浮遊都市は製造された国家、土地により都市内の【主流文化】に違いがあります。
これは基本的に都市が収容した旧人類の物に依存されるためであり、進化によってある程度の変化はありますが『300余年かけて現在(プレイヤーの知る文化)のレベルに追いついた』ものです。
アルクトゥルスの主流文化は『日本(東京)』です。
言語や法律、教育や建造物などの文化体系も私たちの知る日本とほぼ変わりません。
主流文化の影響もあり、各シェル・モジュール内には日本にも存在した四季が発生するよう、設定されています。
日本に存在していた先住民族の文化や方言等も、先祖代々の物として尊重され現在まで受け継がれています。
トクニアルクトゥルスの場合、日本に暮らしていた外国人も収容しているため、彼らの残した日本以外の旧人類独自の文化や、日本語以外の言語が都市内に存在しています。
各シェル・モジュール間でも文化の違いが生じており、その中でも日本文化が色濃く出ている【ベータ・シェル(黄雷区)】と、対照的に様々な日本以外の国の文化がパッチワークのようになっている【ガンマ・シェル(赤兎区)】は特に極端な違いがある区です。
先住民族の文化や方言などだけでなく、旧人類の文化は特に尊重される傾向が強く、芸術品や工芸品も歴史的遺産として博物館などで保管されています。
浮遊都市の人類が生み出す創造物はそれらの影響を受けたものが多く、特に芸術面では300年が経過していても画期的な進歩を遂げてはいません。
宗教については主流文化である日本が肝要であったこともあり、旧人類時代から続く大きな宗教や信仰の小さなものまで幅広く存在しています。
そのため、都市として1つの信仰を行っていません。
その一方で新興宗教、信仰のひとつとして【回帰主義者】と呼ばれる思想の持ち主が浮遊都市内には少なからず存在しています。
『回帰主義者』は「人類は地球の大地と共に生き、共に死すべきである」という思想から生じた、『地上への強い帰還願望』を持つ思想家を差します。
浮遊都市の政治の場にもたびたび『回帰主義者』である政治家が顔を見せ、その持論を展開してきました。
これら政治的な場(=正攻法の手段)で思想を展開する穏健派とは別に、強硬派と呼ばれる『回帰主義者』も存在します。
強硬派の『回帰主義者』は浮遊システムの停止やエーテル・ファウンテンの破壊等、あらゆる手段を以て「都市全体で」地上への帰還を果たそうとする過激な集団であり、その多くは騎士団によって武力制圧されています。
最終更新:2023年06月01日 17:50