あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
特殊ルール:チーム戦
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aioricharabattle
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特殊ルール:チーム戦
チームA:《ゲイル & 新郷始 & アンデッドマン》
チームB:《【スーパーヒーラー】リリィ & 聖女アイリス & ダイヤ》
チームB:《【スーパーヒーラー】リリィ & 聖女アイリス & ダイヤ》
スラム街の奥深く、壊れかけたネオンがかすかに光を放ち、湿った空気が漂う。遠くから響く銃声や叫び声が、この場所の危険さを物語っていた。
チームAとチームB、二組の戦士たちが対峙する。空気は張り詰め、今にも爆発しそうな緊張感が漂っていた。
「さぁて、サクッと片付けるか。」
ゲイルがリーゼントをかすかに揺らしながら前に出る。独特の余裕を漂わせながらも、その目は鋭かった。
「こっちも準備はできてますよ♡やれるものならやってみてください♡」
あからさまに男に媚びたような声でリリィが微笑む。しかし、その瞬間、ゲイルの姿がかき消える。
「えっ…はやっ!?」
ぶりっ子を解いたリリィが驚く間もなく、ゲイルの蹴りが彼女の横っ腹に炸裂。
突風のような風圧が吹き荒れ、リリィは遠くに見える看板に激突した。
「リリィさん!」
アイリスが飛ばされたリリィを心配するが、その隙を見計らって新郷始がすかさず攻撃を仕掛ける。
彼は既に改造人間インセクターロードへと変身しており、そのパワーは常人を遥かに凌駕している。
「クッ…不意打ちとは卑怯ですよ!」
「何を言ってるんだいレディ?戦いには卑怯も何もないんだぜ?」
バッタの脚力を活かした連続蹴りがアイリスを襲うが、祝福されし聖書が自動で防御魔法を発動しているためダメージは入らない。
「中々硬いじゃないか。じゃあこれならどうだい?」
その言葉と同時に彼が跳び上がると、背後にスタンバイしていたアンデッドマンがロケットパンチを発射する。
「それなら!ダイヤさん、こちらも援護よろしくお願いします!」
ダイヤは笑みを浮かべながら分身を作り、その内の一体をアイリスを守る肉盾として送り出す。
バゴンッ!
ダイヤの分身体とアンデッドマンの腕の両方が激突の衝撃で弾け飛ぶ。スラムの異臭とは別の腐臭が放たれ、より一層不快感が増す。
「今です!ホーリーレイ!」
光線が飛散する肉塊の合間を縫って新郷始に接近。
しかし……
「その程度ならこれで十分だ。ダンゴムシ。」
新郷始は両腕にダンゴムシのパーツを出現させ、アイリスの魔法を強引に突破。
さらに、エネルギッシュベルトの力を活かし、光線のエネルギーに変えてさらに加速する。
さらに、エネルギッシュベルトの力を活かし、光線のエネルギーに変えてさらに加速する。
「分身系はめんどくさいからな…先にお前だ!」
加速の勢いそのまま、強烈な蹴りをダイヤの本体に叩き込む。
「ぐっ…!」
昆虫の力を乗せた蹴りはダイヤに大ダメージを与え、あまりの威力にダイヤが膝をつく。
「まだまだ!」
追撃とばかりにゲイルの風を纏った蹴りがダイヤに襲い掛かる。
「しまっ…!」
ダイヤが分身で回避しようとするが、ゲイルのスピードが相手では間に合わない。
ドガッ!
強烈な一撃を受け、ダイヤは完全にノックダウンしてしまった。
「これで…1匹目か…。」
チームAの3人は全員ほぼノーダメージ。対するチームBは現在アイリスのみ。
「スーパーライズ!」
「ごめん今戻った!戦況はどうなってる?」
いや、帰って来たリリィを含めて二人。しかし、数の利は覆らない。
「えっ!?ダイヤくんリタイアしてる!?」
リリィの驚愕も気にせず、チームAの連携攻撃がアイリスに襲い掛かる。
「まずは俺が行く!」
新郷始は背中にトンボの翅を生やすことによる高速飛行でアイリスに近づき、一発かまそうと試みる。
「させるか!ラライラ!」
だが、さすがにこの攻撃はリリィの聖魔法が応戦。新郷始は撃ち落されてしまう。
「今だ!アンデッドマン!」
続けてアンデッドマンがアイリスを拘束すべく血管の捕縛網を投げる。
「神よ。我に守りを…。」
しかし、これもアイリスの光属性魔法によって消滅。その上、余波でアンデッドマンの瘴気もかなり浄化されてしまった。
「まだ俺が残ってるぜ!」
最後の槍としてゲイルが風の力を纏いつつ超スピードで突撃するが、これもアイリスとリリィのコンビプレーで防がれてしまう。
「チッ、あいつら結構な実力者だな。」
「まぁ予想はついてたことじゃないか。ここはとにかく数の利で押すのがいいと思うぜ。」
「ア…ア…ア…」
チームAの三人はさらなる連係プレーで一気に勝負を終わらせることを決意する。
「相手はもう決めに来るみたいだよ!?どうする!?」
「…全ては神の思し召しのままに。」
「あぁもう話にならないな!とりあえず私の指示に従ってね!」
対するチームBも迎え撃つことを決意し、最後のラウンドが始まりを予感させる。
対するチームBも迎え撃つことを決意し、最後のラウンドが始まりを予感させる。
「俺たちの合体技を見せてやるぜ!」
ゲイルの合図と同時に、アンデッドマンは残りの瘴気を全て放出。ゲイル自身も全ての風エネルギーを一点に纏わせる。
「歯ぁ食いしばれ!」
最高の攻撃状態へと変化したゲイルが攻撃したのは……新郷始であった。
「痛え!!………でも、これでチャージ完了だ!」
新郷始はアンデッドマンの瘴気とゲイルの風エネルギーを吸収し、改造人間としてのパワーを100%以上に引き上げる。
「必殺!フュージョンインセクターフィニッシュ!」
「必殺!フュージョンインセクターフィニッシュ!」
新郷始の脚部に全ての虫の特徴が現れ、大ジャンプからの急降下キックを放つ。
「私たちも行くよ!あのクソ野郎どもに一杯食わせてやるぞ!!」
リリィのその発言と同時に、アイリスが救世の星杖の力を開放。
「神のご意思。ここに極まれり。」
ありとあらゆる奇跡が溢れ出し、その光がリリィに入り込む。その姿はさながら聖女だ。
「これで終わりだ!≪超強化版≫ライライラララ!」
リリィは全ての奇跡を乗せた全力の聖魔法をチームAの面々に向けて放つ。その速度はまさに光速。目視してからではもう手遅れになるほどのスピードである。
ガンッ!!
二つの強大な力がぶつかり合い、スラムの街が光に包まれる。
最終的に打ち勝ったのは……新郷始の方だった。
「ハァ…ハァ…これで…チームAの勝利だな…。」
新郷始が静かに告げる。まだ力が残っていたゲイルは辛うじてうなずくが、アンデッドマンは瘴気の出しすぎで停止している。
「神の意思は…いずこへ…?」
アイリスは救世の星杖の力を使ってなお押し負けてしまった事実を飲み込めず、完全に戦闘不能状態になっている。
もはやチームBに打つ手はないかのように見えた。
しかし、勝利の喜びを分かち合うチームAに対し、リリィは最後の力で奥の手を開放する。
「まだ…終わりじゃない…。」
「ウルトラライズ!」
彼女が回復させたのは……気絶していたダイヤであった。
「……!? なんだこの状況は!?」
突如復活したダイヤは現在の状況を読み取れていないが、自分以外が戦闘不能になっているということだけは一瞬で理解した。
「なるほど、つまり俺があいつらを倒せってことだな。」
彼の面構えは先ほどとは大きく異なっており、『強き男の顔』と言えるものとなっている。
「今更お前に何ができるってんだ?」
まだ余力があったゲイルが先手必勝とばかりに仕掛ける。しかし…
「遅い。」
ダイヤはゲイルが接近してきたところにカウンターで火炎放射銃を発射。
弾丸はモロにゲイルに命中し、消耗していたゲイルはこれで倒れてしまう。
弾丸はモロにゲイルに命中し、消耗していたゲイルはこれで倒れてしまう。
「ハァ……ハァ……もしかして…またやらないといけない感じか?」
新郷始は満身創痍ながらもバッタの力を発動し、跳躍力を活かしたキックを放つ。
その攻撃は、疲労困憊状態とはいえ並の人間が受ければ致命傷になる威力を秘めている。
その攻撃は、疲労困憊状態とはいえ並の人間が受ければ致命傷になる威力を秘めている。
「ならばこちらも迎え撃とう。」
ダイヤは5人に分身すると、5人同時に跳び上がって新郷始のキックをキックで迎え撃つ。
「数の利はこちらにあり!」
多勢に無勢、さすがの新郷始であっても5人同時キックには打ち勝てず、ついに倒れてしまう。
「これにて決着だ。」
スラム街には今日も暴力の風が吹いており、力だけが支配する世界を物語っていた。
勝利――チームB
勝利――チームB