概要

第二種処刑とは、ラドリザンで行われた処刑方法のひとつ。1000~3000年代に使われていたが、通常の処刑と違い「最初から死ぬこと前提の労働をさせる」という人道を無視した処罰であり、あまりにも残忍ということから、表向きには撲滅された。
ただし、名前を変え現在においても似た刑は続いている。

通常の犯罪者に使用されることはほとんどなく、主に権力者が政敵を葬る時など、完全に「私怨」だけで実行された為、この刑を受けるのは必然的に数日前までは権力者だった者が殆どである。


確認されている主な内容

  • 「肉体労働」 休憩時間もほとんどない開拓作業等に従事させられる。奴隷は「労働力」として潰さない様に使用されるが、第二種処刑の場合は最初から潰れることを期待されている為、奴隷より劣悪環境となる。
  • 「最下層奴隷」 奴隷層に優越感を与え、反乱の意思を摘み取る為、「奴隷の奴隷」という屈辱的立場にされることもあった。もともと第二種処刑は、政敵や後継争いの敗者といった、身分の高い者が巻き込まれる刑だった為、元の地位が高ければ高いほど与えられる精神的な屈辱も大きい上に、肉体労働と違い長期にわたって継続できる為、最も多く用いられた手法である。
  • 「人体実験」 新たな薬、新たな法術の実験体とされる。実験の結果として命を落とすか、後遺症によって廃人となることが多い。

一度この刑を受けると、精神的にも肉体的にも崩壊まで追い込まれる為、後に救出されたとしても(特に、権力者に不条理に投獄された者は、その後の権力者交代により、救出されることもあった)よほど早期でない限り、記憶がない、原形を留めないほど面相、性格が変わっている等変わり果ててしまい、元の生活に戻ることはほぼない。


関連項目



最終更新:2024年08月22日 00:50