あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第2回トーナメント 準決勝 第2試合
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aioricharabattle
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第2回トーナメント 準決勝 第2試合
《ゲイル VS リク・ケヴィル》
「あにまんオリキャラ最強トーナメント」二回戦第二試合。
特設リングを囲む観客席は、すでに熱気と歓声で満ち溢れていた。先の試合の余韻が残る中、今、二人の戦士が向かい合う。
特設リングを囲む観客席は、すでに熱気と歓声で満ち溢れていた。先の試合の余韻が残る中、今、二人の戦士が向かい合う。
「第二試合! 最初に現れたのは男なら誰もが憧れる男気を宿した風能力者——『ゲイル』!!」
「そして対するは、恐ろしい呪いと強力な武具を操る不死身の黒騎士——『リク・ケヴィル』!!」
リング上に吹く微かな風に、ゲイルの金髪が揺れ、リクのマントが静かに舞う。
「テメェがリク・ケヴィルって奴か……まぁ見るからにヤバそうだな。」
ゲイルは不敵に笑う。肩を回し、ジンガを踏み始める。重心を低く保ち、いつでも超音速の蹴りを繰り出せる態勢だ。
一方、リクは口を閉ざしたまま剣を抜く。黒剣が鈍い輝きを放ち、わずかに呪いの気配が漏れ出る。
「……始めようか。」
リングに鳴り響く開始の鐘。
「——試合開始ッ!!」
ゲイルは一回戦と同じように体に風を纏う。彼の能力『颯』によるものだ。
「ブチかますぜ!」
風の力によって加速したエスィド・ブラード・ジ・アンゴーラをリクの顔面に向けて放つ。
「ほう……速いな。」
超音速を超えた蹴りがリクを狙うが、リクは寸前で白盾を構え、光魔法の余波を撒き散らしながら攻撃を防ぐ。
リクは冷静にゲイルを見据えつつ、名匠ラドバスが作った黒剣を一閃。
その斬撃は彼の呪いを孕んでおり、リング上を空間ごと引き裂く。
「その感じは今回で二回目だからな。流石に慣れたぜ。」
ゲイルは風のバリアを利用し、黒剣を滑らせるようにしていなす。
しかし、リクの攻撃はそれだけでは終わらない。
「影縛の呪い」
空中に呪いの槍が10本顕現し、ゲイルの影に向けて飛ばされる。
「クソッ!?」
ゲイルはステップを踏んで槍を回避するが、なんと槍はゲイルの影に突き刺さった。
「チッ!体が動かねぇ!」
ゲイルの動きが止まる。影縛の呪いによって彼の身動きは完全に封じられてしまうのだ。
「封鎖の呪い」
異空間から放たれた黒い鎖がゲイルを絡め取る。これは生命力を吸い取る呪いの鎖だ。
鎖によってゲイルの体から風の力が抜けていくのが目に見えて分かる。
鎖によってゲイルの体から風の力が抜けていくのが目に見えて分かる。
「これならさっきのお嬢ちゃんの方がまだ強かったな。」
リクは勝利を確信したかのように呟き、トドメをさすべく黒剣を構える。
……だが、こんな危機的状況にあってもゲイルの目は鋭く光っている。
「こんなちゃっちい拘束で俺が止まると思ってんのかァ!!」
ゲイルは全身に風を纏い、竜巻のような力を解放する。これは先ほどの試合で支配の権能を破った時と同じやり方だ。
その風圧で黒槍と呪いの鎖が吹き飛ばされ、ゲイルは再び自由を取り戻した。
その風圧で黒槍と呪いの鎖が吹き飛ばされ、ゲイルは再び自由を取り戻した。
「オラァッ!!!」
解放と同時に油断しているリクの顔面に蹴りを放つ。これがあるからゲイルは最後まで油断できない。
渾身のメイア・ルーア・プレザが次元超越速度にまで達し、ディメンションソニックブームがリングを裂く。
渾身のメイア・ルーア・プレザが次元超越速度にまで達し、ディメンションソニックブームがリングを裂く。
リクは咄嗟に白盾を構えるも、盾が破壊されると同時に衝撃で体が押し飛ばされる。
「まだまだぁ!こんなんじゃ足りねぇぞ!!」
ゲイルは風のジェットブーストで吹き飛ばされるリクの背後へ移動し、さらにハボ・ジ・アハイアで打ち返す。
だが、これでも不死身の呪いを突破することはできない。
だが、これでも不死身の呪いを突破することはできない。
「……期待していたんだがね……残念だよ。」
リクは超スピードで吹き飛ばされながらも呪いを紡ぐ。死を待望する彼にとって痛みなどは止まる理由にはならないのだ。
「戒滅の呪い」
リクの手から放たれた黒い球体がゲイルに触れる。
「チェックメイトだ。」
こうなってしまえば後は先ほどのソニアの剣と同じように一瞬で消滅するのみ。
のはずなのだが……
「知るかボケェ!!」
なんとゲイルは触れたらアウトなはずの呪いの球体を明後日の方向に思いっきり蹴り返した。
「かっこつけてんじゃねぇよクソジジイ!」
「あぁそんなに死にてぇか!じゃあやってやんよ!!」
ゲイルは、今まで一度も能力の全能感に身を任せたことがない。
時間停止能力者が相手だろうが、現実改変能力者が相手だろうが、理性で能力を使用して真っ向から蹴り倒してきた。
だが、それは手加減していたのではない。油断でもない。”相手を死なせないため”だ。
彼が能力の全能感に身を任せて全てを開放した時、相手がどうなるかわからないからだ。
そんな彼が今、全てを解き放とうとしている。それはすなわち……
「こっからは本当(マジ)の本気(ガチ)で殺るんで夜露死苦!!」
ゲイルの全身からとてつもない風が吹き荒れ、まるで嵐の化身のような姿に変化する。
彼は本気の力に覚醒した。これこそが真の姿≪嵐暴(ランペイジ)モード≫だ。
彼は本気の力に覚醒した。これこそが真の姿≪嵐暴(ランペイジ)モード≫だ。
「一気に決めるぜ!!」
「ふむ……これは中々楽しめそ……」
最後まで言い切る前に、リクの体がリングに崩れ落ちた。
この一瞬で一体何が起こったのか……。
まず、ゲイルは次元超越速度でメイア・ルーア・ジ・コンパッソを放ち、その衝撃波で首の骨をへし折った。
次に、風の刃を纏わせたハステイラで体制を崩すと同時に神経をズタズタに切り裂いた。
最後に、竜巻のようなエリコプテロでリクの両腕を巻き付け、骨、神経、血管を完全に破壊した。
どの技も皮膚を切り裂かないように繊細な技術で放たれており、倒れたリクからも出血は見られない。
「……っと危ねぇ危ねぇ、あやうく子供には見られないグロ映像にしちまうところだったぜ。」
どうやらゲイル本人でも抑えきれないほどに凶暴性が解放されるのが嵐暴モードの副作用らしい。
「まぁ……なんだ……とりあえず決着の合図を頼むわ。」
彼の声を聞いて、観客たちと一緒にフリーズしていた審判が目を覚ます。
「……勝者——『ゲイル』!!」
観客たちも何が何だか理解できないまま、二回戦第二試合は終わりを迎えた。