基本情報
略歴
バッハナハト侯爵家に生まれ育った女性。
父シュタインは
ラコルニア帝国司政官であり、その娘であったテレーゼもまた父親と同じ道を歩むこととなるが、その才能は父親をはるかに凌駕していた。
弱冠13歳にして帝立院を飛び級で卒業、司政官となった後は卓越した行政手腕を買われ、若輩の身でありながら宮廷に出入りし、
バルド、
レアルーシという二人の皇帝からも厚い信頼を寄せられていた。
1524年、
クレアクライシスへの外征を決定した御前会議では表立った外征反対論を唱えることは無く、中立派グループに属していたが、下級貴族らのグループがバッハナハト侯爵邸を襲撃、父シュタインを暗殺され、彼女は帝都
ラコルニアを離れ
カルカシアに移住、それまでも親交のあった
ティアの元に身を寄せることとなった。
ラコルニア帝国内で外征賛成派と反対派の対立は決定的となるが、テレーゼは双方の代表である
ティアと
レアルーシに知己があったことから、単独で
レアルーシの下へ赴き、両者和解の橋渡し役となった。
1525年
ロイカーンの戦いにおいて軍の後方支援を総括する任に当たっているが、戦場では目だった活躍はなかった。
だが、その後の
クレアクライシスとの和平対談こそが彼女にとっての「戦場」であり、1527年には和平反対派による暗殺未遂事件まで起きるが、様々な苦難と妨害にも屈することなく、ついに両国の和睦と同盟を実現させた。
人物
- 物静かで柔和な外見をしているが、性格もそのままで、冷静沈着な判断を下すこともできる才女であった。
関連項目
最終更新:2024年08月08日 00:19