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《羅神王 ロル VS 反逆蛇リベイク》
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aioricharabattle
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《羅神王 ロル VS 反逆蛇リベイク》
灼熱地獄——赤黒く爛れた大地が果てしなく広がり、空には絶えず血のように濁った雲が渦巻く。無数の火柱が突如として吹き上がり、空間は歪んでいるかのように熱を孕んでいた。
周囲の岩々は高温で赤く焼け、ひび割れた大地からは灼熱の蒸気が立ち昇る。灼熱の風が絶え間なく吹き荒れ、辺り一帯はまるで巨大な炉の中のようだった。
この業火の地に、二つの強大な影が相対する。
一方は【羅神王 ロル】。かつて序列最下位の神であったが、己の拳一つで他の神々を叩き伏せ、王の座を奪い取った覇王だ。
筋骨隆々たる巨体に雷を纏い、白髪を逆立てた姿はまさに荒ぶる神そのもの。空には雷鳴が轟き、ロルが拳を握るたびに周囲の炎すら震えた。
その腕には雷の痕がいくつも走り、筋肉が隆起した拳は今にも灼熱の空間を引き裂きそうだった。
「神(俺)に抗うか、蛇風情……この拳で、その鱗ごと粉々にしてやろう。」
対するは【反逆蛇 リベイク】。体長数十メートルに及ぶ異形の邪蛇。全身を覆う鱗は逆立ち、ギラリと光るその鋭さは鋼鉄さえも易々と貫く。
鱗が擦れ合う音が不気味に響き、リベイクの目は灼熱に負けぬほど赤く爛々と輝いていた。知性を持ちながらも、それ以上に攻撃衝動に突き動かされる狂戦士である。
口元からは炎を孕んだ蒸気が漏れ出し、尾を振るたびに地面が焼け焦げた。
「俺は貴様を倒す、それだけだァッ!」
——戦いの火蓋が切って落とされた。
リベイクが〈我鱗〉を発動。全身の鱗を一斉に弾き飛ばし、空気を裂く音とともに無数の鋭利な矢の如くロルへと降り注がせる。
その一撃一撃は山をも砕く威力を持ち、飛ばされた鱗は炎を焼き裂きながら一直線に襲いかかる。
「雷道!!」
ロルは咄嗟に雷を掴み、一直線に放つ。雷の光が灼熱地獄を裂き、迎え撃つ鱗の群れを焼き払う。
しかし、リベイクの鱗は全てが消滅したわけではなく、数枚がロルの巨体に突き刺さる。
しかし、リベイクの鱗は全てが消滅したわけではなく、数枚がロルの巨体に突き刺さる。
「チッ……消し損ねたか。」
ロルの腕から黒い血が滴る。それでも彼は笑っていた。その目には、強敵と相まみえた喜びが宿っている。
ゴゴゴゴ……
お互いの攻撃の余波により灼熱地獄の烈火が溢れ、二人の戦場に流れ込む。
「邪魔だ!」
リベイクは間髪入れずに〈昂炎〉を放つ。灼熱地獄の烈火すらも飲み込む異質な炎が、ロルを包み込もうと迫る。
燃えたものを対消滅させる炎——しかし、ロルはその炎を恐れることなく突き進んだ。
「この程度の熱で……俺を焼き尽くせると思うな!」
ロルの拳が稲妻を纏い、炎を突き破る。雷が炎と激突し、周囲には爆風が巻き起こる。それでもリベイクはひるまない。
「寒凪!」
リベイクが尾を振るうと、一瞬にして周囲の熱と魔力が吸収される。灼熱の大地が一部が枯れ果て、ロルの纏う雷の勢いがわずかに鈍る。
「ほう……力を削ぐつもりか。しかし、俺を止めるには足りん!」
ロルは大地を力強く踏みしめ、拳を天に掲げる。
「雷槌!!」
雷鳴と共に無数の雷が降り注ぎ、リベイクの巨大な体を打ち据える。だが——
「無駄だ! 俺は貴様の雷ごときに倒されんッ!」
リベイクの反逆の意志は揺るがない。傷ついた体からは黒い血が滴るも、狂気に満ちた瞳はなおもロルを射抜いていた。そして、最後の技が放たれる。
ロルは最高の戦いに歓喜し、己の全力を解放する。
ロルは最高の戦いに歓喜し、己の全力を解放する。
「剛拳・羅神判!!」
全ての力を拳に込め、渾身の一撃をリベイクへと叩き込む。その拳は空間すら震わせ、地割れを起こし、灼熱地獄を揺るがした。
「如何なる力も俺には無力だ!」
リベイクは必死に〈寒凪〉を使い、その拳の力を吸収しようとする。しかし——
「が……ッ!」
それでもロルの一撃はリベイクの胴体を砕き、その巨大な体を地面へ叩きつけた。反逆蛇の体が痙攣し、鱗がバラバラと地に落ちる。衝撃で周囲の地面には無数の亀裂が走り、灼熱の風がさらに勢いを増した。
ロルは片膝をつきながらも勝利の笑みを浮かべた。
「これが神(俺)の拳だ。」
勝者——【羅神王 ロル】