風祭みやび


「みやびちゃんぷりちー!」

PULLTOPの18禁AVG『遥かに仰ぎ、麗しの』(通称「かにしの」)のメインヒロインの1人。
サイボーグ兵士ではない。
「かにしの」の原作では藤原々々氏がキャラクターデザインを、シナリオを健速氏が担当。
ETERNALの『輝光翼戦記 銀の刻のコロナ』にも初回特典追加パッチでこもわた遥華絵のSDキャラで登場した。
担当声優 北都南 女史。


原作でのキャラクター

凰華女学院を創設した風祭家の次女。一人称は「あたし」。
言動や容姿に幼さを残すが、その若さで学園の理事長を務めており、頭脳明晰で運動もこなせる。

一見すると完璧超人のようにも見えるが、その言動はワガママで、公式HPの煽りにも「単純短気・短絡的の三冠王」と書かれたほど。
人とのコミュニケーションが上手く出来ず、プライドも高く人を見下す発言も多く、
すぐに権力や財力、ルールを振りかざす為、学院生たちからは良く思われていない。
猫かぶりが得意でエレガントに振舞っているが、まだ子供であることには変わりはなく、
ちょっとしたトラブルに直面すると、すぐに化けの皮が剥がれてしまう。
新任教師として赴任してきた主人公・滝沢司(たきざわ つかさ。とか門矢じゃないよ)の前では時々弱さのようなものを見せることもある。
あと野球が得意で大リーグボールを投げる(主人公からも三振を奪える程)。
ただし、お嬢様育ち故かルールはあまり知らないらしい。

ちなみに正面から見るとストレートのロングヘアーっぽいが、実はポニーテール。
帽子でリボンと結び目が隠れているためと思われる。
また、リーダさん(本名リーリアナ・イリーニチナ・メジューエワ、ロシア人)という専属のメイドを常に連れている。
幼い頃から苦楽を共にした姉妹のような間柄で、みやびが心を許せる数少ない相手。

手っ取り早くジャンル分けしてしまえば、「ツンデレ」枠に相当。
主人公で新任教師の滝沢司のことを、当初は「庶民」だとバカにしていたみやびであるが、彼のひたむきさから徐々に心を開いていく。

+ 『かにし』の本編について、ネタバレ注意
彼女自身は頭も良く、身体能力も(見た目に反して)高いのだが、
10歳近く歳の離れた兄と姉はそれを超えるスペックの持ち主であったため、風祭家は彼女を政略結婚の道具程度にしか見ておらず、
そのため、なんとか認めて貰おうと学院の理事長代理として必死に活動しているが、悪循環している状況。
兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ!!*1

超お嬢様学校であるとされる凰華女学院であるが、東京から二時間半以上もかかるなど都心から離れた場所にあり、
学院生はわずか53人。家族との面会も月にたった一回となっている。色々な意味でスケールが違う学園である。
それというのも実は、名家や金持ちにとって邪魔だと判断された者や、何らかの後暗い理由で入れさせられた者達が集められた、
スキャンダルに晒された令嬢たちを外聞から守るため隔離しているいわば収容施設としての側面があり、学院生には問題児も多い
(勿論、何も知らずに「名家が集うお嬢様学校だ」と思って入学してきた者も居るようだが)。
みやびも半ば左遷のような形で理事長代理としての肩書きを持つのだが、それでも彼女は学院のことを思って行動しているのである。

彼女専用ルートでは、一計を案じた司が彼女の専属秘書というポジションに収まり、共に学院を良くしていくことになる。
人とのコミュニケーションが苦手なみやびに代わって司が間に立つことでいくつかの問題は徐々に解決していった。
ルート終盤では彼女自ら司に愛の告白をするも、
実の両親から捨てられた過去から「人を愛する」ことがトラウマになっている司は、告白を拒否。
捨てられたと思ったみやびは、自暴自棄になって逃げ出してしまう。
しかし、リーダさんの活躍もあってトラウマを払拭した司に受け入れられ、二人はめでたく結ばれた。
その後は二人で学院を明るく良い場所に変えていったようである。

ちなみに本作の特徴として、「別のヒロインを選んだ場合でも、他のヒロインの状況が改善される」というものがあり、
彼女もその例に漏れず、どのヒロインのルートであっても、終盤では(ルートによって多少の差はあれど)丸くなり学院の状況も良くなる。
まぁ、ルートによっては学院創設のもう一つの理由が明かされたり、
風祭家と敵対する別の名家の暗躍などもあるので、嫌が応でも関わらざるを得ないのだが。
なお基本設定などは同じだが、本校ルート(みやびを含む三人。健速氏が担当)と分校ルート(他三人。丸谷秀人氏が担当)でシナリオライターが違うためか、
主人公の性格に若干違いが見られる。

戦闘力については見た目相応。
また、身長が低く演説の際はみかん箱を踏み台にしている。
所謂ロリ枠ではあるがちゃんとゴニョゴニョシーンも存在する。こいよア◯ネス!年齢は18歳以上だし問題ないよね!
どこぞのアインツベルンに爪の垢を煎じて飲ませたいくらいである。
ちなみに本編中では財力と権力を使ってスリーサイズその他を捏造・改竄しており、彼女の前でそれらの話題は禁句。
下手に煽れば、ドラム缶に詰められてお魚さん達とお友達にさせられます。

そしてみやびちゃんを象徴する言葉に「みやびちゃんぷりちー!」というものがある。
プリティーではなく、ましてやプリニーでもない。
これは元々2006年9月29日~2006年11月24日(発売日)公式サイトに設置されていた「みやびちゃんぷりちー!ボタン」なるものであり、
押すとキャラボイスが聞こえ、専用のカウンターが回るという仕様であった。
そして、なんとゲーム発売前に再生数が260万回を超え、最終的には約2ヶ月で「270万1902ぷりちー」(ぷりちーは単位)された。
・・・・・・すごい人気だ。*2

以上の経緯から、ファンの間では合言葉として使われる程浸透している。
その他、公式ビジュアルファンブックのオマケドラマCDでは、
戦闘メイド部隊がショッカー戦闘員の「イー!」のごとく「みやびちゃんぷりちー!」を連呼していた。

また余談だが、彼女の専属メイドであるリーダさんは攻略対象ではないのだが、
多くのファンが付いており、発売から数年たった今でもルート追加を望む声があるとか無いとか。
+ リーダさん

ちなみに健速氏が執筆しているライトノベル『六畳間の侵略者!?』に登場するヒロイン、
東本願早苗とティアミリス・グレ・フォルトーゼはみやびが原型と言われることがある。
特にティアはツンデレ・高い身分・従者がいる・幼児体型と共通点が多い。


原作中の性能

ここではゲスト出演した『輝光翼戦記 銀の刻のコロナ』での性能を説明する。『かにし』のはAVGだから仕方ないね。
追加パッチを当てることで仲間となるが、ストーリーには登場せず戦闘のみのお助けキャラみたいな扱い。出ても困るが
属性は
特徴としてはとにかく強い。最初から技をたくさん覚えており青属性の技も使える。『コロナ』では不遇だがブラストスキルも一応持っている。
また、耐性も強く3属性に対して有利が取れる。そして仲間が増えるまでは唯一の結界回復のフィールドスキル持ちなので便利。
MP消費は大きいが2HITする必殺技「みやび印のドラム缶」は相手のLPを削るのに便利である。
技は前述のボタンを押して攻撃する「ぷりちーぼたん」、リーダさんを召喚し塩を撒いて攻撃する「塩まいといて!! 」
など、妙にコミカルな技が多い。
弱点は後半になると火力不足に陥ることと、(弱点というよりは育てる意欲の問題だが)最初から技が揃っているため新しい技は覚えないこと。


MUGENにおける風祭みやび

rakurai氏製の『コロナ』に登場した際の原作スプライトを使ったものが存在。
特徴としては超遠距離型。相手を吹き飛ばしてビームで追撃するのが基本スタイル。
なお、原作の技が格ゲーに向いていないためか、原作再現要素は「みやびちゃんぷりちー!」くらいで、
あとはほぼオリジナルな感じになっている。特に3ゲージ必殺技である「大リーグボール4号」はもはやボールすら使っていない。
……というか所謂大魔法になっている。

空中ダッシュは同時に公開された久美と同じく直前のyベクトルに影響された軌道をとる。
結界システムに関しては同氏のコロナと同様のため、コロナのページを参照のこと。
みやびの属性は赤で直ガに成功すると「虹法結界-赤-」により次の攻撃力が1.25倍になる。この際はライフバーの下にマークが出る。

11P、12Pは特殊カラーとなっており、11Pでは常時ゲージMAX
12Pでは作者の愛にあふれたぷりちーな上位神キャラになる。
更新によってリーダさんも追加された。

+ 大会ネタバレ
※製作者は、以下のネタをMUGENと関係無い動画で使われることに不快感を示しています。

そんな愛されキャラである彼女であるが、某大会に出場した際、悲劇に見舞われた。
いつもの如く「ぷりちー!」した結果、対戦相手のリーダーの逆鱗に触れたのか、フルボッコにされると言う憂き目に遭った。
それだけならまだ良かったのだが、続くラウンドにおいても「ぷりちー!」した結果…。
全てはここから始まった……(13:15~)

神速久那妓ファンクラブの会 【狂下位・中位】では追加枠として参加。ステ強化も相まって順調に勝ちを重ねてたところでまさかの再戦。
1R目で9割かましたことで本気にさせてしまったのか2R目で完封され、3R目は移動起き上がりで近づくサイクに、
通常版「みやびちゃんぷりちー!」を当てようとした結果……?
なおこの試合を機に、とうとうニコニコ大百科で 関連記事 が爆誕してしまった
半年ぶりに奇跡の遭遇(25:28~)

また、この大会聖帝とタッグを組んで出場した際、BOSSとして例の者の複数改変版が潜んでおり、運悪くそのBOSSを引き当ててしまう。
当然ランクが違い過ぎたのか「ぷりちー!」発言する間もなく相手の容赦ない弾幕及びビーム連射で2Rとも何も出来ないまま、
相方共々フルボッコにされてしまった。
余談だが、この大会では最終的に何と優勝する快挙を達成してしまった。

ちなみに彼女はシングルでもrakurai氏製作キャラ限定!小規模トーナメントにおいて優勝を成し遂げている。

+ そして歴史は繰り返される…
その後、某大会は凍結となってしまったが、凍結から一年半後に有志によって改めて開催された同大会のリスペクト大会悲劇は繰り返される…
今回は以前の教訓からか「ぷりちー!」を封印しお互い1Rずつ取った状態で迎えた3R目、
我慢出来なかったのか例によって「ぷりちー!」してしまいその結果……。
聖夜(投稿日時的に)にまさかのXmasプレゼント(10:40~)

今後、二人の因縁がどこまで続くのか気になる所であったが、
前記で書かれているように製作者が(あくまで「MUGENと関係無い動画で」このネタを使われるこに)不快感を示しており、
風評被害が原因で製作物が公開停止や動画使用禁止になってしまった実害まであるため、
間違っても作者にネタを押し付けたり原作(かにしの、X-MEN及びMVC)の動画や大会と関係の無いMUGEN動画で騒ぐのは控えよう。

なお、ボスハルク&DIO前後ランセレバトルではヒューゴとの対決で似たような珍事が起きてしまっている。
こちらは1R目のみではあるが、単に声を上げるのではなく直球すぎる暴言と共に反撃に当たっている。
まあ、この戦いではタッグ戦だった上、ゲージを消費する超必殺技で起こった事なので、
サイクのようにみやびちゃんぷりちー!→フルボッコ確定までには至らない模様。
至ってしまったらそれこそヒューゴは正式なサイクの後継者になりかねなかったかもしれない
なおこの時のみやびちゃんは0勝2敗の崖っぷち状態であった。関心の試合結果は敗北、まさかの早い段階での大会敗退になってしまった。
「みやびちゃんぷりちー!」→「死ね!」(15:39~)

そんな中、某タッグ大会ではオマケ対戦ではあるがその某リーダーとの奇跡の共闘(但し某リーダーの作者は別人)が実現した。
どんなものかと思えばタッグ適性の良さが露見しストレート勝ちを収めた。
敵に回すと厄介だが味方にすればこれ程頼もしい仲間はないだろう。
奇跡の共闘(10:42~)


「とりけせぇぇ!みやびちゃんはアダルトでむーでぃーな大人の女性だってゆえー!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
{
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

その他



*1
余談だが、みやびは公式サイトにて「ひかぬ!こびぬ かえりみぬ!!」と言わされたことがあり、
公式側でも意識していた可能性はある。

*2
みやびの人気かどうかは不明だが、
「遥かに仰ぎ、麗しの」は「美少女ゲームアワード2007」において大賞を受賞している。
更にBGM賞、純愛系作品賞、シナリオ賞、ユーザー支持賞も受賞している。
ちなみにゲーム発売後に行われた人気投票において、みやびは惜しくも二位であった。


最終更新:2023年03月17日 01:40