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ミューゼル - (2009/09/24 (木) 00:28:32) の編集履歴(バックアップ)
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基本情報
略歴
ラコルニア帝国で代々内政官を排出してきた貴族の生まれ。
この時代の帝国貴族としての英才教育を施され、若年からその頭角を現し始める。
内政官として国内の治安改善、福祉制度の充実など、帝国民の生活を守る政策に尽力し、帝国民からの信頼も得ていた。
内乱時には思想の一致から
ティアの元に参じ、主に戦略面で穏健派を支えた。
帝国過激派との闘争が続く中、背後で蠢動する
アザル山賊団に対処するべく派遣されると、計略と懐柔策を用いてアザル山賊団の基盤を切り崩し、大きな痛手を与えた。
帝国内乱が終結し、
クレアクライシスとの和平が成った後、突如として表舞台からその姿を消す。
また、前述のように帝国内での評価はまさに穏健派と呼ばれるに相応しいものであるが、その敵手からの評価は真逆のものであり、後世の歴史家の間で議論を呼んでいる。
人物
- 明るく礼儀正しい性格で誰に対しても丁寧な口調で話す反面、親しい相手には気さくな面を見せていた。
- 帝国貴族としての英才教育は内政官としてだけでなく、謀略・政略など裏の世界に属する事柄にまで及び、本人は特にそれらの力を行使する事に後ろめたさや罪悪感を感じたことはなかったようだ。
- 「人はみな平等であり、貴族でも平民でも命の価値は等価だ」という思いがある一方で、帝国以外を下に見ており、アザル山賊団などに対する際はその命を何とも思っていなかったようである。時にはアザル山賊団の捕虜をわざと奪還させ、その行方を追跡してアジトを突き止めて殲滅し、利用するだけ利用した捕虜を再び捕らえる等していた。
- 美しい女性、可愛い女性を愛し、それを自分の手で汚す事に倒錯した悦びを覚える悪癖があったと言われる。
逸話
- 穏健派に加担したのは「本当はティア様やテレーゼさんを守るため」と漏らした事がある。また、「ティア様はウァール・グレアウェムト卿の目が怖いから誰も手が出せませんね」と冗談交じりにその忠義を賞賛していた。
- アザル山賊団によってアザルの地の村がいくつも壊滅させられたが、実はミューゼルが指示した帝国軍の仕業だという説もあるが、その一方で山賊団や民衆に多大な犠牲者を出した大規模な山火事が発生した際は、この鎮火と救助に尽力したとされる。
- その最後は諸説入り乱れている為、はっきりとした没年は不明。「表舞台から姿を消し、帝国を裏から支えた」、「テレーゼの婚約者の怒りを買って殺された」、「帝国の悪行を隠匿するために口封じをされた」、「アザル山賊団の生き残りに報復された」など、様々な証言が残っている。
関連項目