始めにパターありき
パットは右手でストロークするものだ
左手甲とパターフェースを狙ったラインに向けて、やや押し気味にストロークするスタイルだ。ストロークの幅で距離感を、フィニッシュをピタリと決めることで方向性を
「ボールの半径」 マイナス 「ソールを浮かす量」が理想の重心位置
パッティングでは、ボールの真横をパターヘッドの重心(フェース上の重心)でヒットした時、転がりがもっともよくなる。
どうしたら常に重心点でヒットできるかだが、それはインパクトでどのくらいヘッドを浮かせるかで決まってくる。
深重心ほど高重心に。フォローを出しやすいメリットも
ハンドファーストのインパクトでロフト0度になるのが理想
パターのロフトは設計値では2~4度というのが普通で、ロフトがついているのは、パターはハンドファーストに打つのが絶対条件という前提に立って設計されているため
理論的には、インパクトではロフトが0度の状態の時、もっとも安定する
重ければ転がりがいいし、ストロートも小さくてすむ
単純にいえば、ヘッドを重くして軽いカーボンシャフトをつけると転がりだけはよくなる
フェース素材 軟らかければ転がりが、軽ければ慣性モーメントが向上
パターのフェースの素材は大きく分けると金属系と樹脂系とがある。そして普通、打球感としては金属系のほうが硬く、樹脂系のほうが軟らかいが、この打球感もボールの転がりに影響する。
『パッティングストロークのエッセンス』
(1) スタンスと体は、目標に対して約45度開く。
(2) 右足に重心を置く
(3) ボールは左サイドに置く
(4) 右ひじを右わき腹につけておき、わきをするように動かす
(5) パターヘッドは芝をするように、少しプッシュ気味にストロークする
フェースの方向を保ちながらテークバックするのは左手。ボールをヒットするのは右手の役割
握り方やスタンス、ボールの位置などについては「個人の持ち味。公式はない」
手首の動きを抑えるためには、シャフトは短めが、グリップは太めがいい
アドレスで肩のラインを目標線と平行にセットし、両手を肩の真下に位置させる
パッティングマシンのように、手を肩の真下にセットすれば正確な振り子式ストロークが可能になる
苦手距離を長さで克服。ロングパットには長さが有利
ショートパットが苦手な人は短め、ロングパットが苦手な人は長めのパターを使うというのもひとつの選び方
「小さく構えて大きく打つ」の次は「大きく構えて大きく打つ」時代
「大きく構えて小さく打つ」
●中尺型=代表モデル・ホワイトホットミッド
41インチ前後と長くて、その分、かなり重い。グリップエンドをお腹に固定して、その重さによる慣性でストロークする。手を使えないので、肩の動きによる自然な振り子運動によってヘッドが動き、ダウンで打ちにいったり、逆に緩めたりしにくいというのが、最大のメリット。イップス気味の人にもいいだろう。ただし、本番で使用するまでには、ある程度の練習が必要だ。
最終更新:2010年10月13日 09:47