女 の 闘い -無知- ◆SDn0xX3QT2
彼等六人の合流は、少なくとも表面上はスムーズなものだった。
ファサリナとグラハム、暦とスザクがそれぞれに面識を持っていたことが大きい。
それに加え、ユーフェミアたちが通信機越しとはいえ衣たちとコンタクトを取っていたこと、
グラハムと暦は藤乃の一件で殺し合いに乗っていた人間を受け入れる経験を経ていたことも効いている。
これは衣や黒子、藤乃にも言えることだが、『今は枢木スザクの救命を最優先事項とする』という共通認識のもとで
先送りされている問題は決して少なくない。
情報交換もそこそこに、彼等は薬局を目指している。
「施設サービスじゃスザクを治せないかもしれないって……本当なんですか?」
「私の記憶に間違いがなければ、あのサービスは致命傷には効果がない。
何を以て致命傷と判断しているのかが不明なだけに、彼に効果があるかどうかはやってみなければわからないが……」
「そんなっ……」
スザクを背負って歩くグラハムからの情報に、ユーフェミアが声を震わせる。
ついさっきまで、薬局まで辿り着くことができればなんとかなると思っていたのだ。
「何を弱気になってんだ、諦めるにはまだ早いだろ!」
沈みかけた空気を破るように上条が言う。
だが、スザクを治療する方法として具体的な対案があるわけではない以上、それは単なる精神論に過ぎず、問題の解決にはならない。
「……なあ、ユーフェミア。天江たちとの通話に使ったっていう通信機、ちょっと貸してくれないか?」
何かを思いついた様子でそう言ったのは暦だ。
断る理由も無いので、ユーフェミアは言われた通りにヘッドセットを暦へと渡す。
歩きながらということもあり、暦はヘッドセットを耳に着ける。
「浅上、白井、天江。聞こえるか? 僕だ、阿良々木だ」
『え? ……阿良々木さん、ですか?』
「そうだ。その声は浅上か?」
『はい、そうです』
『衣もいるぞ!』
『でもどうして、阿良々木さんが……?』
「さっき、僕とグラハムさんもファサリナさんたちと合流したんだ。それで浅上、そこに白井はいるか?」
『いません。一人で薬局へ向かいました』
「なんだって!?」
黒子が一人で薬局へ向かうことになった経緯と、今の自分と衣の状況を簡潔に説明する藤乃。
それを暦が他のメンバーへと伝える。その内容にいちばん表情を曇らせたのはグラハムだ。
『それで阿良々木さん、白井さんに何か用事が?』
「ああ、さっき浅上たちと別れる時に、ノートパソコンを白井のデイパックに突っ込んだんだ。
普通に渡してもどうせ受け取らないだろうと思って……それを使いたかったんだけど、白井がいないんじゃ」
『待ってください、そのパソコンなら、私が預かっています』
「本当か、浅上」
『はい。それで、何をすればいいんですか?』
「サポート窓口を使って、枢木の怪我……致命傷を治す方法が、薬局の施設サービスに無いかを聞いて欲しいんだ。
なんて言うかその……一応の保険ってことで」
『わかりました』
すぐにメールを出して、返信があり次第連絡をするという藤乃の返事を確認し、暦はヘッドセットを外す。
「ありがとう、ユーフェミア」
ヘッドセットを渡そうとする暦に対し、ユーフェミアが首を振る。
「暦がお話している間に、グラハムさんにサポート窓口のことを教えていただきました。
藤乃さんの声は聞こえませんでしたけど、また連絡が来るんですよね?」
「ああ。窓口からの返信がいつになるかはわからないんだけど」
「でも、藤乃さんは暦に返事をしてくるのでしょう? でしたらそれは、暦が持っていてください」
ユーフェミアにそう言われ、少し迷った後、暦はヘッドセットを首にかけた。
「橋が見えたぞ」
グラハムが全員に声をかける。
D-4の橋。渡った経験のあるグラハム、暦、ファサリナは知っているが、この橋は崩落の危機にある。
六人が同時に渡るのはほぼ不可能な状態だ。
ファサリナが他の五人に、橋を渡る手はずを提案する。
まず最初に渡るのはスザクを背負ったグラハム。
次にユーフェミアと暦。
最後がファサリナと上条。
橋を渡り終えた順に、薬局へと先行する。
一時的とはいえ分散するリスクはある。
だが、スザクの状態は一刻を争うことに加え、単独行動を取っている黒子が一人で薬局で待つという状況はできれば避けたい。
少しでも早く薬局へ到着する必要がある。
ファサリナの意見に反対する者はいなかった。
◆ ◆ ◆
「あの、天江さん。よかったんですか?」
ノートパソコンを操作しながら、テーブルを挟んだ向かい側でチーズくんのぬいぐるみを抱きしめて座る衣に声をかける藤乃。
「何がだ?」
「さっきのことです。せっかくグラハムさんとお話をするチャンスだったのに」
「よいのだ。すざくたちと合流したのなら、グラハムは先を急いでいたはずだ。衣の我儘で足を止めさせるわけにはいかないからな」
そう言う衣の表情は、少し寂しそうなものだった。
本当は、たった一言でいい。グラハムの声を聞きたかった。
だが、同時に、もしほんの少しでも声を聞いていたら、余計に寂しくなったかもしれないと衣は思う。
聞きたかったけど、聞かなくて良かったのかもしれない。
「それよりも浅上。頼まれたメールはできたのか」
「はい。それは送信しました。けど」
「どうしたのだ?」
「メールが来てるんです」
衣は椅子から立ち上がり藤乃の横まで行くと、パソコンのモニターを覗き込んだ。
表示されているのは、
デュオ・マックスウェルと名乗る人物からのメール。
本当の送信者は
ルルーシュ・ランペルージだが、二人がそれを知る由もない。
しばらく無言のまま画面を見つめていた衣が口を開く。
「浅上。衣は思うのだが、帝愛のサポート窓口に聞いて、死に瀕している者を助ける手段の情報を得ることができるだろうか?」
「それは……」
問われて藤乃は言葉に詰まる。
目当ての情報が得られる可能性は、低いだろう。
殺し合いをさせている側の帝愛がそんな情報を提供して来るとは考えにくい。
そもそも、施設サービス以外の方法など存在しないという可能性も十分にある。
「この、デュオという者に訊ねてみる、というのはどうだろうか?」
「え? このメールの差出人に、ですか?」
藤乃は考える。
このメールの内容通り、デュオ・マックスウェルが殺し合いに乗っていないのであれば、
参加者を助ける方法を知っている場合はそれを隠すことはしないだろう。
サポート窓口に訊くことに比べれば幾分可能性は高い……気がしなくもない。
「でも、このメールが本当のこととは限りません」
「ならばこちらも、本当のことはなるべく明かさないようにすればいい」
「そう……ですね」
結局二人はデュオ・マックスウェルにメールを送ることにする。
__________________________________
From: 沢村智紀
To: ロックオン・ストラトス
――――――――――――
はじめまして
今はまだ私の本当の名前を明かすことはできません。ごめんなさい。
でも、私もあなたと同じように、この殺し合いに乗ってはいません。
私は今、問題を抱えています。
茶色の髪に緑の目をした私の仲間が一人が、重傷を負って死にそうなんです。
勝手なお願いなんですが、もし私の仲間を救う方法があれば教えてください。
お願いします。
__________________________________
危険性を考え、こちらの情報は極力明かさない。それがまず大前提。
デュオ・マックスウェルと枢木スザクは仲間のはずだということで、藤乃の知るスザクの外見の特徴を文面に入れた。
相手がこちらを警戒したとしても、危機に陥っているのが仲間だと分かれば情報を提供してくれるだろうと踏んでのことだ。
仮にメールの送信者がデュオ・マックスウェルでなかったとしても、スザクたちの位置を書いたわけではないので
問題無いだろうと、藤乃と衣は判断した。
「じゃあ、送信しますね」
送信ボタンをクリックすると、画面にはすぐに『送信完了』の文字が表示された。
と同時に、部屋のドアがノックされる。
開けるとそこには黒服が立っていた。
衣は知らない。
いったい何の準備が為されたのかを。
知らないまま衣は、新たな対局へと向かう――――
【F-3/ギャンブル船・スイートルーム/二日目/深夜】
【天江衣@咲-saki-】
[状態]:健康、首輪爆発まであと6~7時間(現在の負債:2億ペリカ)
[服装]:いつもの私服
[装備]:チーズくんのぬいぐるみ@コードギアス
[道具]:麻雀牌セット、エトペン@咲-Saki-、水着セット@現実、サンドイッチ@現実×10、ミネラルウォーター@現実×20
1500万ペリカ、ペリカード(残金1000万)
[思考]
基本:殺し合いには乗らない、麻雀を通して友達を作る。
1:ギャンブルルームで麻雀をする。
2:グラハムやスザクたちのことが心配。
3:誰にもバレないように負債を返済する。
4:グラハムを信じる。
5:《はらむらののか》と《清澄の嶺上使い》を救い出したい!
6:ギャンブルではない麻雀をして友達をつくる。
7:チーズくんを持ち主である『しーしー』(
C.C.)に届けて、原村ののかのように友達になる。
8:
インデックスと友達になりたい。
9:浅上、白井とは友達になれた……?
[備考]
※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました。
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。
※エスポワール会議に参加しました。
※ユーフェミアの外見的特長を把握しました。
※『黒子の仮説』を聞きました。
※ヒイロ・ファサリナと情報交換し、今まで判明した情報を『エスポワール・ノート』で整理しました。
※エスポワール船底に『ジングウ』が存在していることを知りました。
※帝愛グループに1億ペリカの借金をしました。借金は定時放送を迎えるごとに、倍額になります。
7時32分までに借金を返済出来ない場合、首輪が爆破されます。
【浅上藤乃@空の境界】
[状態]:頬に掠り傷(処置済み)、全身に軽い刺し傷(処置済み)、力を使うことへの僅かな恐怖心・及びそれを克服する覚悟
[服装]:浴衣@現実
[装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録、沢村智紀のノートパソコン@咲-Saki、レイのレシーバー@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:今までの罪を償っていく
1:衣のことを守りたい。でも、歪曲の力を使うのは……
2:今まで自分が殺してきた人の知り合いを捜す。
3:阿良々木さん、天江衣、
白井黒子を守る。
4:サーシェスを敵視。
5:人を凶ることで快楽を感じていた事を自覚し、その自分に恐怖する。
6:
織田信長を警戒。
[備考]
※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っています。
※藤乃の無痛症がどうなっているかは後の書き手にお任せします。
※魔眼を使おうとすると過去の殺人の愉悦の感覚 を思い出してしまいます。
ですがそれらを克服する覚悟も決めています。
※衣の負債について、気づいていません。
※帝愛グループは、ギャンブルに勝ちすぎた参加者側を妨害すべく動いていると推測しています。
◆ ◆ ◆
「随分と長いトイレだったな」
窓の外を眺めていたC.C.は、振り返ることなく部屋に入って来た戦場ヶ原に悪態をつく。
「……生憎だけど、そういったデリカシーのない発言に対してまでいちいち反応してあげるほど私は親切じゃないの」
「おや、それは意外だな」
言いながらC.C.は、ピザの最後の一切れを口へと運ぶ。
「私がいない間、橋のほうで何か変わったことはなかったのかしら?」
「変わったこと、というのは、阿良々木君とやらがあの橋を渡ったとか、そういうことでいいのか?」
「ええそうよ」
「だったら、今まさにその”変わったこと”の真っ最中だ」
「……今、なんて」
「二度言わせるな。自分の目で確かめればいい」
そう言って、C.C.は窓の外を指で示す。
慌てて窓へと駆け寄り、橋の方角を確かめる戦場ヶ原。
その戦場ヶ原の目に映ったのは、阿良々木暦がピンク色の髪の少女と橋を渡り終える光景。
「阿良々木君……」
そう一言呟いた戦場ヶ原は、デイパックを掴み部屋を飛び出して行く。
あまりの勢いに、C.C.には止めることもできなかった。
「まったく……もう少し見ていないと、阿良々木暦がどちらに向かうかわからないだろうに」
呟きながら立ち上がるC.C.。
だが、眩暈を覚え、壁に手をついてしまう。
「まだ、きついな」
怪我は回復したとはとても言えない状態だった。
歩くことくらいはできるだろうが、もし今誰かに襲われれば、戦うことはおろか逃げることさえままならないだろう。
それでもC.C.は、ここから動くことを決めていた。
C.C.はあの橋を金髪の男に背負われて渡ったスザクの姿を見ている。
阿良々木暦と共にいたのがユーフェミアであったことにも当然気づいていた。
そして、飛び出して行った戦場ヶ原。
自分に生きてやってほしいと頭を下げた青年を、
共犯者である男が大切に思っていた少女を、
守ってやると約束した相手を――――みすみす死なせるつもりなど、C.C.には無い。
「……いちばん会いたい奴には会えないのに、どうしてこうも面倒ばかり起こるんだ」
そう言ったC.C.の口元に、微かに笑みが浮かぶ。
魔女と呼ばれるようになってから、死なせたくない人間がこんなにできたのは、初めてかもしれなかった。
【D-4/崩落した橋の近くのマンション/二日目/深夜】
【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:腹部、胸部、脚部などに大きな傷(治癒中、自力で歩ける程度には回復)、戦う覚悟完了
[服装]:包帯@現実
[装備]:赤ハロ@機動戦記ガンダム00
[道具]:基本支給品一式 阿良々木暦のマジックテープ式の財布(小銭残り34枚)@化物語、ピザ(残り52枚)@コードギアス
[思考]
基本:ルルーシュと共に、この世界から脱出。
不老不死のコードを譲渡することで自身の存在を永遠に終わらせる――?
1:ルルーシュに会って答えを聞く。
2:
戦場ヶ原ひたぎと行動を共にし、彼女の背中を守ってやる。
3:スザクとユーフェミアも死なせない。
4:阿良々木暦に会ったらひたぎの暴力や暴言を責める。
5:利用出来る者は利用するが、積極的に殺し合いに乗るつもりはない。
6:正直、ひたぎとは相性が悪いと思う。
[備考]
※参戦時期は、TURN 4『逆襲 の 処刑台』からTURN 13『
過去 から の 刺客』の間。
※制限によりコードの力が弱まっています。常人よりは多少頑丈ですが不死ではなく、再生も遅いです。
※赤ハロとオレンジハロ間で通信が出来るようになりました。
通信とは言えハロを通しているため、声色などはハロそのものにしかなりません。
※マンションの一室から、橋を渡るグラハム、スザク、ユーフェミア、暦を目撃しました。
ユーフェミアと暦が渡って以降はどこまで見ているかは不明。もしかすると、他にも何か見たかもしれません。
◆ ◆ ◆
橋を渡り終えたグラハムたちが薬局へ向けて出発したのを見届けた後、上条とファサリナの二人は橋を渡りだした。
だが、橋の中央まで来たところでファサリナが足を止める。
「ファサリナ、どうしたんだよ?」
数歩進んだところで立ち止まり、振り返る上条。
その上条に、ファサリナが徐に口を開く。
「当麻、確認しておきたいことがあります」
「なんだよ、こんなところで。今は早く――」
「いえ、今でなくてはいけません」
これまでとは違うファサリナの雰囲気に、これはきちんと答えなければならないのだと上条は感じた。
「当麻、貴方は誰も死なせたくないんですよね?」
「そんなの、当たり前だろ」
ファサリナの問いに上条はあっさりと答える。
返答に迷う要素などどこにもない。
上条にとってそれは、本当に当たり前のことだったから。
「でも、当麻は見殺しにした」
「なっ……
アーチャーのことを言ってるならあれは」
「いいえ、違います。私が言っているのはレイという人のことですわ」
予想外の言葉に、上条は一瞬沈黙し、次の瞬間に激昂した。
「なんで俺がレイを見殺しにしたなんてことになるんだよ!?」
叫ぶ上条に、ファサリナは淡々と答える。
「先程お話を聞かせていただきましたけど、あの説明を聞く限り、貴方が美琴という人の遺体を放り出していれば
レイと言う人が引き金を引く前に止めることはできていた。
美琴の遺体を背負い続けていたから間に合わなかった。
助けられなかったのではなく、助けられたのに助けなかった。そう思ったのですが……違いますか?」
ファサリナの言葉に、上条は今度こそ沈黙する。
「もう一度だけ聞きます。貴方は、己の信念を曲げるつもりはないのですか?」
沈黙。
そして。
「俺は、曲げない」
上条は、そう答えた。
そうとしか、答えられなかった。
紆余曲折を経て自分の中に揺らいでいる部分があることを、上条当麻は認めない。
故に。
紆余曲折を経てもなお自分の中に揺るがない部分があることを、上条当麻は気づけない。
「……そうですか」
ファサリナは、ゲイボルグを上条へと向けた。
「なっ……ファサリナ、あんた!?」
慌てる上条を見るファサリナの目は、冷たい。
「貴方は強いから諦めないのではなく、弱いから諦めることができないだけなんじゃありませんか?」
言って、ファサリナは一歩、上条へと近づく。
「貴方はスザクやレイの考えが理解できないのではなく、理解しようとしていないだけなのではありませんか?」
もう一歩。
「貴方の正義は、ただの思考停止のなれの果てなのではありませんか?」
その言葉と同時に。
上条は右の太腿に熱を感じた。
ファサリナの瞳から外せなかった視線をずらせば、ゲイボルグの先端が突き刺さり、そこから鮮血が流れ落ちている。
命に関わるほどの傷ではないが、これでは歩くこともままならないだろう。
「私は、ヒイロの遺志を継がねばなりません」
ファサリナが、上条の脚からゲイボルグを抜き放つ。
「だから」
ファサリナが跳躍する。
そして、自身の体重を全てかけ、ゲイボルグを橋へと突き刺した。
「私は、貴方の犠牲になるわけにはいきません」
それが、ファサリナの結論だった。
上条はファサリナとは仲間になれると思っていた。もう、仲間だと思ってさえいた。
でもそれは、上条の一方的な勘違い。
ファサリナは上条を仲間だとは思っていなかった。
今までファサリナは観察していたのだ。
手を組む価値があるのかと。足手纏いにならないかと。
ファサリナが目的を果たすためには仲間が必要なのは事実。
だが、その仲間の条件は、ただ殺し合いに乗っていないというだけでは足りないのだ。
しかし、ファサリナが現時点で組んでいる者の中に『不要な存在を切り捨てる』人材はいない。
だからファサリナは、自分が切り捨てる役を負うことを決めた。
そしてファサリナは、上条当麻を切り捨てた。
「貴方は全てが終わるまで、私たちの邪魔にならない場所にいてください」
ファサリナが淡々と告げる言葉を、上条当麻は理解できなかった。
自分が何を言われているのか、わからなかった。
上条に、ファサリナの真意は伝わってはいない。
だから上条は誤解する。
自分は陥れられたのだと。
自分を陥れたファサリナが、危険人物なのだと。
上条当麻は、誤解する――――
凄まじい音を立てて崩れ落ちていく橋。
その崩落を、上条が橋と共に川へ落ちるのを、川の西側で見届けるファサリナ。
「いったい何をやってくれているのかしら?」
後ろから聞こえた声に振り向けば、そこには一人の女――戦場ヶ原ひたぎが立っていた。
自分を睨みつける瞳にファサリナは、少なくとも自分が意図的に橋もろとも一人の参加者を川へ落としたことを知っているのだと感じた。
ゲイボルグで上条の足を刺したところまで見られていたかはわからないが、
どちらにせよ自分が目の前の人物に危険人物だと思われていることは間違いないだろうと判断する。
実際のところ戦場ヶ原は、ファサリナが上条を刺したところは見ていない。
だが、ファサリナが上条と一緒に橋の中央にいたことは知っている。
そして、崩れ落ちる橋をこちらに向けて渡って来た時の動きから、上条を助けようと思えば助けられたはずだと判断していた。
戦場ヶ原は目の前の女・ファサリナを、殺し合いに乗っているのかどうかはわからないが
『阿良々木暦に危害を加える可能性のある存在』と認識する。
ファサリナは考える。
この女をここに放置することはできない。誤解されたままで薬局に向かわせることだけはできないと。
戦場ヶ原ひたぎは考える。
この女をここに放置することはできない。このまま阿良々木暦が向かった場所へ行かせることだけはできないと。
結果として、二人の思惑は一致していた。
互いにそれを知ることはないのだが―――
「お話しを、しましょう」
宣言をしたのは、戦場ヶ原ひたぎだった。
【D-4/崩落した橋の西側/二日目/深夜】
【ファサリナ@ガン×ソード】
[状態]:健康
[服装]:自前の服
[装備]:プラネイトディフェンサー@新機動戦記ガンダムW、ゲイボルグ@Fate/stay night
[道具]:基本支給品一式×2、イングラムM10(9mmパラベラム弾32/32)イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×4
アゾット剣@Fate/stay night、シグザウアーP226の予備弾倉×3@現実、M67破片手榴弾×2@現実、シャベル@現実
軽音部のラジカセ@けいおん、お宝ディスク、Blu-ray Discドライブ搭載ノートパソコン、水着セット@現実
サンドイッチ@現実×10、ピザ@現実×10、ミネラルウォーター@現実×20
[思考] 基本:主催を倒し、可能なら
カギ爪の男やヒイロを蘇生させる。
1:目の前の女(戦場ヶ原ひたぎ)を薬局へは行かせない。
2:自分の中で生きているヒイロを守る。なるべく単独行動は避けたい。
3:不要な存在を切り捨てる役目は自分が負う。
4:ゼロなどの明確な危険人物の排除。戦力にならない人間の間引き。
5:ユーフェミアについてはもう少し様子を見る。
6:首輪が解除でき、三節根が手に入ったらダリアを呼んでみる?
7:お友達……。
[備考]
※デュオを協力が可能かもしれぬ人物として認識しています。
※ヒイロを他の惑星から来た人物と考えており、主催者はそれが可能な程の技術を持つと警戒(恐怖)しています。
※同志の死に疑念を抱いていますが、ほとんど死んだものとして行動しています。
※ラジカセの中にはテープが入っています(A面は『ふわふわ時間』B面は不明)。
※結界によってこの島の周囲が閉ざされていることを知りました。また、結界の破壊により脱出できる可能性に気が付きました。
※グラハム・衣と情報交換し、今まで判明した情報を『エスポワール・ノート』で整理しました。
※エスポワール船底に『ジングウ』が存在していることを知りました。
※ユーフェミアが日本人を殺すための行動をやめた理由を、上条がユーフェミアの顔を殴ったことで
彼女にかかっていた催眠術のようなものを消したからだと思っています。実際は、上条がユーフェミアの額に触れたからです。
※戦場ヶ原のことは上条から聞いていますが、目の前の女が戦場ヶ原だとは気づいていません。
【戦場ヶ原ひたぎ@化物語】
[状態]:ポニーテール、戦う覚悟完了
[服装]:直江津高校女子制服
[装備]:文房具一式を隠し持っている、ヘアゴム
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3、確認済)、バールのようなもの@現地調達
スフィンクス@とある魔術の禁書目録、あずにゃん2号@けいおん!
[思考]
基本:阿良々木暦と合流。二人で無事に生還する。主催者の甘言は信用しない。
1:目の前の女(ファサリナ)を阿良々木君の所へは行かせない。
2:ルルーシュを探してC.C.と出会わせる。
3:…上条君。
4:枢木君は無事なのかしら。
5:正直、C.C.とは相性が悪いと思う。
[備考]
※登場時期はアニメ12話の後。
※安藤から帝愛の情報を聞き、完全に主催者の事を信用しない事にしました。
※ファサリナを『阿良々木暦に危害を加える可能性のある存在』と認識しています。
※橋を渡り終えた暦がどちらに向かったかは把握していません。また、スザクとグラハムが橋を渡ったことは知りません。
【?-?/川のどこか/二日目/深夜】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(大)、右拳に擦り傷、右太腿に刺傷(歩行が困難な程度、命には別条なし)
[服装]:学校の制服
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(応急処置セットの包帯は全て消費)、
御坂美琴の遺体
脇差@現実、即席の槍(モップの柄にガムテープで包丁を取りつけた物)
[思考]
基本:インデックスを助け出す。殺し合いには乗らない。御坂の遺体は必ず連れて帰る。
1:俺は……自分を曲げない……
2:ファサリナからユーフェミアたちを守る。
3:戦場ヶ原たちと合流する。
4:
一方通行を探し出す。
5:インデックスの所へ行く方法を考える。会場内を散策し、情報収集。
6:壇上の子の『家族』を助けたい。
[備考]
※参戦時期は、アニメ本編終了後。正体不明編終了後です。
※右手で額に触れたことでユーフェミアにかかっていたギアスを解除しました。
上条本人は『ユーフェミアの顔を殴ったことで彼女にかかっていた催眠術のようなものを消した』と思っています。
※ファサリナを危険人物と考えています。
※ファサリナから情報を少しだけ得ました。
D-5周辺に危険人物がいる可能性は把握していますが、一方通行がゲームに乗ったことは知りません。
◆ ◆ ◆
「なっ……!?」
グラハムから少し遅れて暦とユーフェミアが薬局へ到着した直後、北からけたたましい音が響いた。
ファサリナが橋を崩落させた音だ。
不安な様子を見せているユーフェミアに気づいた暦が声をかける。
「大丈夫だ、きっと」
「……はい」
(……何者かの襲撃と見るべきだろうな)
グラハムは、そう判断を下した。
あの橋がいくら脆くなっていたとはいえ、上条とファサリナ二人の重みで落ちることがないことをグラハムは知っている。
グラハム自身もあの橋を渡っているのだ。
しかも、人一人を背負った状態で。
総重量でいえば大した差はないだろうが、一点にかかった負荷ということで考えれば
スザクを背負っていたグラハムがかけたそれは他の者たちの比ではない。
その時の橋の状態を考えれば、意図的に力を加えない限り二人分の体重に耐えられないことはありえないと結論付けることは容易い。
(この状況……施設サービスが枢木スザクの怪我に効果があることを期待せずにはいられないな)
ここへ来る途中、ユーフェミアからスザクは軍人だと聞いたグラハムは、是非ともスザクを戦力として仲間に加えたいと考えていた。
現状、グラハムが仲間と呼べる参加者は、その殆どが学生だ。
吸血鬼もどきだったり、千里眼の能力を持っていたり、場を支配する麻雀の打ち手だったり、空間移動能力者だったり、
聖杯戦争のマスターだったりと、いずれも『普通』からは程遠いが、それでもグラハムにとっては『守るべき一般人』であることに変わりはない。
ユーフェミアもまた、この『守るべき一般人』にカテゴライズされる人物だ。
つまり、グラハムには『守るべき仲間』は大勢いても、『共に戦える仲間』はファサリナくらいしかいないのである。
自分と同じ軍人であるスザクが、グラハムは欲しかった。
「ユーフェミア、君は彼と共にここにいてくれ。阿良々木少年はこっちへ」
黒電話が置かれているすぐ傍の壁に凭れかけさせるようにスザクを下ろしたグラハムが二人へと指示を出す。
頷いたユーフェミアがスザクの隣りへ腰を下ろしたのを確認し、グラハムは暦を連れて薬局の奥へと向かう。
暦はグラハムの行動の意図を察した。
ユーフェミアには聞かせられない、もしくは聞かせないほうがいい話があるのだと。
そして、暦にも、ユーフェミアの前ではし難い話がある。
薬局の奥。
先に口を開いたのは暦だった。
「僕が上条たちの救援に向かいます」
その言葉に、グラハムが顔を顰める。
「こういう話をするために、ユーフェミアに聞こえない場所を選んだんですよね?
僕らに口論をしている時間はない。だから彼女が会話に入ってこないように」
「その通りだ、阿良々木少年。……そこまで理解しているのなら、私が言いたいこともわかりそうだが」
暦はグラハムの言う「私が言いたいこと」が何なのか、正しく理解していた。
グラハムは自分が行くつもりなのだ。
だが、暦は譲るつもりはなかった。
「グラハムさんはここに残るべきです」
「……君の主張は、救援には自分が適役だということではなく、ここに残るのは私が適役である、ということか」
「そうです」
「何故そう思う?」
「僕は強くはないし、大人でもない。戦場ヶ原のことが心配で、ユーフェミアをちゃんと労われるほどの余裕も無い。
だから僕には、枢木が死ぬかもしれないっていう不安を抱えて不安定な彼女を支えることはできないと思うんです。
それに、白井を出迎えるのは、僕よりも白井との付き合いが長いグラハムさんのほうがいい」
暦の答えに、グラハムは驚きを隠せなかった。
グラハムが考えていたのは、周囲の状況、危険性、そして純粋な戦闘における能力。
ユーフェミアや黒子の気持ちを、暦のように考えていなかったのだ。そんな発想自体が、グラハムの中にはなかった。
自分とはまったく違うものの見方をし、考え方をする目の前の少年に対し、グラハムはこれまで持っていた評価を改めさせられる。
「大丈夫です。僕は戦いのプロってわけじゃないけど、普通の人間よりは死に難いようにできてるし」
「悪いが少年。その提案、賛同するわけにはいかないな」
「いいえ、僕が行きます」
「もしユーフェミアに私のことを訊かれたら、奥で何か使える物がないか探しているとでも言っておいてくれ」
「グラハムさん!」
「つまり、そんな言い訳で誤魔化せる程度の時間で戻ってくるということだ」
「待ってください。だから僕が」
「賛同できないと言った」
「でも」
「阿良々木少年」
グラハムが暦の名を呼ぶ。
その声音は、表情は、暦の知らない、軍人グラハム・エーカーのもの。
「ここも安全とは言えない。ユーフェミア・リ・ブリタニアと枢木スザクを守れ。絶対に誰も死なせるな。それから――」
グラハムはいちばん近くにあった窓を開け、窓枠に足をかけた。
そして暦の方へと振り返る。
「――絶対に死ぬな。阿良々木少年」
それだけ言って、グラハムは窓の外へと身を躍らせた。
【E-4/薬局の北/二日目/深夜】
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:健康
[服装]:ユニオンの制服
[装備]:コルト・パイソン@現実 6/6、コルトパイソンの予備弾丸×30
[道具]:基本支給品一式、SIG SG552(30/30)@現実(予備弾30×3)、軍用ジープ@現実、ゼクスの手紙
双眼鏡@現実、手術用の針、手術用の糸、消毒用エタノール、
ヴァンのテンガロンハット、水着セット@現実
サンドイッチ@現実×10、ピザ@現実×10、ミネラルウォーター@現実×20、1万ペリカ
『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム~
戦場の絆~』解説冊子
ギャンブル船商品カタログ(機動兵器一覧)第3回放送分@オリジナル
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。断固辞退。
1:上条、ファサリナの救援に向かう。なるべく早く薬局に戻りたい。
2:天江衣をゲームから脱出させる。脱出までの間は衣の友達づくりを手伝う。
3:主催者の思惑を潰す。
4:首輪を解除したい。首輪解除後は『ジングウ』を奪取または破壊する。
5:スザクは施設サービスで治療ができた場合は是非とも仲間に加えたい。
6:
浅上藤乃を完全に信用しているわけではない。が、阿良々木暦を信用して任せる。
7:ガンダムのパイロット(刹那)と再びモビルスーツで決着をつける。※刹那の名を知らない為、相手が既に死んでいることを知りません。
8:モビルスーツが欲しい。できればフラッグ。更に言うならオーバーフラッグ。
9:可能ならば、クレーターを調査したい。
10:【憩いの館】にある『戦場の絆』を試したい。
【備考】
※バトル・ロワイアルの舞台そのものに何か秘密が隠されているのではないかと考えています。
※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました。
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。
※エスポワール会議に参加しました。
※
衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。この情報だけでは首輪の解除は不可能です。
※ユーフェミアの外見的特長を把握しました。
※『黒子の仮説』を聞きました。
※
原村和が主催者に協力している可能性を知りました。
※ヒイロ・ファサリナと情報交換し、今まで判明した情報を『エスポワール・ノート』で整理しました。
※エスポワール船底に『ジングウ』が存在していることを知りました。
※ヒイロから【憩いの館】にある遊技台、『戦場の絆』について聞きました。
※衣の負債について、気づいていません。
【E-4/薬局/二日目/深夜】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]:疲労(中)
[服装]:直江津高校男子制服
[装備]:レイのレシーバー@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式、毛利元就の輪刀@戦国BASARA、マウンテンバイク@現実、拡声器@現実
ギー太@けいおん!、ピザ@現実×10、衛宮邸土蔵で集めた品多数
[思考]
基本:誰も殺させないし殺さないでゲームから脱出。
1:グラハムさん……
2:戦場ヶ原と合流したい。
3:憂はこのままにはしない。桃子、ルルーシュに対しては警戒。
4:支給品をそれぞれ持ち主(もしくはその関係者)に会えれば渡す。原村和とは一方的な約束済。
5:浅上らの無事を願う。
6:落ち着いたら【ホール】を再調査してみる。
[備考]
※アニメ最終回(12話)終了後から参戦。
※回復力は制限されていませんが、時間経過により低下します。
※サポート窓口について知りました。また、原村和が主催側にいることを知りました。
※衛宮邸の土蔵にあったガラクタを多数回収しました。武器の類は入ってません。
ひょっとしたらなんらかの特別な物が混入してる可能性もあります。
※衣の負債について、気づいていません。
◆ ◆ ◆
「まるで、アーサーがスザクの騎士みたい」
誰かが入ってくればすぐに飛びかかれるような体勢でドアの前で構えるアーサーを見ながら、ユーフェミアがくすりと笑う。
「ねえ、スザク。スザクを助けるために協力してくれている人がたくさんいるんです。
当麻にファサリナさんに暦にグラハムさん、あと、衣さんと黒子さんと藤乃さんという方も。
スザクが元気になったら、ちゃんとお礼を言わなくてはいけませんね」
ユーフェミアがスザクの右手を握り締める。
その手は微かに震えていた。
ユーフェミアはゆっくりと目を閉じる。
――ねえ、スザク。
私は、人殺しになってしまったかもしれません。
それでもスザク。私は貴方に傍にいて欲しい。
貴方の傍に、私はいたいんです。
自分の罪は、自分で背負います。
自分の為すべきことは、自分で為します。
自分で考えなければならないことは自分で考え、自分で決めなければならなないことは自分で決めます。
私は、強くなりたい。
ちゃんと一人で立てるように。
守られるだけじゃなくて、スザクのことを守りたいから。
スザク。私は、皇女と騎士としてじゃなく、ただのユフィとスザクとして、貴方と共に在りたい。
同じ未来に向けて歩みたいんです。
だから貴方を騎士に任命したんです。
なんだか酷く矛盾しているけれど、これが私の偽らざる本心です。
だからお願い。
死なないで。
生きていて。
そして
『ユフィ……僕も……、君に…あえ、て……………』
ユーフェミアがゆっくりと目を開ける。
「……あの言葉の続きをちゃんと聞かせてください。ね、スザク?」
そう言って微笑むユーフェミアの瞳から、涙が一筋、流れ落ちた。
【E-4/薬局/二日目/深夜】
【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:全身打身、肩口に刺傷(応急処置済み)、疲労(大)、発熱(微熱程度)
[服装]:さわ子のスーツ@けいおん!
[装備]:アーサー@コードギアス
[道具]:基本支給品×4、ティーセット@けいおん!、ルイスの薬剤@ガンダムOO
特上寿司×17@現実、空のワインボトル×4@現実、ピザ×8@現実、シャトー・シュヴァル・ブラン 1947 (1500ml)×25@現実、
ペリカード(3000万ペリカ)@その他、3449万ペリカ@その他
[思考]
基本:他の参加者と力を合わせ、この悪夢から脱出する。自分にできる事をする。
1:スザクには生きていてほしい。スザクのことは必ず助ける。
2:スザクと一緒に生きたい。スザクを守れるように、強くなりたい。
3:スザクが目を覚ましたら、スザクを助けるために協力してくれた人が大勢いることを伝える。
4:殺し合いには乗らない。
5:衣と直接会って話すためにギャンブル船へ向かう。逃げたり、目を背けることはしない。
6:本当に人を殺してしまったのだとしたら……
[備考]
※一期22話「血染めのユフィ」の虐殺開始前から参戦。
※ギアスの作用により、ヒイロのことは忘れています。
※アーニャの最期の言葉を聴き、『ギアス』の単語を知りました。
※上条当麻の幻想殺しでギアスが解除されました。
※ルイスの薬剤の残量は後続の書き手氏にお任せします(中身が無いとしても瓶は所持しています)。
※グラハムが橋へ向かったことには気づいていません。
【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:「生きろ」ギアス継続中、疲労(極大)、左腕切断、脇腹に銃創、右足骨折、肋骨骨折、出血多量、意識不明
[服装]:ナイトオブゼロの服(マント無し)
[装備]:ベレッタM1
934(5/8)、GN拳銃(エネルギー残量:中) 、鉈@現実
[道具]:
[思考]
基本:???
1:???
[備考]
※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。
※主催が不思議な力を持っていることは認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。
※一回放送の少し前に、政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。
※飛行船についての仮説、
ライダーの石化能力と藤乃の念動力についての分析を一方通行から聞きました。
※二日目深夜に、ルイスの薬剤@ガンダムOOを飲みました。
※通常の治療方法ではまず助からないでしょう。
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最終更新:2010年09月20日 22:54