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作品





春の城



652 名前:春の城[] 投稿日:03/03/22 13:47 ID:ubmWkI/6
快速電車を待つ間
眺めています腐った異人館
薄緑の破れカーテンが白々しく
唾の指で開きそうな硝子窓

鬱蒼せまる後の深緑
食っているのです昨日より

蛇をくわえた瓜坊が戸をノックします
蝸牛が剥げた窓枠で喧嘩をします
退屈な猫が床の穴を飛び越えます
死んだ駅員が朝の一皿を運びます

お城に変えてしまおうかしら

乳色塗料と耐水ニスが要ると思うのです
煙突みたいなのもぶち抜こうと思うのです

春風が霧に割り込んで
再び動き出す特急電車  

あなた私に恋をしましたね




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旅の形式(しきたり)



660 名前:旅の形式(しきたり)[] 投稿日:03/03/23 01:50 ID:eq+CTA2f

人生は旅だよ かわいい子
世間を知るなら 旅行がいいよ
人の形式(しきたり) 人の慕情(なさけ)
旅の終わりに  きっと何かをつかむよ

終わりの来るのが 悲しくなるような
面白い旅をしてほしい だが実際は
きっとの早く終わりにしたくなるような 事もあるだろう
それもまた いい勉強さ 

帰ってくるのを 待ってるよ
いやでも終わりがあるんだ 好きなだけ歩いていい
それはお前の 旅だからかわいい子
旅の終わりに  きっと何かをつかむよ

もう一つ帰るところがあるとは知らないだろ その旅の終わりはいつか悟るだろう 
まあ嫌でも知るだろう 終わりを見るのが旅だからね
好き勝手に歩き回った旅の望みが 外からのルールだったとしても
さあ旅の終わりをそして笑顔で帰っておいで 終わりは旅の価値を決める





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逃げろ



662 名前:逃げろ[sage] 投稿日:03/03/23 02:03 ID:DSXqKYsH
逃げろ 逃げろ 逃げろ
逃げろ 逃げろ 逃げろ
逃げろ 逃げて 逃げろ
逃げて 逃げろ 逃げろ
逃げて 逃げて 逃げて
逃げて 逃げて 逃げて
逃げて 逃げろ 逃げろ
逃げて 逃げて 逃げろ
逃げろ 逃げて 逃げて
逃げて 逃げて 逃げて
逃げて 逃げろ 逃げて
逃げて 逃げて 逃げて
逃げろ 逃げろ 逃げて
逃げて 逃げて 逃げて
逃げて 逃げろ 逃げろ
逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げろ




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優しい嘘と静かな矛盾



665 名前:優しい嘘と静かな矛盾[sage] 投稿日:03/03/23 13:44 ID:62AXTVvK
優しい嘘と静かな矛盾の狭間に存在する僕らは
何時も沢山の言葉に囲まれている
綺麗な言葉 醜い言葉
その言葉達を上手く操ろうと
試行錯誤を繰り返した挙句
自分勝手に勇気を持ち
自分勝手に傷つく

僕らは未だ本当の絶望も希望も持たぬまま
嫌な大人達に世界に飛ばされ
右も左も分からないまま
自由に人を殺していく
そんな狂った世界の中で僕は思う
絶望とは何か 希望とは何か
大人は何を教えたか 子供は何を知ったか
未だ覚めぬ夢の中 
優しい嘘と静かな矛盾の狭間で




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豊穣祭の生贄



667 名前:「豊穣祭の生贄」[sage] 投稿日:03/03/23 23:05 ID:MLLFVa+t
繋がり
人々は誰もいなかった鎖の真中
空間抱き寄せた言葉という自己撞着支え
その指先にある気流と何かを見ている眼
彼女の左手と右手の中にもない
動詞で

または
遠い先から過去へと見通すという魚
赤と青の血管を持たないなんて知っている
どちらでもないモノを今発見したかのように
はしゃぎ回る気違いじみた祭りの前
その贄


それは十月の
   永かったあの湖に映った心臓
     大きな影と間に浮かぶ月の幻覚で水底に沈んだ
       その終わりの波が今ちょうどここに描かれた形をしているらしい




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16行でわかったこと



669 名前:16行でわかったこと[] 投稿日:03/03/24 01:46 ID:47YkeOWK
生まれてきて
四足で歩き
二足歩行して
母から愛をもらい
父から痛みをもらい
自我の檻を作り出し
友達と恋人と孤独を知って
なけなしの金でバイクを買い
遠くまで行こうと旅立って挫折を知った
花を見て枯れ木見て
意味のない自分のろって
首くくろうと決めた桜の木に芽吹いた若葉見て
とりあえず生きてみようと
記念にくくっといたロープが
「またな」って
手を振ってた




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黒い乳首の一生



670 名前:黒い乳首の一生[sage] 投稿日:03/03/24 07:28 ID:TD1XacuM
発芽して
ふくらみ
花開いて
いつかなめられる

あやふやだった桃色が
上を向いて張っていた赤色が
蜜蜂をみつけて黒に染まり
蜜蜂に吸われて恍惚としてしなだれ
夢失ってうつむき
重力に垂れて
平等に死を受け入れる地面に いつか落ちて消える

しかし黒いタネは残っている


671 名前:黒い乳首の一生(2)[sage] 投稿日:03/03/24 07:39 ID:ihV+yKEj
いつか発芽して
いつかふくらみ
いつか花開いて
いつかなめられる と限らないにしても




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伝えたい気持ち



672 名前:伝えたい気持ち[] 投稿日:03/03/24 07:56 ID:Fey76MS3
やりきれぬ想い抱えながら
さびしい夜もひとりで泣いた
しあわせ知らない僕を救い
いのちを与えてくれたんだ

あんなにも遠く小さな光
なくした何かに重ねてみても
たいせつな想い返らぬことに
がくぜんとただうなだれて

いきることさえ退屈してた
つまらない日々脱け出したくて
であえなければ気づけなかった
もう迷わないと決めたんだ

だきしめるたび感じることは
いきていること そのあたたかさ
すぐにも君に繋がりたくて
キスで伝える「ありがとう」




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名前はいらないという名前もいらないかもしれないがどうでもいい



673 名前:名前はいらないという名前もいらないかもしれないがどうでもいい[sage] 投稿日:03/03/24 08:22 ID:pURx9RFb
16行の詩を書くにあたって言いたい事がありながらも胸の奥にしまっておきた
い気もする昨今なのだが今日のところはあっちへ行ったりこっちへ行ったりす
る事ももしかするともしかするかもところでもしかってどういう事だ?て感じ
もあるやも知れずまたもしくは新聞もテレビもラジオすらも縁のない毎日を送っ
ていたりするわけなのだがそれはまあこちらの三軒屋公園のあたりの公衆便所の
平行四辺形ABCD各点の交点E方面に潜んでいたりいなかったり黒ひげ危機一髪ゲ
 ームの情けない顔をした海賊の首がごとく飛び出していたりしてしまうようなそ
んな事もままあるだろうドラムカンのミニチュアサイズを丸くドス黒いもので塗
り固めたようななんとも言えない物に置いておくとしてさて今日の議題となるわ
けなのだが決して大げさな事をいいたい訳ではなくまた単に最近この場所で点を取
れないのは何故かを訴えたいわけでもなくじゃあお前さんは何を言いたいんだいこ
のクソッたれと言われるのをやむなく甘受してそのうち切支丹伴天連どもをイラ
クの爆撃の中で応援したいかもしれない症候群またの名をシンドロームなどと言うと
記憶しているのだがそんな事は闇だったり裏だったりするような所で語ってもらうとし
てさあ本当に本題に入りたいかな入ろうかな入るのよそうかななどとあれこれ考えてい
るうちにちょうど16行目がきてしまった訳なのでそれではみなさんまた今度の機会n





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最終更新:2006年09月15日 02:36