覚醒ヒロイズム ◆mist32RAEs



この世に正義はあるのか。

暴虐と嘲りと裏切りがはびこる世界で正義を求めるのはいけないことなのか。

それでも、それでも、助けるべきモノを助けたいと願うなら。

正しさを貫き通すことを望むなら。

それは悪と呼ばれるモノになるしかないのか。

この世が間違いだらけの悪逆で満たされて、それが正しいことだと、当たり前のことだと誰もが肯定するのなら。

ならばその当たり前の正しさを叩き潰して悪と呼ばれるしかないのだろうか。

その行いが世界に反逆するものだとしても、それを正しいと言ってくれる者がいるのなら。

もしそうであるなら、人はそれをヒーローと呼ぶのだろうか。

その行い自体に意味はなく、それを評する誰かの是非で正悪が決まるのだろうか。

だとするなら――この世に本当の正義なんてあるのか?


   ◇   ◇   ◇


風邪を引いたように熱を帯びた少女の顔。
それにそっと触れた己の手を意識した。
物理的な体温と共に、理屈ではない温もりが手から伝わり、冷たく寂しい心のなかに染み渡っていく。
一方通行は確信する。
コレは失ってはいけない物だ。
何があっても守らなくてはならない。
躊躇うことなど何も無い。
この少女を助けた結果、その記憶に何も残らないことになったとしても、この温もりも自分自身が覚えていればそれでいい。
一方通行の中に、この温もりだけでこんなにもチカラが湧いてくる。
これは人が前へと進む力だ。単純な、物理的なベクトルの話ではない。
もとよりそんなものは文字通り余りあるほどに手に入れている。
だが心が満たされたことなどない。いや、そのようなことに思い至りすらしなかった。
飢えていたことすら気付かぬほどに、自分はあらゆるものに対して乾いていた。
一万回だ。
誰かがかけがえのないものを失う痛みを一万回。
殺して殺して殺して、その度に、ちっとも、まるで、馬鹿みたいに気づきもしなかった。
痛みを与えてきたのは自分自身。言い訳などできるはずもない。
そんな自分が、失う痛みが嫌で誰かを助けたいと願っている。全く何の冗談だ。
それでも。
それでもだ。
それでも少女が助かるなら構わないではないか。
死んだらそこでおしまいだ。そうなるよりかは、ずっといい。
記憶がなくなるというなら願ったり叶ったり。
血にまみれた手で救い上げられることを責められるというなら、その血を綺麗に拭いてあげれば何の問題もないだろう。
少女はすべてを忘れて元通り、自分とは二度と関わらない――それで終わり。
ヒーローなんていない。
セイギノミカタなんていない。
この世界は優しくなんかなくて、汚濁に満ちて救いようがない。
それでも助けたい何かがあるなら、やるしかないのだ。
救いを待っても、助けを求めて叫んでも、誰も来ないというのなら。

さんざん待っても、喉が枯れるまで助けを呼んでも、天に届けと祈っても何も起こらなかったなどと――、
そんなくだらない理由で大切なものを失いたくなければ、無理でも無駄でも分不相応でも、それは己がやるしかないのだ。


――ヒーローになるしかないのだ。


スローモーションのような一瞬で、己の眉間に弾丸が吸い込まれるのをただ呆然と見つめながら、一方通行はそんなことを思った。
炸裂する衝撃で背が大きくのけぞる。
首のあたりで嫌な音が響いた。
銃弾の衝撃で少女の顔に触れた手が離れる。
宙に浮いた手が何かを求めるように伸びたが、その何かを掴むことはない。
伸ばした手の先はもうどこにも届かない。
何かを願ったところで、結局何も叶わない。
何かを必死にかき集めたところで、それは全て掌からこぼれ落ちていく。
全ては闇に。
高速でブレる視界は元に戻らず、急速に暗くなる。
混濁する泥となった意識がそのまま黒に染め上げられるのは、あっという間だった。


(全く、考えが甘すぎンだよ。今さら――)


   ◇   ◇   ◇


目を開けると見知らぬ天井が視界を埋めていた。
右手の方向から澄んだ光が降り注いでくるのがかろうじてわかった。
だるい。
意識が醒めても身体を動かそうという気になれなかった。
しばらくそうやって呆けたように天井を見上げていた。
思考も形を成さなかった。
とぎれとぎれの記憶が脳内で再生されるが、それについて何かを認識、思考することもなかった。

「……くァ」

軽くあくびをして、一方通行はようやくゆっくりと身体を起こす。
すでに日は昇り、腹がたつほど眩しい太陽光が窓から差し込み、白い肌を照らす。
枕がわりにしていたデイパックからデバイスを取り出して時間を確認すると、五時をだいぶ過ぎていた。
放送まであと少しといったところか。
缶コーヒーでも飲んで眠気を飛ばそうと考えてから、先刻の戦闘で包丁や工具もろとも散弾がわりに使いきってしまったことを思い出す。
ハァ――とため息をついた。
工具や刃物はともかく、缶コーヒーは後でまた調達しておきたい。
武器としてだけでなく、嗜好品としても一方通行には必要なものだからだ。
さて軽く頭を振ってから記憶を整理する。
まず思い出したのは――、

「あァそうか……」

血まみれになって地をはう、ツンツンヘアーの少年。
そこから連鎖的にすべてが脳裏に浮かんだ。

今、一方通行がいるのは住宅街にある一軒の民家だ。
居間は洋式でソファーが置いてあり、そこに今まで体を預けて眠っていた。
庭に向けて大きなガラス戸が開いて、夜明けの朝日はそこから差し込んでいる。
その庭に上条当麻の死体があった。
己がここまで能力で引きずりながら運んできて、そして無造作に捨てた。

「そうそう……そういうことだよ」

ゆっくりとした足取りでガラス戸から庭へ降り立つ。
動かぬ死体の傍らまでやってきてから、しゃがみ込んでその表情を覗き込むように首をかしげた。
全身血まみれのソレはすでに死の匂いを放ち始めていた。
間違いなく死んでいる。これは人間ではない、死体という「物」だ。
上条当麻は、もういない。
この手で殺した、死んだ。
もう二度と動かない。
これはただのモノだ。

「……何なンだ?」

その呟きに応えるものは誰もいない。
一方通行は独りだ。

「…………何なンだよ、テメェはよ」

押し殺したような呟きが剣呑な響きを帯びていた。
一方通行の眉間には青筋が浮き出ており、その赤い瞳孔は大きく見開かれている。
亀裂のように横に大きく裂けた口の端がヒクヒクと震えながら歪んでいた。

「何寝てやがンだ」

おもむろに立ち上がって、そいつを踏みつけた。
かつて無敵の己を打ち負かした唯一無二の幻想殺し、その象徴とも言える右腕をぐしゃりと靴裏で踏みにじる。

「何でテメェが死ぬんだよッ!」

ぐしゃり。
ぐりぐり。
何度も、何度も。
その表情は大きく歪んでいた。
もはやそれが怒りか嘆きかわからないほどに。
己が殺したという事実はもはや問題ではない。
上条当麻の最強の右腕は、もう二度と振るわれることなく朽ち果てた。
それがどうしようもないほどに許せない。
全ての幻想を打ち砕く、ただそれだけの最弱(さいきょう)は、こんなところで惨めに滅ぶはずがない。

「この――」

そして狂気を宿した一方通行の激情が、ついに殺意の沸点に達した。
先程の仮眠によって制限時間は十分に回復している。
首輪のランプの色が変化し、最強の能力であるベクトル操作の封印が解かれて、そして炸裂する。
振り下ろされた右足の威力は能力によって増幅され、岩盤すらぶち抜く鉄槌となって、幻想殺しの残骸を文字通り粉砕するだろう。

「…………あァ?」

――だが、しなかった。

もはや見るのも忌まわしいと、粉々に砕き散らそうとした右腕は一方通行自身の右足の威力だけで踏みつけられたまま。
その靴裏でわずかに皮膚がぐにゃりと歪んだだけで、形を保っている。
信じられないものを見た一方通行の表情は、時が止まったかのようにひきつったままで固まっていた。

「どう、いう」

――どういうことだ。
生きている?
いや、血流も呼吸も間違いなく止まっている。
右腕はブラックボックス化して解析できないが、その他の部分は普通の人間だ。
死んでいる。間違いなく息絶えている。

「ゲハ――」

一方通行の薄い唇がばっくりと割れた。
亀裂のような笑み。

「ゲェハハハハハハハッ! 面白ェ……やっぱ最ッ高に面白ェぞオマエ!」

無造作に振り上げた右足を、上条から僅かにずらして庭の地面に撃ち込んだ。
重く、鈍い炸裂音が起こり、土埃が舞い上がる。
地に叩き込まれた一撃は、そこを中心に大きく蜘蛛の巣のような亀裂を広げる。
脛の半ばまでめり込んだ足を軽々と引きぬいて、そしてまた上条の右腕へ。
だが、やはりそれは砕けない。

「すげェ! スゲェぞオイ! オマエが死んでも残るってどんな能力だよ、本当にレベルゼロかよクソッタレ!!」

凄絶な笑みを浮かべて甲高い笑い声を響かせながら、一方通行は先程まで眠っていた民家から自分のデイパックを掴んで戻ってきた。
そして取り出したのは四つの銀環。それぞれにアーチャー、利根川、ゼクス、真田の名が刻まれている。
所々に赤黒い血の跡が染み付いたそれを死体の右腕に近付け、触れさせる――ビンゴだ。
ゼクスと接触した際に解析しきれなかった部分である、いわゆる魔術の礼装と思われる部分まで今度はくっきり視えた。
信長との戦いで上条は、一方通行すら防げなかった能力を、この右腕でかき消していた。
あらゆる異能をキャンセルする能力――超能力とは畑が違うかもしれぬ心配はあったがどうやら杞憂だった。
正体はわからないが、とにかくこいつは全てのこの世成らざるチカラをぶち壊す。

「……俺を助けるッて言ったよなァ? じゃあお言葉に甘えさせてもらうぜ『右腕』ちゃんよォ……!」

言いつつ、『右腕』を両手で掴む。
死後硬直で固まりかけた死体の関節を無理やりねじ曲げるのは、非力な一方通行には一苦労だった。
この右腕にだけは己の最強が通じない。
死体になっても変わらない力関係に、思わずブチキレそうになったが何とか堪えた。
そしてどうにか幻想殺しの指先を、自身の首輪に触れさせる。
次に上条当麻の首に巻かれたままの銀環。
これで解析用のスペア四つと一方通行と上条当麻、計六つの首輪が解除済みでここに並んでいることになった。
継ぎ目の一つも見当たらなかったはずの金属の輪には、いくつもの接合跡がくっきりと浮かび上がっている。

「……さて」

軽く息を切らせながら独り言ちた。
解析の結論から言えば、これらの内部構造には全くと言っていいほど違いはなかった。
すると妙なことになる。

(……俺やコイツの首輪の構造も他のヤツらとまるっきり差がなかった……どーゆーことだコイツはよォ)

一方通行のベクトル解析や上条当麻の幻想殺しは、この首輪を解除するには格好の特殊能力だ。
解析を封じる魔術礼装は幻想殺しで破壊できる。無論、式という女の「殺す」能力でもいけるかもしれない。
他には主催側と思われる女の静止結界は別として、信長の侵食する瘴気ならば可能か。
解析を完全に終わらせてから判明したことだが、あの能力は物質はもちろん、他の異能すらも侵食する可能性がある。
つまり能力者の発する炎、雷、氷などの力――それすらも侵食して食い尽くす。
間違いなくレベル5クラス。その気になれば首輪の礼装も内部の特殊合金も、まるで癌細胞のように食い荒らして己が物とするだろう。
つまりここに集められた参加者の一部は単独で、もしくは協力すればたやすくこの首輪を解除できるのだ。
主催側はそれを考えていなかったのか。もしやそこまで馬鹿ではあるまい。
各自に支給されたルールブックを取り出し、読み返す。

(首輪を外しちゃいけないとはどこにも書かれちゃいねェ……よっぽどのことがなければ爆破しない……外されても、か?)

まずは首輪を外さなければ反抗など夢のまた夢。
だがしかし逆に言えば外したところで、さらなる課題が山と積まれている。
いくつもあるうちのたった一つの防壁を超えられたところで向こうにとっては痛くも痒くもないのだろう。
今ここで解除したとして、例えばこのゲームを中止して連中が武装集団を送り込み、一方通行を粛清、もしくは捕獲といったことになる可能性は低いと言える。

(だいたい連中は俺らを好き勝手に転送できるンだからな、俺の能力を封じて海の底にでもテレポートさせりゃ戦うまでもねェってわけだ)

オープニングセレモニーとでもいうべき見せしめの首輪爆破から、自分たちは殺し合いの舞台となったこの島に転移させられてきた。
テレポート能力の解析は可能だ。
先程の戦闘でぶつかった転移能力者の女が自分の体内に異物を埋め込もうとしたところで、その転移のベクトルを計算して防御できる。
だが連中の技術はそれを防ぐことを許さなかった。一方通行自身がいきなりの事態で対応できなかったこともあるだろう。
それでも思い返せば、どうにかできた可能性は低いだろうと思わざるをえない。
やはり己が知る従来の異能とは違う技術。わざわざここまで大掛かりな仕掛けを打つような連中がそんな穴を見過ごすわけはないのだし。

(……そしてもう一つ。俺のチカラを制限するクソッタレのシステムはコイツには内蔵されてねェ)

一方通行の首輪には他とは違うシステムがひとつ組み込まれていた。
だが、それが制限の正体というわけではなかった。作りは単純。
念入りに調べたつもりだが、どう考えても何らかの特殊な電波――首輪探知機の電波と似ている――の受信システムがひとつ。
そしてそれを受けて発光する色を変えるランプでしかない。
どんな原理かは知るすべもないが、己の強大なチカラを封じ込めるためのブラックボックスがどこかにあるはずなのだ。
それがどんなに探しても見つからない。

(……やっぱ向こうで操作してやがンのか? とすると面倒だな)

最初に狙撃を試みた飛行船をまず連想した。
あそこに主催者連中がいて制限を操作しているならば、そこをどうにかしない限りは全力を行使することができない。

(さァて――問題だ。俺はこの殺し合いを主催した奴らに反抗することができるか?)

わからないことが多すぎる。
はじめから拉致監禁に近い状態で殺し合いを強制された時点で、すでに勝負ありだ。
冷静に考えれば叶うわけなどない上に、自慢の能力にはフザけた制限まで付けられている。
ここまでされて逆らうすべはない。これが現実。
歯向かったところで殺されるか、またもや最初のようにどこかに連れ去られるだけだ。

「だから――?」

声に出した呟きが冷えた朝の大気に染み渡る。
そんなことは退く理由になどなりはしない。
そんなことは殺さない理由になどならない。
そんなことが大切な物を守れない言い訳になどできようはずがない。

進め(コロセ)。

戦え(コロセ)。

その術が無ければ探し出せ(オイツメロ)。

守り抜け(ブチコロセ)。

凶気に染まった思考は、既に退路を選ぶことすら思い浮かばない。
闇雲に進んだその先にどんな結末が待っていようと躊躇いなく進むだろう。
夢中で追いかけていたはずの隣合わせの幻想(ユメ)は砕けて消えた。
残された残酷な現実がその身を苛み、破滅の道へと急かし続ける。


『――――処分なさい。その子を殺すことで世界を守るのよ』


かつて、大事なものをひとつ、見つけてそれを守りぬくことが罪だと問われた。
見捨てることが世界を救うと、助けることは世界から否定される行いだと言われた。
だとしても、ならば一方通行は世界を敵に回して全てを逆しまにひっくり返すだけだ。
それは悪なのか。
誰にも顧みられることもなく見捨てられるだけの存在を、助けることが悪なのか。
助けられる者が己自身しかいないならば、手を差し伸べてやるだけのことがそんなにも悪いことだというのか。


「――知ったこっちゃねェ」


ただ一言、そう呟いた決心の言葉が静寂の空間の中へ投げ込まれた。
あまりにも重い響きは、全てを敵に回しても貫き通すと誓った決意のそれか。
悪が正義を倒した。
一方通行が上条当麻を殺した。
だからどうした。


「――そンなら、世界中の奴らの首根っこ、力づくで引っ掴ンででも、そいつが正義と言わせてやるよ」

【E-4 南部の住宅街/二日目/早朝(放送前)】


【一方通行@とある魔術の禁書目録】
[状態]:精神汚染(完成)、肩口に打撲、首輪の礼装解除・内部構造解析済み
[服装]:血みどろの私服
[装備]:アンチスキル用ニニ口径ゴム弾拳銃@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式×4、礼装解除・解析済み首輪×4(アーチャー、利根川、ゼクス、真田幸村)、
    H&K MARK23 ソーコムピストル(自動拳銃/弾数5/12発/)@現実、3499万ペリカ、おもちゃの双眼鏡@現地調達、
    真田幸村の槍×2、H&K MP5K(SMG/40/40発/)@現実、ピザ×10@現実
    Draganflyer X6(残バッテリー約10分)@現実、Draganflyer X6の予備バッテリー×4@現実、士郎の首輪解析メモ
    デイパック(サーシェスと当麻(首輪付き)の死体入り)、ノートパソコン@現地調達、オレンジハロ@機動戦士ガンダムOO
    救急救命セット@現実、雑誌@現実×多数、タバコとライター@現実、レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード、
    ドラグノフ@現実(10/10)、GN首輪探知機@オリジナル、ユンケルスター@現実×8、コンビニの商品多数(内容は後の書き手さんにお任せします)
[思考]
基本:どいつもこいつもブチ殺して打ち止めを守る。
1:打ち止めを守る(※打ち止めはゲームに参加していません)。
2:このゲームをぶっ壊す!
3:首輪と制限を解除出来たらあの女(荒耶)をブチ殺す。
4:何でこの死体に首輪がない? 厄介な裏があるかもな。サーシェスの死体について、何か情報を集めてみる。
5:余裕があれば缶コーヒーを補充したい。
[備考]
※飛行船で首輪・制限の制御を行っている・主催側で制限を調節できるのではないかと仮説を立てました。
※ゼクス、政宗、神原、プリシラ、スザク、レイと情報を交換しました。
ライダーの石化能力・藤乃の念動力の制限・信長の瘴気・荒耶の魔術(不完全)を分析しました。
※橙子(荒耶)の名前は知りませんが、首輪の魔術礼装の作者ではないかと考えています。
※ゼクスから士郎が解析した首輪の構造情報を入手しました。
※赤ハロとオレンジハロ間で通信が出来るようになりました。通信とは言えハロを通しているため、声色などはハロそのものにしかなりません。
※当麻・信長・式の力で、首輪の魔術礼装をどうにかできる可能性があると確信しています。
※最悪の場合、生存者の中で殺し合いに乗った人間は、己を含めて四人しかいないと予想を立てており、
 その内の二人は織田信長浅上藤乃であると判断しています。
※薬局の戦闘でコーヒー缶、工具、刃物類は武器として使いきりました。
※一方通行の能力を制限する装置は首輪には内蔵されていません。


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280:疾走する超能力者のパラベラムⅤ 一方通行 301:ゲーム・スタート


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最終更新:2012年02月26日 03:07