「だぼ(あほ)」や「べっちょない(大丈夫)」、「せんどぶり(久しぶり)」など、播州弁をデザインした缶バッジが、東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町寺家町)で販売されている。各100円で、収益の一部が東播磨地域の市民活動団体に寄付される。播州人の郷土愛をくすぐり、口コミで人気が広がっている。
同センターを運営するNPO法人「シーズ加古川」が、気軽に市民活動を支援できる方法として発案した。7月ごろから、兵庫大(加古川市)の学生や播州弁研究会(姫路市)の協力を得て、10の播州弁を選抜。直径約3センチの缶バッジに豪快な筆致でデザインした。
播州弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
播州弁(ばんしゅうべん)または播磨弁(はりまべん)、播磨方言(はりまほうげん)とは、兵庫県南西部の播磨地方(旧播磨国)で話される日本語の方言である。近畿方言に含まれるが、語彙では中国方言と共通するものも多い[1]。西播方言(せいばんほうげん)と東播方言(とうばんほうげん)に二分される。
近畿方言と中国方言の接触地域として注目される兵庫県において、播州弁は中国方言に属する但馬弁・岡山弁、京都的な丹波弁、大阪的な摂津弁のいずれとも接している。また神戸から姫路にかけての方言は兵庫県で最も平凡で共通的な方言体系を有し、県庁所在地の神戸市で話される神戸弁は東播方言の一変種である
ガチャガチャして地域がよーなる!? [2010年09月08日(水)]
東播磨生活創造センター「かこむ」の事業として、今までにないちょっと面白い取り組みを始めました☆
その名も、ガチャガチャPON大作戦!(笑)
子どもは1度は遊んだことがある「ガチャガチャ」(?正式名称は何というのかわかりませんが…)で地域を良くしよう!という取り組みです。
具体的には…2種類あるのですが、1つは東播磨地域のご当地キャラの缶バッチがもらえるガチャガチャ。もう1つは播州弁が画かれた缶バッチがもらえるガチャガチャです。
100円で1個のカプセルがもらえるのですが、売上げの100円のうち41円が缶バッチの制作費用、19円が消費税と本体の機械費用、残りの40円を地域に寄付しようという仕組みになっています。
なので、ガチャガチャをして、ご当地キャラや播州弁の缶バッチをもらって地域の愛着を深めてもらい、かつ寄付して地域を良くしよう=ガチャガチャして地域がよーなる☆という取り組みです。
== 代表的な表現 ==
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=== 語彙 ===
ガイダ/ガイザ - 【名】「カメムシ」
だぼ - 【形】「アホ」を強調した形。神戸から阪神間にかけての地域でも使用される。
ごおわく - 【動】腹が立つ(業が沸く)。
伊達こく/伊達こき - 【形】「格好つける」「格好つけ」
むりとに - 【副】無理矢理に。
よけまえに - 【副】余計に。余分に。
ちょびっと/ちょう - 【副】少し。少々。「ちょう」は「ちょっと」の転訛。<!--「ちょびっと」は、物理的な量の意味に限定して用いる。--><!--両者は微妙にアクセントが異なり、それに加えて文脈のニュアンスで区別・判断する。兵庫県南部全域において、現在でも日常的な表現。-->[例]「ちょう待ってや」(ちょっと待ってよ)
べっちょない - 【形】大丈夫だ。別条ない。
なんどいや - 【感】「何だよ!」などといった非難を表す感動詞。「なんぞいや」「なんじゃいあ」「なんじゃいや」などと言う時もある。<!--現在でも一般的。-->もっとも強力な語のひとつで、神戸方面でも使用される。
ほたら/ほいだら - 【接】それなら。
へてから/へえで - 【接】それから。
めぐ - 【他動】壊す。自動詞は「めげる」。[例]「まためんだんけ? どないもしゃあないなあ」
ひらげる - 【動】広げる
知らん - 【動】「…なのかも知れない」の意味の時も、こう言う<!--(他の関西方言では「知れん」と言い、「知らん("don't know"の意味)」とは区別)。-->[例]「ほうかも知らんなあ」(そうかも知れないね)
おぞ毛が立つ - 鳥肌が立つ。「ぞぞ毛が立つ」とも。<!--一般に関西方言では「サブイボが出る」と表現。-->
どどこそ - 【副】なんとか。どうにか。
へらへと - 【副】たくさん。嫌というほど。東播西部が主。
じょうさん - 【副】たくさん。<!--加西市|加西で。-->
まんがええ・まんがわるい - 【形】巡り合わせがよい・悪い。運がよい・悪いという意味合いを含む。
ずつない - 【形】腹がいっぱいで苦しい状態(術無い)。
うっとこ - 【名】うちのところ、から転じた言葉。[例]「うっとこの庭に亀がおる」(うちの庭に亀がいる)
ぴりぴり - 【副】少し。ちょっと。主に雨などに用いる。[例]「雨がぴりぴりと降っりょう」(雨がちょっと降っている)
こまい - 【形】小さい。「こまい犬」→「小さな犬」
=== 語法 ===
動詞未然形 + ん + ならん(「動詞未然形 + ん + なん」とも) - …しなければならない。「動詞未然形 + な + あかん」と同じ。[例]「走らんならん」「やらんならん」「行かんなん」
なけんならん - …でなければならない。[例]「それ(そえ)でなけんならんちゅう事ないやろ?(それでなければならない、って事はないだろ?)」
動詞未然形 + ん + とる/どる - …しないでいる。[例]「やらんとる」「飲まんとる」「払わんどる」
…がい - 感嘆を表す終助詞。他の関西方言での「…がな」に相当。 「おーっ、また勝ちよった(勝っちょった)がい」
…かいな、…かいや
動詞連用形に続き、反語を示す。[例]「あんなだっちょもない(しょうもない)とこ、誰が行くかいや」「…でなけなあっかいや(…でなくてどうする)」
動詞/名詞に続き、軽い落胆を表す。[例]「何や、また今日も負けかいや」
動詞未然形 + ん に続き、強い命令を示す。[例]「ちゃんとやらんかいや!」
動詞連体形/名詞 + やんな - 付加疑問を表す。[例]「これ(こえ)でええやんな?(これでいいよね?)」「やらいでええやんな?(やらなくていいよね?)」
相槌代わりにも用いる。「やんな?(だよね?)」
…やねや - …なのだ。「…やねん」と同じ。
<!--== 西播磨弁 ==
赤穂市、
相生市、
赤穂郡、
佐用郡、
たつの市、
太子町 (兵庫県)|太子町で使われる播州弁を西播磨弁(にしはりまべん)ということがある。
分かりやすい播州弁との違いは「~してるん?」のさいごに“け”が入り「~してるんけ?」となるところである。
特に
相生市では西播磨弁の特徴が最も濃く現れるといわれる。
前述の動詞連用形 + ちゃった 尊敬表現「…なさった」は、龍野などでも使われる。
== だぼ という罵倒語に関して==-->
最終更新:2010年09月13日 10:47