最悪の悪夢を見させられ
「こんな悪趣味な夢、誰が見てるんだよ……!」
吐き捨てながらも頭の中を必死で落ち着かせようとする。
落ち着け、落ち着け……そうだ、誰かが殺されるような夢、今までだって見てきたことはあるだろう……!
少しだけ、ほんの少しだけ空回りし続けていた頭が落ち着いていく。
落ち着け、落ち着け……そうだ、誰かが殺されるような夢、今までだって見てきたことはあるだろう……!
少しだけ、ほんの少しだけ空回りし続けていた頭が落ち着いていく。
「よし、順番に考えていこう……かったるい」
意識的にいつもの口癖を言う。そうでもないと気がどうにかなってしまいそうだった。
俺は朝倉純一、出身は初音島、両親は海外で今は義妹の音夢と暮らしている。
そして出来損ないの魔法使い……魔法使いである祖母ちゃんの血を受け継いでいるものの、使える魔法は「和菓子を出すこと」と「他人の夢を見させられる」二つだけ。
よし……ここまではいい。次だ。
いつも通りかったるい授業を受けて、いつも通り杉並が馬鹿やって、いつも通りさくらにつきまとわれて……そうだ、全部いつも通りだったはずだ。
俺は朝倉純一、出身は初音島、両親は海外で今は義妹の音夢と暮らしている。
そして出来損ないの魔法使い……魔法使いである祖母ちゃんの血を受け継いでいるものの、使える魔法は「和菓子を出すこと」と「他人の夢を見させられる」二つだけ。
よし……ここまではいい。次だ。
いつも通りかったるい授業を受けて、いつも通り杉並が馬鹿やって、いつも通りさくらにつきまとわれて……そうだ、全部いつも通りだったはずだ。
「なら、さっきのあれは何だってんだ……!?」
落ち着きを取り戻すため、これはいつもと同じ他人の夢なんだと自分に言い聞かせていたものの、そんな訳がない。
夢で見たのとはまったく違う感覚、リアルな血の臭い、空気、全てがこれは現実だと告げていた。
そう、現実なのだ。
自分の知り合いの少女は、水橋眞子は……死んだ。
夢で見たのとはまったく違う感覚、リアルな血の臭い、空気、全てがこれは現実だと告げていた。
そう、現実なのだ。
自分の知り合いの少女は、水橋眞子は……死んだ。
「――――――っ!」
せっかく落ち着きを取り戻しかけていた頭が暴走する。
死? 死ってなんだよ。
眞子が死んだ? どうして? あいつ、何もしてないだろう?
男勝りで乱暴者だったけどさ、心の底から良い奴だって胸張って言えるような……そんな奴だ。
その眞子が、どうして……!
眞子が死んだ? どうして? あいつ、何もしてないだろう?
男勝りで乱暴者だったけどさ、心の底から良い奴だって胸張って言えるような……そんな奴だ。
その眞子が、どうして……!
「かったりぃ……!」
ああくそ、こんなにかったるいのは初めてだ……!
この首輪が爆発したら、それだけで俺達は死ぬ。
音夢も、さくらも、ことりも、杉並でさえだ。
生き残りたければ他の人間を殺せ? そうすればご褒美だって?
そのご褒美とやらで「この場」で殺した人間は生き返らせてくれるのか?
この首輪が爆発したら、それだけで俺達は死ぬ。
音夢も、さくらも、ことりも、杉並でさえだ。
生き残りたければ他の人間を殺せ? そうすればご褒美だって?
そのご褒美とやらで「この場」で殺した人間は生き返らせてくれるのか?
……可能性はあるが、低い。
こんな訳のわからない殺し合いを強要するような狂人、そもそも約束を守るかどうかさえもわからない。
それに、俺はお世辞にも運動神経がいいとは言えない、そりゃ人並みはあるが、杉並なんかとは比べモノにすらならないだろう。
そんな俺が勝ち残れると思うか? それこそさくらや音夢なんかには負けたりしないだろうが……知り合いを、人を殺すなんてとてもできそうにない。
こんな訳のわからない殺し合いを強要するような狂人、そもそも約束を守るかどうかさえもわからない。
それに、俺はお世辞にも運動神経がいいとは言えない、そりゃ人並みはあるが、杉並なんかとは比べモノにすらならないだろう。
そんな俺が勝ち残れると思うか? それこそさくらや音夢なんかには負けたりしないだろうが……知り合いを、人を殺すなんてとてもできそうにない。
「……となると」
この場から何とかして逃げるしかない。
眞子の仇は取ってやりたいと思う、だけど死者の復活だなんて、祖母ちゃんやさくらでも使えなさそうな魔法をあっさりと使ったあいつらに、俺なんかががむしゃらに反抗したって殺されるだけだ。
……杉並。
やはり、この状況で頼れるのはあいつしかいない。
俺だけじゃこの島から逃げることも、反抗する手段も思いつかない。
だけど杉並なら……あいつなら何か、こんな状況でもあいつらに一泡吹かせる手段を考えているかもしれない。
眞子の仇は取ってやりたいと思う、だけど死者の復活だなんて、祖母ちゃんやさくらでも使えなさそうな魔法をあっさりと使ったあいつらに、俺なんかががむしゃらに反抗したって殺されるだけだ。
……杉並。
やはり、この状況で頼れるのはあいつしかいない。
俺だけじゃこの島から逃げることも、反抗する手段も思いつかない。
だけど杉並なら……あいつなら何か、こんな状況でもあいつらに一泡吹かせる手段を考えているかもしれない。
「ああ、くそ……!」
この考えが逃げだってことは自覚してるさ。
いくら杉並だって魔法に立ち向かえるかなんてわかりやしない、そもそも逃げ出せる隙があるかどうかさえわからない。
だけど、何かそんな可能性にでもすがらなきゃ、壊れちまいそうだ。
音夢、さくら、ことり……みんなは大丈夫なのか? どこかで泣いてやしないか……
杉並も……そういやあいつ、眞子と仲良かったな……いつもどつかれてたけどさ……
いくら杉並だって魔法に立ち向かえるかなんてわかりやしない、そもそも逃げ出せる隙があるかどうかさえわからない。
だけど、何かそんな可能性にでもすがらなきゃ、壊れちまいそうだ。
音夢、さくら、ことり……みんなは大丈夫なのか? どこかで泣いてやしないか……
杉並も……そういやあいつ、眞子と仲良かったな……いつもどつかれてたけどさ……
かったるい。
色々考えるのも、今の気分も、状況も、このデイバックの重みも、何もかもがかったるい。
だけど、だけどさ。
色々考えるのも、今の気分も、状況も、このデイバックの重みも、何もかもがかったるい。
だけど、だけどさ。
「殺させて、たまるかよ……!」
【C-6 市街地/1日目 深夜】
【朝倉純一@D.C.P.S.】
【装備】:無し
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3
【状態】:健康
【思考・行動】
基本:みんなを連れて殺し合いの場から逃げだす
1:杉並を探し逃げる手段を探す
2:音夢、さくら、ことりと合流
3:できるなら、人を殺したくはない。他の人が殺されそうだったら……?
【装備】:無し
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3
【状態】:健康
【思考・行動】
基本:みんなを連れて殺し合いの場から逃げだす
1:杉並を探し逃げる手段を探す
2:音夢、さくら、ことりと合流
3:できるなら、人を殺したくはない。他の人が殺されそうだったら……?
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