本作はとにかくバグが多い。
初期バージョンではゲームの画面外をクリックしただけでフリーズしたり、海戦後に強制終了したりするなど致命的なバグがあるためまともにプレイすることも困難だった。
後期バージョンでは初期バージョンのバグが直っているかわりに新たなバグが発生していたりする。
以下、主なバグについて解説する。
初期バージョンではゲームの画面外をクリックしただけでフリーズしたり、海戦後に強制終了したりするなど致命的なバグがあるためまともにプレイすることも困難だった。
後期バージョンでは初期バージョンのバグが直っているかわりに新たなバグが発生していたりする。
以下、主なバグについて解説する。
[ ] 内は該当するバージョン(CDS95.EXE のファイルバージョン)
ゲーム画面外をクリックするとフリーズする
[1.1.0.0] [1.2.2.0]
正確にはゲーム画面が非アクティブになるとフリーズする。通称窓バグ。
DirectX の更新により発生するようになったらしい。
このため、Windows95時代ではあまり発生せず、おおよそ98以降で発生。
正確にはゲーム画面が非アクティブになるとフリーズする。通称窓バグ。
DirectX の更新により発生するようになったらしい。
このため、Windows95時代ではあまり発生せず、おおよそ98以降で発生。
海戦後に強制終了する
[1.1.0.0]
初期ロット版では海戦の戦後処理終了時にゲームが強制終了することがある。
海戦で倒した相手の所属国が滅びているときに起きるようだ。
初期ロット版では海戦の戦後処理終了時にゲームが強制終了することがある。
海戦で倒した相手の所属国が滅びているときに起きるようだ。
海賊が2種類しか出現しない
[1.1.0.0]
初期ロット版では6種類存在する海賊のうち私掠艦隊とアラブ海賊しか出現しない。
初期ロット版では6種類存在する海賊のうち私掠艦隊とアラブ海賊しか出現しない。
ライバルの行動を遅らせることができない
[全バージョン]
ライバルを一騎打ちで倒すとライバルの行動を遅らせることができるとマニュアルやハンドブックには書かれているが、実際には効果がない(累積キャラクターにのみ効果がある)。
初期バージョンでも後期バージョンでも効果はなく、初期バージョンではライバルを倒すと「○○の行動が遅れました」というメッセージが表示されるが後期バージョンではこのメッセージも表示されなくなる。
これはバグと言うよりは、ライバルの行動を遅らせるとなんらかの不具合が発生するため、それを避けるために仕様変更が行われた可能性が高い。
ライバルを一騎打ちで倒すとライバルの行動を遅らせることができるとマニュアルやハンドブックには書かれているが、実際には効果がない(累積キャラクターにのみ効果がある)。
初期バージョンでも後期バージョンでも効果はなく、初期バージョンではライバルを倒すと「○○の行動が遅れました」というメッセージが表示されるが後期バージョンではこのメッセージも表示されなくなる。
これはバグと言うよりは、ライバルの行動を遅らせるとなんらかの不具合が発生するため、それを避けるために仕様変更が行われた可能性が高い。
ニューゲーム時にスポンサーの怨恨フラグが初期化されない
[1.1.0.0 - 1.2.7.0]
プレイ中の主人公を削除して新たに主人公を作成してゲームを始めたときに、旧主人公のスポンサーとの関係が正しく初期化されないことがあり、旧主人公で監察官をすまきにしていたりするとゲーム開始直後にいきなり追手がかかったりする。
プレイ中の主人公を削除して新たに主人公を作成してゲームを始めたときに、旧主人公のスポンサーとの関係が正しく初期化されないことがあり、旧主人公で監察官をすまきにしていたりするとゲーム開始直後にいきなり追手がかかったりする。
ゲーム開始時から全スポンサーと面識がある
[1.3.1.0] [1.4.0.0]
後期バージョン特有のバグ。スポンサーと面会したときに初対面なのに「久しぶりだな」などと言われる。
これは上記のスポンサーの怨恨フラグが初期化されないバグを修正しようとして別のバグを招いてしまったものと思われる。
後期バージョン特有のバグ。スポンサーと面会したときに初対面なのに「久しぶりだな」などと言われる。
これは上記のスポンサーの怨恨フラグが初期化されないバグを修正しようとして別のバグを招いてしまったものと思われる。
子供の誕生日がありえない日付になる
[全バージョン]
子供の誕生日が必ず月末日以降になる。
それにより2月30日や11月31日などのありえない日付になってしまうことがある。
本来は月末日以前の日付がランダムに選ばれるはずなのだが、プログラム中の条件分岐に間違いがあって月末日以降になってしまうらしい。
子供の誕生日が必ず月末日以降になる。
それにより2月30日や11月31日などのありえない日付になってしまうことがある。
本来は月末日以前の日付がランダムに選ばれるはずなのだが、プログラム中の条件分岐に間違いがあって月末日以降になってしまうらしい。
子供を教育すると親の能力があがる
[全バージョン]
子供を教育して技能を習得させると時折子供の能力値が上がったという内容のメッセージが出るが、実際は親の能力値が上昇する。
子供を教育して技能を習得させると時折子供の能力値が上がったという内容のメッセージが出るが、実際は親の能力値が上昇する。
酒場女ファティマとサライが登場しない
[全バージョン]
ファティマとサライはメッカに登場とハンドブックには書かれており、内部データ的にも確かに二人はメッカに存在しているが、メッカには肝心の酒場がないので会えない。
別の街に登場するはずだったのか、メッカに酒場があるはずだったのかよく分からないが、いずれにしろ設定ミスだろう。
ファティマとサライはメッカに登場とハンドブックには書かれており、内部データ的にも確かに二人はメッカに存在しているが、メッカには肝心の酒場がないので会えない。
別の街に登場するはずだったのか、メッカに酒場があるはずだったのかよく分からないが、いずれにしろ設定ミスだろう。
登場しないスポンサーがいる
[全バージョン]
ロンドンのデシデリウス=エラスムスとクスコのゴンサーロ=ピサロは所在の設定にミスがあるためゲーム上に登場できない(エラスムスは教会のはずが港に、ピサロは総督府のはずが王宮に設定されている)。
また、ミラノのフランチェスコ二世はデータ上は存在しているが、史実ではいったんフランスにより滅ぼされたのちに再興するはずのミラノ公国がゲーム上では再興しないため登場しない。
ロンドンのデシデリウス=エラスムスとクスコのゴンサーロ=ピサロは所在の設定にミスがあるためゲーム上に登場できない(エラスムスは教会のはずが港に、ピサロは総督府のはずが王宮に設定されている)。
また、ミラノのフランチェスコ二世はデータ上は存在しているが、史実ではいったんフランスにより滅ぼされたのちに再興するはずのミラノ公国がゲーム上では再興しないため登場しない。
建設されない、または建設時期が遅すぎる街がある
[全バージョン]
ハンドブックに載っている新大陸の街のサンタ=マルタとリマはいつまで経っても建設されない。
これは本来これらの街がフランシスコ=ピサロの動向に合わせて建設されるはずなのに、その設定がバグにより反映されないことによるらしい。
また、パナマは史実では1519年8月の建設だがゲーム上では1531年3月にならないと建設されない。
これも本来ならフランシスコ=ピサロの動向に合わせて1519年に建設される設定だったらしい。
この遅延が他の街の建設にも影響する。
レオンの建設は1523年1月の設定だが、パナマが建設済みであることが条件なので1531年まで遅れる。
また、トルヒヨとコロの建設は1525年1月の設定だが、レオンの建設が条件なのでやはり1531年まで遅れてしまう。
ハンドブックに載っている新大陸の街のサンタ=マルタとリマはいつまで経っても建設されない。
これは本来これらの街がフランシスコ=ピサロの動向に合わせて建設されるはずなのに、その設定がバグにより反映されないことによるらしい。
また、パナマは史実では1519年8月の建設だがゲーム上では1531年3月にならないと建設されない。
これも本来ならフランシスコ=ピサロの動向に合わせて1519年に建設される設定だったらしい。
この遅延が他の街の建設にも影響する。
レオンの建設は1523年1月の設定だが、パナマが建設済みであることが条件なので1531年まで遅れる。
また、トルヒヨとコロの建設は1525年1月の設定だが、レオンの建設が条件なのでやはり1531年まで遅れてしまう。
特定の言語がないと読めないはずのヒントが言語なしで読める
[全バージョン]
一部のヒントは読むために特定の言語が必要なはずだが(ハンドブックの必要技能の欄に記載がある)、なくても読めてしまう。
一部のヒントは読むために特定の言語が必要なはずだが(ハンドブックの必要技能の欄に記載がある)、なくても読めてしまう。
世界一周達成のイベントが何度も起きる
[全バージョン]
世界一周達成のイベント後にいったん海に出てから港に入り直すと、再度イベントが発生し、これを何回でも繰り返せる。
証拠品の「世界一周の記録」もその都度増えてゆく。
世界一周達成のイベント後にいったん海に出てから港に入り直すと、再度イベントが発生し、これを何回でも繰り返せる。
証拠品の「世界一周の記録」もその都度増えてゆく。
証拠品が二つ得られる
[全バージョン]
世界一周達成時の「世界一周の記録」、「祐国寺の鉄塔」を発見したときの「景教の十字架」はなぜか二つ得られる。
また、スポンサーを偽物の証拠品で騙して本物の証拠品を得たのちに、港で発見物を発表するともう一つ証拠品が得られる。
世界一周達成時の「世界一周の記録」、「祐国寺の鉄塔」を発見したときの「景教の十字架」はなぜか二つ得られる。
また、スポンサーを偽物の証拠品で騙して本物の証拠品を得たのちに、港で発見物を発表するともう一つ証拠品が得られる。
船首像「亀」が入手できない
[全バージョン]
ハンドブックには船首像「亀」はバレンシアの造船所でしか手に入らないと書かれているが、実際にはどの街でも入手できない。
ハンドブックには船首像「亀」はバレンシアの造船所でしか手に入らないと書かれているが、実際にはどの街でも入手できない。
大航海時代2のキャラクターが登場しない
[全バージョン]
ハンドブックには登場人物として紹介されている大航海時代2のキャラクターたちだが実際は登場しない。
バグなのか仕様なのかは不明。
詳細は小ネタの頁に譲る。
ちなみに1の主人公レオン=フェレロは1501年に登場し、初心者用キャラクターのラモン編のイベントにも出演する。
ハンドブックには登場人物として紹介されている大航海時代2のキャラクターたちだが実際は登場しない。
バグなのか仕様なのかは不明。
詳細は小ネタの頁に譲る。
ちなみに1の主人公レオン=フェレロは1501年に登場し、初心者用キャラクターのラモン編のイベントにも出演する。
契約中にスポンサーの国が滅びると新規契約ができなくなる
[1.1.0.0] [1.2.2.0]
契約中の発見物を発見している状態で契約したスポンサーの国が滅びると、スポンサーに面会できなくなるため発見物の報告も契約の破棄もできなくなり新たな契約が結べなくなる。
これが発生しうるのはミラノ公国とジェノヴァ共和国の国主との契約時。
ただしジェノヴァ共和国は1523年11月には復活しスポンサーにも会えるようになる。
後期バージョンでは契約したスポンサーの国が滅びると、契約破棄のイベントが起きるように修正されている。
契約中の発見物を発見している状態で契約したスポンサーの国が滅びると、スポンサーに面会できなくなるため発見物の報告も契約の破棄もできなくなり新たな契約が結べなくなる。
これが発生しうるのはミラノ公国とジェノヴァ共和国の国主との契約時。
ただしジェノヴァ共和国は1523年11月には復活しスポンサーにも会えるようになる。
後期バージョンでは契約したスポンサーの国が滅びると、契約破棄のイベントが起きるように修正されている。
アフォンソ=デ=アルブケルケが「香料諸島」と「チョウジ」の報告をしない
[全バージョン]
本来なら1513年に「マラッカ海峡」と「香料諸島」、「チョウジ」が同時に報告されるはずだが、報告の期日設定にミスがあるため「マラッカ海峡」しか報告されず、残りの二つはいつまでたっても報告されない。
本来なら1513年に「マラッカ海峡」と「香料諸島」、「チョウジ」が同時に報告されるはずだが、報告の期日設定にミスがあるため「マラッカ海峡」しか報告されず、残りの二つはいつまでたっても報告されない。
本作にはこれらの他にも細かなバグや設定ミス、テキストの誤りが多数ある。
これらの不具合のほとんどは有志によるツールやパッチによって解消できる(ツール・改造の頁を参照のこと)。
本頁の情報もそのパッチの Readme を参考にさせてもらった。
これらの不具合のほとんどは有志によるツールやパッチによって解消できる(ツール・改造の頁を参照のこと)。
本頁の情報もそのパッチの Readme を参考にさせてもらった。