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戦闘できる奴と天才が出会ったら最強じゃね?

音無結弦をどうにか撒いたらしく、牧瀬紅莉栖はやっと一息ついた。
しかし、紅莉栖の武器は失ってしまったため、残っている支給品はバードコールのみ。こんな状況下で暢気にバードウォッチングでもしろというのか、と紅莉栖は舌打ちする。
先程見たラボメンーーー椎名まゆりの死体が今も瞼の裏に焼き付いて離れない。
彼女が殺されるのを目撃したのは二度目となった。一度目はSERNの桐生萌迦に射殺されたとき。また、何故まゆりが生き返っていたのかも理解不能であり、一言で言えば非科学的すぎる状況である。
科学の世界に生きる天才少女は必死に頭を巡らせる。
提示できる仮説としては、やはりSERNによる新型タイムマシンXにより、複数の人物を複数の世界線から拉致してきたと考えるのが自然であるが、タイムマシンでの時空移動をすれば人間はゼリーマンーーー『ゲル化』してしまうのが今までの実験からも判明していた。
それに、移動する場所も不特定のため、下手を打つと宇宙空間に放り出される。
紅莉栖たちが開発した『タイムリーブマシン』ではもちろん不可能な芸当だ。

考えても無駄か、と思った矢先、

「動かないで。変な行動をすれば撃つわ」

紅莉栖の背中に銃口が突きつけられていた。油断していたわけでは決してない。
まったくと言っていいほど、襲撃者の気配を感じなかった。

「………はろー。私は殺し合いには乗っていないわ」

両手をすっと挙げる紅莉栖。背後の少女ーーー仲村ゆりはそれを見ると、AK-60を構えたまま、心の中で声色などから嘘は言っていないらしい、と確信してAK-60を下ろす。

「驚かせてごめんなさい。私は仲村ゆり。この殺し合いを終わらせようとしてるわ」

「牧瀬紅莉栖よ。私も殺し合いを終わらせて、元の世界へ帰りたい。まあ、友達はひとり殺されてしまったけれど」

ゆりは顔をわずかにしかめ、もしや自分が殺害したーーーと思い込んでいるーーー少女、阿万音鈴羽のことではないだろうかと思った。
仕方が無いので、自分が正当防衛とはいえひとり殺してしまった、と紅莉栖に話す。奇妙なことに、紅莉栖の言う『友達』ではなく『紅莉栖の敵対視する』鈴羽のことであったが。

「…へえ。彼女殺し合いに乗ったのね。別に責めたりはしないわ。私もきっと、殺されそうになったらそうしただろうし。変な男ーーー名簿の『音無結弦』という男が友達を殺した犯人なのは分かっているし」


「音無くんが……!?」

ゆりにとってはかなりの衝撃だった。音無結弦という人物は『いい奴』と認識していた。戦線メンバーを成仏させて救おうとした彼は、少なくとも願いに溺れるような人間ではなかったはず。
が、すぐにひとつの可能性が脳裏をよぎる。

ーーーーーーーーーー立華奏ーーーーーーーーーー

音無が殺し合いに乗るほどの理由は、あの少女以外に考えられなかった。
ゆりは歯噛みする。思った以上に『願望』は人を変えてしまうらしい。

「ごめんなさい。音無くんは私の元仲間。彼の様子を聞かせてもらえるかしら?」

「真っ当な判断はできそうになく、例えるなら麻薬依存者の判断能力に近いと思う。昔講義で知った程度だけど、ダウン系の麻薬の症状に酷似していた。」

ここではない。もっとも理解不能なのは

「彼は指先から光のようなもので攻撃してきた」

ゆりは完全に理解できなかった。彼女の知る音無にそんな芸当はできないはず。
しかし、静かに彼は決意した。

音無結弦の説得が不可能なら迷わず撃つ。

ここに、戦線リーダーと天才少女の反逆が始まった。

【深夜/f-2】
【牧瀬紅莉栖@Steins;Gate】
基本:できる限り多くの人間を連れて脱出したい。
1:音無結弦に次遭遇したら必ず殺す。
2:岡部たちは…大丈夫よね?

【仲村ゆり@Angel Beats!】
基本:この殺し合いを終わらせる。
1:音無くんは説得が無理そうなら殺す。
※主催者の元に立華奏がいると確信しました

残酷歌劇 投下順 蹂躙する宝剣
future gazer 牧瀬紅莉栖 どんな夢も断てる気がするんだ
OPEN THE EYE 仲村ゆり どんな夢も断てる気がするんだ

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最終更新:2011年07月09日 10:37
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