利を確信しており「夜明けと共に、わたしは勝つ!」と宣言する。
オペラオー的には単に「勝つのはボクだ!」と言いたいだけだろう。
他にもトゥーランドットから引用したセリフが多いので、お気に入りのオペラのようだ。

  • ふぁ……。眠りの妖精がまた1匹訪れたようだね……。
下記「レッカーマウルの伴侶」と合わせ考えるとフンパーディンク作曲『ヘンゼルとグレーテル』からか。
カッコつけた言い方だが眠たいだけなのは誰の目にも明らか。

  • ボクらの舞い踊る煌びやかな劇場の下には潜んでいるものさ。得体の知れない"ファントム"が。
日本では有名なあの不気味なメロディや某人気探偵モノシリーズ4度にも渡り元ネタにした殺人事件が描かれたこともあり、
さらには舞台の所有者がスピンオフでブチギレ演技したこともあって名前くらいは知っている人間も多いだろう『オペラ座の怪人』より。
オペラ座の地下に潜む怪人「ファントム」を描いた作品だが、ここでは有馬記念に迫る影ことマンハッタンカフェを評してのセリフなので文字通りの「亡霊(ファントム)」の意も含んでいるのだろう。
惜しむらくは『オペラ座の怪人』がオペラではなくミュージカルなこと。
これに限らず、「レッカーマウルの伴侶」といい、カフェと対峙時に「芝居がかみ合う気がしない、スプラッタとオペレッタは違う」とこぼしたりと、
カフェ育成シナリオのオペラオーの台詞はやたらキレキレである。

  • よおし、行こうかドトウ、黄金の翼に乗ってっ!
恐らくジュゼッペ・ヴェルディ作曲の『ナブッコ』。
第3幕で合唱される曲が「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」
イタリアにおいてはイタリア人の心の国歌とまで呼ばれるほど人気らしく、トリノ五輪閉会式でも歌われた。

  • イゾルデ……!君はボクのもの──!
日本の創作界において相方(?)ことイゾルデとセットでちょくちょく名前を見るが、元はヨーロッパの伝説で、オペラではワーグナーが作曲した『トリスタンとイゾルデ』
このイベントでは吹雪の中の体育館で扉が凍結してドトウと二人で出られなくなったオペラオーが救出されるまでオペラの自主練を行うというものだが、
これやトゥーランドットも含めた4舞台分練習している。何時間閉じ込められていたのだろうか……

  • 「2人はまるでカルロとロドリーゴ!嗚呼、そしてボクが加わることで……新しい物語が紡がれていくんだね!」
『ドン・カルロ』のメインキャスト カルロと、彼の親友である貴族のロドリーゴ。
ドン・カルロのメインの見どころの一つはこの2人の友情であり、ロドリーゴは友情ゆえに非業の死を遂げる。見てこいカルロは関係ない
ここではいつものドトウのドジで二人三脚状態で走ることになったドトウとアヤベをこう評している。


なお、この言動によりオペラオーをリスペクトすればこそ「もっと何か意味があるはず」とニュアンスではなく字面を追ってしまうメイショウドトウ
逆に素直過ぎて言葉を額面通りに受け取ってしまうハルウララ等とはコミュニケーションに若干の齟齬が生じることも。お手本のような勘違いコント
オペラオー本人はあくまで通常会話にそれらしいフレーズを当てはめているだけであって、そこまで深い意味があるわけではないので、
深読みされたり、逆に字面をそのまま受け取って返答されたりすると、その回答の意図が分からず一瞬フリーズすることも珍しくない。
ある意味こういう時のオペラオーが最も素を出しているのかもしれないが、そこは世界のオペラオー。
本人的には明後日の方向の返球であっても、世紀末覇王ムーヴでポジティブに解釈し、明後日の方向を向いたままノッてしまうので、
その場の誰も本意ではない結論に至る悪魔合体が成立してしまうことも。

普段は道化じみた立ち振る舞いが目立つ一方で、ここぞというときの勘や洞察力は非常に鋭く、ウマ娘が辿る運命、すなわち史実を認識して行動している節がある
史実のテイエムオペラオーは凄まじい戦績を誇るものの、血統が日本ではマイナーだったり*5、騎手が新人であったり*6
一つ上の世代の黄金世代の人気が凄まじかったり、勝ち方が僅差でワンパターンであったりと*7
様々な要因が絡み合った結果*8、戦績のわりに人気が乏しく、過小評価され続けてきた馬であった*9
そしてウマ娘のテイエムオペラオーは、その派手な言動や立ち振る舞い、大差での勝利や黄金世代の打倒を掲げるなど、明らかに史実で過小評価された要因を覆すための立ち回りをしている
それが顕著なのは、シニア級のクリスマスで偉い人を集めて自分を認知してもらったときに心の底から安堵したり、
ドトウのシナリオでアヤベさんが怪我で離脱したときに、2000年有馬記念の包囲網を示唆するような発言をしたり、
アヤベさんの育成シナリオにて菊花賞で勝利した場合黙り込んで何かを考えたり*10するシーンだろう。

また、自身の運命だけでなく他のウマ娘の運命も察している一面があり、
カフェの「お友達」の異常性やアヤベさんの妹の存在を誰よりも早く見抜いてドトウに警告する、
正月イベントのかるた大会で万が一のためにアヤベさんを補欠登録して衣装の用意を依頼するなどの行動からそれが見受けられる。

ちなみにオペラオーがこんな性格になったのは、本人が語るところによると、
「幼少期に森の中に迷い込んで、ふと覗き込んだ泉の中にいたこの世のどんなものより強く美しいウマ娘(オペラオー)に励まされたから」らしい。
単にナルシストの語源であるギリシャ神話のナルキッソスのエピソードを捩った作り話かもしれないが、
ひょっとすると泉の中の「史実の自分」を見て運命を知ったのでは、と一部のファンの間で考察されている*11

また、その自己愛が強い性格に反して、余程のことがなければ他人を貶したり見下したりしない*12
それどころか、相手の美点や長所を見つけるのが非常に上手く、ネガティブになりがちな人物でも自身のオペラワールドに強引に引き込んで立ち直らせてしまう。
そして「美と併走は競争相手がいてこそ磨かれる」という信条を持っており、本気で立ち向かってくる相手を侮ることはなく、勝っても負けても、自分と相手を心から称賛する。
オペラオーは自分が最も美しくて強いと信じているが故に、自分に拮抗しうるライバル達や自身が持ち得ない能力を持つウマ娘を正当に評価し、素直に賞賛するのだ。

すなわちオペラオーの本質は、誰よりも強くて美しいからこそ誰よりも優しいウマ娘なのである。
世紀末覇王のついでにグランプリンセスにもなれそうだ。

もっとも、レースにおいては他のウマ娘同様シビアな価値観を持っており、誰が相手でも躊躇なく全力で叩き潰す。
また、本人曰く「手抜きの芝居は大嫌い」とのことであり、レースに全力で挑まない相手を軽蔑する一面もある。
実際諸事情によりジャパンカップで勝つ気を失っていたエアシャカールに対して、
「今のシャカールさんはお客さま」「下の世代代表としての役割は期待できそうにない(意訳)」と辛辣な言葉を吐き捨てたことも。
相手の力量を認め、全力を引き出した上で勝利する事こそ「覇道」という事だろう。

メイショウドトウやアドマイヤベガなど同期のライバルの他に、ひとつ上の世代である黄金世代(史実における95年生組)の事を越えるべき壁として強烈にライバル視し、
しばしば「旧体制を打破するボク!」的なマイクパフォーマンスをしている。
その一方で先達である彼女達に学ぶ事も良しとするなど、先輩としてキチンと尊敬している節もうかがわせる。

生活習慣もかなり独特。
お風呂は薔薇を浮かべ、優雅に歌う時間を確保するために1番最後に入り、水にもこだわりがあるのかミネラルウォーターの予備は常備している*13らしい。
そして何より、生活リズムがとても規則的であることだろう。
これはオペラオーの同期にあたるアドマイヤベガの育成シナリオで初めて明かされた情報で、
菊花賞後に怪我で入院していたアヤベさんの退院祝いとして、オペラオーの提案で同期みんなで星を見に行くことになったのだが、
誘った当の本人が一番先に寝てしまい「規則正しい生活派のオペラオーさんがおねむですぅ……!」とドトウにツッコまれたことによる。

また、意外なことに料理上手でもある。
ダイエットイベントにて、本人は味に満足していなかったとはいえ、スペが味見役を買って出る程のフルコース料理を作ったり、
ホーム画面のバレンタイン限定会話にてオペラオーをかたどった等身大チョコレートを作ったりとシェフやパティシエも真っ青の料理スキルを発揮している。

ちなみに特徴的な王冠は制服の時だろうが水着の時だろうが被っているが、何故か私服と後述の新衣装では脱いでいる*14
その私服は意外にもシックで大人っぽいもの。恐らくは覇王に相応しいそれなりのブランド品なのだろう。

また、意外にも家族は一般的な庶民であり、父とパートで働いている母、妹の四人家族で愛情をいっぱい注がれていたようである。オペラオーの突然変異っぷりがうかがえる。

◆アニメ版での活躍

Season1

トレセン学園最強として名高いチーム「リギル」の一員。
登場時期が黄金世代全盛期でオペラオーが覚醒する以前であったため、京都大賞典(1999年)において調整不足のスペシャルウィークに巻き込まれて三着になってしまうなど三枚目の印象が強め。

しかし、最終回では史実通りG1を7勝してウィンタードリームトロフィーに参戦するなど実力は本物。

うまよん

  • 第4話「オペラ劇場・『嗚呼それが我が宿命』」
オペラ劇場の文字通り主役をはる。
出演者には

ヒロイン役のマルゼンスキー
ライバル役のフジキセキ
ライバルの妹役のスマートファルコン

が登場している。
内容としてはヒロインが恋したのはライバルではなくオペラオーであり、(なぜか)ライバルの妹もオペラオーを心配したり、
二人の愛を取り戻すためにライバルがオペラオーと決闘、しかしオペラオーはそれすらも受け止め、オペラオーの愛の深さを知る。
最後はオペラオーを賛美する歌を歌い、終劇となる。
内容は完全にオペラオー賛美なのだが、それはそれとして声優さんの演技もあり、それなりにオペラらしくなっている。普段の回がおかしいため意外とちゃんとした回なのは内緒だ。

うまゆる

  • 第13話「うまゆるラップでプチョヘンザ」
グラスワンダーと互いへのリスペクト全開なラップバトルを繰り広げる。
その後はユキノビジンのラップに呆然としていた。

ROAD TO THE TOP

クラシック三冠の冠はこのボク、テイエムオペラオーにこそふさわしい!
───そう思わないかい?

史実の1999年クラシック戦線を元ネタとした配信アニメで、ナリタトップロード、アドマイヤベガと共にメインキャラクターの一人として登場する。

第一話では、デビュー戦の骨折から回復した後、皐月賞に間に合わせるためにドトウにサポートされながら過酷なローテーションに挑んでいく様子から描写され、
アプリやアニメなど他の媒体では見せなかった努力や憔悴、苦悩する姿を見ることができる。
そして皐月賞に間に合わせ、トプロとアヤベの二強の中5番人気*15に甘んじながらも、二人に宣戦布告を行い真っ向勝負を挑む。

レース本番、トプロがバ群に揉まれ、アヤベが体調不良で本領発揮できない中、オペラオーは14番手に潜み続けて虎視眈々とチャンスを狙う。
トプロがバ群の隙間を抜け出して勝利を確信したその瞬間、オペラオーは凄まじい形相と末脚で中山の短い直線を最大外一気にブチ抜く
トプロは粘るもオペラオーはそのまま抜き去りクビ差で勝利。後の世紀末覇王の片鱗を見せつけるのであった。

第二話では、皐月賞の激走により世間の注目を集めたことにご満悦の様子であったが、世代最強の称号を得て真の覇王となるために、日本ダービーに挑む。
ダービーの前はドトウが来年以降G1戦線で活躍することを示唆するような発言をしたり、遅くまでトレーニングをしていたトプロとアヤベに運命のライバル宣言をした。

そしてダービー当日は、ゲートイン直前に「最高のレースにしよう」と出走者全員を鼓舞し*16、出走。
最終直線で抜け出して先頭に立つが、仕掛けが早すぎたため、トプロとの競り合いに敗北し、そのままアヤベにも抜き去られてしまい、必死に追いすがるも3着に終わる。
レース後は悔しさを滲ませる様子を一瞬見せつつもすぐに切り替え、勝利したアヤベを拍手で讃えるのであった。

第三話では夏合宿の様子が描かれ、オペラグラスとBIGBOSSリュージ*17とお揃いのサングラスを持参したり、
ビーチで無駄に完成度の高い砂の城を作って高笑いしたりその城が一瞬で崩れたり、風呂に薔薇を浮かべたりと彼女なりに楽しんでいた。
その一方でこの頃から鋭い洞察力は健在で、トプロとアヤベが悩んでいることを的確に見抜き、自らの野望のために二人には立ち止まってもらっては困ると言いつつも、
「光の中で待つことしかできない」と称して、自らは介入することなく、静観に徹するのであった。
ちなみにその野望の内容は、オペラオーが語ろうとした瞬間、ドトウのドジで炭酸が抜けてしまったサイダーが顔に直撃して何を言ってるのか分からなかったため不明。

第四話の開幕では、テレビ番組のインタビューでオペラオーワールド全開で答えつつも、未だ妹への罪悪感に蝕まれるアヤベの様子を気にしていた。
その後、勝つための走りをするか自らの走りを貫くかで悩み、「オペラオーちゃんは迷うことはないんですか?」と問うトプロに対して、
「あるはずがない」「覇王への道があるなら行くしかない。君にも君の道が見えているはず」と自らに言い聞かせるようにトプロを鼓舞する。

そして菊花賞本番、地下通路でアヤベの気迫に怯んでいたトプロの尻を闘魂注入叩き、緊張をほぐしつつも勝利宣言。
自らに続く形で勝利宣言をしたトプロとアヤベに笑みを浮かべ、ターフへ入場する。

三者の思いが交錯する菊花賞の勝負の行方は───ぜひ最終話を視聴して確かめていただきたい。

◆漫画版での活躍

シンデレラグレイ

いつか私達が目にする
『夢』の為に…

『ウマ娘 シンデレラグレイ』第28Rのある一コマにいずれ現れるテイエムオペラオーの後ろ姿が描かれている。
オグリキャップの日本ダービー出走を巡る悲喜こもごもの先に、皐月賞で初めて追加登録制度でクラシックに出走し勝利を収めたテイエムオペラオーの物語が繋がっているのだ*18
そしてその夢は『ROAD TO THE TOP』にて実現することとなる。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:E
距離 短距離:G マイル:E 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:C 先行:A 差し:A 追込:G
2021年3月2日にゲーム内初の追加育成ウマ娘として☆3『オー・ソレ・スーオ!』として実装され、2021年12月31日には新衣装の☆3『初春・青き絢爛』が追加。
中長距離の先行と差しに高い適性を持つ。実馬は先頭に立つとソラを使う(手を抜く)癖に逃げもCと低くない。
チャンピオンズミーティング程度でしか活きないだろうがダート適性がEと、因子さえ積めばダートAから育成を開始することもできる。

[オー・ソレ・スーオ!]

存分に見るがいい!"覇王"の輝きを!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[オー・ソレ・スーオ!]テイエムオペラオー」勝負服
© Cygames・JRA

「テイエム」冠名を使用する竹園正繼氏の勝負服「緑一本輪袖黄縦縞」がベース。ピンクと白、差し色に緑を使用した王子様風の衣装。
原案では尻尾がかなり長く、数ヶ所にリングを付けてタイトにまとめていたが、現行のデザインではオミットされている。
固有スキル発動演出や原案では王杓のような金色の杖も持っている。
デザインは「オペラ」「王」という名前や「世紀末覇王」の異名からと思われる。

成長率はJRA公認の高いスタミナと知能を反映してか*19スタミナに+20%、賢さに+10%。
なお『オー・ソレ・スーオ!』とは有名なイタリアの歌曲『オー・ソレ・ミーオ!』(私の太陽)を二人称にしたもの。つまり「君の太陽」となる。
「僕は応援してくれる君たちの太陽さ!」ということだろう。

覚醒スキルでは「スピードスター(「抜け出し準備」上位スキル)」と「キラーチューン(「テンポアップ」上位スキル)」のレアスキルを習得可能。
「キラーチューン」が中距離専用スキルであるため、中距離の先行で起用するとレアスキルの恩恵を大きく受けられる。
2ndアニバーサリーにて追加された進化スキルは、「スピードスター」が持続時間を「しばらく」に伸ばした「降臨!世紀末覇王!」に、
「キラーチューン」が速度上昇効果を「すごく」に強化した「歌劇王の行進」に進化する。



どんな! 闇が! 行く手を阻もうとも!


トゥッ!!


輝いてみせようッ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[オー・ソレ・スーオ!]テイエムオペラオー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「ヴィットーリアに捧ぐ舞踏」。
効果は「最終コーナーで競り合うと王たる輝きで速度が上がる(調整前)」→
最終コーナー以降に前の方で前または後ろのウマ娘と距離が近いと王たる輝きで速度が上がる(調整後)」というもの。
史実のテイエムオペラオーが競り合いに恐ろしく強かったことが由来だろうか。
余談だが「ヴィットーリア(Vittoria)」はローマ神話における勝利の女神の名前。ヴィクトリアと言えば聞きなじみがあるのではないだろうか*20

自分と競り合うウマ娘が最終コーナーの時点でいないといけないため、最終直線で詰めてくる差しや追込のウマ娘とは相性が悪い点が弱点だったが、
2022年2月24日の大規模バランス調整により発動条件が緩和されている。

フフッ…僕こそが、最強!!

[初春・青き絢爛]

おや、覇王のご利益を求めているのかい?

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[初春・青き絢爛]テイエムオペラオー」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「瑞花繚乱!新春かるた合戦」に合わせて実装された振袖衣装。
青色ベースに金の縁飾りや花の模様などをふんだんにあしらった、これまたオペラオーらしい非常に派手で煌びやかなものになっている。
その見た目からこの衣装でライブを躍らせるとマツケンサンバみたいなんて言われることもある。

こちらはスピードに14%、スタミナと賢さに8%の成長補正がかかる。
覚醒スキルは新スキルの「真打(レース終盤に前方に居ると速度が上がる長距離専用の「影打」上位スキル)」と「円弧のマエストロ(「コーナー回復〇」上位スキル)」が習得可能。
こちらは長距離での起用がメインか。しかし、後述のサポカが使えない関係で「怪物」を搭載できないため、
パワーナリブから「本領発揮」で妥協するか、史実ガン無視で逃げに魔改造するのもアリ。
その場合はキタサンブラックの固有スキルも継承させたい。
進化スキルは「真打」が速度上昇効果を「すごく」に強化した「ボクは遅れずにやってくる!」に、
「円弧のマエストロ」が回復量を「すごく」に強化した「円舞曲のマエストロ」に進化する。



いざ進め、宝船よ!


嗚呼、ボクという朝日が舞い上がる!


あけましておめでとぉぉぉう!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[初春・青き絢爛]テイエムオペラオー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「恵福バルカローレ」。
バルカローレとはイタリア語で舟歌という意味である。
発動条件と効果は「残り400m地点で先団だと少しの間速度を上げる、それまでに7回スキルを使っている場合はすごく上げる(調整前)」→
「残り400m地点で先団だと速度を上げる、それまでに7回スキルを使っている場合はすごく上げる(調整後)」というもの。
調整前は通常衣装より発動しやすいものの、持続時間が短いせいで、条件を満たせたとしても効果量は通常の速度固有と変わらない詐欺みたいな固有スキルだったが、
2ndアニバーサリーの調整によって、発動条件はそのまま持続時間が延長され、非常に優秀な固有スキルになった。
しかし演出は
  • 宝船に乗ってるのは七福神を模したオペラオー×6のパネル。
  • 唐突にオペラオーが空を飛び、その拍子にパネルが雑に倒れる。
  • 富士山と朝日に向かって恍惚とした表情で飛んでいき、画質がガッビガビのオペラオーが空に浮かび上がって決めポーズ。無茶しやがって……のaaにしか見えない。
とトンチキ極まりない。
初笑いをもたらしてくださるとは流石我らが覇王である。
そして最近はそれに勝るとも劣らない、ぶっ飛んだ演出の固有スキルを持つウマ娘も現れた。

ハーッハッハッハ!
疾風よりも早く! 春を連れてきたよ!

固有二つ名は共通して「世紀末覇王」。
取得条件は「天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念を含む重賞8連勝以上する」。
史実でも条件となっているレースを含む2000年に出走した8レース全てで1着を取っており、その再現を求められる形となる。
連勝を求められる関係上一戦も落とせないという緊張感はあるが、ステータスや人気、着差などは考慮しなくてもよく、
ただ勝ち続ければ達成できるので固有二つ名の中では比較的取得しやすい方。
ただし要求されるレースの中で秋天だけは育成目標に入っていないので出走し忘れないよう注意。

ウマ娘では史実での成績が育成目標として難易度の高さに反映されるため、
発表当初は「一体どんな無茶ぶりをされるのか」と史実をよく知るトレーナー達の間で戦慄が走ったが、
ふたを開けてみれば本格的な史実再現は固有二つ名の方に回されており、育成だけならむしろ他の長距離ウマ娘に比べて難易度が低い上に、
保有スキル、イベント、育成ボーナス全てが強力でステータスが伸ばしやすいのに加え、
育成目標のレースがほぼG1レースであるため、さほど意識して目標外のレースに出ずともファン数を稼げる。

脚質適性は先行と差しがAで、逃げもCと因子で埋められる範疇となっているが、
保有スキルや固有スキルは先行向きなので、特に拘りがなければ先行育成が定石。
ちなみに、出走目標にクラシック期の菊花賞は入っていないため、育成に自信があるなら菊花賞をガン無視してクラシック、シニアと連続で秋シニア三冠を狙うのがオススメ。
むしろクラシック三冠を達成しても特に何かがあるわけでもないので、クラシック級から狙ってみても損はない。
というのも、秋古馬三冠を達成するとやる気1段階アップ全ステータスが上昇する*21特殊イベントが発生するのだが、
ほとんどのウマ娘の同様のイベントはシニア(三年目)で達成時に一回だけなのに対し、オペラオーはクラシック、シニア双方で達成するとこのイベントが二度発生するのである。

サポートカード

アプリリリースのほぼ初期から実装されているにも関わらず、2022年11月時点で高レアリティのサポートカードがSSRはおろかSRすら存在しないという立場にあったが、
2022年12月20日のガチャ更新でついにSRサポートカード「偉大なるフォトグラフィーア」が実装、2023年6月9日には待望のSSRサポートカード「All'alba vincerò!」が実装された。

SR【偉大なるフォトグラフィーア】

得意練習はRと同じくスタミナで「影打」「真っ向勝負」「長距離コーナー〇」など先行、長距離向けのスキル構成がなされており、イベントで「好位追走」を確定でもらえる。
完凸した場合、得意率は35と低めだが固有ボーナスにより友情ボーナスが43、スタミナボーナスが2と高く、スタミナ友情練習において並のSSRサポートカードを上回る性能になる。

SSR【All'alba vincerò!】

得意練習は賢さ。
所持スキルは長距離向け汎用スキルを所持している。
最大の特徴として、 選択イベントによって速度金スキルを2種から選べる というゲーム初の特徴を持っている。
一つ目の金スキルである「怪物(「本領発揮」上位スキル)」は先行かつ長距離で使えるスキル。
長距離において先行が使える加速スキルが少なかったのに加え、これまでのウマ娘の中で、本スキルを所持しているのは餓狼ナリタブライアンしか居なかったため、
メジロマックイーン、ライスシャワー、スーパークリークなどといった、長距離先行を走るウマ娘にとっては大きな武器となるスキルである。
二つ目の金スキルは「ハヤテ一文字(「直線巧者」上位スキル)」であり、こちらは距離脚質問わず発動する汎用性の高いスキルとなっている。
加えてスピードボーナス+2、固有ボーナスで賢さボーナス+2とステータスを盛るのにも隙が無い性能となっている。
一方、これは強SSRサポートのある種宿命と言えるが、最大の欠点はオペラオーの育成に使えないこと。
中距離向けの通常版オペラオーはともかく、長距離向けの正月版オペラオーは割を食ってしまった形となった。

"All'alba vincerò!(夜明けとともに、私は勝つ)"は、オペラ「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならぬ」の一節。

育成ストーリー


───今宵幕を開けるのは、このボク
テイエムオペラオーの、輝かしきヴィクトリーロード。

選抜レースが始まるこの時期、ウマ娘は自らの実力をトレーナーにアピールすべく練習に取り組むことが多くなる。
そんな最中、ある一人のウマ娘がトレセン学園の中央広場にて、大仰な独語に勤しんでいた。

そのウマ娘の名はテイエムオペラオー。
王者の中の王者、世紀末覇王となるべくレース界に乗り込んできたウマ娘である。
そしてオペラオーは、3日後の彼女が走る選抜レースという一大イベントに向け、前夜祭として白昼堂々オペラを上演し、レースをさらに盛り上げんとしていた*22

そんなオペラオーと目が合ってしまったトレーナーは、訳の分からない理屈でゴリ押しされ、選抜レースまでの仮トレーナーに任命されてしまう。

その翌日、オペラオーに呼び出されたトレーナーは、彼女独自のトレーニングを見学するものの、その内容は

  • 鏡の前で自画自賛しながら、よくわからない演舞。
  • プールにて自画自賛しながら、空中でポーズをキメて高飛び込み。
  • 長い石段の先にある神社にて、自画自賛しながらお祈り。

と意味不明なものだった。

流石にトレーニング内容に抗議するトレーナーだが、「これが覇王になるためにすべきトレーニングだと、本気で思っている」と堂々と語るオペラオーに反論できなくなってしまう。
その反応に対してトレーナーの迷いを察したオペラオーは「ボクの夢に着いてきてくれるトレーナーが欲しいから、仮トレーナーの件はなしにしよう」と特に気を悪くした様子もなく契約解消してしまうのだった。

流石にオペラオーの夢や考えが気になったトレーナーは、それを少しでも知るべく彼女の走る選抜レースを見学しに行く。
選抜レースの結果は、危うくはあったものの一着で勝利。
しかし、オペラオーはその結果に不服な様子で立ち去ってしまった。

……もしかして、勝ち方に納得していないんでしょうか?

と語るのは共にレースを走ったメイショウドトウ。
ドトウによれば、オペラオーは覇王の貫禄を示さんと常に目標を高く設定しているため、今日のレースのような僅差での決着は好まないとのことであった。

ますますオペラオーのことが気になり、彼女のことを追いかけるトレーナー。
どんよりとした曇り空の下で、トレーナーと再会したオペラオーは彼に語る。

ボクは晴れた空が好きだ。
なぜなら太陽の輝きは、みなに勇気を与えてくれるから。

な、何の話だ……?

ボクが目指すものの話さ。
……そうだな、少し昔話をしようか。

そうして始まったのはオペラオーが幼少期に森の中で迷い込んだときの話だった。
暗闇の中、自分がどこにいるかも分からず、まるでこの世に一人取り残されたような感覚を覚えたという。

しかし、オペラオーはその時出会った。
運命を変える、ある一人のウマ娘に。

そのウマ娘は泉の中にいた。
澄み切った水面の中にいたそのウマ娘は、この世のどんなものよりも強く、美しかった。
その姿にオペラオー心を激しく揺さぶられたのだ。
「この世には、こんなにも輝きに満ち溢れた存在がいるのか」と。

そのウマ娘とは───

そのウマ娘こそ、泉に映ったボク自身だったのさ!

オペラオーのことだった。

彼女は恍惚とした表情で語る。
自身がこんなにも希望に満ち溢れた存在だったとは。
そして、そんな存在が世紀末覇王となれたのなら、この世を照らす太陽のような存在になれるのではないか、と。

ならば目指そう!
みなを幸福にする、太陽のようなウマ娘にっ!!

オペラオーの語ることをまだ理解しきれなかったトレーナーだが、彼女が本気で覇王を目指していることは理解できた。
夢を信じ続けるというとても難しいことをオペラオーは貫いているのだ。
思い返せば彼女独自のトレーニングは、どれも意味があったものだった。こじつけにしか思えないが。

オペラオーは本気で覇王を目指している。
ならばその彼女にふさわしいトレーナーとなるためにはどうすればいいか───

はっはっは!はーっはっはっは!

この声は……
なんてことだ!元トレーナー君じゃないか!

この高笑いでオペラオーを引き止めることに成功したトレーナーは、彼女にトレーナー契約を改めて申し出る。
そしてオペラオーは問う。
彼女が目指す絶対的な覇王とは───

圧倒的な勝利で夢を与える存在だ!

嗚呼……素晴らしい!!
完璧だ、エクセレントだよトレーナー君……!!

こうしてオペラオーに認められたトレーナーは、契約を結び、二人の新たな伝説を始めるのであった。


育成シナリオ


世紀末覇王としての威を示すべく、意気揚々とトゥインクル・シリーズに挑むオペラオー。
……なのだが、そもそもシンボリルドルフオグリキャップのような、「デビュー自体がニュースになる」ようなネームバリューもない上に、
黄金世代が一躍話題となり、彼女自身の存在感はあまりにも薄かった。
その癖根拠のないナルシシズム全開の言動を繰り広げまくるため、周囲からの評価は往々にして「イロモノ」という始末。
流石に彼女自身もこのままではいけないということは分かっており、ジュニア級の一年はとにかく知名度を上げ、少しでも話題性を身に着けることに専念。
多くのレースに出場し、存在感を示していく。

そしてクラシック級を控えた春……
活動の甲斐あって、彼女の呼びかけにまばらながらも応えてくれるファンや記者が現れるようになり、一定の効果を認められるようになった。
体育館に呼び集められた聴衆を前に、「世代交代」を宣言。
その為の三冠路線への挑戦、そして覇道を阻む難敵の存在を明かす。
その難敵とは……

わ、私……?
無理ですよぉ、クラシックなんて……出るところまでもいけません、多分~!

近くに居たメイショウドトウだった。
……はずだが、彼女の気弱さが発動してしまい、逃げ出してしまう。
急遽代役を立てることになるが、オペラオーの日頃の行いのせいか誰も首を縦に振ろうとしない。
その時、これまたたまたま近くに居たアドマイヤベガを発見。
関わりたくなかった、と愚痴をこぼす彼女を無理やりに既定路線に引きずり込んでしまう。

のだが、アヤベさん自身が迷いを抱えていたために走りが鈍っていたことを見抜いたことで、ようやく彼女自身から認められ、ライバル宣言を引き出す事に成功。
皐月賞、日本ダービーと続いて、有馬記念での再戦を約束……しようとしたが、これは断られてしまった*23

自身の知名度と、競い合い高め合い物語を盛り上げるライバル。
二つを勝ち取り充実のクラシック期だったが、その年明け、トゥインクル・シリーズに激震が走る。
黄金世代の代表格ともいえるスペシャルウィークグラスワンダーエルコンドルパサーの3人が今年限りでトゥインクル・シリーズを引退し、ドリームトロフィーカップへの移籍を宣言。
その知らせを聞いたオペラオーは、すぐさま記者会見を準備。
会見当日、オペラオーは宣言する。
天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念、あらゆるG1での勝利。自分こそがトゥインクル・シリーズに新たに君臨する王になること。
そして……

そして、もしボクが王朝を打ち立てることに成功したなら──
トゥインクル・シリーズは安泰だ!千年王国として、栄華を誇り続けるだろう!
去りゆく英雄3人になど、もはや頼る必要もあるまい?
バイバイ、アデューと言い放ち、追い出してやろうではないか。あーっはっはっは!

それは、黄金世代への事実上の宣戦布告だった。
世間は大いに沸き立ち、しぼみかけたトゥインクル・シリーズのムードは前以上の熱気をもって吹き返すことになった。

そして春の感謝祭では、とうとうメイショウドトウも沈黙を破り、ライバル宣言。
彼女を待ちかねていたオペラオーはその意志を受け取り、宝塚記念での直接対決を約束。
舞台は着実に整いつつあった。

……しかし、彼女は気付いていなかった。
敵は、黄金世代と二人のライバルだけではないということに……

ずいぶん、好き勝手やってくれたわね、テイエムオペラオー……。

ええ、フロックと思ってたけど……見方、変えた方がいいんじゃない?次は……。

オペラオーを見る目は、デビュー当初から大きく変わっていた。それは「王子様気取りのイロモノ」から「パフォーマンス力と実力を兼ね備えた強敵」へ。
そうして他のウマ娘達によるテイエムオペラオー包囲網が、少しずつ形成されつつあった。

最後に笑うのは覇王か、英雄か、シンデレラか、はたまた意地悪な諸侯か。
オペラオー劇場は、波乱と策謀が渦巻く宮廷劇へと突入していく。



◆関連キャラクター

本人のシナリオでは、当人のキャラクターもあって基本的に道化じみた立ち回りが目立つが、
他人のシナリオでは覇王として試練を課して奮い立たせたり、いち早く他者の弱点や特異性を見抜いたりとキングヘイローばりに株を上げている。

同期。オペラオーとワンツーフィニッシュを繰り返し、オペラオー以外の馬は無慈悲に蹂躙しまくった最強の二番手。
彼女がいたからこそオペラオーの絶対的強さが際立ち、覇王に勝てずとも二着だけは譲らなかったことでドトウの強さも確実視された。
オペラオーにやられまくったせいか自信がなく引っ込み思案であるため、超絶自信家のオペラオーに憧れており、ライバルとなるべくシニア級で立ちはだかる。
自信に乏しいせいかドジをしやすく、また勢いに流されがちでオペラオーのノリも「すごい……!」と感激しっぱなしだが、
それはそれとして行き過ぎた場合には「やりすぎなんじゃ……」と巻き込まれた人も心配する良識人でもある。
一方プライベートで新作の自作オペラを真っ先に披露する約束をしてもらったり、併走に誘われたりと良好な関係を築いており、
基本的には他人を「君」や「さん」付けで呼ぶオペラオーが唯一「ドトウ」と呼び捨てにしている辺り、その親しさがうかがえる。てぇてぇ
「私なんか」と謙遜するドトウに対し、「彼女だからこそ誘ったのにね」と笑うオペラオーである。

もちろんドトウの育成シナリオにも登場。
ドトウにとって「そばに居られるとうれしいあこがれの人」から「共に高みを目指すライバル」と意識するまでが丁寧に描かれる。
シナリオ上での直接対決はシニア級からと遅めで、その際のシナリオ目標は最後を除き「対象レースで2着以内」とオペラオーが1着を取ることも見据えられている。
隠しイベントとして皐月賞、天皇賞(春)でも対決可能(前後のシナリオ以上に強化されている)。
そしてこの二つを含めた直接対決すべてにドトウが勝利することで、「オペラオーではなくドトウが覇王となった」という追加イベントも発生する。
(※日本ダービーにも登場するが、そちらはアドマイヤベガがメインなので対象外)
育成中においても追加練習イベントで顔を出し、お休みの70回復でも名前が出るなど、彼女にとってのオペラオーの存在の大きさが感じられる。

同期。史実において皐月賞ではオペラオーの後塵を拝したが、ダービーでリベンジを果たした。
育成シナリオにおいてもダービーでは強力なライバルとして立ちはだかる。

ただ、アヤベさんは基本的に物静かで、レースでも己と向き合って戦うタイプという正反対な性格の為、
ハイテンションなオペラオーのノリに強引に巻き込まれ、振り回されていることが多いのだが、
なんやかやで互いに対する理解度は高い他、実力を認め合っている良きライバルの一人。
とはいってもいつもの覇王ムーヴ・オペラオー劇場に対しては塩対応されることが基本で、オペラオーも普段はスルーしているが、
自分のノリに付き合ったうえで許容量を超え、素かつ真摯に──見栄や意地ではなく純粋にダメだったと退散された際は、
オペラオーも流石に素っぽく動揺し、「慣れればわりとクセになるものだぞ!」と世紀末覇王ムーヴを意図的に演じている片鱗を覗かせたほど。
心の壁がなくなった状態のアヤベさんに心から辞退されたのがぼちぼちショックだったらしい。
なお、史実のアドマイヤベガは「アドベ」等の略称で呼ばれていたが、オペラオーは何故か「アヤベさん」と妙な略で呼んでおり*24
この影響か、トレーナー間でも専らアドマイヤベガは「アヤベ(さん)」と呼ばれている。

余談だが、アドマイヤベガはサービス開始からしばらくの間サポートカードが実装されていなかったため、
プロフィールから学年が確認できず、史実で同期のオペラオーやドトウと同学年と思われていたが、
新衣装オペラオーが実装されたタイミングでアヤベさんのサポカが実装されたことで、同学年ではなく高等部であることが判明している。

アニバーサリー直前に新規ウマ娘の1人として実装された同期。
史実で菊花賞を制覇し、その後オペラオーとドトウの後塵を拝しつづけたが、
彼らの引退後も走り続け、下の世代の壁となり99世代の強さを証明した。
同期ということもあって相応のライバル意識を互いに持っており、
トプロは揺らがず覇王としてのあり方を示し続けるオペラオーを尊敬し、
一方のオペラオーは期待に応えるために常に全力を尽くすトプロのことを運命のライバルとして認識している。
ちなみにアヤベさんの一コマ漫画(2)は、オペラオー、ドトウ、アヤベと共にトプロも昼食を摂っていると思しきシーン*25になっている。

なお、年上であるためかオペラオーのことを「オペラオーちゃん」と呼び、アヤベさんとの間を取り持つこともしばしば。*26
また、トプロはオペラオーの詩的な言い回しを、かなりの精度でその意図を汲み取り、解説できるという特技があり、
しばしば「オペラオー翻訳係」として頼られることもあるらしい。割と壊滅的な語彙力は影響しないのだろうか

実装時期の関係で仕方ないのだが、オペラオーのシナリオ中にはトプロの存在には一切触れられない。

同期。史実では活躍の場が違ったこともあり接点はないが、
「勝ち続けたことで嫌われた馬」と「負け続けたことで愛された馬」と言う非常に対照的な馬生を送った。
育成シナリオでの絡みは薄いがサブイベントやホーム画面で絡みは多く、ドトウと共に新作オペラを真っ先に披露する相手だったりと仲はかなり良い模様。
実力に関しては、そもそも主戦場・得意とする距離が違うという点をさておいてもオペラオーとはかなりの差があるのだが、
オペラオーは多くの人の目を引きつけて笑顔にすることができるウララの天性の才能を高く評価し、対等なライバルとして敬意を表している。
尤も、回りくどい比喩の多い芝居がかった言葉遣いのオペラオーと、比喩を比喩と理解せず受け取るウララでは話が噛み合ってないことも多い。

史実における後輩。
初期の関係性はデジタルの視線に恐怖を感じたりしているところ含めて他のウマ娘と大差なかったが、
史実でオペラオーとドトウによる支配を打ち破った勇者は彼女であり、今後何かしらの絡みがあるのではないかと予想されていた。

2021年9月に満を持して(?)アグネスデジタルが実装されたが、その育成シナリオにて大方の予想通りドトウと共にオペラオーがキーパーソンとして登場。
要所要所でデジタルにアドバイスやエールを送りつつ、その潜在能力に期待する良き先達として接していく。
そしてシニア級の天皇賞(秋)にて、ついに魔王は勇者を迎え撃つことになる。

打倒するべき標的である黄金世代の一角。
派手な言動で衆目を集める劇場型のノリの近さと海外遠征の経験から、
周囲からのマークの厳しさが課題になっていたオペラオーに対して「敵意を真正面から受け止める」戦い方を伝授した。
その方法がプロレスという意味分からん方法だったので、最初はオペラオーに「は?」と素で困惑されたが。

ルームメイトである情熱的知性派。
史実で活躍した時代の違いもあり接点が分かりづらく何故この2人が…といわれることも多いが
  • クラシック戦線で他にタイトルを獲った『ナリタ』の冠名を持つ馬がいた*27
  • 三強と呼ばれた競走馬たちの一角に数えられ、現4歳時にはその中でも頭ひとつ抜けた活躍をしたん?誰かに頭がデカいって言われたような?
といった感じで共通点がないわけではない。
理論家で生真面目なハヤヒデは奔放なオペラオーに常に振り回されているようだ。
学業の成績が揮わないオペラオーの勉強も見てやっているが数学の説明をオペラ風にとかいう無茶振りをされている。それに対応できるハヤヒデも色々おかしいが。
他にも、朝は洗面台の争奪戦があったり、オペラオーの像が部屋の中に置かれているなど、
割とトンチキな苦労は多く、世話好きなハヤヒデのデカい頭を悩ませるのだから相当である。

何故かオペラオーを慕っている後輩。
G1を7勝且つ、バ群からの強烈な抜け出しエピソードを持つ鮮烈な勝利仲間繋がりだろうか?
歌劇調のカッコいいセリフ回しに憧れているようで、彼女のセリフを参考に決め台詞の指導をしてもらっているらしい。
そのカッコよさにシビれまくっているためかオペラオーには全肯定気味であり、
ある意味ライバルであるダスカにとってのタキオン的な存在……のようなそうでもないような不思議な間柄。

史実における後輩にしてオペラオー王朝に引導を渡した馬。
カフェの育成シナリオのクラシック級有馬記念にて相対するが、オペラオーは「芝居が噛み合う予感がしない」と困惑しており、
レース中にカフェの「お友達」に何か異質なものを本能的に察知したのか、
最終的には「レース場において彼女と関わってはならない」「レッカーマウル*28の伴侶」と結論づけるなど、
他者を基本的に肯定するオペラオーにしては珍しい反応を見せた。
とはいっても別に不仲という訳ではなく、幽霊が群がってて危険なので場所を変えたほうが良いとカフェに助言されるお出かけイベントがあったりする。
その後逆に幽霊をカフェごと魅了するあたり流石である。

ダートで9年走り続け、9歳にしてJpn1を制覇した老兵がモチーフのウマ娘。
アキュートのシナリオにて度々現れ、何かと手助けしてくれるがアキュート本人より、アキュートのトレーナーを気に掛けることの方が多い。
というのも、史実においてオペラオーとアキュートの主戦騎手は和田竜二騎手であり、
アキュートは和田騎手にとってオペラオー以来11年ぶりのGⅠ級を制覇した競走馬なのである。
そしてアキュートのトレーナーはこれでもかというほど和田騎手の要素で構成されているため*29
不甲斐ない姿を見せたアキュートトレーナーに対して普段の様子からは考えられないほどの激情を見せてくれる。*30
上述したようにオペラオーは史実のことを認識しているような立ち振る舞いを見せることがあるので、
どこかの誰かにそっくりなアキュートトレーナーに対して何かしら思うところがあったのだろう。
過去の創作ではアキュートやホッコータルマエがオペラオー・トップロードが在籍するナイスネイチャ創始の団体に加入していたが、多分そっちとは関係ないと思われる。

『ROAD TO THE TOP』にて食堂で相席する。
オグリはオペラオーの毎日杯の走りを見て、彼女に「君は皐月賞に出るべきだ」「きっといい勝負になる」と強く勧める。
オペラオーもオグリのことを「君ほどのウマ娘」と一目置いており彼女の進言によって、自信を確信に変えて皐月賞に挑む。

史実では
  • 鞍上の和田竜二騎手が、オグリのラストランを見て騎手を志した。
  • オグリの調教師である瀬戸口勉氏がオペラオーの皐月賞参加を生産牧場に勧めた。
  • オグリがきっかけで生まれたクラシック追加登録制度を利用して初めて勝利した馬がオペラオーである。
  • 同じく重賞勝利数最多の12勝である。
と何かと縁が多く、上述の描写もこれらに元ネタがある。

◆余談

アプリのURA優勝エンドでは、出る大レース全てオペラオー1着メイショウドトウ2着の結果が固定されるという、
他のウマ娘にとってはただの蹂躙としか言えない焼野原じみた状況になっていることが語られるが、実はこれは史実に基づいている
史実では2000年の宝塚記念~翌年の天皇賞(春)まで古馬王道路線GI全てで1着テイエムオペラオー、2着メイショウドトウとなっているのである。
メイショウドトウは安田康彦が主戦で、この間、河内洋や的場均といったベテランも騎乗していたが、
2001年の宝塚記念で勝利するまでオペラオーと「若き相棒」和田竜二というベストコンビの前に全く歯が立たなかった。

そんなオペラオーも2018年5月17日、心臓麻痺のためこの世を去った。アニメ1期放送期間中にモデルとなった馬が死去するのはスペシャルウィークに次ぐ2頭目である。
その約1カ月半後の6月24日に行われた宝塚記念では、ミッキーロケットに騎乗した和田竜二騎手が初めてオペラオー以外の馬で中央GⅠを制した。
2001年天皇賞(春)以来、実に17年ぶりの事であり、メイショウドトウに敗れた2001年宝塚記念と同じ日付・同じ馬番という偶然も。
そして、ミッキーロケットのタイムはあの日のドトウのタイムを0.1秒上回っていた。
初めて家族を競馬場に招いての勝利に、和田騎手は勝利騎手インタビューでも「(天国の)オペラオーが後押ししてくれた」と涙ながらに語った。
この年上半期の中央GI戦線はアーモンドアイとクリストフ・ルメール騎手の快進撃の一方で、
NHKマイルカップでの藤岡佑介騎手の初GI制覇、和田騎手の競馬学校時代の同期でもある福永祐一騎手の日本ダービー初制覇と、「悲願」を成し遂げたレースが続いており、
和田騎手のこの勝利もそれを象徴する出来事となった。

盛大なオペラを披露するエンターテイナーぶりも和田竜二騎手が関係している。よく見てみるとウマ娘のオペラオーと和田騎手の顔がところどころのシーンで似ているように見える気もする
和田騎手はイベントにコスプレで登場するわ、VTRでドッキリ企画を仕込むわと、
その芸人ぶりで「栗東の宴会部長」と言われており、安藤勝己*31が認める程とにかく明るいムードメーカー的存在である。
それを逆手に取って同期の福永祐一らが仕掛けた逆ドッキリに引っ掛かる事もあったが、
その仕掛け人の一人に福永曰く「(和田騎手が)常日頃から異常なほどの恐怖感を感じている人間」武豊がいた。
そして「その理由ってオペラオーの時にレースでいじめられまくったからじゃね?」とネタになった*32
その後、和田騎手の甥の和田翼(旧姓:岩崎)も同様の逆ドッキリに引っ掛かっているが、「恐怖のセンパイ」川田将雅*33*34が仕掛け人になった事でシャレにならない映像が撮れた事は言うまでもない。

アプリ版で2021年6月17日より開催されたイベント「レジェンドレース 天皇賞(春)」では、オペラオーがレジェンドウマ娘の3番手として6月23日から登場。
奇しくもこの日は和田竜二騎手の誕生日であった。運営は狙っていたのだろうか?


ぜひボクの記事を追記・修正してくれたまえ!

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最終更新:2024年04月02日 03:51

*1 ウマ娘のアプリ版での名称は「秋シニア三冠」(シニア級が古馬に相当するため)。天皇賞(秋)(東京競馬場・芝2000m)・ジャパンカップ(東京競馬場・芝2400m)・有馬記念(中山競馬場・芝2500m)の秋季に開催される古馬中長距離GⅠ3競走を同一年に制覇することで「秋古馬三冠」として認められ、褒賞金として2億円(外国産馬であれば1億円)が交付される。ちなみに現実では2000年に褒賞金制度が設けられたことで成立した三冠で、オペラオーはその初年度に達成した。なお、2023年現在、オペラオー以外はゼンノロブロイが2004年に達成したのみ。

*2 デビュー戦から引退レースとなった2001年有馬記念まで全レースの鞍上を務めた。

*3 アニメ版のボイスドラマではおハナさんに対して緊張した口調で敬語を使うなど、目上の人に対する最低限の礼儀は有るようだ。

*4 床屋の赤青白のサインポールも元は動脈静脈包帯を表すサイン

*5 オペラオーが属するサドラーズウェルズ系は良血ではあるが、ゴリゴリの長距離血統かつ欧州競馬向きであった。

*6 和田騎手はオペラオーのデビュー当時、まだ騎手デビュー3年目の若手だった。ちなみに同期のナリタトップロードの鞍上を務めた渡邊薫彦騎手(現調教師)も、デビュー5年目の若手だった。

*7 オペラオーは長く使える上に切れ味抜群の末脚の持ち主であり、勝負根性も強く競り合った際も粘り強かったが、一旦先頭に立つとソラ(走りへの集中力を欠くこと)を使いがちだったので、主に最後の最後で他馬を差し切るレーススタイルを取っていた。そのため、よくオペラオーのレースは「僅差圧勝」という一見矛盾に見える皮肉交じりの称賛がなされている。

*8 僅差の勝利でも後方からの直線一気等ならば人気が出たのかも知れないが、調教師が追い込みを「馬の寿命を縮める」と毛嫌いしていた(強烈な追い込みで初GⅠ勝利を挙げた皐月賞ではレース後に初GⅠ勝利を挙げた和田騎手を褒めるのではなく説教から入った程)為「先行してチョイ差し」が基本戦術となっていた。

*9 馬券がおいしくないため、馬券師や評論家から酷評されたり、ネットで「ラッキー珍馬」などという不名誉な仇名をつけられたりした。和田騎手も人気の無さを気にしており、あるイベントに渡邊薫彦騎手(ナリタトップロードの主戦騎手。現在は調教師)と出演した際、ファンに「自分の馬(オペラオー)の方が戦績が良いのに、応援の声はナリタトップロードと同じか下手すればナリタトップロードの方が大きい。何故僕の馬は人気がないのか」と聞いたことがあるという。

*10 菊花賞は主戦騎手の和田騎手にとって悪夢に出てくる程のミスをしたレースである。日本ダービーで勝利した場合は普通に大喜びしているため、なおさらオペラオーの異質さを感じさせる。

*11 オペラオーは泉に映った自分のことを「自身の運命を変える一人のウマ娘」と語っている。

*12 それもファン感謝祭において、オペラオーに宣戦布告したメイショウドトウにきつい視線を向けたファン達を一喝したときや後述の勝つ気を失ったエアシャカールに対してのみ。

*13 史実ネタ。実際のテイエムオペラオー号は食事や水に対してかなり繊細だった。

*14 他に私服でのみ装飾を取るウマ娘にはライスシャワーなどがいる。

*15 史実では、ローテが厳しかったことと、毎日杯から皐月賞を勝利した馬がいなかったことから5番人気だった。

*16 史実でゲートインを渋っていた様子を再現していると思われる。

*17 和田竜二が2022年の騎手新年会で披露した現・北海道日本ハムファイターズ監督である新庄剛志のコスプレ。

*18 因みに、ウマ娘関連だとヒシミラクルも追加登録制度を使ってクラシックで勝利している。

*19 史実の項目に詳しいが、引退後に検査を行なったところ心臓が非常に強靭で、知能に関しても自分でレース戦略を構築していたとも言われている。

*20 競馬においては、ウマ娘にも実装されている中央競馬のマイルGⅠ「ヴィクトリアマイル」にその名が使われている。

*21 レースボーナス次第だが、少なくともURAファイナルズ1勝分に相当する

*22 ツッコミどころは全部トレーナーが指摘したが、「常識に縛られるなどナンセンス(意訳)」とのこと。

*23 断った理由は、「有馬で競える自信がないから」と、「常にオペラオーのノリについていくのは疲れるから」とのこと。

*24 オペラオーに限らず、カレンチャンやアグネスタキオン等も同様に「アヤベ」と呼んでいる

*25 ドジで自分の弁当をダメにしたドトウに、多めに作っておいたサンドウィッチを差し出すアヤベさんの気遣いに対して三人が口々に感謝や称賛の声を挙げている。

*26 トプロによれば、オペラオーとアヤベさんの詩的な台詞回しが似ているから実は相性が良いのでは?とのこと

*27 ビワハヤヒデにはナリタタイシン・オペラオーにはナリタトップロード

*28 ヘンゼルとグレーテルに登場する魔女のこと。シナリオ後半にて重要なキーワードとなる。

*29 トレーナー学校で7科目首席だった、11回も契約を断られた、闘魂注入の肩叩きなど。

*30 手加減したとはいえ、一本背負いでコンクリートに叩きつける、G1を制覇せずに挨拶に来たらチョップをお見舞いすると宣言するなど。なお、それぞれの行動にはちゃんと元ネタがある。

*31 愛称は「アンカツ」。元々は地方の笠松競馬場で活躍し、「カラスが鳴かない日はあっても、アンカツが勝たない日はない」とまで謳われたほどの名手で、笠松時代のオグリキャップの主戦を務めた。その後2001年に中央競馬に移籍し、キングカメハメハによる史上初の変則二冠(NHKマイルカップと日本ダービー制覇)達成を成し遂げ、その他にもダイワメジャー・ダイワスカーレット兄妹の主戦や、牝馬二冠を成し遂げた際のブエナビスタの主戦なども務めた。現在は引退し競馬評論家として活動。

*32 あの有馬記念では「完全に包囲された」の一翼を担い、直線入口で騎乗馬でわざわざオペラオーを馬群に押し込んでから追い出しているのが映像で確認できる。

*33 1985年、佐賀県出身のJRA騎手。2004年にデビューした当初はいわゆる穴騎手(人気薄の馬を激走させる騎手)として注目されていたが、その後は勝利を続け、2016年にマカヒキで日本ダービーを制して史上8人目のクラシック競走制覇を成し遂げた他、2021年には第23回BCフィリー&メアターフラヴズオンリーユーで勝利し、「日本調教馬初のBC初制覇」という偉業を、2023年にはドバイワールドカップをウシュバテソーロで勝利し、「日本人騎手初のドバイワールドカップ制覇」を成し遂げた。

*34 ちなみに川田騎手は目つきがきつく悪人顔ととれる程の人相の持ち主だが、本人は真面目で競馬に対し非常にストイックな姿勢で臨むタイプであり、イベントなどでは柔らかい表情を見せることが多い。一方で結構な激情家としても知られており、「恐怖のセンパイ」というのもよくジョッキールームで後輩を叱ったり時には先輩騎手にも意見をすることに因んでいる。