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作品





トソカシ



394 名前:トソカシ[] 投稿日:02/07/16 12:41 ID:lHo7fsJQ
褐色の衣 ジャグジャグ
水色のきゃべつ パキパキ
特性ソースは 鼻をつく護摩の薫り
芥子は己の役目を忘れ 堕落している

さて このトソカシを食べるために 今
何かが足りないことに 気づいているだろう

甘蝦の肉感
粘りつく 繊維の襞々
哄笑しながら飛び込む 肉汁の海!

潜り込む肉の言葉で それが
もしトンカツに変身したなら
歴史に名を残すほどの ラッキーだ




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くわえポッキー



395 名前:くわえポッキー[sage] 投稿日:02/07/16 12:54 ID:???

ポッキー くわえ煙草みたいにすると 旅に出たくなるよね





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アイアン・マン



416 名前:アイアン・マン[] 投稿日:02/07/16 22:39 ID:6yUGNE+v
お前の白くて冷たい 首筋を
俺の紅潮した 欲望が
三本の燃える指となって 駆け降りる

お前の白い項(うなじ)に
頚動脈を 掘り当てた

性欲の炎が 転化して
食欲のドラゴンが生まれた日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その日からというもの 俺(ドラゴン)は
目につく物凡てを 食いまくった

犬や猫はもちろん食った
電信柱も歩きながらつまんだ
雲を長い舌でからめ取って
ちゅるりと吸い込んだ

胃袋が無限なのではない
消化してしまえば
また腹が減るのだ

俺を退治しにやって来た
鋼鉄の巨人も
腹が減っていた

キリのない食欲についての悩みを
俺達ニ体は 話しあい
お互い 自殺することに決定した

鋼鉄の巨人は 高熱の鉄板で己を焼き
俺は太陽まで飛んで それに巻きついた

ドラゴンのバーベキュー

意識が戻ると
俺は彼女を抱いて 横たわっていた

彼女の裸体が 太陽のように熱くて
俺は彼女の項から 急いで手を離した

俺は鋼鉄の巨人に まんまと騙されたのだろうか
あいつめ 今頃 世界を救った英雄気取りか

あいつだって
車を食うくせに
ビルを噛るくせに
鉄条網のうどんを啜るくせに
世界を壊すことが仕事のくせに
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




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日常



421 名前:日常[sage] 投稿日:02/07/17 02:52 ID:???

なんとなく、暇潰しにと、表面を磨いてみたり、する。
どうしたい訳でもないけれど、冷蔵庫へ出し入れを繰り返してみたり、する。
ただぼんやりと、お手玉なんぞしてみたりも、する。

そのうち段々愛情が沸いて来たりするけれど、
くちびる寄せたって、やっぱりなんも言わないし、気持ちもよく分からない。

で、気がついたら夕食の後に出て来たりして、少し哀しくなったりも、する。




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変態味覚宣言



422 名前:変態味覚宣言[sage] 投稿日:02/07/17 07:48 ID:???
わからないんだよ

ご飯を口に含みながら
牛乳で流し込む
それを許せる
お前の味覚がわからない

なあ
それって気持ち悪くはないのかい
口腔内で攪拌される飯粒と牛乳
白と白は溶け合い絡み合いながら
やがて食道から胃へと
ねっとり嚥下される

うげっ
想像するだけで吐きそうなんだよ

お前の事は好きだけど
お前の味覚は許せない
ご飯には牛乳
その感性がだめなんだ

もう限界さ
これで終わりにしよう
たかが食べ物のこと
なんて言うなよ
これは一生の問題だからな
ご飯に牛乳なんて・・・

ふっ
ご飯にはコーラ
これに決まってるだろ




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星型のケーキ



425 名前:星型のケーキ[sage] 投稿日:02/07/17 10:52 ID:???
皺だらけの手が帽子をのける 下から現れるだんまり
背広はハンガーに戻され また一年の眠りにつく
カフスが外されめくれるワイシャツ 腕の毛で拭う紅い顔
恐らく唇の上 薄く感じている 塩

陰の落ちるダイニング
腰掛けるあなたの 目の奥に 鮮烈な光 白十字
夏草の緑に とり残され 眠る 戦友の名前
  傷口はかさぶたすら剥がれ落ち 開くことも滲むこともしない
   鈍い痛みが時折 忘れた頃にぶり返す

オーブンの音で あなたと私は我にかえった
部屋中に流れ出すバニラ  膨らんだ スポンジケーキ

  何年前だったか あなたが初めて入れ歯にした年
  私はクッキーを ケーキに変更する事にした

丸に刃を入れて切り取る 丁寧に作る 星型
見かけによらず甘党のあなた 年に1度 この日だけ
はけで塗る メイプルシロップ あなたのプライドの  色
あなたの大切な 星の


  And where is that band who so vauntingly swore
“黄色い猿”の一群を 火炎放射で追いつめた話
  That the havoc of war and the battle's confusion
  太平洋で船を沈められ 遺品もない2番目の兄のこと
  A home and a country should leave us no more?
  息子に孫に武勇を 正当性を叫んで  揮う
  Their blood has wash'd out their foul footsteps' pollution.
  けれど本当に説き伏せたいのは 慙愧に囚われた影
  No refuge could save the hireling and slave
  手に 目に 背に  残されたままの“あの時”
  From the terror of flight or the gloom of the grave:
  せり上がる黒を塗りつぶし 唱える正義 脆い興奮
  And the star-spangled banner in triumph doth wave
  星の勲章にすがって その肯定を救いにして立つ
  O'er the land of the free and the home of the brave
  50年が経過しても


ケーキをどうぞお義父さん 星の形をした
お友達の分までどうぞ 勇ある者に輝ける星
一緒に再生される苦味を グラニュー糖で打ち消して
楽しかった話でもして下さい ほおばりつつ

あなたにこそ相応しい ケーキをどうぞ お義父さん




426 名前:星型のケーキ[sage] 投稿日:02/07/17 10:52 ID:???
注)アメリカ合衆国国歌Star-Spangled Bannerの3番挿入
訳:あの軍隊はどこへ消えた 我らを自慢気に罵倒した者たちは
   この大混乱の戦争が戦闘の生む混乱が
   ふるさとと祖国に もはや何も残さないと
   彼らの血は洗い流される 彼らの足跡に残る穢れも
   傭兵や奴隷には逃れる場所などない
   恐怖からも 怯懦からも そして 薄暗い墓地からも
   星条旗よ 勝利に はためけ
   自由の祖国の空に 勇者のふるさとに




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最終更新:2006年11月05日 10:34