関数G(x)を次のように定義する。記号についてはタワー表記を参照のこと。
この時のG64(4)をグラハム数Gとする。
G64(4)の「64」とは、関数の中に関数が入るという入れ子構造の数を示しており、
となる。
具体的に関数G(x)を計算してみる。
・・・次第に書き表すのは困難になるが、ここまではまだ指数で表記が可能である。しかしここまではまだ基礎の段階に過ぎない。ここから先は関数の入れ子操作により、の本数そのものが爆発的に増大するため、指数のみの表記は括弧を駆使しても事実上不可能となる。つまり、
・・・という具合である。さらに、Gn(4)のnが、これらの段重ねの数と一致する事が解るので、グラハム数、すなわちG64(4)の大きさは、
となる。
また、タワー表記の拡張表記
を用いてこの数を表記すると、
となる。