ゲームスタート
「タカくん、タカくん……起きて起きて」
「……ん? どうした……というかここ何処だ?……真っ暗だ」
「……ん? どうした……というかここ何処だ?……真っ暗だ」
タカくんと呼ばれた一見凡庸な少年は体が揺らされている事により目を醒ました。
隣には彼の幼馴染である柚原このみ。彼女が体を揺らしていたらしい。
彼は周りを見渡す。
何故自分はこんな真っ暗なホールみたいな所に集められているのだろうかと思う。
そもそも寝た前の記憶があまり無いのだ。
どういうことかと疑問に思っている時このみが話しかけてくる。
隣には彼の幼馴染である柚原このみ。彼女が体を揺らしていたらしい。
彼は周りを見渡す。
何故自分はこんな真っ暗なホールみたいな所に集められているのだろうかと思う。
そもそも寝た前の記憶があまり無いのだ。
どういうことかと疑問に思っている時このみが話しかけてくる。
「ほかにも沢山人が居るみたいだねー」
その声とともに辺りをみわたすと徐々に起きだし始めた参加者達ががやがやとしていた。
近く居る人を見るだけでもゴスロリのドレスを着た少女。
獣耳をつけたコスプレイヤー。
自分と同じような学生。
とても空気な少女などと沢山の異なる人達が居る。
ただ、共通しているのは皆戸惑っているということ。
この異様な雰囲気の場所に。
近く居る人を見るだけでもゴスロリのドレスを着た少女。
獣耳をつけたコスプレイヤー。
自分と同じような学生。
とても空気な少女などと沢山の異なる人達が居る。
ただ、共通しているのは皆戸惑っているということ。
この異様な雰囲気の場所に。
どよめきが頂点に達しようとしていた時唐突に前面の舞台にスポットライトが灯る。
そこにいたのは20代ぐらいの女性と能面の女性達が立っていた。
凛と周囲を見渡してそして告げる。
絶望への言葉を。
そこにいたのは20代ぐらいの女性と能面の女性達が立っていた。
凛と周囲を見渡してそして告げる。
絶望への言葉を。
「静粛に。私は伊集院観影……早速だが諸君に目的を居よう。簡単だ。殺し合いをしてほしい。最後の独りになるまでの殺し合いのゲームを」
殺し合い、その言葉が告げられた時に参加者からのどよめきが響く。
わけが解らなかった。
集まった上で殺し合いをしろというのだ。
混乱がピークに達しようとしていた時、もう一度凛とした声が響く。
一発の銃声とともに。
わけが解らなかった。
集まった上で殺し合いをしろというのだ。
混乱がピークに達しようとしていた時、もう一度凛とした声が響く。
一発の銃声とともに。
「静粛に! 先程述べたとおりだ。これはデモストレーションでも何でもない―――正真正銘の殺し合いをしてもらう」
観影はきりっとした目で参加者を見下ろし嘘ではない事を告げる。
あくまで淡々に、事実だけを。
その一発の銃声とともに声は聞こえなくなり静寂がホールを支配する。
静かになったことを確認すると観影はそのままルール説明に入る。
あくまで淡々に、事実だけを。
その一発の銃声とともに声は聞こえなくなり静寂がホールを支配する。
静かになったことを確認すると観影はそのままルール説明に入る。
「では、これからルールを説明しよう。先程も言った様に殺し合いをしてもらう。最後の一人になるまで。
これはどんな事でも変わる事ない努々脱出が出来るとは思わないでほしい。
また6時間ごとに放送を流す。ここで死者の発表と禁止エリアを伝える。禁止エリアとはそこにはいると命を落とすものだ。諸君に付けられている首輪によって
その戒めは先程も言った通り禁止エリアに入ったとき爆発する。 また無理にはずそうとした時、そして私達に歯向かおうとしたと爆発だ。
それと24時間誰も死ななかった場合全員命を落とす……当然だろう? 全員やる気がないなら死ぬだけだ。
最後に各自支給品を配っていく。当たり外れがあるから弱者でも十分勝ち残る事ができるだろう……もっとも弱者でも外れを引けばそれまでだが」
これはどんな事でも変わる事ない努々脱出が出来るとは思わないでほしい。
また6時間ごとに放送を流す。ここで死者の発表と禁止エリアを伝える。禁止エリアとはそこにはいると命を落とすものだ。諸君に付けられている首輪によって
その戒めは先程も言った通り禁止エリアに入ったとき爆発する。 また無理にはずそうとした時、そして私達に歯向かおうとしたと爆発だ。
それと24時間誰も死ななかった場合全員命を落とす……当然だろう? 全員やる気がないなら死ぬだけだ。
最後に各自支給品を配っていく。当たり外れがあるから弱者でも十分勝ち残る事ができるだろう……もっとも弱者でも外れを引けばそれまでだが」
淡々に説明が行われいく。
何も滞りもなく事実とルールだけを。
だが、その後に異を唱えるもの。
それは観影を知るものだった。
何も滞りもなく事実とルールだけを。
だが、その後に異を唱えるもの。
それは観影を知るものだった。
「観影先生……どうしてだ。こんなことする意味が……」
「丸目、意味はあるのだよ。教える事はできないが」
「……そんな」
「丸目、意味はあるのだよ。教える事はできないが」
「……そんな」
丸目と呼ばれる少年は絶句しその場に立ち尽くす。
自分が知る先生はこんな人ではないと。
今おきてることが信じられなくて。
それでも、何か言葉を発しようとする時、脇から飄々とした声が聞こえてきた。
自分が知る先生はこんな人ではないと。
今おきてることが信じられなくて。
それでも、何か言葉を発しようとする時、脇から飄々とした声が聞こえてきた。
「はいはい、お喋りは終わりだよ。観影せんせーも余計な感傷をやめましょーね。」
「炎凪……」
「と、僕は唯重要な事を言うだけだよ、よく聞いててね」
「炎凪……」
「と、僕は唯重要な事を言うだけだよ、よく聞いててね」
凪と呼ばれた白髪の少年が観影の隣に立ち参加者を見、にこやかに笑いながら告げる。
傍らに赤髪の少女を連れて。
傍らに赤髪の少女を連れて。
「まぁ簡単な事だけどね。優勝者に褒美を与えるって事。何でもいいよ? お金でも名誉でも……死者蘇生でも」
「……え?」
「……え?」
え、と誰かが言う。
死者蘇生という言葉に疑問を持って。
そんなありえないことをできるのかと。
凪は笑って答える。
死者蘇生という言葉に疑問を持って。
そんなありえないことをできるのかと。
凪は笑って答える。
「……そう。見せてあげるよ。証拠を」
ニヤト笑ってぱちんと指を鳴らす。
その瞬間傍らに居た少女が爆発した。
一瞬で。
残されたのは血と肉片のみ。
その光景に絶句する者たち。
吐く者。
顔を覆うもの。
その瞬間傍らに居た少女が爆発した。
一瞬で。
残されたのは血と肉片のみ。
その光景に絶句する者たち。
吐く者。
顔を覆うもの。
だが、もう一回指を鳴らした瞬間肉片から光が満ちて。
そしてまばゆい瞬間に少女は元通りになっていたのだ。
あっという間。
あっという間のでき事だった。
そしてまばゆい瞬間に少女は元通りになっていたのだ。
あっという間。
あっという間のでき事だった。
「はい、こういう事。信じるも幻想と思うも勝手。でも復活した、それを見たことを認めなくちゃね」
凪は笑いながらその事を言う。
参加者を惑わす事を。
何のためらいもなく。
参加者を惑わす事を。
何のためらいもなく。
「……さあ、そろそろはじめましょーか。殺し合いを……っとそのまえに」
殺し合いの合図を告げようとしてそして一旦やめる。
邪悪な笑みを浮かべ。
ちょっと考えた風に周囲を見渡し言う。
邪悪な笑みを浮かべ。
ちょっと考えた風に周囲を見渡し言う。
「どうも……信じてない人も居るみたいだね……ふむ、じゃあ何人か見せしめになってもらおーか。これが事実だということを……ね」
パチンと指を鳴らす。
そしてその瞬間……ピピピと言う電子音が響く。
そしてその瞬間……ピピピと言う電子音が響く。
それは……首輪からなる死を告げる音だった。
そう、絶望を告げる音。
深い、深い絶望を。
――1人目。
「……え?」
少女は自分の首輪を触る。
なっているのは間違いなく自分の首輪。
そう、死を告げる音。
なっているのは間違いなく自分の首輪。
そう、死を告げる音。
「……私……なの?」
耳が動く。
頭にはえている耳が。
そう、彼女の名前はエルルゥ。
頭にはえている耳が。
そう、彼女の名前はエルルゥ。
エルルゥは唯ある一人を見つめる。
好きだった人。
大事な人。
不思議だけど優しい人を。
好きだった人。
大事な人。
不思議だけど優しい人を。
「ハクオロ……さん」
名を告げた時首輪は爆発した。
エルルゥは唯ハクオロを思いそして生存を望み。
そして、
そして、
「そんな……エルルゥーーーー!!!!!!」
ハクオロの叫びを唯聞いて逝った。
あっけなく。
あまりにもあっけなく。
あまりにもあっけなく。
献身を続けた少女は逝った。
【エルルゥ@うたわれるもの 死亡】
――2人目。
「……嘘」
「まさか……眞子なのか」
「……え、嘘よね、ね?……うそよね?」
「まさか……眞子なのか」
「……え、嘘よね、ね?……うそよね?」
けたたましい電子音が響いてる中、蒼い髪の少女は恐怖に怯え呟く。
名前は水越眞子。
普通の、普通の少女だった。
名前は水越眞子。
普通の、普通の少女だった。
彼女には罪は無い。
なのに死が訪れる。
それは、ほんの気まぐれ。
誰かの悲しくて残酷な気まぐれ。
なのに死が訪れる。
それは、ほんの気まぐれ。
誰かの悲しくて残酷な気まぐれ。
「嫌……死にたく無い……皆、私死にたくない……」
彼女がみるのは大事な友達。
何時も言い合ったりして楽しい男の子。
たわいな会話でも楽しかった女の子。
何時も言い合ったりして楽しい男の子。
たわいな会話でも楽しかった女の子。
まだ続くものだと思った日常。
それを思い……
「いや……いや……い――――」
生を渇望して水越眞子は逝った。
【水越眞子@D.C.P.S. 死亡】
―――3人目。
「そっか……僕か」
少年は諦観のような溜め息をつく。
これから楽しい日々が続くはずだったのになーと、
父と母と妹に囲まれて。
これから楽しい日々が続くはずだったのになーと、
父と母と妹に囲まれて。
幸せな日々がくると思ったのにと。
でも。
それでも。
それでも。
家族の為に彼―――倉成ホクトは言う。
泣きたい衝動を抑えて。
「パパ……ママ。頑張って。殺し合いなんかに負けないで。絶対に負けないで」
そう告げ目を閉じる。
思うは来ると思った幸せな日々。
欲しいと思い続けた日々。
でもそれは叶わなかった。
ああ
ああ。
とても悔しい。
バンという破裂音。
血のシャワー。
響く家族の悲鳴。
【倉成ホクト@Ever17 -the out of infinity- 死亡】
―ー4人目。
「……りん、楓」
感情の無い少女がただ、そう呟く。
響く音の意味。
言われなくともわかっていた。
響く音の意味。
言われなくともわかっていた。
哀しめばいいのか。
なけばいいのか。
なけばいいのか。
わからなかった、
造られた命であるプリムラにはそれはわからなくて。
でも。
でも。
でも。
今は唯好きな人達の事を。
死ぬ瞬間まで。
思って居たかったから。
哀しんでいる大切な人達が。
何故。
何故。
何故。
泣きそうなの?と思う。
大切な人達だから笑ってほしいのにと。
でも結局。
その笑顔を見ることができないままプリムラは逝った。
短い一生を。
大切な人の笑顔を見たいことをできずに。
【プリムラ@SHUFFLE! ON THE STAGE 死亡】
―ー5人目、6人目。
「……むっ」
「……ちっ」
「……ちっ」
同時に二人の少年が舌打ちする。
まさかこいつと一緒に死ぬとはと。
胴着の少年、宮沢謙吾。
筋肉の少年、井ノ原真人。
筋肉の少年、井ノ原真人。
「こんなときまで一緒じゃなくていいのだがな……」
「まぁな……でもまぁどうせ死ぬ身だったしいいか……」
「まぁな……でもまぁどうせ死ぬ身だったしいいか……」
笑う。
ただ、同時に。
それしかできないから。
泣いてしまったら大切な仲間を苦しめるから。
ただ、同時に。
それしかできないから。
泣いてしまったら大切な仲間を苦しめるから。
だから意地を張っている。
「恭介……理樹と鈴頼んだぞ……」
「理樹、鈴。頑張れよ」
「理樹、鈴。頑張れよ」
そしてまだ彼らは笑う。
死の直前まで。
「なあ……真人。向こうで決着をつけようか」
「いいな。この筋肉が負けるわけが無いがな」
「どうだか……はははは」
「あっはっは」
「いいな。この筋肉が負けるわけが無いがな」
「どうだか……はははは」
「あっはっは」
親友との決着が付けなかった事に後悔しつつも。
彼らは笑っていった。
最後まで。
最後まで。
最後まで。
【宮沢謙吾@リトルバスターズ! 死亡】
【井ノ原真人@リトルバスターズ! 死亡】
【井ノ原真人@リトルバスターズ! 死亡】
――7人目。
「え、この音……」
「りりす!」
「あっちゃあ……私みたい」
「りりす!」
「あっちゃあ……私みたい」
少女が苦々しく呟く。
隣の少年に苦笑いをしながら。
隣の少年に苦笑いをしながら。
さてと遠峯りりすは思う。
残された時間をどうしようかと。
隣に居る幼馴染の少年、塚本志雄。
この少年になんて言おうか。
残された時間をどうしようかと。
隣に居る幼馴染の少年、塚本志雄。
この少年になんて言おうか。
本当は怖いのに。
でも強がって。
「あんたさー。頑張りなさいよ。本当。智沙も待ってるんだから生きて向かいに行きなさいよ?……まったくなんで馬鹿志雄の心配なんか」
ふうと溜め息をつく。
でもこれでいいの?とも思う。
最後なんだから。
最後なんだから。
でもこれでいいの?とも思う。
最後なんだから。
最後なんだから。
――伝えたい。
大切な思いを。
だから。
「志雄?……あのさー私、あんたのことがす――――」
伝えようと思って。
でも。
叶わない。
そのときはもう命は失われていたから。
そう。
遠峯りりすの想いは永久に伝わらない。
【遠峯りりす@Memories Off6 ~T-wave~ 死亡】
以上7名。
「ふう……これでわかったかな?……じゃあ改めて……ゲームスタート」
阿鼻叫喚の中、凪がそう伝える。
その瞬間参加者の姿は消えホールには凪たちのみ。
凪は笑い呟く。
その瞬間参加者の姿は消えホールには凪たちのみ。
凪は笑い呟く。
「さて……君達はこの縛られた運命の中どう動く?」
さあ―――ゲームスタート。
【残り81人】
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