ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4650 ベンチにて饅頭と遭遇
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『ベンチにて饅頭と遭遇』 21KB
いじめ 虐待 自業自得 差別・格差 独自設定 とおりすがり 10作目 お、おう
いじめ 虐待 自業自得 差別・格差 独自設定 とおりすがり 10作目 お、おう
とおりすがりです。
「」はゆっくり
『』は人間で
『』は人間で
過去作
anko4545 ゆっくりしていくがいいさ
anko4555 おにいさんはゆっくりする
anko4561 鬼意山と遊ぼう!
anko4580 ゆっくりしつもんするよ!
anko4591 ゆたんぽ
anko4597 ドスまりしゃ
anko4608 ゆたんぽふえる~一般向け~
anko4637 差し伸べた手と代価
anko4642 おこたみかんは至高(ry
anko4545 ゆっくりしていくがいいさ
anko4555 おにいさんはゆっくりする
anko4561 鬼意山と遊ぼう!
anko4580 ゆっくりしつもんするよ!
anko4591 ゆたんぽ
anko4597 ドスまりしゃ
anko4608 ゆたんぽふえる~一般向け~
anko4637 差し伸べた手と代価
anko4642 おこたみかんは至高(ry
ここは双葉公園。物語はここから始まる。
この公園は比較的敷地が大きく、ゆっくりが多くみられる公園である。
この公園では何個か群れがあり、
さらには地域ゆっくりまでもが生活している。
だがどの群れも協力的で、人間とも比較的友好的だった。
それはこの町に限ったことではないが、野良ゆっくりの知能が代々上がっていき、
人間との上手な付き合い方を模索する傾向が強まったからである。
そんな公園には連日さまざまな人たちが集まり、
それぞれのゆっくりを満喫していた。
この公園は比較的敷地が大きく、ゆっくりが多くみられる公園である。
この公園では何個か群れがあり、
さらには地域ゆっくりまでもが生活している。
だがどの群れも協力的で、人間とも比較的友好的だった。
それはこの町に限ったことではないが、野良ゆっくりの知能が代々上がっていき、
人間との上手な付き合い方を模索する傾向が強まったからである。
そんな公園には連日さまざまな人たちが集まり、
それぞれのゆっくりを満喫していた。
そんな公園の中でベンチに座るおにいさんが一人。
彼は比較的おとなしく、愛で派の人々がゆっくりとたわむれる所や
公園内でハーレーに乗った世紀末鬼威山がゆっくりを虐待する様子、
それとHENTAIさん達が野良ゆっくりを「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!」れいぽぉしているところを見ながらゆっくり過ごしていた。
彼は比較的おとなしく、愛で派の人々がゆっくりとたわむれる所や
公園内でハーレーに乗った世紀末鬼威山がゆっくりを虐待する様子、
それとHENTAIさん達が野良ゆっくりを「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!」れいぽぉしているところを見ながらゆっくり過ごしていた。
そんな彼の前に三匹のゆっくりが近づいてきた。
大きくてニヤニヤ笑っているのはゆっくりれいむ、それより一回り小さい子れいむ、その隣でいかにも生意気そうな表情を浮かべているのは子まりさだ。
大きさから見るとどうやらこの三匹は親子らしい。
「おちびちゃんよくみてね!くそにんげんはあんなにゆっくりしてないよ!」
「ほんとだね!ゆぷぷ!」
「おお、あわれあわれなんだじぇ!」
三匹はおにいさんを見ながら笑いはじめる。
こんな環境が整備された公園でも
ゆっくりの知能が上がったと言われてはいても、
当たり前だがやはりこういったゆっくりはいる。
大抵は公園の群れに入ってないはぐれものなどだ。
普段はこの公園に居る地域ゆっくり達が排除するのだが、
この親子は公園に引っ越して来たばかりのゆっくりのようだ。
大きくてニヤニヤ笑っているのはゆっくりれいむ、それより一回り小さい子れいむ、その隣でいかにも生意気そうな表情を浮かべているのは子まりさだ。
大きさから見るとどうやらこの三匹は親子らしい。
「おちびちゃんよくみてね!くそにんげんはあんなにゆっくりしてないよ!」
「ほんとだね!ゆぷぷ!」
「おお、あわれあわれなんだじぇ!」
三匹はおにいさんを見ながら笑いはじめる。
こんな環境が整備された公園でも
ゆっくりの知能が上がったと言われてはいても、
当たり前だがやはりこういったゆっくりはいる。
大抵は公園の群れに入ってないはぐれものなどだ。
普段はこの公園に居る地域ゆっくり達が排除するのだが、
この親子は公園に引っ越して来たばかりのゆっくりのようだ。
「さあおちびちゃん!ゆっくりしてないくそにんげんにれいむたちがゆっくりしているところをみせつけてやろうね!」
なんという説明台詞。おにいさんはと言うとにっこりしながらその様子を見ているだけだった。
「ゆーん、そうだじぇ!あわれなくしょにんげんはまりしゃたちをみてせいぜいくやしがるがいいのじぇ!」
「れいみゅたち、ゆっくりしててごめんにぇ!」
そういいだすと親れいむがどこからともなくと落ち葉と木の実を取り出した。
「ぴくにっくさんだよ!おべんとうさんをたべるよ!」
「「ゆわーい!!」」
そのまま木の実と落ち葉をばくばくと食べ始めたれいむ家族。
清掃に一役買ってくれそうな勢いでお弁当(笑)を食べる家族を見ながら、
おにいさんは相変わらずにっこり笑っていた。
「むーしゃむーしゃ、しあわせぇぇぇぇぇぇ!」
「きのみさんとぉぉぉぉぉぉってもあまいのじぇー!」
オーバーにゆっくりしてるアピールをしながら食事をする家族。
木の実とはこの公園に植えられている木から落ちた物で、人間も食べられるがあまりおいしくはない。
それをこうも幸せそうに食べるとは、よほどこの家族はひどいものを食べていたのだろうか。
「ゆっ!なんだかうんうんしたくなってきたよ!」
「すーぱーうんうんたいむ、はじまるよ!」
そんな事を言いながらお尻をもるんもるんと振り上げ、
子ゆっくり二匹はうんうんを出し始めた。
いくら餡子とはいえ、これを見せられるとイライラを通り越して
殺意すら湧いてきそうだ。
だがそんな様子を見ながらもおにい(略
なんという説明台詞。おにいさんはと言うとにっこりしながらその様子を見ているだけだった。
「ゆーん、そうだじぇ!あわれなくしょにんげんはまりしゃたちをみてせいぜいくやしがるがいいのじぇ!」
「れいみゅたち、ゆっくりしててごめんにぇ!」
そういいだすと親れいむがどこからともなくと落ち葉と木の実を取り出した。
「ぴくにっくさんだよ!おべんとうさんをたべるよ!」
「「ゆわーい!!」」
そのまま木の実と落ち葉をばくばくと食べ始めたれいむ家族。
清掃に一役買ってくれそうな勢いでお弁当(笑)を食べる家族を見ながら、
おにいさんは相変わらずにっこり笑っていた。
「むーしゃむーしゃ、しあわせぇぇぇぇぇぇ!」
「きのみさんとぉぉぉぉぉぉってもあまいのじぇー!」
オーバーにゆっくりしてるアピールをしながら食事をする家族。
木の実とはこの公園に植えられている木から落ちた物で、人間も食べられるがあまりおいしくはない。
それをこうも幸せそうに食べるとは、よほどこの家族はひどいものを食べていたのだろうか。
「ゆっ!なんだかうんうんしたくなってきたよ!」
「すーぱーうんうんたいむ、はじまるよ!」
そんな事を言いながらお尻をもるんもるんと振り上げ、
子ゆっくり二匹はうんうんを出し始めた。
いくら餡子とはいえ、これを見せられるとイライラを通り越して
殺意すら湧いてきそうだ。
だがそんな様子を見ながらもおにい(略
「ゆ~…おちびちゃんたち、とぉってもゆっくりしてるよぉ!」
「ゆんゆ~ん、こーりょこりょするのじぇ!」
「ゆ~、ゆっくりのひ~」
食事が終わり、子ゆっくり達がそれぞれ遊び始めた。
子まりさは整備された地面でころころ転がり、
子れいむは歌をうたっているのかぴこぴこともみあげを動かしながら雑音を出した。
その様子を見て親れいむは嬉しそうな表情を浮かべ、おにいさんの方をちらりと見ていた。
そん(略
おにいさんの表情を見て親れいむは、ニタリと気持ち悪い笑いを浮かべていた。
「ゆんっ!おちびちゃん、よーくみてね!くそにんげんはれいむたちをみてくやしがっているよ!」
どこからどう見てもおにいさんは満面の笑みなのだが、
どうしたらそれが悔しがっているように見えるのか。
この辺はゆっくりの思い込みと言うやつだろう。恐らくは。
「ゆっぷっぷ!やっぱりくそにんげんはおろかなのじぇ!せいぜいまりさたちのゆっくりしたすがたをみているといいんだじぇ!」
「れいみゅがきゃわいいからしっとしてるんだね!きゃわいくってぎょめんにぇ!」
子ゆっくり達もおにいさんを見て嘲笑する。
ゆっくりはゆっくりすることを至上と考えているが、
中には他の者をあざ笑うことでゆっくりできるというゆっくりも少なくはない。
だがこれはゆっくりできることがそれしかない事の裏返しでもある。
…子れいむはそのセリフが言いたかっただけだろうが。
「ゆんゆ~ん、こーりょこりょするのじぇ!」
「ゆ~、ゆっくりのひ~」
食事が終わり、子ゆっくり達がそれぞれ遊び始めた。
子まりさは整備された地面でころころ転がり、
子れいむは歌をうたっているのかぴこぴこともみあげを動かしながら雑音を出した。
その様子を見て親れいむは嬉しそうな表情を浮かべ、おにいさんの方をちらりと見ていた。
そん(略
おにいさんの表情を見て親れいむは、ニタリと気持ち悪い笑いを浮かべていた。
「ゆんっ!おちびちゃん、よーくみてね!くそにんげんはれいむたちをみてくやしがっているよ!」
どこからどう見てもおにいさんは満面の笑みなのだが、
どうしたらそれが悔しがっているように見えるのか。
この辺はゆっくりの思い込みと言うやつだろう。恐らくは。
「ゆっぷっぷ!やっぱりくそにんげんはおろかなのじぇ!せいぜいまりさたちのゆっくりしたすがたをみているといいんだじぇ!」
「れいみゅがきゃわいいからしっとしてるんだね!きゃわいくってぎょめんにぇ!」
子ゆっくり達もおにいさんを見て嘲笑する。
ゆっくりはゆっくりすることを至上と考えているが、
中には他の者をあざ笑うことでゆっくりできるというゆっくりも少なくはない。
だがこれはゆっくりできることがそれしかない事の裏返しでもある。
…子れいむはそのセリフが言いたかっただけだろうが。
すると今までその様子を微笑みながら見ていたおにいさんが、ついに言葉を発した。
『君たちはとってもゆっくりしてるね』
「………ゆ?」
れいむ一家は固まった。
驚愕であった。
願ってもみない言葉だった。
湧き上がる感情、それは喜びと、優越感。
「とうっっっっっっっっっっっぜんでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
れいむはとぉぉぉぉぉぉぉぉってもゆっくりしてるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「まりしゃたちがゆっくりしてるのはあたりまえなのじぇぇぇぇぇぇぇ!!
ばっ、ばかなのっ!しぬのっ!?」
「ゆっくりしてるれいみゅたちをみたんだから
くそにんげんもゆっくりできたでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
はやきゅおれいのあみゃあみゃをもってきてにぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ゆっくりしててぎょみぇんにぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
凄まじい顔でそれぞれがおさげやらもみあげやらをしきりに動かしながら
一家はすごい音量で叫び始めた。
ゆっくりにとってゆっくりは至上。
それゆえ「ゆっくりしている」と言われることはなによりも嬉しい言葉。
そしてそれが敵視している人間から言われたとなれば、
それはすなわち「人間がゆっくりに(れいむ達に)降伏した!完全勝利だ!」と言うことなのだ(一家のあーんこ脳の中では)。
『そうだね、ゆっくりしているれいむ達にお返しをしないとね』
『君たちはとってもゆっくりしてるね』
「………ゆ?」
れいむ一家は固まった。
驚愕であった。
願ってもみない言葉だった。
湧き上がる感情、それは喜びと、優越感。
「とうっっっっっっっっっっっぜんでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
れいむはとぉぉぉぉぉぉぉぉってもゆっくりしてるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「まりしゃたちがゆっくりしてるのはあたりまえなのじぇぇぇぇぇぇぇ!!
ばっ、ばかなのっ!しぬのっ!?」
「ゆっくりしてるれいみゅたちをみたんだから
くそにんげんもゆっくりできたでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
はやきゅおれいのあみゃあみゃをもってきてにぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ゆっくりしててぎょみぇんにぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
凄まじい顔でそれぞれがおさげやらもみあげやらをしきりに動かしながら
一家はすごい音量で叫び始めた。
ゆっくりにとってゆっくりは至上。
それゆえ「ゆっくりしている」と言われることはなによりも嬉しい言葉。
そしてそれが敵視している人間から言われたとなれば、
それはすなわち「人間がゆっくりに(れいむ達に)降伏した!完全勝利だ!」と言うことなのだ(一家のあーんこ脳の中では)。
『そうだね、ゆっくりしているれいむ達にお返しをしないとね』
そう言っておにいさんがにこにこしながら取り出したのは、
『森賢 濃厚ミルクチョコレート』だった。
これはお菓子メーカー「森賢」の代表的なチョコレートで、
たっぷりとミルクを染み込ませたちぇんをさまざまな方法で痛めつけ、
その中身とミルクチョコレートを混ぜ合わせた商品だ。
まったくちぇんを入れるメリットがない上に、
普通のミルクチョコより甘さがくどいというむしろデメリットまみれだが
その無駄な手間に全力を注ぐメーカーの姿勢が謎の人気を呼んでいる。
それを取り出した瞬間に、家族の目が輝きだした。
「あみゃあみゃしゃん!はやくあみゃあみゃをれいみゅにちょうだいね!」
「きがきくね!とくべつにどれいにしてあげてもいいよ!」
「はやくよこしぇこのくそどれいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
説明しなくてもゆっくりにとってあまあまはとてもゆっくりできるものだ。
だがそれを手に入れることは野良では非常に難しい。
いつからか、野良ゆっくりにとってあまあまは「まぼろしのしょくひん」とも言える貴重な食べ物へと昇華していった。
奴隷にランクアップ(ダウン?)したおにいさんはその包み紙をゆっくりと開けた。
そして現れた板チョコをパキン、と音を立て何個かに分けると、
『いただきます』
とひとかけらずつ食べ始めた。
『森賢 濃厚ミルクチョコレート』だった。
これはお菓子メーカー「森賢」の代表的なチョコレートで、
たっぷりとミルクを染み込ませたちぇんをさまざまな方法で痛めつけ、
その中身とミルクチョコレートを混ぜ合わせた商品だ。
まったくちぇんを入れるメリットがない上に、
普通のミルクチョコより甘さがくどいというむしろデメリットまみれだが
その無駄な手間に全力を注ぐメーカーの姿勢が謎の人気を呼んでいる。
それを取り出した瞬間に、家族の目が輝きだした。
「あみゃあみゃしゃん!はやくあみゃあみゃをれいみゅにちょうだいね!」
「きがきくね!とくべつにどれいにしてあげてもいいよ!」
「はやくよこしぇこのくそどれいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
説明しなくてもゆっくりにとってあまあまはとてもゆっくりできるものだ。
だがそれを手に入れることは野良では非常に難しい。
いつからか、野良ゆっくりにとってあまあまは「まぼろしのしょくひん」とも言える貴重な食べ物へと昇華していった。
奴隷にランクアップ(ダウン?)したおにいさんはその包み紙をゆっくりと開けた。
そして現れた板チョコをパキン、と音を立て何個かに分けると、
『いただきます』
とひとかけらずつ食べ始めた。
「にゃにやってるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
れいみゅたちがさきでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「どれいのくせになまいきなのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
しぇいさいしてやるのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
子まりさがぽすっ、と音を立てながらおにいさんの足に体当たりをするが、
「どうなのじぇ!?まいったのじぇ!!
これいじょういたいめをみたくなきゃったらはやきゅあみゃあみゃをけんっじょうするのじぇ!
………どぼじであみゃあみゃくれないんだじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
おにいさんは全く気にせずにチョコを食べていた。
『むーしゃむーしゃ、うーんおいしい。
やっぱりこの味は癖になるね。
このしつこいくらいの甘さ!
これが僕に至高の時間をくれる…うーん、しあわせ』
なんてわざわざ味の感想を言いながら一つ、二つ、たくさーん…とチョコを食べ続け、
圧倒的な速さで
『ごちそうさま』
食べ終わってしまった。
れいみゅたちがさきでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「どれいのくせになまいきなのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
しぇいさいしてやるのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
子まりさがぽすっ、と音を立てながらおにいさんの足に体当たりをするが、
「どうなのじぇ!?まいったのじぇ!!
これいじょういたいめをみたくなきゃったらはやきゅあみゃあみゃをけんっじょうするのじぇ!
………どぼじであみゃあみゃくれないんだじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
おにいさんは全く気にせずにチョコを食べていた。
『むーしゃむーしゃ、うーんおいしい。
やっぱりこの味は癖になるね。
このしつこいくらいの甘さ!
これが僕に至高の時間をくれる…うーん、しあわせ』
なんてわざわざ味の感想を言いながら一つ、二つ、たくさーん…とチョコを食べ続け、
圧倒的な速さで
『ごちそうさま』
食べ終わってしまった。
「なにいってるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
れいむたちのぶんがなくなっちゃったでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ゆええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!
どぼじでぜんぶだべちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
れいむ達は信じられなかった。
あれは自分たちのあまあまだ!
なのに何故ゆっくりに劣る下等生物の糞奴隷がそれを食べてしまうのだ!
許せない!制裁してやる!
そんな怒りの感情がこみ上げる一家に向かい、おにいさんは涼しい顔で答えた。
れいむたちのぶんがなくなっちゃったでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ゆええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!
どぼじでぜんぶだべちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
れいむ達は信じられなかった。
あれは自分たちのあまあまだ!
なのに何故ゆっくりに劣る下等生物の糞奴隷がそれを食べてしまうのだ!
許せない!制裁してやる!
そんな怒りの感情がこみ上げる一家に向かい、おにいさんは涼しい顔で答えた。
『うん。れいむ達のゆっくりしてるところをみせてもらったから、
お返しに僕のゆっくりしてるところをみせてあげようとおもってね』
お返しに僕のゆっくりしてるところをみせてあげようとおもってね』
「なにそれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
『だってお返しだもん、同じことをしてあげるのが普通でしょ?』
「なにいってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そんなのみてもゆっくりできるわけないだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
親れいむが叫ぶ。ありったけの気持ちを込めて。
見てしまったからだ。自分たちよりも下と思っていたこの人間が、
自分たちが食べていたものよりもおいしいものを食べ、
この糞人間が「とってもゆっくりしていた」ところを。
「くそにんげんがゆっくりしてるところをみても
ぜんっぜんゆっくりできないのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「どぼじでぞんないじわりゅずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?
ゆっくりさせであげたでじょぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!!?」
泣き叫ぶ子ゆっくり達。
もはや目から砂糖水、鼻(?)からも砂糖水で凄いことになっている。顔面砂糖水まみれだ。
子れいむにいたってはしーしーで下も砂糖水まみれになっている。
『あれ、全然ゆっくりできなかった?』
「「「あたりまえでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」
『そっか、僕も君たちを見て全然ゆっくりできなかったから、お互い様だね』
「ゆ…………え…………?」
『だってお返しだもん、同じことをしてあげるのが普通でしょ?』
「なにいってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そんなのみてもゆっくりできるわけないだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
親れいむが叫ぶ。ありったけの気持ちを込めて。
見てしまったからだ。自分たちよりも下と思っていたこの人間が、
自分たちが食べていたものよりもおいしいものを食べ、
この糞人間が「とってもゆっくりしていた」ところを。
「くそにんげんがゆっくりしてるところをみても
ぜんっぜんゆっくりできないのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「どぼじでぞんないじわりゅずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?
ゆっくりさせであげたでじょぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!!?」
泣き叫ぶ子ゆっくり達。
もはや目から砂糖水、鼻(?)からも砂糖水で凄いことになっている。顔面砂糖水まみれだ。
子れいむにいたってはしーしーで下も砂糖水まみれになっている。
『あれ、全然ゆっくりできなかった?』
「「「あたりまえでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」
『そっか、僕も君たちを見て全然ゆっくりできなかったから、お互い様だね』
「ゆ…………え…………?」
おにいさんはそれまで浮かべていた笑いとは違う、
まるで一家を嘲笑うかのような表情を浮かべていた。
『正直さ、君達を見てても全然ゆっくりできないんだよね』
ゆっくりできなかっただって?そんなはずはない、そうれいむは思っていた。
だがまるでその考えを先読みしたかのようにお兄さんは続けた。
『あんな落ち葉や木の実より、チョコレートの方があまくてゆっくりできるよねぇ』
その言葉に反応したのは、子まりさだった。
「ゆっ!そうだじぇ!ちょこれーとさんはゆっくりできるのじぇ!」
自分にももらえると思ったのか、目を輝かせていた。
『れいむもそう思うだろ?』
子れいむにも質問を投げかけた。子れいむはまたもや目を輝かせ、
「ゆん!しょうだよ!だかられいみゅにもちょうだいね!」
とぴこぴこもみあげを振りながら答えた。
まるで一家を嘲笑うかのような表情を浮かべていた。
『正直さ、君達を見てても全然ゆっくりできないんだよね』
ゆっくりできなかっただって?そんなはずはない、そうれいむは思っていた。
だがまるでその考えを先読みしたかのようにお兄さんは続けた。
『あんな落ち葉や木の実より、チョコレートの方があまくてゆっくりできるよねぇ』
その言葉に反応したのは、子まりさだった。
「ゆっ!そうだじぇ!ちょこれーとさんはゆっくりできるのじぇ!」
自分にももらえると思ったのか、目を輝かせていた。
『れいむもそう思うだろ?』
子れいむにも質問を投げかけた。子れいむはまたもや目を輝かせ、
「ゆん!しょうだよ!だかられいみゅにもちょうだいね!」
とぴこぴこもみあげを振りながら答えた。
『でも君達はさっきのご飯でもゆっくりできただろ?だったらそれを食べてなよ』
「「……ゆ?」」
おにいさんはぽかんとしている二匹を見ながら笑っていた。
『しあわせーになれたでしょ?ならチョコはいらないよね』
さっきの食事、木の実と落ち葉。
確かにこの公園に来る前はあんなにおいしいものを食べたことはなかった。
さっきの「しあわせー!」も見栄だけではなく、本当の気持ちも入っていた。
…だがそれも、あんなにおいしそうな物の前では既に適わない物になっていた。
「なにってるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
あみゃあみゃをたべればもっとしあわせになれるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
あまあま、あまあま。最高にゆっくりしたあまあま。
それは自分たちにこそふさわしい!
ゆっくりしてない糞人間が持つべきではない!
はやく、はやくあまあまをよこせ!
『もっとしあわせに、かぁ。そうだね、そうかもしれないね』
「ゆ!ようやくりかいし」
『ならそのあまあまを食べている僕は、君達よりもゆっくりしてるってことだよねぇ』
「ゆ………ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」
「「……ゆ?」」
おにいさんはぽかんとしている二匹を見ながら笑っていた。
『しあわせーになれたでしょ?ならチョコはいらないよね』
さっきの食事、木の実と落ち葉。
確かにこの公園に来る前はあんなにおいしいものを食べたことはなかった。
さっきの「しあわせー!」も見栄だけではなく、本当の気持ちも入っていた。
…だがそれも、あんなにおいしそうな物の前では既に適わない物になっていた。
「なにってるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
あみゃあみゃをたべればもっとしあわせになれるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
あまあま、あまあま。最高にゆっくりしたあまあま。
それは自分たちにこそふさわしい!
ゆっくりしてない糞人間が持つべきではない!
はやく、はやくあまあまをよこせ!
『もっとしあわせに、かぁ。そうだね、そうかもしれないね』
「ゆ!ようやくりかいし」
『ならそのあまあまを食べている僕は、君達よりもゆっくりしてるってことだよねぇ』
「ゆ………ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」
『まあ当然だよね?
僕は君達よりもおいしいあまあまを毎日食べて、
君達よりもゆっくりした家に住んでいて、
毎日そこでふかふかのベットで寝てるし、
君達よりも、とってもゆっくりしてるからね。
さっき君達は自分たちの姿を見てゆっくりしてね、って言ってたね?
…もう一度言うよ。君達を見ても、ぜんっぜんゆっくりできなかったよ』
現実。一家は現実を叩き付けられた。
「おいしい、あみゃあみゃ……………」
「ふかふか、べっとさん………」
子ゆっくり達の動きが止まる。
いつも食べるものは落ち葉や雑草、生ごみ。
木の実だって本当はそこまで甘くはない。
それでも野良ゆっくりにとっては貴重だ。
ベットは落ち葉で作られていて、
比較的快適だがパサパサしている。
いつもそんな環境で暮らしていた、
そんな子ゆっくり達にとってこのおにいさんの生活とは
まさに理想の生活だった。ゆっくりしている生活だった。
僕は君達よりもおいしいあまあまを毎日食べて、
君達よりもゆっくりした家に住んでいて、
毎日そこでふかふかのベットで寝てるし、
君達よりも、とってもゆっくりしてるからね。
さっき君達は自分たちの姿を見てゆっくりしてね、って言ってたね?
…もう一度言うよ。君達を見ても、ぜんっぜんゆっくりできなかったよ』
現実。一家は現実を叩き付けられた。
「おいしい、あみゃあみゃ……………」
「ふかふか、べっとさん………」
子ゆっくり達の動きが止まる。
いつも食べるものは落ち葉や雑草、生ごみ。
木の実だって本当はそこまで甘くはない。
それでも野良ゆっくりにとっては貴重だ。
ベットは落ち葉で作られていて、
比較的快適だがパサパサしている。
いつもそんな環境で暮らしていた、
そんな子ゆっくり達にとってこのおにいさんの生活とは
まさに理想の生活だった。ゆっくりしている生活だった。
「うっ、うそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
くそにんげんは、くそにんげんはゆっくりしてないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ぜんぶうそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
親れいむは話をさえぎるように言葉を吐いた。
人間はゆっくりしていない。だからゆっくりは人間よりも優れている。
毎日の厳しい野良生活の中で、ただこの考えに縋って生きていたれいむにとって、
その事実は否定しなければならないものだった。
「くそにんげんはでいぶたちにしっとしてるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『おやおや、嫉妬は君達のほうでしょ?』
既に子ゆっくり達はおにいさんの話を聞いてそちらにしか意識が向かなくなっていた。
親れいむはそれでも必死に現実を否定しようとしていた。
「そ、そうだよ!おちびちゃんたちはおうたやこーろころでゆっくりできるよ!
くそにんげんにはまねできないね!くやしいでしょ!」
その言葉に反応するように子ゆっくり達が声をあげた。
「ゆ!そうなのじぇ!こーりょこりょはゆっくりできりゅのじぇ!」
「ゆゆー!おうたはとってもゆっくりできるよ!」
ころころ、おうた、どちらもゆっくりできる遊びだった。
そしてこのゆっくりゆっくりした遊びは、この遊びだけは
こんな人間の何倍もゆっくりできる、そう確信していた。
くそにんげんは、くそにんげんはゆっくりしてないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ぜんぶうそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
親れいむは話をさえぎるように言葉を吐いた。
人間はゆっくりしていない。だからゆっくりは人間よりも優れている。
毎日の厳しい野良生活の中で、ただこの考えに縋って生きていたれいむにとって、
その事実は否定しなければならないものだった。
「くそにんげんはでいぶたちにしっとしてるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『おやおや、嫉妬は君達のほうでしょ?』
既に子ゆっくり達はおにいさんの話を聞いてそちらにしか意識が向かなくなっていた。
親れいむはそれでも必死に現実を否定しようとしていた。
「そ、そうだよ!おちびちゃんたちはおうたやこーろころでゆっくりできるよ!
くそにんげんにはまねできないね!くやしいでしょ!」
その言葉に反応するように子ゆっくり達が声をあげた。
「ゆ!そうなのじぇ!こーりょこりょはゆっくりできりゅのじぇ!」
「ゆゆー!おうたはとってもゆっくりできるよ!」
ころころ、おうた、どちらもゆっくりできる遊びだった。
そしてこのゆっくりゆっくりした遊びは、この遊びだけは
こんな人間の何倍もゆっくりできる、そう確信していた。
『………ぷっ』
おにいさんは思わず吹き出しそうになるのを抑えようとするが、
ついつい笑いながら続けて言った。
『こーろころ?おうた?ゆっくりできる?
…ホント君達って単調だね』
そして次の瞬間、おにいさんの足は子まりさを捉え、弱くだが蹴りだした。
「ゆ゛ぅぅっ!?」
軽い蹴りだが、子まりさはころころと転がり、こつんと小石にぶつかった。
「………おちびちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」
「まりしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」
『ふふ、あはは!!ほら、こーろこーろ、こーろこーろ!』
左右の足で子まりさを蹴り続けるおにいさん。
その様子はさながら座りながらドリブルをしているかのようだった。
「ゆびっ!いたいのじぇぇぇぇ!!や、やめるのじぇぇぇぇぇ!!」
「やべろぐぞにげんんんん!!いくらおちびちゃんがゆっくりしてるからって
しっともいいかげんにしろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
『嫉妬?はは、違うよ、こーろこーろがゆっくりできるって言ってたから
こーろこーろさせてあげてるんだよ。
…れいみゅ?君は歌がゆっくりできるんだったね?』
子まりさをドリブルしながらおにいさんは子れいむに話しかける。
「ゆ!そうだよ!おうたはとってもゆっくりできるんだよ!」
自信満々にそう答える子れいむ。
そしてにやりと笑うおにいさん。
『なら歌わせてあげるね』
そういいながら片手で子れいむを掴み「おそらをとんでるみちゃい!」
そしてもう片方の手で落ちていた小枝を拾った。
『みんな、抱きしめて!餡子の、果てまでっ!なんちゃって』
ブスリ
次の瞬間には子れいむのまむまむにあたる部分に、
小枝がずっぽりと突き刺さっていた。
「………ゆひ?い、いちゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
れいみゅの、れいみゅのばーじんしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「お、おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?」
『さながら超餡子シンデレラのデビュー曲、「ゆんやぁ飛行」ってあたりかな?』
馬鹿な事を言ってる割に目が笑えないことになっているおにいさんは
歌いながらそのまま子れいむ付きの小枝をペンライトの様に振りまわす。
「ゆびぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!いちゃいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
『ヒャハ☆』
きめポーズを決めた瞬間にすぽっ、と子れいむが小枝から抜け落ちた。
空中に放り出された子れいむは重力に導かれ、そのまま地面とちゅっちゅする。
「ゆびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!いぢゃいよ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
『うーん、32点だな』
「なにいっでるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ゆびぃ……ゆびぃ…………いたいのじぇ……」
おにいさんは思わず吹き出しそうになるのを抑えようとするが、
ついつい笑いながら続けて言った。
『こーろころ?おうた?ゆっくりできる?
…ホント君達って単調だね』
そして次の瞬間、おにいさんの足は子まりさを捉え、弱くだが蹴りだした。
「ゆ゛ぅぅっ!?」
軽い蹴りだが、子まりさはころころと転がり、こつんと小石にぶつかった。
「………おちびちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」
「まりしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」
『ふふ、あはは!!ほら、こーろこーろ、こーろこーろ!』
左右の足で子まりさを蹴り続けるおにいさん。
その様子はさながら座りながらドリブルをしているかのようだった。
「ゆびっ!いたいのじぇぇぇぇ!!や、やめるのじぇぇぇぇぇ!!」
「やべろぐぞにげんんんん!!いくらおちびちゃんがゆっくりしてるからって
しっともいいかげんにしろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
『嫉妬?はは、違うよ、こーろこーろがゆっくりできるって言ってたから
こーろこーろさせてあげてるんだよ。
…れいみゅ?君は歌がゆっくりできるんだったね?』
子まりさをドリブルしながらおにいさんは子れいむに話しかける。
「ゆ!そうだよ!おうたはとってもゆっくりできるんだよ!」
自信満々にそう答える子れいむ。
そしてにやりと笑うおにいさん。
『なら歌わせてあげるね』
そういいながら片手で子れいむを掴み「おそらをとんでるみちゃい!」
そしてもう片方の手で落ちていた小枝を拾った。
『みんな、抱きしめて!餡子の、果てまでっ!なんちゃって』
ブスリ
次の瞬間には子れいむのまむまむにあたる部分に、
小枝がずっぽりと突き刺さっていた。
「………ゆひ?い、いちゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
れいみゅの、れいみゅのばーじんしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「お、おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?」
『さながら超餡子シンデレラのデビュー曲、「ゆんやぁ飛行」ってあたりかな?』
馬鹿な事を言ってる割に目が笑えないことになっているおにいさんは
歌いながらそのまま子れいむ付きの小枝をペンライトの様に振りまわす。
「ゆびぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!いちゃいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
『ヒャハ☆』
きめポーズを決めた瞬間にすぽっ、と子れいむが小枝から抜け落ちた。
空中に放り出された子れいむは重力に導かれ、そのまま地面とちゅっちゅする。
「ゆびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!いぢゃいよ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
『うーん、32点だな』
「なにいっでるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ゆびぃ……ゆびぃ…………いたいのじぇ……」
丁度ドリブルも終わり、ボロボロになった子ゆっくり二匹が親れいむの視界に入るように置かれる。
子まりさは泣いた時の砂糖水のせいで全身砂まみれ、さらにもともと汚かった皮と帽子はさらに汚くなった。
子れいむはまだマシな方だが、まむまむは恐らく使い物にならないだろう。
まむまむからは餡子が垂れていて、大きく裂けていたからだ。
「れいみゅの………ばーじんしゃん…………
まだ…ふぁーすとちゅっちゅも……してにゃいのに………」
地面に叩き付けられた痛みよりもばーじんさん(笑)消失の方がショックが大きい様子だ。
れいむ種は本能的に子を欲しがるらしい。
しかも、何故か母になることばかりを強く希望している。
そしてなぜか「はじめてはすてきなゆっくりと」だのと饅頭の癖にそういった理念があるらしい。
まあ去勢されるよりはマシと言うやつだろう。
『さっき地面さんとしてたじゃないか』
そんな様子の子ゆっくり二匹を眺めながら、おにいさんはベンチに腰掛け
自分のバックの中を嬉しそうに漁っていた。
子まりさは泣いた時の砂糖水のせいで全身砂まみれ、さらにもともと汚かった皮と帽子はさらに汚くなった。
子れいむはまだマシな方だが、まむまむは恐らく使い物にならないだろう。
まむまむからは餡子が垂れていて、大きく裂けていたからだ。
「れいみゅの………ばーじんしゃん…………
まだ…ふぁーすとちゅっちゅも……してにゃいのに………」
地面に叩き付けられた痛みよりもばーじんさん(笑)消失の方がショックが大きい様子だ。
れいむ種は本能的に子を欲しがるらしい。
しかも、何故か母になることばかりを強く希望している。
そしてなぜか「はじめてはすてきなゆっくりと」だのと饅頭の癖にそういった理念があるらしい。
まあ去勢されるよりはマシと言うやつだろう。
『さっき地面さんとしてたじゃないか』
そんな様子の子ゆっくり二匹を眺めながら、おにいさんはベンチに腰掛け
自分のバックの中を嬉しそうに漁っていた。
「いいかげんにしてよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
でいぶたちがいっだいなにをしたっていうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
いくらでいぶたちにしっとしているからって、
どぼじてこんなひどいことができるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
親れいむは泣いていた。自分たちはゆっくりしていただけなのに。
ゆっくりしてない人間をゆっくりさせてあげたのに、どうして!
ゆっくりは基本悪いことも都合よく書き換える程度の能力が備わっている。
さっきまでと言っていることが全く違うが、これもゆっくりの性なのだから仕方ない。
でいぶたちがいっだいなにをしたっていうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
いくらでいぶたちにしっとしているからって、
どぼじてこんなひどいことができるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
親れいむは泣いていた。自分たちはゆっくりしていただけなのに。
ゆっくりしてない人間をゆっくりさせてあげたのに、どうして!
ゆっくりは基本悪いことも都合よく書き換える程度の能力が備わっている。
さっきまでと言っていることが全く違うが、これもゆっくりの性なのだから仕方ない。
『ん~なんでって…そりゃ僕も遊ぶとゆっくりできるからだよ』
そういいながらバックの中からまたも同じ森賢のチョコレートを取り出し、
板を割らずに贅沢に食べ始める。
『君達の、はふっ くだらないお遊びより、はむっ
こっちのほうが、はふるっ ゆっくりできるでしょ?うーんしあわせー』
目の前で再びあまあまを食べ、幸せそうな表情を浮かべるおにいさんに対し、
子まりさと子れいむはもはや黙って目をつぶることしかできなかった。
当たり前だ。こんなにゆっくりしている様子を見せつけられる、
それも自分たちがどうやっても手に入れられないものなら見ない以外は方法はない。
だがゆっくりは全身で音を聞き取る。
だからどうしても、どうしても
『むーしゃむーしゃ、しあわせだなー』
この「ゆっくりしている」声が耳から離れないのだ。
そういいながらバックの中からまたも同じ森賢のチョコレートを取り出し、
板を割らずに贅沢に食べ始める。
『君達の、はふっ くだらないお遊びより、はむっ
こっちのほうが、はふるっ ゆっくりできるでしょ?うーんしあわせー』
目の前で再びあまあまを食べ、幸せそうな表情を浮かべるおにいさんに対し、
子まりさと子れいむはもはや黙って目をつぶることしかできなかった。
当たり前だ。こんなにゆっくりしている様子を見せつけられる、
それも自分たちがどうやっても手に入れられないものなら見ない以外は方法はない。
だがゆっくりは全身で音を聞き取る。
だからどうしても、どうしても
『むーしゃむーしゃ、しあわせだなー』
この「ゆっくりしている」声が耳から離れないのだ。
「やべでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!でいぶだちにどうしてひどいこどずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
くそにんげんはゆっくりしてないくせに、
どぼじででいぶよりゆっくりしでるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ゆっくりしていないのにゆっくりしている。
それは親れいむがゆっくりしていないと思っていただけ。
でもそれが信じられない。信じてはいけない。
ゆっくりはゆっくりしているはずなのに、
今の自分たちは「とてもゆっくりできていない」から。
くそにんげんはゆっくりしてないくせに、
どぼじででいぶよりゆっくりしでるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ゆっくりしていないのにゆっくりしている。
それは親れいむがゆっくりしていないと思っていただけ。
でもそれが信じられない。信じてはいけない。
ゆっくりはゆっくりしているはずなのに、
今の自分たちは「とてもゆっくりできていない」から。
『だったら僕がゆっくりしていないように見えるかい?』
やめろ!そんなことをいうな!
何処からどう見ても、この人間はゆっくりしていた。
だけど認められない。認めてはいけない。
糞人間はゆっくりしている。自分たち以上に。
ゆっくりしている自分たちの方がゆっくりできない糞人間より上ではなかったのか?
だが現実、れいむはゆっくりしていなかった。
これはつまり「れいむたちゆっくりよりも人間の方がゆっくりしている」と言うことだ。
それはれいむの中で「ゆっくりが人間より劣る」ということを意味する。
………今までれいむを支えていたものが、音を立てて崩れ始めた。
やめろ!そんなことをいうな!
何処からどう見ても、この人間はゆっくりしていた。
だけど認められない。認めてはいけない。
糞人間はゆっくりしている。自分たち以上に。
ゆっくりしている自分たちの方がゆっくりできない糞人間より上ではなかったのか?
だが現実、れいむはゆっくりしていなかった。
これはつまり「れいむたちゆっくりよりも人間の方がゆっくりしている」と言うことだ。
それはれいむの中で「ゆっくりが人間より劣る」ということを意味する。
………今までれいむを支えていたものが、音を立てて崩れ始めた。
「ゆ、ゆ、ゆっくりしてるわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
くそにんげんは、くそにんげんはぜんっぜんゆっくりしてないぃぃぃぃぃぃ!!」
ゆっくりは基本的に嘘をつけない。
どんなに隠そうとしてもつい本音が出てしまうものだ。
どうしても言ってしまうそうになる言葉を抑えながら、れいむは叫ぶ。力の限りに。
『へえ、そう見えるんだ。可哀想に、餡子が腐っているんだね』
おにいさんはそういいながら、子ゆっくり達の方に視線を移した。
くそにんげんは、くそにんげんはぜんっぜんゆっくりしてないぃぃぃぃぃぃ!!」
ゆっくりは基本的に嘘をつけない。
どんなに隠そうとしてもつい本音が出てしまうものだ。
どうしても言ってしまうそうになる言葉を抑えながら、れいむは叫ぶ。力の限りに。
『へえ、そう見えるんだ。可哀想に、餡子が腐っているんだね』
おにいさんはそういいながら、子ゆっくり達の方に視線を移した。
親れいむが子ゆっくりの方を向いた。その時にはすでに子ゆっくりの様子はおかしくなっていた。
「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」
「まりしゃたち…………ゆっくりしてない………のじぇ………」
子れいむは壊れたテープのように、ただ言葉を発していた。
子まりさはまるで魂が抜けた抜け殻のように、ぼそぼそと喋るだけの物体と化した。
「おちびちゃんたちぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
どおして、どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
非ゆっくり症。ゆっくりがゆっくりできない状態が続いたとき、
または急激なショックで陥る症状。
症状は様々だが、子ゆっくりは二匹とも非ゆっくり症になっていた。
現実を突き付けられ、それを否定できなかった。
人間が、ゆっくりよりもゆっくりしていた。
それが精神的に脆い子ゆっくりには耐えられなかったのだ。
…そして、非ゆっくり症を治す手段は、野良には、無い。
「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」
「まりしゃたち…………ゆっくりしてない………のじぇ………」
子れいむは壊れたテープのように、ただ言葉を発していた。
子まりさはまるで魂が抜けた抜け殻のように、ぼそぼそと喋るだけの物体と化した。
「おちびちゃんたちぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
どおして、どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
非ゆっくり症。ゆっくりがゆっくりできない状態が続いたとき、
または急激なショックで陥る症状。
症状は様々だが、子ゆっくりは二匹とも非ゆっくり症になっていた。
現実を突き付けられ、それを否定できなかった。
人間が、ゆっくりよりもゆっくりしていた。
それが精神的に脆い子ゆっくりには耐えられなかったのだ。
…そして、非ゆっくり症を治す手段は、野良には、無い。
『いやぁ、最後にいいもの見せてもらったよ』
おにいさんは笑いながら、泣きじゃくる親れいむに向かって言った。
もう子ゆっくり達が元に戻ることはない。
親れいむが子ゆっくり達と同じ姿になるまで長くはないだろう。
『さっきとは違って今の君達は、すごくゆっくりできたよ。ありがとうれいむ』
最後に一家のお飾りを取り上げ、それにうんうんをこびりつけておにいさんは去って行った。
れいむはそれを、ただ見てるだけだった。
『君達にはその恰好がお似合いだよ、糞饅頭』
おにいさんは笑いながら、泣きじゃくる親れいむに向かって言った。
もう子ゆっくり達が元に戻ることはない。
親れいむが子ゆっくり達と同じ姿になるまで長くはないだろう。
『さっきとは違って今の君達は、すごくゆっくりできたよ。ありがとうれいむ』
最後に一家のお飾りを取り上げ、それにうんうんをこびりつけておにいさんは去って行った。
れいむはそれを、ただ見てるだけだった。
『君達にはその恰好がお似合いだよ、糞饅頭』
『ヒャッハァ!いいゆ虐を見せてもらったぜぇ!』
公園の外では、世紀末な鬼威山がおにいさんを出迎えていた。
『ありがとうございます。鬼威山に褒められるなんて光栄です』
『ヒャアッ!おだててもなにもでないぜぇ?』
言っておくがこの二人は知り合いでもなんでもない。
本当に今日会ったばかりなのだ。
『それにしてもなかなかの手際だったぜ…あんたも、鬼威山かい?』
『いえ、僕は普通のおにいさんですよ。たまたま野良に絡まれていただけです』
『ヒャハ………惜しいなぁ、あんた
…ところでよ』
鬼威山はそういいながら公園内のあの一家を横目で見ていた。
『あいつら、後は俺に虐待させてくれねぇかな?
ああいった絶望の淵にいる奴はもっとどん底をみせてやりてぇんだがよぉ…!』
だがおにいさんは首を横に振った。
公園の外では、世紀末な鬼威山がおにいさんを出迎えていた。
『ありがとうございます。鬼威山に褒められるなんて光栄です』
『ヒャアッ!おだててもなにもでないぜぇ?』
言っておくがこの二人は知り合いでもなんでもない。
本当に今日会ったばかりなのだ。
『それにしてもなかなかの手際だったぜ…あんたも、鬼威山かい?』
『いえ、僕は普通のおにいさんですよ。たまたま野良に絡まれていただけです』
『ヒャハ………惜しいなぁ、あんた
…ところでよ』
鬼威山はそういいながら公園内のあの一家を横目で見ていた。
『あいつら、後は俺に虐待させてくれねぇかな?
ああいった絶望の淵にいる奴はもっとどん底をみせてやりてぇんだがよぉ…!』
だがおにいさんは首を横に振った。
『悪いんですが、あの親子は放っておいてあげてください。
………あなたには悪いですが、他に適役がいますので』
そう言ったおにいさんの目は、あの一家とは別の方を見つめていた。
その視線の先を見て、鬼威山はフッと笑った。
『あんたぁ、本当に惜しい奴だぜ』
そういうと世紀末な鬼威山はハーレーに乗り、
エンジンを掛けた。
『突然話しかけて悪かったな!よいゆ虐ライフを!』
『はは、どうも。今度会ったときは、またお話でも』
『ヒャッハァ!あばよぉ!』
ブオンブオンと音を立て、世紀末鬼威山は去って行った。
それを見届けると、おにいさんも歩きながら人ごみの中へと消えた。
(あいつはゆ虐をしてないといったが……ちがうね!
ありゃあ生まれつきの虐待派の眼だった…)
鬼威山が声をかけたのは、おにいさんがあまりにも手馴れていて、
それでいて知り合いの鬼威山の中では見ない顔だったからだ。
(…まさかこんなところで、ああいう奴とであうとはなぁ…)
鬼威山はそう考えながら、ハーレーに積まれた透明な箱とその中身をちらりと見てた。
『考えてても仕方ねェ!ヒャッハァァァ!!帰ったらゆっくりを虐待だァァァァァ!!!』
「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
………あなたには悪いですが、他に適役がいますので』
そう言ったおにいさんの目は、あの一家とは別の方を見つめていた。
その視線の先を見て、鬼威山はフッと笑った。
『あんたぁ、本当に惜しい奴だぜ』
そういうと世紀末な鬼威山はハーレーに乗り、
エンジンを掛けた。
『突然話しかけて悪かったな!よいゆ虐ライフを!』
『はは、どうも。今度会ったときは、またお話でも』
『ヒャッハァ!あばよぉ!』
ブオンブオンと音を立て、世紀末鬼威山は去って行った。
それを見届けると、おにいさんも歩きながら人ごみの中へと消えた。
(あいつはゆ虐をしてないといったが……ちがうね!
ありゃあ生まれつきの虐待派の眼だった…)
鬼威山が声をかけたのは、おにいさんがあまりにも手馴れていて、
それでいて知り合いの鬼威山の中では見ない顔だったからだ。
(…まさかこんなところで、ああいう奴とであうとはなぁ…)
鬼威山はそう考えながら、ハーレーに積まれた透明な箱とその中身をちらりと見てた。
『考えてても仕方ねェ!ヒャッハァァァ!!帰ったらゆっくりを虐待だァァァァァ!!!』
「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくりぃぃぃぃぃぃぃ!」
「まりしゃ………ゆっくり……………したいのじぇ…………」
「………ゆ……………」
三匹の汚い饅頭は、地域ゆっくり達がが発見するまでその場で固まっていた。
だがその後この親子を待っているのは『制裁』という名の、さらなる悪夢。
やはり野良ゆっくりは苦しんでいる姿が、一番似合っている。
「まりしゃ………ゆっくり……………したいのじぇ…………」
「………ゆ……………」
三匹の汚い饅頭は、地域ゆっくり達がが発見するまでその場で固まっていた。
だがその後この親子を待っているのは『制裁』という名の、さらなる悪夢。
やはり野良ゆっくりは苦しんでいる姿が、一番似合っている。
あとがき
別に普通の公園でもよくね?は禁句。
そういう雰囲気を出したかったんです、はい。
そういう雰囲気を出したかったんです、はい。
個スレって自分で建てるんじゃなかったんだね。
あたしってほんとばか
あたしってほんとばか