あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
《シロガネ VS アリィ・モルガン》
最終更新:
aioricharabattle
-
view
《シロガネ VS アリィ・モルガン》
夜の砂漠。月光が白銀の砂丘を照らし、静寂が広がる中、冷たい風が吹き抜ける。星々の瞬く夜空の下、二つの影が向かい合っていた。
シロガネは拳を握りしめ、静かに構える。その鉄の鱗は月光を反射し、まるで鎧をまとった戦士のように輝いていた。
最初は剣を持っていたが、普通に邪魔だし使い方もわからないのでもう鞘に納めている。
このキャラクターは竜人としての膂力を活かし、ただひたすらにブン殴ることを信条としている。しかし、目の前の少女はただの獲物ではない。
最初は剣を持っていたが、普通に邪魔だし使い方もわからないのでもう鞘に納めている。
このキャラクターは竜人としての膂力を活かし、ただひたすらにブン殴ることを信条としている。しかし、目の前の少女はただの獲物ではない。
アリィ・モルガン。自称・天下の大盗賊。小柄な体格とは裏腹に、どこか余裕のある笑みを浮かべ、小槌を手の中で軽く回していた。
その小槌は「打ち出の小槌」と呼ばれる特殊なアイテムであり、月明かりで優雅に煌めいている。
その小槌は「打ち出の小槌」と呼ばれる特殊なアイテムであり、月明かりで優雅に煌めいている。
「へぇ……鉄の竜人ってのは初めて見るねぇ。アンタみたいなガチガチの肉壁相手じゃ、正面から殴り合うのはナンセンスか。」
シロガネはその言葉に答えず、一歩踏み出す。砂がざざっと音を立てる。
「でもねぇ、大盗賊様ってのは知恵と技で勝つのさ。」
その発言を聞いてシロガネは沈黙を破る。
「盗賊ってことはあなた悪い奴なのね!じゃあとっちめてやるわ!」
…黙っていればそれなりに賢そうだったが、口を開けた瞬間こうである。
「あんた、賢そうに見えて実はバカだろ?」
その発言と同時にアリィが小槌を振り下ろす。その瞬間、金貨が一斉に弾丸のように飛び出し、シロガネ目掛けて殺到した。
――ガガガッ!!
金貨の嵐がシロガネの身体を叩く。しかし、鉄の鱗を持つ竜人にはほとんど通じない。弾かれた金貨が砂漠の地面に雨のように降り注ぐ。
「……効かねぇのか。」
アリィは舌打ちし、すぐさま次の手を打つ。小槌を振ると、今度は巨大な宝石が出現。それを蹴り上げ、追撃の弾丸として放つ。
「これならどうだい!」
だが、シロガネはまるで気にすることなく、突進した。鈍重ながら、その一歩は地を割るほどの威力。
ドンッ!!
拳が振るわれる。その一撃は巨大な宝石を簡単に砕き、拳圧がアリィの元まで届く。
「っと、危ない危ない。あんなの正面から食らったら洒落にならないね。」
アリィの表情にはまだ余裕があった。しかし、シロガネは次の一撃をすでに繰り出している。
「これでもくらいなさい!」
彼女は相手をブン殴ることしか考えていない脳筋であり、そこに戦略なんてものは存在しない。実直で単純だが、鉄の竜人としての彼女の本能が滲み出る。
迎え撃つようにアリィは再び小槌を振り上げた。そして――
「奥の手ってやつだよ。」
突如、空がかき曇る。どこからともなく強風が吹き荒れ、砂嵐が発生。
シロガネの視界が遮られる。しかし、彼女は動じなかった。
「見えなくても……殴ればいいだけだよ!」
拳を振るう。その瞬間、砂嵐の中からアリィの気配を感じ取った。
――ドゴォンッ!!
乾いた音が響く。
砂が晴れたとき、アリィは地面に倒れ込んでいた。
「……ま、参ったねぇ……。」
息を切らしながら、小さく笑うアリィ。
シロガネはその姿を見下ろしながら、一歩引く。そして、ゆっくりと拳を下ろした。
「これで戦いは終わりだよ!」
アリィは肩をすくめる。
「……いや、まったく。アンタみたいなバカ正直でまっすぐな奴、嫌いじゃないよ。」
……何故か彼女の顔には何故か余裕の笑みが浮かんでいた。
「上を見てみな。」
シロガネが空を見上げると……無数の金銀財宝がものすごいスピードで落下してきた。
――ガガガガガガがッ!!
凄まじい量の金貨や宝石がシロガネの体を打ち付ける。これこそがアリィの真の奥の手だった。
砂嵐の勢いに乗せて大量の金銀財宝を打ち上げ、時間差で落下させることで相手にタイミングを掴ませない。アリィの戦略はものの見事に成功する。
……しかし!
「この程度でやられると思った?」
シロガネは無数の財宝を耐え切ったのだ。決して無傷ではなかった。鱗はボロボロだし、所々皮膚が裂けている。だが、彼女は立ち上がった。
「……こりゃあさすがに降参だねぇ。あっぱれだよほんと…。」
アリィは自らの敗北を認め、勝負は終わりを迎えた
勝者:シロガネ