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第五回放送 - (2008/06/15 (日) 00:30:42) のソース
**第五回放送 ◆wYjszMXgAo ――――生き延びた者達よ、聞くといい。 ようやく前の放送から六時間――――。 たったこれだけの間にどれ程の波乱と万丈が満ち溢れていたか、その全貌を知るものは少ないだろう。 戦いの最中、この狭い箱庭にどれ程の傷跡が残ったか。 私の用意したものであろうとなかろうと、いずれも私の予想を超える力をお前たちは身に抱いていたようだな。 だが、お前たちの力はここで打ち止めになるのか? 私に更なる驚きを与えてくれるのか? それを私は誰よりも期して待つこととしようか。 最早準備は整った。 今よりこの実験場は、本格的に螺旋の力同士が鬩ぎ合う混沌の坩堝と化す。 その最中に遥か天元に届く者が現れるか否か。 ――――それが、全ての明暗を分けることとなるだろう。 それでは死者の発表に移る。 流石この激戦を生き延びたものたちだ、その最期はいずれも華々しいものだったぞ。 各々の命の輝きを目の当たりにしたものは、それを心に秘めて更に自らを切磋琢磨させ彼方へと邁進するがいい。 言峰綺礼 ビシャス 明智健悟 ビクトリーム 藤乃静留 衝撃のアルベルト ヴァッシュ・ザ・スタンピード 続いて禁止エリアを発表しよう。 B-7 G-3 F-6 以上だ。 ……さて、次の放送までお前達は互いを競い、磨き上げるといい。 私達も無為に時間を過ごすわけではない。成すべきことを成さねばならないのだから。 生命の歴史とは闘争の歴史であり、その全てが己を進化させ、より高みへと高みへと――――、 そう、時として階段を降りようとも、星々を越えてなお歩み続ける指向性を抱いている。 それは私であろうと等しく同じだ。 お前たちと同じく……、私は私の戦いを果たすこととしよう。 そして、その為に。 ……お前たちが真なる螺旋力に目覚めることを、私は切望する。 さあ、己が生命を賭けて血潮を滾らせ、闘争に身を躍らせろ。 生きることこそ、生き延びることこそ即ち戦いなのだから。 *時系列順で読む Back:[[アンラッキー・スター]] Next: *投下順で読む Back:[[アンラッキー・スター]] Next: ||ロージェノム||