ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0843 ゆー具 鬼畜眼鏡編
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書いた人 ヤリまむあき
書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具
ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦
ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2
ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3
・ セリフ、ちょっとゆー具より赤ゆっぽくなるようにうざくしています。
『ゆー具 鬼畜眼鏡編』
一、
ゆっくりで遊んだ後友人と別れ、道端で拾ったコンビニのビニール袋に赤ゆを入れると眼鏡の少年は帰り道を急ぐ。
ちなみにビニール袋を拾った理由は、赤ゆが汚いのでなるべく素手で触っていたくなかったからだ。
「ちにぇ!! れーみゅたちをいじめりゅくしょじじーはゆっくちちにゃいでちにぇえええ!!」
「まりちゃちゅよいんだよ!! いちゃいめにあいちゃくなきゃったりゃあやまっちぇにぇ!!!」
道中鳴き声が五月蝿かったので、赤ゆが落ちないように袋の口を縛ると腕の動きに合わせて袋を大きく動かす
「ゆん! まりちゃたちにおしょれいったなりゃあみゃあみゃを、ゆゆゆ!?」
「ゆびぃ! まりちゃどいちぇにぇ!! れーみゅがゆっくちできにゃいよ!!」
袋の中で赤ゆ達は転がり、ぶつかり合い、その体力を緩やかに奪われていく。
「「ゆっくちできにゃいいいいいいいい!!!」」
少年は今日がゆ虐デビューなので、友人のような生かさず殺さずの力加減に自信がなかった。
だから直接暴力で黙らせる事をせず、このような回りくどい方法を取ったわけである。
静かになってきた赤ゆを見て少年は思う。
「もっと早く、ゆっくりで遊んでおけばよかったかなあ」
まあいい、知らないという事はこれからの楽しみができることと同じ。
帰ってご飯食べてからこいつらで遊べばいいや、そう結論付けた。
自宅の玄関まで着くとドアを開け、母親に帰宅した事を告げる。
「ただいまー」
「お帰りなさい。あら、何持ってるの?」
柔和な笑みを浮かべた母親が出迎えると、少年が手にした袋を見る。
「あ、これね」
袋の口を解いて中身を見せると、母親は少年を叱責するような口調で言った。
「いやだ! これ、汚饅頭(おまんじゅう)じゃないの!! まさか飼う気じゃないでしょうね!?」
生きも絶え絶えな二匹の赤ゆを憎憎しげな視線で見下ろす。
母親はゆっくりが嫌いなタイプの人間だった。
「違うよ。これ、虐待しようと思って」
「あら、そうだったの。早く言ってよ。部屋は汚さないでね」
ころりと手の平を返すかのような母親の対応に少年は少し呆れた。
「母さんが僕の話を聞く前に怒り出すからだよ……」
「ごめんなさいね。あ、今日はハンバーグだから、その汚いの置いてきたら手を洗って食器用意するの手伝ってくれるかしら?」
「うん!」
急いで部屋に行き赤ゆ達をプラモデルが入っていた大きめの空箱に放り込むと、手を洗いに洗面所へと向かった。
ニ、
放置された赤ゆ達はしばらくして気力を取り戻す。
「おにぇーちゃん、しっかりしちぇにぇ!」
「ゆぴぃ……、ゆぴぃ……。あにょくしょじじー、きゃわいいれーみゅがやっちゅけちぇやりゅよ!!!」
復活するや否や少年への恨み言を言い出す赤れいむ。
歯茎を剥き出してギリギリと歯軋りをするその姿はどう見ても可愛らしさとは無縁である。
「まりちゃもやりゅよ!!!」
「ゆ! さしゅがきゃわいいれーみゅのいもーちょだよ!! そのあちょここをれーみゅたちのゆっくちぷれーちゅにしようにぇ!!!」
自分達より強い筈の父親が人間相手に簡単に負けた事を覚えていないのであろうか?
赤ゆ達は少年を殺した後、この部屋を自分達のゆっくりプレイスにする気であった。
本ゆん達は完璧な計画だと思い込んでいるのだろうが、餡子脳ここに極まれりである。
「「えい、えい、ゆー!!!」」
勇ましい掛け声を上げる赤ゆ達。
突然部屋のドアが開けられる。
「あ、もう復活してる。意外としぶといんだね」
夕食を食べ終えた少年が戻ってきて、感心したように言う。
脆弱だが、一方でゴキブリ並みの生命力を時々見せるのがゆっくりなのだ。
「もう少し手荒に扱っても平気なのかな?」
顎に指を当ててこれからどうするか考える。
そんな少年に向かって赤ゆ達は愚かしい行動に出た。
「くしょじじーはれーみゅたちをここからだしちぇにぇ!! そうしゅればきゃわいいれーみゅがしぇいっしゃいっしちぇあげりゅよ!!!」
「ぷきゅうーっ! どう!? きょわくちぇおしょろちーちーしたくなっちゃでちょ!?」
言葉で相手を圧倒しようと、どこで覚えたか分からない悪口雑言を少年に浴びせる赤れいむ。
ゆっくり同士の戦いでは有効なぷくぅーっをしている赤まりさ。
「見れば見るほど醜いよね、こいつら」
もちろんそんなもので人間が怯むのならば苦労しないわけで、火に油を注ぐだけだ。
少年は嘆息する。
「ねえ。制裁するとか言ってるけどさ、できるならやってごらんよ」
そして赤れいむと赤まりさを摘み上げて優しく床に降ろした。
自分達の要求が通った二匹はますます増長していく。
「ゆ! いましゃられーみゅたちのちゅよさにきじゅいたんだにぇ!! でもくるちんでちにぇ!!」
少年が自分の強さに恐れ入ったのだと勘違いした赤れいむは床を蹴り、少年の足に父まりさ直伝の体当たりをする。
「痛くも痒くも無いんだけど」
「ゆん! ゆん!! やしぇがみゃんしにゃいで、しゃっしゃと、ちにぇえええ!!!」
「おにぇーちゃんがんばっちぇにぇ!!」
うざい、ひたすらにうざい。
質量的にも勝てるわけがないと他の生物ならばとっくに気がついていてもおかしくないというのに、なんでこんなものが自然界に存在していられるんだろう。
(こいつらは、こういう存在だって割り切るべきかも)
「てい」
少年は進展しない展開に飽きたのか、赤れいむの体当たりを足を引いて回避する。
「ゆぎぃ!」
目標を失った体当たりの勢いのままに赤れいむは床に顔をしたたかに打ちつけ、むくりと真っ赤になった顔を上げると泣き喚いた。
「ゆ、ゆびいいいいいいいっ! きゃわいいれーみゅのびがんがあああああ!!!」
「なかにゃいでにぇ! ぺーりょぺーりょ!!」
赤まりさは、さっきの威勢はどこに行ったのやら情けない姿を晒す赤れいむの痛みを和らげようと、懸命に舌で顔を舐めている。
こんな饅頭にも家族愛らしきものはあるようだ。
(そういえば、さっきの大きいゆっくりも目の前で子供で遊んだら面白い反応してくれたっけ)
余計に面白くなってきて、今度は赤まりさをでこぴんで軽く吹き飛ばす。
「ゆ゛ん! ゆ、ゆ、いぢゃいいいいいいい!!!」
「まりぢゃあああああああ!!!」
大したことないダメージの筈なのに、オーバーリアクションをとる赤ゆ二匹。
妹を心配する赤れいむを少年は摘んで自らの顔の前に持ち上げる。
「ゆ! おしょらをとんでるみちゃい!!」
「このまま本当のお空に飛ばしてあげようか?」
浮遊体験に喜ぶ赤れいむだったが、少年と目が合うとがたがた震えだしておそろちーちーを漏らし泣き始める。
「はにゃしちぇにぇ! きゃわいいれーみゅをゆっくちさしぇちぇにぇ!!」
「うわっ、べたべたする……。それはそうと、さっきは散々人に死ねとか糞爺とかよくも言ってくれたじゃないか」
この少年、間違いなくゆ虐によってサディズムに目覚めてしまったようだ。
弱ったゆっくりに追い討ちをかけるその姿はまさしく立派な虐待鬼意惨候補である。
「ごめんにゃしゃい、ごめんにゃしゃい!! あやみゃってるんだかりゃゆるしちぇにぇ!!」
赤れいむはこの人間は自分より強いと悟って、媚びる作戦に出た。
つぶらな目玉を必要以上に潤ませての謝罪。
自慢の体当たりが通じない以上、不本意だがそれしか方法はない。
(きゃわいいれーみゅがあやみゃっちぇあげりゅんだからこーえいにおもっちぇにぇ!!)
可愛い自分が謝ってやるんだ、この魅力に人間も参ってしまう筈。
それどころか、自分のした酷いことを反省してあまあまを持ってきてくれるかもしれない。
「怒ってないよ。でも、許さない」
「にゃんじぇえええええええ!? れーみゅあやまっちゃでちょおおおお!!!」
「おにぇーちゃんをゆるちてにぇ!!」
謝れば許されると思っていたのだろう、信じられないとばかりに少年を非難する赤ゆ達。
「君達ってさ、存在自体が僕を苛立たせるんだよね。とくにリボンの方」
赤れいむの悪口雑言自体は根に持っていたようだ。
「「ゆっくちしちゃいいいいいいい!!!」」
「ゆっくりが何かは知らないけど、絶対にさせないから」
三、
赤れいむのちーちーで汚れた手を洗いに再び洗面所へと向かった少年は、その帰りに台所からつまようじを何本か失敬してきた。
母親に使用目的を言うと快く提供してくれ、その上オレンジジュースを持たせてくれた。
ゆっくりが虐待中に死にかけたらこれを使うと大抵はなんとかなるらしい。
どうしてそんなことを知っているのかと聞くと、昔は母親もよくゆっくりを虐待していたようだ。
理由は生理的に受け付けなかったからということと、ストレス解消のためだったらしい。
結婚して少年が生まれてからは彼の教育に悪影響を与えるかもしれないと思って表面上では止めていたが、少年がゆ虐をするのならばもう隠す必要はない、と言った。
(今度、お母さんと一緒にゆっくりを虐待しよう)
「さあて、まずはリボンの方だね」
急いで二匹の所に戻った少年は、手始めに赤れいむのリボンを奪おうとして手をかける。
友人が言っていた事をもう一度実験してみようと思ったのだ。
先刻はまりさ種の飾りを奪ったので、今度は別の種類で試してみようとするあたりは少年の純粋な好奇心である。
「やめちぇええええ!! れーみゅのおりぼんしゃんにしゃわりゃにゃいでにぇ!!」
「そんな口を利くなんて、自分の立場が分かってないみたいだね。……あれ、なかなか取れないな?」
れいむ種のリボンは、まりさ種やぱちゅりー種、ちぇん種など帽子型の飾りをつけているゆっくりよりもしっかりと頭についていて奪いにくい。
少年が手間取っているのに気がつくと、赤れいむは再び調子に乗る。
「……ゆ? れーみゅのおりぼんしゃんはくしょじじーにゃんかにはとれにゃいよ!! りきゃいできりゅんにゃらあきらめちぇにぇ!!!」
「よわいよわいくしょじじーはこうさんしちぇにぇ!!!」
赤まりさも便乗し始める。
少しでも弱みを見せた結果が、これだ。
少年を実力で打倒したわけでもないくせに既に勝ったつもりになっている。
餡子脳というものは、どこまでお目出度い構造をしているのだろうか。
「……ちっ!……今の僕にはりきゃいできにゃい!!」
赤ゆごときに虚仮にされてプライドを刺激されたのか、苛立った少年は赤れいむのリボンをそれがついている部分の頭皮ごと引き千切った。
わざわざ赤ゆにも分かりやすい言葉で言ってやるあたりは少年の優しさだろう。
ブチブチィッと、饅頭の柔らかい皮が引き裂かれて赤れいむの餡子が露出した。
「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」
赤ゆらしくない叫び声を喉の奥から発する赤れいむ。
瞳は大きく見開かれ充餡しており、舌は飛び出し、その様子が苦痛の大きさを物語る。
「ゆんやああああああ!! おにぇーちゃんのゆっくちしたおりぼんしゃんがあああああ!?」
姉のお飾りが恐ろしい方法で奪われたのを目の当たりにした赤まりさは、心底驚愕した。
その拍子にあにゃるからうんうんを漏らす。
赤れいむといいこの赤まりさといい、つくづく緩い穴をしているものだ。
「はっ! いけないいけない、ストレス解消をしているのにストレス溜め込んだら元も子もないよね」
まだ未熟な少年はつい自制心を失って、軽挙に及んだことを反省する。
ゆっくりはまた適当に手に入れればいいが、この赤ゆ達は念入りに虐待しようとしていた矢先だったのだ。
初志貫徹、これは何事にも重要である。
「オレンジジュースっと……」
「ゆ゛……」
痙攣している赤れいむにオレンジジュースをかけてやると、息を吹き返した。
露出した餡子の上に薄皮が張るが、髪までは再生しなかったようである。
「ゆぅううううう……! あたみゃがずきずきしゅるよお、いちゃいよお、ゆっくちできにゃいよおおおお!!!」
「オレンジジュースって本当に効果あるんだね」
これならもっと激しく虐待ができる。
母親に感謝だ。
「れーみゅの、れーみゅのせきゃいでいちびゃんゆっくちしたしゅてきでとくべちゅなおりぼんしゃんかえちぇええええええええっ!!」
「ナンバーワンにもオンリーワンにもなれない存在のくせに何言ってるの? 確か、馬鹿なの? 死ぬの? だったっけ」
ここぞとばかりに少年は親まりさに言われた台詞をその子供へと言ってやった。
逆上した赤ゆ達は地団太を踏むように飛び跳ねる。
「ゆぎいいいいいいっ!! れーみゅはばきゃじゃにゃいいいいいいっ!!!」
「ちぬのはくしょじじーでちょおおおおお!?」
これだけされても横柄な態度を取ることを止めない赤ゆ達に、ある種の尊敬さえ覚える。
それは身を守るのにまったく役に立たず、寧ろ全力で破滅の一本道への歩みを加速させているだけだが。
「解剖でもしようかな」
トンボの羽を引きちぎったり、蜘蛛の足を全部もいだりするような軽いノリで赤ゆ達にとって残酷なことを呟いた。
少年にとってはそれよりも罪悪感を感じないことなのだろう。
蝿や蚊、蟻以外の虫を殺したことさえない少年さえもここまで大胆な行動に走らせるゆっくり、なんと業が深いのだろうか。
四、
まず、赤れいむのあんよをカッターで切り落とす。
痛がらせるよう、殺さぬよう、そっと。
「びいいいいいいいいっ!!! れーみゅのしぇくちーなびきゃくぎゃああああああ!!!」
「オレンジジュースっと」
少年は赤れいむが死なないよう細心の注意を払う。
簡単に死んでもらっては溜飲が下がらないからだ。
「ゆ……」
オレンジジュースに底部だけを漬け込まれあんよだった部分に薄い膜が張られるが、もう跳ねることも這うこともできない。
「あんにゃにゆっくちしてちゃれーみゅにょあんよしゃんが……」
「ゆっくちなおっちぇにぇ! ぺーりょ、ぺーりょ……!? ち、ち、ちあわちぇー!!!」
さめざめと泣く赤れいむのあんよを治そうと赤まりさが駆け寄って底部を舐めるが、初めて味わうオレンジジュースの甘味に目的を忘れてしまう。
赤れいむの治療など二の次になり、オレンジジュースを舐め取り終わるとさっさと離れてしまった。
「ゆ! あみゃあみゃおいちかっちゃよ!!」
「馬鹿としか言い様がないね」
ゆっくり愛好家でも、この姿を見れば幻滅すること九割九分九厘確定だろう。
図画工作の時間に余った粘土の上に赤まりさを置き、つまようじを四隅に突き刺して貫通させ縫い止める。
「いじゃいいいいい!! うごけにゃいいいいい!?」
「お姉ちゃんが苦しんでいるのにそれを忘れちゃうような悪い子は、そこでしっかり君のお姉ちゃんがバラバラにされるのを見てるんだよ」
赤れいむの解剖中は赤まりさを放っておくことになるので、今の内に瞼をピンセットでつまみ、カッターで切除しておく。
余す所なく殺ゆん現場を見ておうという少年の心遣いだ。
目を瞑ることなど許さない。
「いじゃい゛い゛い゛い゛っ!!」
「だから、痛がらせるためにやってるんだってば」
(こにょくしょじじーは、どうちてこんにゃこちょができりゅにょ?)
赤れいむは妹がゆっくりできない目に遭っているのを見て、思った。
自分達がここに連れてこられる前もおうちを壊され、姉妹の一人の赤まりさがゆっくりできなくされていたのを覚えている。
「どおちて……」
「え?」
「どおちてこんにゃこちょしゅるにょおおおおおお!? れーみゅもまりちゃもいきてりゅんだよおおおお!!!」
「おにぇーちゃん、たしゅけちぇ……」
問われた少年は、何と言っていいものか考える。
(生きてる? まあ、一応動くし喋るしね。でもこいつらゆっくりって饅頭だし)
饅頭が生きているわけないけど、現に彼女達はこうして自分の考えを主張することができる。
でも、饅頭は食べ物だ。
食材を切り刻んだりするのは当たり前でそれは別に面白くもなんともない。
ああ、そうか。
少年は、答えを出した。
「生きてるからだよ」
「「ゆ……?」」
赤れいむと赤まりさは、同時に疑問の声を発する。
「そうだ、君達は生きている。それは認めるよ。だから、こんなに面白いんだね」
少年はここ最近で一番の笑顔を浮かべて赤ゆ達に言った。
生きた饅頭、考えてみればこれほど歪な存在は他にない。
他者に弄ばれてそのゆん生を終えるためのような生き方、同族の死を悼む程度には発達しているが人間には到底及ばない知能。
うってつけの、玩具。
「ありがとう、君達のお陰で僕は大切な何かを知ることができたよ」
つまようじを赤れいむの左目に刺し、くりぬく。
「れーみゅのちゅぶらにゃおみぇみぇぐぁああああ!!!」
「自分の体だったものを見るのに、目は片方残っていればいいよね」
次々と、少年は赤れいむの体を解体し始める。
横に置いた赤まりさは止めてくれるように懇願するが、それも耳に心地良いBGMだ。
もみあげを毟り取った時は、一番いい反応をしてくれた。
髪の毛、まむまむ、歯、舌。
徐々に生命維持のために重要な器官を取り去っていく。
赤れいむから体の一部を奪うたびに、少年はオレンジジュースを使って回復させた。
やがて赤れいむの表面にあるものが薄い膜と右目だけになり、発する声が意味を為さない呻き声になると、少年は直接餡子を指で穿りだす。
死にたくても死ねない赤れいむは、自分の中枢餡に少年の指が到達するまで意識を保ち続け、生き地獄を味わってからやっと永遠にゆっくりした。
最後まで、自分がどうしてこんなゆっくりできないことをされるのか、その理由を理解することなく。
「ふう……。苦しんで死んだのは君だったね」
少年は赤れいむの餡子に塗れた指を赤まりさに伸ばす。
「ゆ……。やめちぇにぇ……」
「お待たせ、次は君だよ。痛かったら言ってね、止めないけど」
赤まりさは、赤れいむが解体される光景をずっと見ていた。
これから自分もああなって、苦しんで、それからずっとゆっくりしちゃうんだ。
「ゆんやああああああああああああああああああああああああっ!!!」
赤まりさも、姉の赤れいむと同様のゆっくりできない末路を辿ることとなった。
五、
翌日、一旦家に帰ると少年は冷蔵庫にしまっておいた物を取り出し、昨日行った路地裏へと一人で向かう。
そこには父まりさと母れいむ、そして廃ゆんとなった赤まりさがいた。
「やあ。元気そうだね」
少年は知り合いに合った時のように挨拶する。
「ぎのうのぐぞじじいいいいいいい! なにじにぎだああああああ!!」
昨日の今日では石に少年の顔を覚えていたらしく、父まりさは家族を守るように少年の前に立った。
そんなことをしても無駄だと分からないというのは、学習能力が欠如しているのだろうか。
「何しにって、君達の子供を返しに来てあげただけなのにひどいなあ」
「ゆ!? おちびちゃんはどこなの! さっさとかえしてね!!」
少年の言葉を聞いた母れいむはまた可愛いおちびちゃんに会えるんだと希望を取り戻す。
「急かさないでよ。……っと、はい」
少年は手に持ったタッパーの蓋を開けると、親ゆっくり達にその中身を見せる。
中身は、パーツごとに綺麗に並べられた赤れいむと赤まりさのバラバラ死体だった。
飾りも添えられており、親ゆっくり達は嫌でもそれが己の子供だったものだと理解してしまう。
「ゆうううううううううううううううううっ!!! れいむのおちびじゃああああああん!!!」
「約束通り、返したよ。それじゃ、またね」
タッパーを傾けて廃ゆん赤まりさの上に落とす。
それでも、廃ゆん赤まりさは何の反応もしなかった。
その様子を満足そうに見ると、少年は踵を返す。
「じねえええええ!!! おちびちゃんをごろじだじじいはじねええええええええ!!!」
父まりさの少年を呪う呪詛の声。
それを聞き届ける奇特な存在は、少なくともこの世界にはいないだろう。
母れいむの泣き声と、父まりさの罵声が何時までも路地裏に響いていた。
予告どおり『ゆー具』続編です。
売ゆん婦シリーズあまり受けがよくないようで……。
やはり無駄にゆっくりの性描写があるのがマイナスなんでしょうか?
短さについては、今回はちょっと今までより長く書いてみましたがどうでしょう。
あ、何で売ゆん婦でゆっくりから金を取るかは、他の絵師さんや作家さんの作品にも金を手に入れるゆっくりが出ているからでそれを参考にしています。
ヤリまむあきでした。
書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具
ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦
ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2
ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3
・ セリフ、ちょっとゆー具より赤ゆっぽくなるようにうざくしています。
『ゆー具 鬼畜眼鏡編』
一、
ゆっくりで遊んだ後友人と別れ、道端で拾ったコンビニのビニール袋に赤ゆを入れると眼鏡の少年は帰り道を急ぐ。
ちなみにビニール袋を拾った理由は、赤ゆが汚いのでなるべく素手で触っていたくなかったからだ。
「ちにぇ!! れーみゅたちをいじめりゅくしょじじーはゆっくちちにゃいでちにぇえええ!!」
「まりちゃちゅよいんだよ!! いちゃいめにあいちゃくなきゃったりゃあやまっちぇにぇ!!!」
道中鳴き声が五月蝿かったので、赤ゆが落ちないように袋の口を縛ると腕の動きに合わせて袋を大きく動かす
「ゆん! まりちゃたちにおしょれいったなりゃあみゃあみゃを、ゆゆゆ!?」
「ゆびぃ! まりちゃどいちぇにぇ!! れーみゅがゆっくちできにゃいよ!!」
袋の中で赤ゆ達は転がり、ぶつかり合い、その体力を緩やかに奪われていく。
「「ゆっくちできにゃいいいいいいいい!!!」」
少年は今日がゆ虐デビューなので、友人のような生かさず殺さずの力加減に自信がなかった。
だから直接暴力で黙らせる事をせず、このような回りくどい方法を取ったわけである。
静かになってきた赤ゆを見て少年は思う。
「もっと早く、ゆっくりで遊んでおけばよかったかなあ」
まあいい、知らないという事はこれからの楽しみができることと同じ。
帰ってご飯食べてからこいつらで遊べばいいや、そう結論付けた。
自宅の玄関まで着くとドアを開け、母親に帰宅した事を告げる。
「ただいまー」
「お帰りなさい。あら、何持ってるの?」
柔和な笑みを浮かべた母親が出迎えると、少年が手にした袋を見る。
「あ、これね」
袋の口を解いて中身を見せると、母親は少年を叱責するような口調で言った。
「いやだ! これ、汚饅頭(おまんじゅう)じゃないの!! まさか飼う気じゃないでしょうね!?」
生きも絶え絶えな二匹の赤ゆを憎憎しげな視線で見下ろす。
母親はゆっくりが嫌いなタイプの人間だった。
「違うよ。これ、虐待しようと思って」
「あら、そうだったの。早く言ってよ。部屋は汚さないでね」
ころりと手の平を返すかのような母親の対応に少年は少し呆れた。
「母さんが僕の話を聞く前に怒り出すからだよ……」
「ごめんなさいね。あ、今日はハンバーグだから、その汚いの置いてきたら手を洗って食器用意するの手伝ってくれるかしら?」
「うん!」
急いで部屋に行き赤ゆ達をプラモデルが入っていた大きめの空箱に放り込むと、手を洗いに洗面所へと向かった。
ニ、
放置された赤ゆ達はしばらくして気力を取り戻す。
「おにぇーちゃん、しっかりしちぇにぇ!」
「ゆぴぃ……、ゆぴぃ……。あにょくしょじじー、きゃわいいれーみゅがやっちゅけちぇやりゅよ!!!」
復活するや否や少年への恨み言を言い出す赤れいむ。
歯茎を剥き出してギリギリと歯軋りをするその姿はどう見ても可愛らしさとは無縁である。
「まりちゃもやりゅよ!!!」
「ゆ! さしゅがきゃわいいれーみゅのいもーちょだよ!! そのあちょここをれーみゅたちのゆっくちぷれーちゅにしようにぇ!!!」
自分達より強い筈の父親が人間相手に簡単に負けた事を覚えていないのであろうか?
赤ゆ達は少年を殺した後、この部屋を自分達のゆっくりプレイスにする気であった。
本ゆん達は完璧な計画だと思い込んでいるのだろうが、餡子脳ここに極まれりである。
「「えい、えい、ゆー!!!」」
勇ましい掛け声を上げる赤ゆ達。
突然部屋のドアが開けられる。
「あ、もう復活してる。意外としぶといんだね」
夕食を食べ終えた少年が戻ってきて、感心したように言う。
脆弱だが、一方でゴキブリ並みの生命力を時々見せるのがゆっくりなのだ。
「もう少し手荒に扱っても平気なのかな?」
顎に指を当ててこれからどうするか考える。
そんな少年に向かって赤ゆ達は愚かしい行動に出た。
「くしょじじーはれーみゅたちをここからだしちぇにぇ!! そうしゅればきゃわいいれーみゅがしぇいっしゃいっしちぇあげりゅよ!!!」
「ぷきゅうーっ! どう!? きょわくちぇおしょろちーちーしたくなっちゃでちょ!?」
言葉で相手を圧倒しようと、どこで覚えたか分からない悪口雑言を少年に浴びせる赤れいむ。
ゆっくり同士の戦いでは有効なぷくぅーっをしている赤まりさ。
「見れば見るほど醜いよね、こいつら」
もちろんそんなもので人間が怯むのならば苦労しないわけで、火に油を注ぐだけだ。
少年は嘆息する。
「ねえ。制裁するとか言ってるけどさ、できるならやってごらんよ」
そして赤れいむと赤まりさを摘み上げて優しく床に降ろした。
自分達の要求が通った二匹はますます増長していく。
「ゆ! いましゃられーみゅたちのちゅよさにきじゅいたんだにぇ!! でもくるちんでちにぇ!!」
少年が自分の強さに恐れ入ったのだと勘違いした赤れいむは床を蹴り、少年の足に父まりさ直伝の体当たりをする。
「痛くも痒くも無いんだけど」
「ゆん! ゆん!! やしぇがみゃんしにゃいで、しゃっしゃと、ちにぇえええ!!!」
「おにぇーちゃんがんばっちぇにぇ!!」
うざい、ひたすらにうざい。
質量的にも勝てるわけがないと他の生物ならばとっくに気がついていてもおかしくないというのに、なんでこんなものが自然界に存在していられるんだろう。
(こいつらは、こういう存在だって割り切るべきかも)
「てい」
少年は進展しない展開に飽きたのか、赤れいむの体当たりを足を引いて回避する。
「ゆぎぃ!」
目標を失った体当たりの勢いのままに赤れいむは床に顔をしたたかに打ちつけ、むくりと真っ赤になった顔を上げると泣き喚いた。
「ゆ、ゆびいいいいいいいっ! きゃわいいれーみゅのびがんがあああああ!!!」
「なかにゃいでにぇ! ぺーりょぺーりょ!!」
赤まりさは、さっきの威勢はどこに行ったのやら情けない姿を晒す赤れいむの痛みを和らげようと、懸命に舌で顔を舐めている。
こんな饅頭にも家族愛らしきものはあるようだ。
(そういえば、さっきの大きいゆっくりも目の前で子供で遊んだら面白い反応してくれたっけ)
余計に面白くなってきて、今度は赤まりさをでこぴんで軽く吹き飛ばす。
「ゆ゛ん! ゆ、ゆ、いぢゃいいいいいいい!!!」
「まりぢゃあああああああ!!!」
大したことないダメージの筈なのに、オーバーリアクションをとる赤ゆ二匹。
妹を心配する赤れいむを少年は摘んで自らの顔の前に持ち上げる。
「ゆ! おしょらをとんでるみちゃい!!」
「このまま本当のお空に飛ばしてあげようか?」
浮遊体験に喜ぶ赤れいむだったが、少年と目が合うとがたがた震えだしておそろちーちーを漏らし泣き始める。
「はにゃしちぇにぇ! きゃわいいれーみゅをゆっくちさしぇちぇにぇ!!」
「うわっ、べたべたする……。それはそうと、さっきは散々人に死ねとか糞爺とかよくも言ってくれたじゃないか」
この少年、間違いなくゆ虐によってサディズムに目覚めてしまったようだ。
弱ったゆっくりに追い討ちをかけるその姿はまさしく立派な虐待鬼意惨候補である。
「ごめんにゃしゃい、ごめんにゃしゃい!! あやみゃってるんだかりゃゆるしちぇにぇ!!」
赤れいむはこの人間は自分より強いと悟って、媚びる作戦に出た。
つぶらな目玉を必要以上に潤ませての謝罪。
自慢の体当たりが通じない以上、不本意だがそれしか方法はない。
(きゃわいいれーみゅがあやみゃっちぇあげりゅんだからこーえいにおもっちぇにぇ!!)
可愛い自分が謝ってやるんだ、この魅力に人間も参ってしまう筈。
それどころか、自分のした酷いことを反省してあまあまを持ってきてくれるかもしれない。
「怒ってないよ。でも、許さない」
「にゃんじぇえええええええ!? れーみゅあやまっちゃでちょおおおお!!!」
「おにぇーちゃんをゆるちてにぇ!!」
謝れば許されると思っていたのだろう、信じられないとばかりに少年を非難する赤ゆ達。
「君達ってさ、存在自体が僕を苛立たせるんだよね。とくにリボンの方」
赤れいむの悪口雑言自体は根に持っていたようだ。
「「ゆっくちしちゃいいいいいいい!!!」」
「ゆっくりが何かは知らないけど、絶対にさせないから」
三、
赤れいむのちーちーで汚れた手を洗いに再び洗面所へと向かった少年は、その帰りに台所からつまようじを何本か失敬してきた。
母親に使用目的を言うと快く提供してくれ、その上オレンジジュースを持たせてくれた。
ゆっくりが虐待中に死にかけたらこれを使うと大抵はなんとかなるらしい。
どうしてそんなことを知っているのかと聞くと、昔は母親もよくゆっくりを虐待していたようだ。
理由は生理的に受け付けなかったからということと、ストレス解消のためだったらしい。
結婚して少年が生まれてからは彼の教育に悪影響を与えるかもしれないと思って表面上では止めていたが、少年がゆ虐をするのならばもう隠す必要はない、と言った。
(今度、お母さんと一緒にゆっくりを虐待しよう)
「さあて、まずはリボンの方だね」
急いで二匹の所に戻った少年は、手始めに赤れいむのリボンを奪おうとして手をかける。
友人が言っていた事をもう一度実験してみようと思ったのだ。
先刻はまりさ種の飾りを奪ったので、今度は別の種類で試してみようとするあたりは少年の純粋な好奇心である。
「やめちぇええええ!! れーみゅのおりぼんしゃんにしゃわりゃにゃいでにぇ!!」
「そんな口を利くなんて、自分の立場が分かってないみたいだね。……あれ、なかなか取れないな?」
れいむ種のリボンは、まりさ種やぱちゅりー種、ちぇん種など帽子型の飾りをつけているゆっくりよりもしっかりと頭についていて奪いにくい。
少年が手間取っているのに気がつくと、赤れいむは再び調子に乗る。
「……ゆ? れーみゅのおりぼんしゃんはくしょじじーにゃんかにはとれにゃいよ!! りきゃいできりゅんにゃらあきらめちぇにぇ!!!」
「よわいよわいくしょじじーはこうさんしちぇにぇ!!!」
赤まりさも便乗し始める。
少しでも弱みを見せた結果が、これだ。
少年を実力で打倒したわけでもないくせに既に勝ったつもりになっている。
餡子脳というものは、どこまでお目出度い構造をしているのだろうか。
「……ちっ!……今の僕にはりきゃいできにゃい!!」
赤ゆごときに虚仮にされてプライドを刺激されたのか、苛立った少年は赤れいむのリボンをそれがついている部分の頭皮ごと引き千切った。
わざわざ赤ゆにも分かりやすい言葉で言ってやるあたりは少年の優しさだろう。
ブチブチィッと、饅頭の柔らかい皮が引き裂かれて赤れいむの餡子が露出した。
「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」
赤ゆらしくない叫び声を喉の奥から発する赤れいむ。
瞳は大きく見開かれ充餡しており、舌は飛び出し、その様子が苦痛の大きさを物語る。
「ゆんやああああああ!! おにぇーちゃんのゆっくちしたおりぼんしゃんがあああああ!?」
姉のお飾りが恐ろしい方法で奪われたのを目の当たりにした赤まりさは、心底驚愕した。
その拍子にあにゃるからうんうんを漏らす。
赤れいむといいこの赤まりさといい、つくづく緩い穴をしているものだ。
「はっ! いけないいけない、ストレス解消をしているのにストレス溜め込んだら元も子もないよね」
まだ未熟な少年はつい自制心を失って、軽挙に及んだことを反省する。
ゆっくりはまた適当に手に入れればいいが、この赤ゆ達は念入りに虐待しようとしていた矢先だったのだ。
初志貫徹、これは何事にも重要である。
「オレンジジュースっと……」
「ゆ゛……」
痙攣している赤れいむにオレンジジュースをかけてやると、息を吹き返した。
露出した餡子の上に薄皮が張るが、髪までは再生しなかったようである。
「ゆぅううううう……! あたみゃがずきずきしゅるよお、いちゃいよお、ゆっくちできにゃいよおおおお!!!」
「オレンジジュースって本当に効果あるんだね」
これならもっと激しく虐待ができる。
母親に感謝だ。
「れーみゅの、れーみゅのせきゃいでいちびゃんゆっくちしたしゅてきでとくべちゅなおりぼんしゃんかえちぇええええええええっ!!」
「ナンバーワンにもオンリーワンにもなれない存在のくせに何言ってるの? 確か、馬鹿なの? 死ぬの? だったっけ」
ここぞとばかりに少年は親まりさに言われた台詞をその子供へと言ってやった。
逆上した赤ゆ達は地団太を踏むように飛び跳ねる。
「ゆぎいいいいいいっ!! れーみゅはばきゃじゃにゃいいいいいいっ!!!」
「ちぬのはくしょじじーでちょおおおおお!?」
これだけされても横柄な態度を取ることを止めない赤ゆ達に、ある種の尊敬さえ覚える。
それは身を守るのにまったく役に立たず、寧ろ全力で破滅の一本道への歩みを加速させているだけだが。
「解剖でもしようかな」
トンボの羽を引きちぎったり、蜘蛛の足を全部もいだりするような軽いノリで赤ゆ達にとって残酷なことを呟いた。
少年にとってはそれよりも罪悪感を感じないことなのだろう。
蝿や蚊、蟻以外の虫を殺したことさえない少年さえもここまで大胆な行動に走らせるゆっくり、なんと業が深いのだろうか。
四、
まず、赤れいむのあんよをカッターで切り落とす。
痛がらせるよう、殺さぬよう、そっと。
「びいいいいいいいいっ!!! れーみゅのしぇくちーなびきゃくぎゃああああああ!!!」
「オレンジジュースっと」
少年は赤れいむが死なないよう細心の注意を払う。
簡単に死んでもらっては溜飲が下がらないからだ。
「ゆ……」
オレンジジュースに底部だけを漬け込まれあんよだった部分に薄い膜が張られるが、もう跳ねることも這うこともできない。
「あんにゃにゆっくちしてちゃれーみゅにょあんよしゃんが……」
「ゆっくちなおっちぇにぇ! ぺーりょ、ぺーりょ……!? ち、ち、ちあわちぇー!!!」
さめざめと泣く赤れいむのあんよを治そうと赤まりさが駆け寄って底部を舐めるが、初めて味わうオレンジジュースの甘味に目的を忘れてしまう。
赤れいむの治療など二の次になり、オレンジジュースを舐め取り終わるとさっさと離れてしまった。
「ゆ! あみゃあみゃおいちかっちゃよ!!」
「馬鹿としか言い様がないね」
ゆっくり愛好家でも、この姿を見れば幻滅すること九割九分九厘確定だろう。
図画工作の時間に余った粘土の上に赤まりさを置き、つまようじを四隅に突き刺して貫通させ縫い止める。
「いじゃいいいいい!! うごけにゃいいいいい!?」
「お姉ちゃんが苦しんでいるのにそれを忘れちゃうような悪い子は、そこでしっかり君のお姉ちゃんがバラバラにされるのを見てるんだよ」
赤れいむの解剖中は赤まりさを放っておくことになるので、今の内に瞼をピンセットでつまみ、カッターで切除しておく。
余す所なく殺ゆん現場を見ておうという少年の心遣いだ。
目を瞑ることなど許さない。
「いじゃい゛い゛い゛い゛っ!!」
「だから、痛がらせるためにやってるんだってば」
(こにょくしょじじーは、どうちてこんにゃこちょができりゅにょ?)
赤れいむは妹がゆっくりできない目に遭っているのを見て、思った。
自分達がここに連れてこられる前もおうちを壊され、姉妹の一人の赤まりさがゆっくりできなくされていたのを覚えている。
「どおちて……」
「え?」
「どおちてこんにゃこちょしゅるにょおおおおおお!? れーみゅもまりちゃもいきてりゅんだよおおおお!!!」
「おにぇーちゃん、たしゅけちぇ……」
問われた少年は、何と言っていいものか考える。
(生きてる? まあ、一応動くし喋るしね。でもこいつらゆっくりって饅頭だし)
饅頭が生きているわけないけど、現に彼女達はこうして自分の考えを主張することができる。
でも、饅頭は食べ物だ。
食材を切り刻んだりするのは当たり前でそれは別に面白くもなんともない。
ああ、そうか。
少年は、答えを出した。
「生きてるからだよ」
「「ゆ……?」」
赤れいむと赤まりさは、同時に疑問の声を発する。
「そうだ、君達は生きている。それは認めるよ。だから、こんなに面白いんだね」
少年はここ最近で一番の笑顔を浮かべて赤ゆ達に言った。
生きた饅頭、考えてみればこれほど歪な存在は他にない。
他者に弄ばれてそのゆん生を終えるためのような生き方、同族の死を悼む程度には発達しているが人間には到底及ばない知能。
うってつけの、玩具。
「ありがとう、君達のお陰で僕は大切な何かを知ることができたよ」
つまようじを赤れいむの左目に刺し、くりぬく。
「れーみゅのちゅぶらにゃおみぇみぇぐぁああああ!!!」
「自分の体だったものを見るのに、目は片方残っていればいいよね」
次々と、少年は赤れいむの体を解体し始める。
横に置いた赤まりさは止めてくれるように懇願するが、それも耳に心地良いBGMだ。
もみあげを毟り取った時は、一番いい反応をしてくれた。
髪の毛、まむまむ、歯、舌。
徐々に生命維持のために重要な器官を取り去っていく。
赤れいむから体の一部を奪うたびに、少年はオレンジジュースを使って回復させた。
やがて赤れいむの表面にあるものが薄い膜と右目だけになり、発する声が意味を為さない呻き声になると、少年は直接餡子を指で穿りだす。
死にたくても死ねない赤れいむは、自分の中枢餡に少年の指が到達するまで意識を保ち続け、生き地獄を味わってからやっと永遠にゆっくりした。
最後まで、自分がどうしてこんなゆっくりできないことをされるのか、その理由を理解することなく。
「ふう……。苦しんで死んだのは君だったね」
少年は赤れいむの餡子に塗れた指を赤まりさに伸ばす。
「ゆ……。やめちぇにぇ……」
「お待たせ、次は君だよ。痛かったら言ってね、止めないけど」
赤まりさは、赤れいむが解体される光景をずっと見ていた。
これから自分もああなって、苦しんで、それからずっとゆっくりしちゃうんだ。
「ゆんやああああああああああああああああああああああああっ!!!」
赤まりさも、姉の赤れいむと同様のゆっくりできない末路を辿ることとなった。
五、
翌日、一旦家に帰ると少年は冷蔵庫にしまっておいた物を取り出し、昨日行った路地裏へと一人で向かう。
そこには父まりさと母れいむ、そして廃ゆんとなった赤まりさがいた。
「やあ。元気そうだね」
少年は知り合いに合った時のように挨拶する。
「ぎのうのぐぞじじいいいいいいい! なにじにぎだああああああ!!」
昨日の今日では石に少年の顔を覚えていたらしく、父まりさは家族を守るように少年の前に立った。
そんなことをしても無駄だと分からないというのは、学習能力が欠如しているのだろうか。
「何しにって、君達の子供を返しに来てあげただけなのにひどいなあ」
「ゆ!? おちびちゃんはどこなの! さっさとかえしてね!!」
少年の言葉を聞いた母れいむはまた可愛いおちびちゃんに会えるんだと希望を取り戻す。
「急かさないでよ。……っと、はい」
少年は手に持ったタッパーの蓋を開けると、親ゆっくり達にその中身を見せる。
中身は、パーツごとに綺麗に並べられた赤れいむと赤まりさのバラバラ死体だった。
飾りも添えられており、親ゆっくり達は嫌でもそれが己の子供だったものだと理解してしまう。
「ゆうううううううううううううううううっ!!! れいむのおちびじゃああああああん!!!」
「約束通り、返したよ。それじゃ、またね」
タッパーを傾けて廃ゆん赤まりさの上に落とす。
それでも、廃ゆん赤まりさは何の反応もしなかった。
その様子を満足そうに見ると、少年は踵を返す。
「じねえええええ!!! おちびちゃんをごろじだじじいはじねええええええええ!!!」
父まりさの少年を呪う呪詛の声。
それを聞き届ける奇特な存在は、少なくともこの世界にはいないだろう。
母れいむの泣き声と、父まりさの罵声が何時までも路地裏に響いていた。
予告どおり『ゆー具』続編です。
売ゆん婦シリーズあまり受けがよくないようで……。
やはり無駄にゆっくりの性描写があるのがマイナスなんでしょうか?
短さについては、今回はちょっと今までより長く書いてみましたがどうでしょう。
あ、何で売ゆん婦でゆっくりから金を取るかは、他の絵師さんや作家さんの作品にも金を手に入れるゆっくりが出ているからでそれを参考にしています。
ヤリまむあきでした。