旧FF14の田中P・河本Dから吉田直樹にP/Dが引き継がれた時に、吉田直樹は旧FF14の開発と運営に対してのプレイヤーからの『声』を5つ紹介した。
・ゲームの出来が悪い(という酷評) ・意見を無視する(という裏切りの感情) ・FFシリーズなのに(という失望と落胆) ・もうだめだろう(という諦めの声) ・何とかして欲しい(という僅かな期待)
この5つの項目は2012年11月に行われたスクウェア・エニックスオープンカンファレンスにて行われた『新生FINAL FANTASY XIVゲームを作り直すこと』というセッションに登場する。
旧体制でのFF14はゲーム内外で酷評されているが、吉田直樹率いる新体制になってからはFF14が抱える問題点を改善し、新生FF14としてゲームそのものを新しく作りなおす。というのがセッションの内容だった。
吉田直樹体制になってからは、「プロデューサーレターライブ」という、新生FF14の開発の進行状況の詳細や、新たに追加されるアップデートを告知する生放送を開始。 また『エオルゼアに落ちるメテオ、バハムートに焼き払われるエオルゼア。それに合わせた旧FF14のサービス終了』というドラマチックな幕引き、数回のβテストを通してプレイヤーからの期待とメディアからの絶賛を受け、新生FF14はサービスを開始する。
しかし、新生FF14をプレイした方ならお気付きだろう。 吉田直樹本人がセッションにて紹介した5つの項目は新生FF14として生まれ変わった今も 何一つ改善はされていなかった。
新生FF14はMMORPGの開発としては非常に短い期間で開発されており、その短い期間で開発を終えるために完全オリジナルの新世代MMORPGなどの挑戦的なゲームではなく、世界で成功を納めていたBlizzard社の『World of Warcraft』を真似したいわゆる『Wowクローン』と呼ばれるタイプのゲームだった。
この為、ファイナルファンタジーらしさとはかけ離れた点が多く見受けられる(GCD2.5秒のバトルシステムなど)
またバトル調整を簡略化するために、歴代FFにあった属性ダメージの撤廃を行い『イフリートにファイアが効く』等の歴代FFファンなら目も当てられない事になってしまっている。
モンスターの防御力も一律『1』となっており、初めて出会う雑魚モンスターとラスボスで防御力が変わらないという無茶苦茶な設定となっており、敵の強さを示す唯一の方法が『戦闘で発生する様々なギミックの難しさ』だけという、ファイナルファンタジーとはかけ離れたパズルゲーム状態になってしまっている。
MMORPGでは重要となる武器と防具も調整を簡略化するために『アイテムレベル』というシステムを採用。
これは『アイテムレベル100の装備よりもアイテムレベル110の方が強い』という単純なシステムで、新生FF14では装備に特殊な能力が付与されないことから『中盤で手に入るレア装備>終盤で手に入る普通の装備』などのMMORPGにある装備の逆転現象のようなイレギュラーは起こらないような設定になっている。
この設定により歴代FFでは強力な武器であるエクスカリバーが、アップデートにより追加されたエリアの店売りの装備に普通に負けてしまう等の『FF14は本当にファイナルファンタジーなのだろうか?』と歴代のファンが首を傾げるような部分が散見される。
詳しくはゲームとしての問題点を参照。
前出の項で述べたように、FF14にはゲームとして未完成と言わざるをえない部分が多く存在する。公式サイトには、それら問題点の改善を求めて意見を述べる『フォーラム』というものがある。が、しかし、残念ながら、いまやほとんど機能していない。 なぜなら、フォーラムに改善案や要望、不満を書き込むと、運営側のモデレーターが即スレッドクローズを行い、ユーザー同士の議論を封じ込むからである。このような運営による意見の封殺は度々見受けられ、また、クローズしない場合においても、検討している素振りだけは見せるものの、現在に至るまで全く改善されていない。
新生FF14になってからも旧体制とはまるで変わらず、今も多くの意見が無視されている。 旧で行われていたユーザーアンケートも新生からは一切行われていない。 アンケートに関しては様々な意見があるが、オンラインゲームの運営のほとんどは定期的なアンケートを実施している。
詳しくは英霊達の墓標、~ジャライ白書~(運営の抹消・粛清の記録)、フォーラムレイド一覧、真性吉田教を参照。
ファイナルファンタジーといえばドラゴンクエストと並ぶ日本のゲーム業界を代表するゲームだ。 人によってFFの定義とは異なるものの(参考:FFらしさとは)今までのナンバリングタイトルにあった、高度なグラフィック、人を引き込むストーリー、重厚な世界観、奥深いバトルシステム。 しかし、新生FF14にはそれがない。ナンバリング最新作であるのにも関わらず。 グラフィックはPS3に対応するため新生FF14では旧FF14以下のグラフィックに成り下がり、陳腐な内容のストーリーと棒立ち人形劇を多用する演出はファイナルファンタジーシリーズで最低と酷評されている。その人形劇についても各種演出モーションは全て使い回し、PS3よりも性能面で劣るWiiベースである、DQ10で行えている、専用モーションなどは存在しない。 世界観も歴代FFの名前だけを使ったものばかりで、底が浅く表面しかない。そんななか、改悪に関しては積極的に行っている(歴代最強クラスの『剣』であったラグナロクを『斧』として実装など) バトルシステムは簡略化の果てにギミックだけのマスゲームと化し、ボスを倒すためには開発が想定した攻略方法をなぞるしかない一切横の広がりのない戦闘になっている。 どれも決してファイナルファンタジーとして求められた水準に達しておらず、歴代FFのファンからはファイナルファンタジーですらない別のゲームと諦められている。
詳しくは13個の世界の「原初世界」FF14、FF14と歴代FFキャラクターを参照。
以上を合わせて 新生FF14は単純に出来の悪く、開発・運営の体制にも誠実さなく意見を無視され、もはやファイナルファンタジーとは言えない。と結論に至り『もうだめだろう』と見限ったプレイヤーは多い。
これは旧FF14へのプレイヤーの声だが、これは旧FF14とは異なり『一度ゲームを作り直した後』だ。 既に何とかして欲しい、という気持ちはなく諦めではなく『呆れ』しかプレイヤーは抱いていないだろう。
開発・運営の問題点、それは新旧変わらず今も変わっていない。
・開催されるイベントは学芸会以下? →はっきし速報:ドラクエの夏祭りイベントに負けない神ゲーのイベント ・「新兵」企画の新兵たちへの指導に関する問題 ・ブロードキャストが放送されるときにたびたび起こる失言、プロ意識の低さ ・放送に関してプロであるわけではないにも関わらず、バラエティ番組を模そうとする寒さ ・吉Pにモノ申す・もしもし、私・・・○○よ →これらの企画では、応募ユーザーから直接あるいはスカイプを通じて吉田と対談することができるが、その参加者はほとんどがオブラートに言えば非常に濃い人たちであり、ズレたウケ狙いや、時間を考えない質問、ドモる人、会話がかみ合わない人で占められ、放送事故レベルの時間が続く、見てる側も吉田自身も地獄を味わう企画である。