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作品





瞑想



623 名前:瞑想[] 投稿日:02/07/21 13:34 ID:PrvzNZql
塗香(ずこう)をする (*1)

印を結び
真言を唱える

オンソワハンバ シュダサラバダラマソワハンバーシュドカン

半跏(はんか)に組んだ身体を壁に向け (*2)
目のピントを虚空にセットする

止らぬように、重ならぬように
呼吸を回す

これで、準備は完了だ

「次は、その空間に自分の好きな動物を、思いうかべなさい」

導師(グル)の指示は、ここから急に重くなる

これはもう
意識との戦いだ
僕のα波はあまりに弱く
結んだ像を保てない

足のしびれが
その邪魔をする
言葉もまた
映像の邪魔をする
自分の未熟さを痛感する一瞬だ

動かない空気を
心で動かす
止らない時を
流してみせる

それを冒険と呼ぶことに
今ではすっかり慣れてしまった

やがてどんな像も描けなくなると
僕の内への旅は終る
今日もたどりつけなかった道のりは
明日への糧だ

オンバザラギニ ハラチウハンダヤソワカ

印を結んで
真言を唱える

脳力開発のひとつとして存在するこの瞑想法は
密教の中核をなす
目的は魂の鍛錬と精製だ

自分の中にあるなにかを求めて
明日もまた、僕は旅に出る
楽しみより苦痛の多いその
登り坂の先にあるものを見るために

 *1:香を手に塗りつける、仏の前に出る作法の1つ
 *2:あぐらをかいた状態で、片足の足首を太股に乗せる。
   両足を乗せるのが結跏趺坐(けっかふざ)。




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闇を翔る



624 名前:闇を翔る[] 投稿日:02/07/21 15:49 ID:YcoCe6x3

コンセントにチンコを刺して
イナズマと化したオレは
電線の暗いトンネルを翔る

鉄塔から電柱へ
電柱からお前んちへ
どんどん失われていくオレ

他人のリビングを照らし
PCにエロ画像を映し
どんどん失われていくオレ

ゴキブリを吸った掃除機
ハングル語のノイズ
オレは闇を翔る

電流が悲鳴をあげる暗いトンネルを
この意識の最後のひとかけらが
クソみたいに消え失せるその瞬間まで

オレは闇を翔る
鉄塔から電柱へ
電柱からお前んちへ

ピンローは却下
プラグ付きのバイブ希望
せめて電動ハブラシ





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生きろ!



635 名前:生きろ![] 投稿日:02/07/21 17:53 ID:WzZ1Zcza
初めてだった時は 燃えるルージュで
くちびる紅く濡らして 震える舌を隠した

だけど服は重装備 ジャングルでも行くように
サバイバルブーツまで履いて 参る!あなたの部屋へ

見たこともない古いオーディオ装置
初めて見るスナフキン
真っ黒な革クッションの上に
注意書き[猛獣注意」!

生きろ生きて帰ろ
息が荒ぶる
生きろ生きて帰ろ
いっそ生まれかわっちゃえ!

ヒャクヨンジュウナナ回目ともなれば ナナナナナナロクナンバーの車で
乗りつける二人のあなたの部屋へ 決死の覚悟だ

スッピンでただのティーシャツに 髪は寝起きのままで
ブライダル臭まで匂わせて 参る!あなたの部屋へ

これが真実の恋ならば
飾る必要なんてない
でももし真実未満だったなら
今日で壊れるこの恋ね

三日履きっぱなしのブルージーンズで
あなたの部屋
生きろ生きて帰ろ
いっそ生まれかわっちゃえ!

生きろ今だ生きろ
生きろ急げ!
生きろそこだ生きろ
いっそ生まれかわっちゃえ!





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めぐる



641 名前:めぐる[age] 投稿日:02/07/22 02:10 ID:???

幼い頃に湧き出した小さな夢は
乾くことなく溢れ続け
いつしか 大きな大きな河となった

それが
やがて行き着く大海原へと
僕を掻き立てているんだ

もう止まれない
この流れはとても速くなってしまっている
誤解だとしても 困難だとしても
白か黒かの大海原に辿り着くまでは
止まれない

だから行くしかない
行けば必ず 見えるものがあるだろう

もし黒い海しかなかったとしても
そのときは蒸気となって 雨となって
また河となろう

ありがとう
偉大なのはいつも自然なんだ
道しるべになり 見本になり
困難に立ち向かう勇気を僕にくれる

進める
まだまだ進めるぞ





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まなざし



642 名前:まなざし[sage] 投稿日:02/07/22 13:33 ID:???
地球儀を
くるくる
まわす子供みたいな
瞳のきらめき
それだけは失くさないでね

だってそんなあなたが好き
冒険者みたいな
まなざしのあなたが

ついて行きたいと
思わせてくれる
冒険者みたいな
まなざしのあなたが





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RPG



653 名前:RPG[sage] 投稿日:02/07/22 22:34 ID:???
サキは僕の恋人
僕が闘いに破れて、死んだら
蘇らせてくれるひと

トレビの泉みたいな魔法で
僕がどんな傷を、化け物から受けても
回復させてくれるひと

  砂貴ちゃんは同級生
  ただの同級生
  まともに話もしたことがないひと

  死んでも生き返れる世界だったら
  何度でも気持ちを口にできるのに
  心の傷をリセットできる世界だったら
  何度でも君を抱き締められるのに

   夜中に、砂貴ちゃんから突然の電話で
   僕の口舌はバグった
   「あなたの好きなところへ行ってしまいなさい」
   砂貴ちゃんのかけた呪文の言葉

    僕は迷わずサキの居るダンジョンへ行った
    砂貴ちゃんには二度と会えなくなった
    退屈と死と怖いものだらけの世界から
    冒険のないRPG世界へ、僕は逃げ込んだ

     僕がレベル99になった時
      それ以上レベルアップできなくなった時
       僕はどんな風にゲームオーバーするんだろう?

「まずは坑道へ入って、ダブルセイバーを探しなさい」
砂貴ちゃんのメッセージが聞こえた




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輝き



654 名前:輝き[sage] 投稿日:02/07/23 00:43 ID:???
空が青いから旅立つことにした
遠い日の夢の続き

大切なもの何故忘れていた?
取り戻したい失った時間

風の音が聞こえる
一歩踏み出せば飛べるような気がして
胸の高鳴りが心地良い

上手く描ける?
取り戻せる?

不安は無い
瞳に意志を
残された最後の宝石は輝く

ゆっくりと深呼吸をして
ゆっくりと目を開いて

僕は今一歩を踏み出す




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冒険ちっく



668 名前:冒険ちっく[] 投稿日:02/07/23 16:06 ID:Wiw/DRgA
豊かな思いは
魔法を生んで
船を創るはず

不思議な模様がうつる空の下を
進んでいく
「何も怖くない!」
なんて言ったりして

目が回るような流れ 人気のない草原でダンス
こんな形 あんな場面
奇跡も空想も危険も絶望も
見たことなくて
わくわく


―――開いた






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671 名前:点[sage] 投稿日:02/07/23 22:14 ID:???
夏休みだから
俺は線になろう

(X46,Y46)という自分に
特に不満はないが
3次曲線などには惹かれる
(X8997,Y8997)に相談する

 >私と結ぶといい
 >深く知り合わないと
 >線にはならない

2点で1線にと
8997と仕事をする

たとえ
破線になるとしても




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最終更新:2006年11月05日 10:37