ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1219 ゆっくり研究員と虐待お兄さん
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ankoss
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*いままでいろいろな感覚でこのシリーズを書いてきた
*あんまし出来が至らなかったのだが良い糧になったと思う。
*いっぱい怒られたし。
*そんでまた怒られるのを覚悟で書いてみた。
*
*ゆっくり研究所より
なんだかんだとこの研究所に勤め始めて2年の月日が流れた。
自分以外のアルバイト君や他の機関からの研修生の受け入れも始めて研究所もずいぶんと大きくなった。
建物もそうだが研究所の規模も大きくなり日々たくさんの人間が出入りしている。
創設間もない頃からバイトしてた俺はいつの間にか副所長的立場になってしまってずいぶんと暇になったもんだ。
毎朝出勤して大量に提出された下の連中のレポート読んで偉そうにアドバイスをして、出来上がったレポートを所長に渡す。
まぁ雑用ったら雑用なんだがアドバイスだけで給料が貰えるので楽になった。
あと、個人的趣味であったゲス専門の水槽で育てたゲス中のゲスゆっくりが特殊な趣味の人たちに買われることが多くなって
研究所の収入の2割を担うまでになった。
今日も今日とて俺の個室に置かれた大型水槽の住民であるゲス共の世話だ。
ゲスだけで構成され、ゲスとゲスを掛け合わせ続けた最悪なゲスばかりがひしめく水槽。ゲスゲスランドの住民が部屋に
入るなり罵声で歓迎してくれる。
水槽の中の住民達の構成は、れいむ種5割、ありす種2割、まりさ種2割、ぱちゅり種を含む希少種が1割を占める。
希少種と言っても捕食種は含まれて居ない。
おい!くそじじぃ!さっさとあまあまさんだすんだじぇ!
このいなかもの!いくらいなかものでもみみさんくらいはあるでしょぉぉぉおおお!!さっさともってきなさいよ!
れいむはかわいそうなしんぐるまざーなのよ!あかちゃんもいーっぱいむーしゃむしゃするんだからはやくしな!ぐず!
相変わらず素敵な泣き声だ。
水槽の中に置いてある大きな擂鉢と擂り粉木を取り出す。大抵は2~3匹くらいゲスゆっくりが擂鉢の中で脱出できずに
はああああやあああぐうううううう!た~す~け~ろ~よ!!このぐずぅ~!
ごのぐぞじじぃぃぃぃ!!なんではやぐだすけないいいい!!
ゆべぇぇぇぇ・・・。しーしーがいっぱいでじぇんじぇんゆっくりでぎないいい・・。あでぃすのがわいいあんよがうごかないよ。
と、泣きながら糞尿まみれになっている。
その中から大きく育ってて重みのある2匹を掴み出し、残りのゲスゆっくりは乱暴に水槽に放り込む。
選ばれた2匹を手に黙々と頭上高くまで持ち上げて落とす。また同じように高く持ち上げてから落とす。
おしょらをとんでるみたい~♪おしょらっ!おしょらっ♪じめんさんがとおくなったよ~?なんだかこわいよ~!
ゆゆゆっ!じめんさんこっちにこないでね!ゆっくりしてねっ!
ぐべぇ!!べしょ!
いだあああがああああいいいい!れいぶのれいぶの!かわいいあんよさんがうごかないよ~
おかおさんがいだいよぉぉぉでぃぶのつぶらなおめめがみえないよ~
ゲスで知能が低いゆっくり達にとっては永遠とも言える時間と回数を繰り返す。
どんな泣き言や謝罪の言葉も無視して何度も何度も繰り返す。次第に言葉数が減ってきて体のダメージとは異質のダメージ、
ストレスというダメージで餡子を吐くまで何度も繰り返す。
そのために皮が薄く脆い赤ゆではなくソフトボール大まで育って皮の厚みがしっかりした子ゆっくりを選んだ。
数十分間ほどでスクワット運動を兼ねた虐待により2匹のゲスゆっくりが重度のストレスで餡子を吐いたので次の工程だ。
先程の擂鉢に安いけどあんまり甘くないビスケット投入し、まだ死んではいないものの重度のストレスで餡子を吐いて、時折
ビクンッ!ビクンッ!と痙攣する子ゆっくりを手に取って調理を開始する。
まず下唇の中心からまっすぐ下にスーっと排尿口であり生殖器官でもある「ぺにまむ」を通過し、俗称「ゆっくりの足」と言われる
ゆっくりの底部をぐるっと通過して底部の後ろ側にあるアナルまで一直線にカッターナイフで切り裂く。
いぎゃあああああ!やめてねやべてね!ああっ!ぞこはあああああ!!いだいいいい!!いぎっ!いぎっ!ぎぎぎぎぎ!
ででででいぶのすべすべしたあんよさんがあああああ!いぎいいいいいい!ひぎっ!
でいぶのかれんなばらのつぼみのようなあにゃるさんが、あにゃるさんが!あにゃるさんんゆっくりじてえええええええ!!!!
ひぎぃぃぃいいい!!いぢゃいよおおおお!いぎぎぎぎ!おさないでぇぇぇぇ!あんござんでぢゃうううううううう!!
まるで卵を割るように切れ込みが入った子ゆっくり逆さまに両手で持って切り口に両手の親指を突き立て左右に広げる。
そして残る親指以外の両手の指で頭を押して子ゆっくりの中身である餡子を擂鉢の中に押し出す。
手に残ったペラペラの皮も丁寧に手でちぎって擂鉢の中に入れ、これで材料は全部揃った。
擂鉢に投入された材料を擂り粉木で荒く練り、全部均等に混じった所で完成だ。
味見をしてみると程よい虐待にて濃厚な甘みがある。
おもむろに水槽のゲスゆっくり達の餌となる「ゲスゆっくりクッキーペースト」を水槽にぶちまけてから擂鉢と擂り粉木を水槽の中に
戻しておく。そうすることによってバカで卑しいゲスゆっくりが擂鉢や擂り粉木に付着しているペーストを舐めに来て勝手に捕獲される。
そうだ、今度から混ぜる時に水槽の角に集められたうんうんを混ぜよう。我ながらナイスアイデアだ。
こんな飼育方法でゲスゆっくりを育て、晴れてバスケットボール大まで成長したゲスゆっくりは丈夫な皮を持ち、ある程度の
虐待にも耐えられるようになる。これで商品名「虐待用ゲスゆっくり」の完成だ。
主な販売先は、ある特殊な趣味を持った顧客、いわゆる「虐待お兄さん」に販売する。
俺の持っている顧客は年収150万程度のブルーカラー層から総資産数十億の裕福層までさまざまだ。
金があっても無くてもストレスは平等に発生するんだなぁと毎回思う。
その中でも裕福層に数えられるお得意さん、通称「超絶虐待お兄さん」が来月が誕生日で盛大なパーティーが計画されており
俺の所にも招待状は来ていた。
俺は数日前からそのお得意様の誕生パーティーの手土産に、あるゲスゆっくりを育てていた。
ただいま~
おい!くそじじいおそいじゃないか!いいかげんにしろよ!はやくごはんさんもってこい!
自宅にて育てている手土産予定のゲスれいむ。いや、ゲスドスれいむだ!
のびのび時の身長は優に150センチを超え、みっちり詰まった餡子のおかげで体重は50Kg弱もある。
ち!うるせぇな!その前に運動だろこのゲスドス!
うんどうなんかいいからああああああ!はやくもってこいよおおおおおお!!
運動してからじゃないとダメだバカ!いいからいくぞ!!
俺達は近くの公園に来ていた。目的はこのゲスれいむを鍛えてお得意様の超絶虐待お兄さんが満足できるよう"歯ごたえ"を
加味するためだ。
おい!ゲスドス!今日もコテンパンにしてやるから覚悟しろよ!
おまえのようなくそじじいなんかにまいかいまいかいやられるかれんなれいむさまじゃないよ!
ゲスれいむの正面で構えた俺は先制の前蹴りでれいむの顔面に蹴りを放った。だが!ゲスれいむはぐにゃりを体を曲げてそれを
鮮やかに避けた。
ゲスれいむは曲げた体を縮んだバネが開放されるように勢い良く伸ばし、鋭い跳躍で俺の懐に飛び込んできた!
俺は焦ってすぐに応撃しようとしたが、それ以上に素早く後ろに反ったゲスれいむは鋭い頭突きを繰り出してきた。
俺はその頭突きを顔面の前に交差させた両腕でブロックして、すぐさま反撃の正拳中段突きを放った。
見事命中した正拳中段突きはゲスれいむの餡子がびっしり詰まった体は大きくたわませ、ゲスれいむは口から少量の餡を吐き出した。
チャンス!と思った矢先、すばやく体を捻って元に戻すゲスれいむ!右から強烈に加速されたおさげが咄嗟にガードした右腕に
めり込む。
俺の体は強烈なおさげの攻撃により軸がズレてよろついた。
その刹那、今の攻撃の反動を利用した逆のおさげがよろついた俺を薙ぎ払いに大きく弧を描いて向かってきた。
俺は反射的に腰を落として中段回し受けでその攻撃を左手一本で受け止め、勢いの止まったおさげを両手で掴み高く頭上まで持ち上げつつ、
ゲスれいむの右側に移動して右足による足刀でれいむの右側面を鋭く蹴り抜く、ゲスれいむがひるんだ隙に先程掴んだおさげ引いて
地面にゲスれいむをうつ伏せに横たわらせた。
最後に右足の脛で横たわったれいむの後頭部を押さえつけて「押さえ込み」による勝負ありだ。
今日も俺の勝ちだな。
そのあじをどげろおおおおお!れいむさまのうつくしいおかおがよごれるだろがあああ!
ふん!そんな格好でなに吼えてるんだよ!このゲスドス!
さっさと帰って飯にするぞ!はやく立て!ゲスドス!
帰路につく俺の後ろを少し離れてブツブツ文句言いながらゲスれいむは黙って付いてくる。
ここ数日間このような運動を毎日夕食前に繰り返されている。
通信教育の「実践!本格空手」のテキストを読んでいなかったら俺はとうの昔にこのゲスれいむに叩きのめされていただろう。
安い給料の中から高い金を出して、この通信教育を始めて良かったとつくづく思う。
部屋に着いた俺達は夕食の準備だ。
おい!ゲスドス!水だ!
れいむは器用に口で大きなボウルを咥え、隙間から出した舌で蛇口を捻ってボウルの半分くらいまで水を汲んだ。
そのボウルを乱暴にローテーブルの上にドン!と置く。俺は部屋の隅に積んである大きな紙袋の口からある粉を
ザザッとボウルに入れよく捏ねる。
おい!ゲスドス!ハチミツ!
くそじじい!はちみつさんはこれでさいごだよ!ちゃんとあすまでかってこいよ!このぐず!
俺はゲスれいむの頭にゲンコツをくれてやった。
ブツブツ文句言いながら粉と水を捏ねているボウルにハチミツを垂らすゲスれいむ。
ようやくボトル一本垂らし終えて夕食の完成だ。
皿に1人と1匹分の夕食をとりわけ、そのなんとも珍妙な夕食をお互い何も話さず平らげる。
まだ足りないとかほざいていたゲスれいむに再度ゲンコツをくれてやってから平日の夜にやっているくだらないバラエティ番組を
を眺めてタバコを燻らせる俺、その後ろでベットによしかかって同じくTVを眺めるゲスれいむ。
1人と1匹の間には余計な会話はほとんど無い。
部屋の隅に積んである紙袋には「プロティン」と書かれている。
俺達はそんな毎日を繰り返した。
いよいよ超絶虐待お兄さんの誕生日を明日に控えることになった。毎日飯前の運動を欠かさず、晩飯は必ず大量の
ハチミツプロティンの生活だったこの一ヶ月、俺の体は大きく変わっていた。
ヒョロヒョロなのに下っ腹ばかりブヨブヨに太って気持ち悪い体型だったのに今ではガッチリと筋肉で引き締まったウェスト
胸板には大げさな筋肉の鎧が張り付いていた。
だが、そんな体型でも最後の運動ではゲスれいむを倒すのに10分以上苦闘した。ゲスれいむは順調に戦いの記憶を餡子脳に染み込ませ
体格も、のびのび時には170センチほどになるまで大きく成長し体重もプラス10キロ増加させ今では60キロ前後あるだろう。
野生のゆっくりと接触してないせいか頭部にはドスのシンボル「不思議なキノコ」は生えていない。もし生えていたら今頃俺は
ドスゆっくりの最終兵器「ドススパーク」をお見舞いされて病院送りになっていたかもしれん。
その夜布団に入った俺はいつも通りゲスれいむに電気を消せと命令した。ゲスれいむは体を伸ばして蛍光灯の紐を咥え
パチンと明かりを消した。
暗闇の中、俺はゲスれいむにこう言った。
おい!ゲスドス!前にも言ったがお前は明日、俺のお得意さんの家に行くことになっている。精々アッチでも憎まれ口叩いて
元気にしてろよ
ゲスれいむは黙って返事もしない。・・・するといきなり
おい!くそじじい!まいにちかたいゆかさんでかわいいびけいのれいむさまをねかせてどういうしんけいしてるんだよ!
はやくふかふかおふとんでねかせろ!
あんなゲスれいむと一緒の布団で寝るなんて絶対にお断りだ。だが、今日はこうして眠る最後の日だ。
最後くらいは・・・・
と、思い。毛布だけ投げつけた。
このくそじじじいいいいいいい!!こんなぺらぺらなおふとんさんじゃゆっくりできないでしょおおおおおお!!
ばかなの?しぬの?それともしにたいの!
うるせぇ!黙って寝ろゲスドス!
と言ってゲスれいむに背中を向けて眠った。
パーティー当日、俺はゲスれいむと共にパーティー会場になってる超絶虐待お兄さんの家に来ていた。
第一印象は高い塀に囲まれた家だ。むしろ家と言うより屋敷の方が合っている。高い塀に合わせて取り付けられた大きな門の横には
カメラ付きインターフォンが設置されており。少し緊張しながらインターフォンを押した。
「どうも~ゆっくり研究所でした~お世話になっています~」
「あ~あんたか~待っていたよ~遅かったじゃないか。いま門を開けるので待っててね」
門は電気仕掛けでウィーンというモーター音を鳴らしながらゆっくり開いた。
目の前に広がる広い敷地は野球場が丸々入るくらいの広さだ。その一番奥に平屋建ての日本家屋があり、小道がまっすぐ伸びている。
小道を中心に右側奥に10席ほどのテーブルセットが三つ並んでおりバーベキューのコンロとバーカウンターが置いてある。
よくアメリカ映画で見るようなガーデンパーティーのような感じだ。
「もーおそいよ~みんな先に楽しんでるよ~」と主催の超絶虐待お兄さんが大きな声で遠くから話しかけてくる。
よく周りを観察してみると20人くらいの虐待お兄さんが自分のプレイスタイルでバスケットボール大のゆっくりを追い回したり
中央の小道の左側にある、よく手入れをされた雑木林で奇声を上げながら虐待を楽しんでいる。中にはお得意様も数人混じって
いることが確認できた。
「今日はね~パーティーを盛り上げるためにこの庭に大小あわせて70匹以上のゲスなゆっくりは放してあるんだ~♪中には
強制的にシングルマザーにしたゲスゆっくり親子が10家族くらい居るから自由に楽しんでくれよ」
なんとも豪気な超絶虐待おにいさんだ。しかしまぁ参加者の虐待お兄さん達の虐待スタイルはバリエーションに富んでいるな。
・典型的なスタイルの刃物で切り刻んで殺す刃系虐待お兄さん
・棍棒や金槌を使って力任せに叩き潰す撲殺系虐待お兄さん
・大小無数の針でとにかく刺しまくる針系虐待お兄さん
・木刀、薙刀からヌンチャクまでありとあらゆる武道で使われる武器でゆっくりを粉砕する武道系虐待お兄さん
・劇薬と書かれた瓶を並べていろんな種類の劇薬を注射してゆっくりを死に至らしめるケミカル系虐待お兄さん
・捕まえたゆっくりを亀甲縛りで縛り上げて穴と言う穴をバイブレーターで塞ぎ、目玉を引き抜かれてただの洞になった
眼底にまでバイブレーターを突き立てて殺してしまう大人のおもちゃ系虐待お兄さん
とにかくもう、いろんなプレイスタイル楽しんでいる。
俺はゆっくり辺りを観察しながら主催者の超絶虐待お兄さんの下に歩みを進めた。
少し歩くと左の雑木林から20匹くらいのゲスゆっくりに体当たりされながらヨロヨロと1人のお兄さんが出てきた。
首からは針金で数珠繋ぎにした子ゆっくりの首輪をかけている針金系虐待お兄さんだった。
うわぁあぁあ!やめてくれ!俺が悪かった!子供達は返すからもうやめてくれ~
ごのおおおおぐぞじじぃいいい!ばでぃさのつぶらなひとみのあがぢゃんをがえせええええ!!!
よわいくせによくもあたしのあかちゃんぉぉぉぉぉ!!はやくゆっくりしね!ゆっくりしねぇぇぇ!
あ~あ。完全に負け犬状態だ。色白でひょろひょろの体格で、まさにひきこもりネット弁慶っぽい虐待お兄さんだ。
無様に中央の小道の真ん中で立ち往生して360度あらゆる方向からの顔面への体当たりで立っているのもままならない様子だ。
ち!よわいくせに!むれてるからっていいきになるな。かっこわるい。
ポツリと俺の後ろを歩いていたゲスれいむが呟いた。
いまゆったのはおまえかー!よわいにんげんさんはまりさのすーぱーたっくるでゆっくりころしてやるのぜ!
むてきのまりささまにさからうくそじじぃはゆっくりちねぇぇぇぇ!
そう叫ぶと数匹のゲスゆっくりが俺のところに飛んできた。
こいつらみてたらいらいらした!れいむがあいてになるよ!あとひまだし!
そう俺に伝えると後ろからサッと僕の前にゲスれいむが立ちはだかった。
まず最初の2匹はゲスれいむの顔面めがけて飛び掛ってきた。ゲスれいむの得意技、上体を捻ってからの強烈なもみあげ攻撃が
大きな弧を描いて、顔面に飛んでくる2匹のゲスゆっくりを一撃で粉砕した。
2匹まとめて粉砕してもなお、もみあげは威力衰えさず完全に振り抜いている。
ふふっ!まずいあんこだわ。ぜんぜんゆっくりしてないまけいぬのあじがするよ
ゲスれいむは顔に飛び散った餡子の飛沫を舌で舐めながら囁いた。
空中で仲間が飛び散ったという現実が納得できない様子の他のゲスゆっくりは呆然としている。それを見逃さずゲスれいむは
大きく鍛えた体を軽々と中に浮かせ一気にゲスゆっくりの一団の上に着地した。
着地の衝撃で2~3匹は完全に地面の染みになり、中途半端に潰されたゲスゆっくりがうめき声を上げている。
そして鬼神のように残りのゲスゆっくりを自慢の左右のもみあげを振りながら叩き潰したり打ち飛ばしたりして楽しんでいる
パチパチパチ!
超絶虐待お兄さんが嬉しそうに手を叩きながらコチラにやってきた。
「すばらしい!この大きさ!この力強さ!しかも戦いの間合いも完全に掌握している!ゆっくり研究所さん是非このれいむを」
「いえいえ、いつもお世話になっていますのでコチラのれいむは今回のお誕生日プレゼントとしてお持ちしました。
今回は特に徒手空拳で虐待を楽しむ貴方様のために特別に訓練を施しました。是非、いや必ず素手で楽しんでください。
なんせ一ヶ月近く私が丹精込めて鍛え上げたドスでございます。武器など無粋なものを使わないで末永く可愛がってやってください。」
俺の極上のおべっかに超絶虐待お兄さんは、はちきれんばかりの笑顔で喜んでいる。右手で自分の顎をさすりながら時折
「ほぉ~、ほぉ~・・・すばらしい。」と呟きながらジロジロとゲスれいむを舐め回すように眺めている。
おい!くそじじぃ!このばかそうなにんげんはなんなんだ?
ゲスれいむは不機嫌そうに俺に尋ねてきた。
ゲスドス!これからはこの方がお前のご主人様だぞ!まぁ楽しくやれや!
俺はゲスれいむに最後の言葉を投げかけてやった。
そういやコイツは結局一度も「ゆっくりしていってね」なんて言わなかったなぁ。
「ゆっくり研究所さん!早速だが楽しませてもらうよ~!ゆっくりしていってね!はははははは!」
超絶虐待お兄さんは、そう言うと着ている上着を脱ぎ捨てジーンズにタンクトップ一枚という、いつもの虐待スタイルになった。
なめてんのか?このくそにんげんは?
ゲスれいむは身を屈めて臨戦態勢をとった。いつもの運動とは違った凄い嫌悪の覇気がこちらに伝わってくるのがわかる。
超絶虐待お兄さんは身を屈めているゲスれいむを今まで虐待してきたゲスゆっくり達と同様、怯えて縮こまっているゆっくりと
同じだと思い込み、無防備にゲスれいむに蹴りかかった!
俺は危ないと思い、つい「あ!」っと声を上げてしまったが間に合わなかった。
ゲスれいむは屈めた体を勢いよく伸ばし、まるで縮められた強力なバネが一気に開放されるが如く地面から爆ぜるよう跳ね飛び、
超絶虐待お兄さんの腹に頭をめり込ませた。
完璧なタイミングのカウンター攻撃だ。
その強烈な衝撃に超絶虐待お兄さんはもんどりうって後方に飛ばされ無様に倒れていた。およそ60キロの物体がドンピシャ
のタイミングで腹部に叩き込まれたんだ相当な衝撃だろう。
「・・・・こ・・・この・・この糞ゆっくりが・・・。」
「この糞ゆっくりがああああああ!!!!!ぶっ潰してやる!!!!」
超絶虐待お兄さんは無作為に選んだ攻撃をただただ繰り出している。コンビネーションなんか考えてもいなさそうだ。
モーションがバレバレな右ストレートはゲスれいむの、のびのびスウェーバックでかわされ、力任せの蹴りは懐に入られ
威力を半減させられるどころか、その際に行われた体当たりで簡単に転ばされている。
ちょっとレベル上げすぎたな。正直そう思った。
よわい。よわすぎるよくそにんげん!これでおしまいだからゆっくりかくごしてね
そう言うとゲスれいむは得意技の体勢をとった。正直これに嵌ると慣れている俺でさえかなりヤバい。
ゲスれいむは体を右へ左へ反転するように捻り、おさげをブンブン振り始めた。そのサイクルは次第に早くなり最後は
おさげの残像しか見えなくなる。
「その程度の攻撃ならブロックで十分だぁあぁあぁ!」
超絶虐待お兄さんは両腕で顔を守るようにピーカブースタイルのブロックをしながら叫んだ!だが次第にそのブロックは
崩れていく。
「おぶぉ!へぶっ!ぐおおお!」
ゲスれいむは体の反転運動で左右のおさげを超絶虐待お兄さんの両腕に勢いよく叩き込みながら次第に体を左右に振り
ながら、おさげの威力を上げていった。
さらに前後運動もプラスさせ、上からゲスれいむの頭の軌跡を見ると、まるで∞記号のような軌跡だ。
毎日の運動で俺とゲスれいむで作り上げた宝刀
「おさげデンプシーロール」だ!
その強烈で重さが乗った息もつかせぬ連続おさげ攻撃で、超絶虐待お兄さんのブロックは完全に崩れ、鍛え上げられた自慢の
両腕はダラリと下に垂れた。
超絶虐待お兄さんは、ただ一方的に殴られ左右に揺れるだけのサンドバックと同じになってしまった。
右へ左へと力なく揺れていた超絶虐待お兄さんは突然プツンッ!と糸の切れたマリオネットのようにその場でグシャリと
崩れ落ちた。
「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」
偶然近くに居た武道系虐待お兄さんが咄嗟に手に持っていた薙刀を投げ捨て超絶虐待お兄さんを介抱している。
くちほどにもないくそにんげんだわ。よわいくせにこのうつくしくてつよいれいむさまとたたかおうなんてばかなにんげん
まぁつよすぎるれいむがわるいのかもしれないわね。
つよくってごめんね!!!!!!!!!
ゲスれいむは嫌味な勝利宣言をすると俺にこう言った
おい!くそじじぃ!さっきからあっちのほうからおいしそうなあまあまさんのにおいがするわ!
はやくこのつよくてかれんでうつくしいれいむさまにさっさとあまあまさんたべさせるのよ!いっぱいでいいわよ!
ゲスれいむは増長した台詞を吐いてテーブル席のほうに歩み始めた。
「このゲスぅぅぅぅうう!!いい加減にしろよぉぉぉぉおおおお!!!!」
振り返ると先程倒れていた超絶虐待お兄さんが武道系虐待お兄さんが放り出した薙刀を杖のようにして立ち上がってた。
「このゲスゆっくりめ!切り刻んでやる!」
俺は咄嗟に「ちょっと!そんなもんで簡単に殺すのは勘弁してくださいよ!せっかく素手で虐待する貴方が楽しめるよう育てたのに!
今日はこの辺でコイツをつれて帰りますから。」
「う・う・うるさーーーーい!」
超絶虐待お兄さんは手に持っていた薙刀で俺を薙ぎ払うように横に振った。咄嗟に屈んで避けたが頭髪の一部が切られたらしく
パラパラと髪の毛が遅れて振ってきた。
やべぇ、正直やべぇ。完全にキレてやがる。人間である俺に対してゆっくりを虐殺するかのごとく薙刀を振ってきやがった。
このくそにんげん!せっかくれいむさまがゆっくりさせてやったのにまだゆっくりしてないのかい!
くそじじぃはひっこんでな!かれんできゅーとなれいむさまがあいてよ!
そう言うとゲスれいむは再度、超絶虐待お兄さんに向かっていった。
幾ら一度勝った相手だと言っても相手は文明の利器"薙刀"を持った人間様だ。その長いリーチと切れ味鋭い先端の刃には敵わない
最初は体をクネクネと伸ばしたり縮めたり曲げたりして斬撃をかわしていたゲスれいむだが次第にその体は切り刻まれ
体はあっという間に切り傷だらけになった。
「どうした!さっきまでの威勢はああああ!!」
超絶虐待お兄さんはそう叫ぶとゲスれいむの頭上から渾身の一閃を放った!
刃はゲスれいむの頭から左目を通り足元まで一気に切り裂いた。少し間を置いてその深い切り傷から大量の餡が吹き出した。
その光景を見て超絶虐待お兄さんは「ひゃっはぁぁっぁぁああああ!!!」と奇声を上げた。
俺はそのタイミングを逃さず薙刀を奪おうと薙刀の柄に手をかけた。「なにをするんだ!これからがショータイムなんだぞ!」
俺と超絶虐待お兄さんは一本の薙刀を奪い合うように揉み合っていた。
この・・・くそ・にんげん・・・。おい!くそじじぃ!そこからはなれろ!!
ゲスれいむはそう叫ぶと自分の頭の後ろにある大きなリボンの影から何かをブチッ!っと引き毟った。
「あ、不思議なキノコ!」
ゲスれいむは俺に黙ってあんなところに密かに不思議なキノコを生やしていたのか。
ゲスれいむは毟り取った不思議なキノコを口に放り込み咀嚼を始めた。するとゲスれいむは白目を剥いて先程の傷口から
さらに大量の餡を吹き出させた。相当な負荷が体に掛かっているのだろう。
白目を剥いて大きく開けられた口の周りにキラキラと光る、光の粒子が集まってきて口の中で大きな光の玉となる。
キュバッ!
短い音を立てて光の玉は超絶虐待お兄さんに向かって飛んで行き、吸い込まれるように命中した。
ドススパーク!!!!!!
ゲスれいむと超絶虐待お兄さん間に生えていた草木はすべて焼き払われ。命中した超絶虐待お兄さんの頭髪や衣服は
すべてボロボロに焼かれていた。発射の際、反射的に顔を背けたらしく超絶虐待お兄さんの顔面の左半分がケロイド状に
焼けただれていた。
「・・・ギッギギギギギギギギ」
超絶虐待お兄さんは短く声なのか悲鳴なのかわからない音を断続的に出すだけになってしまった。
「おい!救急車をよべ!け・警察もだあああ!!!早くしろ!」
庭に散っていた虐待お兄さん達が集まってきてそう叫び始めた。
その後の事はあまり良く覚えていないのだが。必死に超絶虐待お兄さんの屋敷から逃げ出し、道中でコンビニや自動販売機
を見つけるたびにオレンジジュースを買ってゲスれいむにぶっ掛けながら逃げていたのがボンヤリと覚えている。
数日後俺達は都心から遠く離れた長野の山奥に居た。
ここは俺の実家がある山奥の閑散とした山村だ。俺は実家の裏手にある山の麓にゲスれいむを連れてきた。
お前はもう人間と関わるな!この山々にたくさんのゆっくりが居るだろう。お前はそこでのんびりと暮らせ!
幾らお前が強いといってもたくさんの人間が武器を持てばひとたまりもない。さぁ行け!ゲスドス!
さいごまでかってなくそじじぃだわ!ほんっとうにかってなくそじじぃよ・・・。
くそじじぃはこれからどうするのよ!
俺か?俺は人間だ!人間は人間なりにケジメをつけるために自首する。
じしゅ?
まぁ言ってもわからんと思うが人間のルールでせいっさいされてくるよ。いいから黙って行けよ!そして普通のゆっくり
みたいに家庭でも築いて仲良くやれや!
ふん!ぜんぜんゆっくりしてないくそじじぃね!じゃぁね!
ゲスれいむはそう言うと振り返りもせず山の奥に消えていった。
罪状:ゆっくりを危険なゆっくりに育て上げ第三者に甚大な被害を与えた罪「傷害致傷」
判決:懲役4年執行猶予3年
これが俺に与えられた罰だった。
実質1年ほど臭い飯を食うはめになった。ここまで刑が重くなったのは世論の逆風のせいだろう。
アンチゆっくり派には「ゆっくりという下等生物を危険に育て上げ人間に被害を与えた!ゆっくりはすべからく殺せ!」
親ゆっくり派からは「かわいい純朴な高等生物ゆっくりを虐待して危険な道具に育てた罪は大罪!ゆっくりはいつも被害者」
どうやら両派に嫌われたらしいな。
しょうがない。
そして。
一年後。
出所。
最後の扉を出る時、まるでドラマのワンシーンのように最後の扉を管理する守衛さんに「もうこんな所に帰ってくるなよ」と言われて
クスクスと笑った。
目の前には両親が迎えに来ていた。
「迎えに来た。」
父親はそう一言言うと黙って車の運転席に座った。母親はただ泣くだけだった。
運転席で黙ってる父親。助手席では母がただただ泣いている。
俺は小さく「ゴメン」と言って後部座席に座った。
後部座席のドアを閉める音が合図だったように車は静かに走り出した。
しばらく走ると足元から
しゅっくりしちぇいっちぇね!
いっちぇね!
なんと足元には2匹の子ゆっくりが居た。
全然気にしていなかった隣を見ると大きなゆっくりが堂々と座っていた。
全身よく目立つ古傷で覆われてる隻眼のれいむだ
おい!くそじじぃ!しばらくみないうちにふけたな!
おわり
*あんまし出来が至らなかったのだが良い糧になったと思う。
*いっぱい怒られたし。
*そんでまた怒られるのを覚悟で書いてみた。
*
*ゆっくり研究所より
なんだかんだとこの研究所に勤め始めて2年の月日が流れた。
自分以外のアルバイト君や他の機関からの研修生の受け入れも始めて研究所もずいぶんと大きくなった。
建物もそうだが研究所の規模も大きくなり日々たくさんの人間が出入りしている。
創設間もない頃からバイトしてた俺はいつの間にか副所長的立場になってしまってずいぶんと暇になったもんだ。
毎朝出勤して大量に提出された下の連中のレポート読んで偉そうにアドバイスをして、出来上がったレポートを所長に渡す。
まぁ雑用ったら雑用なんだがアドバイスだけで給料が貰えるので楽になった。
あと、個人的趣味であったゲス専門の水槽で育てたゲス中のゲスゆっくりが特殊な趣味の人たちに買われることが多くなって
研究所の収入の2割を担うまでになった。
今日も今日とて俺の個室に置かれた大型水槽の住民であるゲス共の世話だ。
ゲスだけで構成され、ゲスとゲスを掛け合わせ続けた最悪なゲスばかりがひしめく水槽。ゲスゲスランドの住民が部屋に
入るなり罵声で歓迎してくれる。
水槽の中の住民達の構成は、れいむ種5割、ありす種2割、まりさ種2割、ぱちゅり種を含む希少種が1割を占める。
希少種と言っても捕食種は含まれて居ない。
おい!くそじじぃ!さっさとあまあまさんだすんだじぇ!
このいなかもの!いくらいなかものでもみみさんくらいはあるでしょぉぉぉおおお!!さっさともってきなさいよ!
れいむはかわいそうなしんぐるまざーなのよ!あかちゃんもいーっぱいむーしゃむしゃするんだからはやくしな!ぐず!
相変わらず素敵な泣き声だ。
水槽の中に置いてある大きな擂鉢と擂り粉木を取り出す。大抵は2~3匹くらいゲスゆっくりが擂鉢の中で脱出できずに
はああああやあああぐうううううう!た~す~け~ろ~よ!!このぐずぅ~!
ごのぐぞじじぃぃぃぃ!!なんではやぐだすけないいいい!!
ゆべぇぇぇぇ・・・。しーしーがいっぱいでじぇんじぇんゆっくりでぎないいい・・。あでぃすのがわいいあんよがうごかないよ。
と、泣きながら糞尿まみれになっている。
その中から大きく育ってて重みのある2匹を掴み出し、残りのゲスゆっくりは乱暴に水槽に放り込む。
選ばれた2匹を手に黙々と頭上高くまで持ち上げて落とす。また同じように高く持ち上げてから落とす。
おしょらをとんでるみたい~♪おしょらっ!おしょらっ♪じめんさんがとおくなったよ~?なんだかこわいよ~!
ゆゆゆっ!じめんさんこっちにこないでね!ゆっくりしてねっ!
ぐべぇ!!べしょ!
いだあああがああああいいいい!れいぶのれいぶの!かわいいあんよさんがうごかないよ~
おかおさんがいだいよぉぉぉでぃぶのつぶらなおめめがみえないよ~
ゲスで知能が低いゆっくり達にとっては永遠とも言える時間と回数を繰り返す。
どんな泣き言や謝罪の言葉も無視して何度も何度も繰り返す。次第に言葉数が減ってきて体のダメージとは異質のダメージ、
ストレスというダメージで餡子を吐くまで何度も繰り返す。
そのために皮が薄く脆い赤ゆではなくソフトボール大まで育って皮の厚みがしっかりした子ゆっくりを選んだ。
数十分間ほどでスクワット運動を兼ねた虐待により2匹のゲスゆっくりが重度のストレスで餡子を吐いたので次の工程だ。
先程の擂鉢に安いけどあんまり甘くないビスケット投入し、まだ死んではいないものの重度のストレスで餡子を吐いて、時折
ビクンッ!ビクンッ!と痙攣する子ゆっくりを手に取って調理を開始する。
まず下唇の中心からまっすぐ下にスーっと排尿口であり生殖器官でもある「ぺにまむ」を通過し、俗称「ゆっくりの足」と言われる
ゆっくりの底部をぐるっと通過して底部の後ろ側にあるアナルまで一直線にカッターナイフで切り裂く。
いぎゃあああああ!やめてねやべてね!ああっ!ぞこはあああああ!!いだいいいい!!いぎっ!いぎっ!ぎぎぎぎぎ!
ででででいぶのすべすべしたあんよさんがあああああ!いぎいいいいいい!ひぎっ!
でいぶのかれんなばらのつぼみのようなあにゃるさんが、あにゃるさんが!あにゃるさんんゆっくりじてえええええええ!!!!
ひぎぃぃぃいいい!!いぢゃいよおおおお!いぎぎぎぎ!おさないでぇぇぇぇ!あんござんでぢゃうううううううう!!
まるで卵を割るように切れ込みが入った子ゆっくり逆さまに両手で持って切り口に両手の親指を突き立て左右に広げる。
そして残る親指以外の両手の指で頭を押して子ゆっくりの中身である餡子を擂鉢の中に押し出す。
手に残ったペラペラの皮も丁寧に手でちぎって擂鉢の中に入れ、これで材料は全部揃った。
擂鉢に投入された材料を擂り粉木で荒く練り、全部均等に混じった所で完成だ。
味見をしてみると程よい虐待にて濃厚な甘みがある。
おもむろに水槽のゲスゆっくり達の餌となる「ゲスゆっくりクッキーペースト」を水槽にぶちまけてから擂鉢と擂り粉木を水槽の中に
戻しておく。そうすることによってバカで卑しいゲスゆっくりが擂鉢や擂り粉木に付着しているペーストを舐めに来て勝手に捕獲される。
そうだ、今度から混ぜる時に水槽の角に集められたうんうんを混ぜよう。我ながらナイスアイデアだ。
こんな飼育方法でゲスゆっくりを育て、晴れてバスケットボール大まで成長したゲスゆっくりは丈夫な皮を持ち、ある程度の
虐待にも耐えられるようになる。これで商品名「虐待用ゲスゆっくり」の完成だ。
主な販売先は、ある特殊な趣味を持った顧客、いわゆる「虐待お兄さん」に販売する。
俺の持っている顧客は年収150万程度のブルーカラー層から総資産数十億の裕福層までさまざまだ。
金があっても無くてもストレスは平等に発生するんだなぁと毎回思う。
その中でも裕福層に数えられるお得意さん、通称「超絶虐待お兄さん」が来月が誕生日で盛大なパーティーが計画されており
俺の所にも招待状は来ていた。
俺は数日前からそのお得意様の誕生パーティーの手土産に、あるゲスゆっくりを育てていた。
ただいま~
おい!くそじじいおそいじゃないか!いいかげんにしろよ!はやくごはんさんもってこい!
自宅にて育てている手土産予定のゲスれいむ。いや、ゲスドスれいむだ!
のびのび時の身長は優に150センチを超え、みっちり詰まった餡子のおかげで体重は50Kg弱もある。
ち!うるせぇな!その前に運動だろこのゲスドス!
うんどうなんかいいからああああああ!はやくもってこいよおおおおおお!!
運動してからじゃないとダメだバカ!いいからいくぞ!!
俺達は近くの公園に来ていた。目的はこのゲスれいむを鍛えてお得意様の超絶虐待お兄さんが満足できるよう"歯ごたえ"を
加味するためだ。
おい!ゲスドス!今日もコテンパンにしてやるから覚悟しろよ!
おまえのようなくそじじいなんかにまいかいまいかいやられるかれんなれいむさまじゃないよ!
ゲスれいむの正面で構えた俺は先制の前蹴りでれいむの顔面に蹴りを放った。だが!ゲスれいむはぐにゃりを体を曲げてそれを
鮮やかに避けた。
ゲスれいむは曲げた体を縮んだバネが開放されるように勢い良く伸ばし、鋭い跳躍で俺の懐に飛び込んできた!
俺は焦ってすぐに応撃しようとしたが、それ以上に素早く後ろに反ったゲスれいむは鋭い頭突きを繰り出してきた。
俺はその頭突きを顔面の前に交差させた両腕でブロックして、すぐさま反撃の正拳中段突きを放った。
見事命中した正拳中段突きはゲスれいむの餡子がびっしり詰まった体は大きくたわませ、ゲスれいむは口から少量の餡を吐き出した。
チャンス!と思った矢先、すばやく体を捻って元に戻すゲスれいむ!右から強烈に加速されたおさげが咄嗟にガードした右腕に
めり込む。
俺の体は強烈なおさげの攻撃により軸がズレてよろついた。
その刹那、今の攻撃の反動を利用した逆のおさげがよろついた俺を薙ぎ払いに大きく弧を描いて向かってきた。
俺は反射的に腰を落として中段回し受けでその攻撃を左手一本で受け止め、勢いの止まったおさげを両手で掴み高く頭上まで持ち上げつつ、
ゲスれいむの右側に移動して右足による足刀でれいむの右側面を鋭く蹴り抜く、ゲスれいむがひるんだ隙に先程掴んだおさげ引いて
地面にゲスれいむをうつ伏せに横たわらせた。
最後に右足の脛で横たわったれいむの後頭部を押さえつけて「押さえ込み」による勝負ありだ。
今日も俺の勝ちだな。
そのあじをどげろおおおおお!れいむさまのうつくしいおかおがよごれるだろがあああ!
ふん!そんな格好でなに吼えてるんだよ!このゲスドス!
さっさと帰って飯にするぞ!はやく立て!ゲスドス!
帰路につく俺の後ろを少し離れてブツブツ文句言いながらゲスれいむは黙って付いてくる。
ここ数日間このような運動を毎日夕食前に繰り返されている。
通信教育の「実践!本格空手」のテキストを読んでいなかったら俺はとうの昔にこのゲスれいむに叩きのめされていただろう。
安い給料の中から高い金を出して、この通信教育を始めて良かったとつくづく思う。
部屋に着いた俺達は夕食の準備だ。
おい!ゲスドス!水だ!
れいむは器用に口で大きなボウルを咥え、隙間から出した舌で蛇口を捻ってボウルの半分くらいまで水を汲んだ。
そのボウルを乱暴にローテーブルの上にドン!と置く。俺は部屋の隅に積んである大きな紙袋の口からある粉を
ザザッとボウルに入れよく捏ねる。
おい!ゲスドス!ハチミツ!
くそじじい!はちみつさんはこれでさいごだよ!ちゃんとあすまでかってこいよ!このぐず!
俺はゲスれいむの頭にゲンコツをくれてやった。
ブツブツ文句言いながら粉と水を捏ねているボウルにハチミツを垂らすゲスれいむ。
ようやくボトル一本垂らし終えて夕食の完成だ。
皿に1人と1匹分の夕食をとりわけ、そのなんとも珍妙な夕食をお互い何も話さず平らげる。
まだ足りないとかほざいていたゲスれいむに再度ゲンコツをくれてやってから平日の夜にやっているくだらないバラエティ番組を
を眺めてタバコを燻らせる俺、その後ろでベットによしかかって同じくTVを眺めるゲスれいむ。
1人と1匹の間には余計な会話はほとんど無い。
部屋の隅に積んである紙袋には「プロティン」と書かれている。
俺達はそんな毎日を繰り返した。
いよいよ超絶虐待お兄さんの誕生日を明日に控えることになった。毎日飯前の運動を欠かさず、晩飯は必ず大量の
ハチミツプロティンの生活だったこの一ヶ月、俺の体は大きく変わっていた。
ヒョロヒョロなのに下っ腹ばかりブヨブヨに太って気持ち悪い体型だったのに今ではガッチリと筋肉で引き締まったウェスト
胸板には大げさな筋肉の鎧が張り付いていた。
だが、そんな体型でも最後の運動ではゲスれいむを倒すのに10分以上苦闘した。ゲスれいむは順調に戦いの記憶を餡子脳に染み込ませ
体格も、のびのび時には170センチほどになるまで大きく成長し体重もプラス10キロ増加させ今では60キロ前後あるだろう。
野生のゆっくりと接触してないせいか頭部にはドスのシンボル「不思議なキノコ」は生えていない。もし生えていたら今頃俺は
ドスゆっくりの最終兵器「ドススパーク」をお見舞いされて病院送りになっていたかもしれん。
その夜布団に入った俺はいつも通りゲスれいむに電気を消せと命令した。ゲスれいむは体を伸ばして蛍光灯の紐を咥え
パチンと明かりを消した。
暗闇の中、俺はゲスれいむにこう言った。
おい!ゲスドス!前にも言ったがお前は明日、俺のお得意さんの家に行くことになっている。精々アッチでも憎まれ口叩いて
元気にしてろよ
ゲスれいむは黙って返事もしない。・・・するといきなり
おい!くそじじい!まいにちかたいゆかさんでかわいいびけいのれいむさまをねかせてどういうしんけいしてるんだよ!
はやくふかふかおふとんでねかせろ!
あんなゲスれいむと一緒の布団で寝るなんて絶対にお断りだ。だが、今日はこうして眠る最後の日だ。
最後くらいは・・・・
と、思い。毛布だけ投げつけた。
このくそじじじいいいいいいい!!こんなぺらぺらなおふとんさんじゃゆっくりできないでしょおおおおおお!!
ばかなの?しぬの?それともしにたいの!
うるせぇ!黙って寝ろゲスドス!
と言ってゲスれいむに背中を向けて眠った。
パーティー当日、俺はゲスれいむと共にパーティー会場になってる超絶虐待お兄さんの家に来ていた。
第一印象は高い塀に囲まれた家だ。むしろ家と言うより屋敷の方が合っている。高い塀に合わせて取り付けられた大きな門の横には
カメラ付きインターフォンが設置されており。少し緊張しながらインターフォンを押した。
「どうも~ゆっくり研究所でした~お世話になっています~」
「あ~あんたか~待っていたよ~遅かったじゃないか。いま門を開けるので待っててね」
門は電気仕掛けでウィーンというモーター音を鳴らしながらゆっくり開いた。
目の前に広がる広い敷地は野球場が丸々入るくらいの広さだ。その一番奥に平屋建ての日本家屋があり、小道がまっすぐ伸びている。
小道を中心に右側奥に10席ほどのテーブルセットが三つ並んでおりバーベキューのコンロとバーカウンターが置いてある。
よくアメリカ映画で見るようなガーデンパーティーのような感じだ。
「もーおそいよ~みんな先に楽しんでるよ~」と主催の超絶虐待お兄さんが大きな声で遠くから話しかけてくる。
よく周りを観察してみると20人くらいの虐待お兄さんが自分のプレイスタイルでバスケットボール大のゆっくりを追い回したり
中央の小道の左側にある、よく手入れをされた雑木林で奇声を上げながら虐待を楽しんでいる。中にはお得意様も数人混じって
いることが確認できた。
「今日はね~パーティーを盛り上げるためにこの庭に大小あわせて70匹以上のゲスなゆっくりは放してあるんだ~♪中には
強制的にシングルマザーにしたゲスゆっくり親子が10家族くらい居るから自由に楽しんでくれよ」
なんとも豪気な超絶虐待おにいさんだ。しかしまぁ参加者の虐待お兄さん達の虐待スタイルはバリエーションに富んでいるな。
・典型的なスタイルの刃物で切り刻んで殺す刃系虐待お兄さん
・棍棒や金槌を使って力任せに叩き潰す撲殺系虐待お兄さん
・大小無数の針でとにかく刺しまくる針系虐待お兄さん
・木刀、薙刀からヌンチャクまでありとあらゆる武道で使われる武器でゆっくりを粉砕する武道系虐待お兄さん
・劇薬と書かれた瓶を並べていろんな種類の劇薬を注射してゆっくりを死に至らしめるケミカル系虐待お兄さん
・捕まえたゆっくりを亀甲縛りで縛り上げて穴と言う穴をバイブレーターで塞ぎ、目玉を引き抜かれてただの洞になった
眼底にまでバイブレーターを突き立てて殺してしまう大人のおもちゃ系虐待お兄さん
とにかくもう、いろんなプレイスタイル楽しんでいる。
俺はゆっくり辺りを観察しながら主催者の超絶虐待お兄さんの下に歩みを進めた。
少し歩くと左の雑木林から20匹くらいのゲスゆっくりに体当たりされながらヨロヨロと1人のお兄さんが出てきた。
首からは針金で数珠繋ぎにした子ゆっくりの首輪をかけている針金系虐待お兄さんだった。
うわぁあぁあ!やめてくれ!俺が悪かった!子供達は返すからもうやめてくれ~
ごのおおおおぐぞじじぃいいい!ばでぃさのつぶらなひとみのあがぢゃんをがえせええええ!!!
よわいくせによくもあたしのあかちゃんぉぉぉぉぉ!!はやくゆっくりしね!ゆっくりしねぇぇぇ!
あ~あ。完全に負け犬状態だ。色白でひょろひょろの体格で、まさにひきこもりネット弁慶っぽい虐待お兄さんだ。
無様に中央の小道の真ん中で立ち往生して360度あらゆる方向からの顔面への体当たりで立っているのもままならない様子だ。
ち!よわいくせに!むれてるからっていいきになるな。かっこわるい。
ポツリと俺の後ろを歩いていたゲスれいむが呟いた。
いまゆったのはおまえかー!よわいにんげんさんはまりさのすーぱーたっくるでゆっくりころしてやるのぜ!
むてきのまりささまにさからうくそじじぃはゆっくりちねぇぇぇぇ!
そう叫ぶと数匹のゲスゆっくりが俺のところに飛んできた。
こいつらみてたらいらいらした!れいむがあいてになるよ!あとひまだし!
そう俺に伝えると後ろからサッと僕の前にゲスれいむが立ちはだかった。
まず最初の2匹はゲスれいむの顔面めがけて飛び掛ってきた。ゲスれいむの得意技、上体を捻ってからの強烈なもみあげ攻撃が
大きな弧を描いて、顔面に飛んでくる2匹のゲスゆっくりを一撃で粉砕した。
2匹まとめて粉砕してもなお、もみあげは威力衰えさず完全に振り抜いている。
ふふっ!まずいあんこだわ。ぜんぜんゆっくりしてないまけいぬのあじがするよ
ゲスれいむは顔に飛び散った餡子の飛沫を舌で舐めながら囁いた。
空中で仲間が飛び散ったという現実が納得できない様子の他のゲスゆっくりは呆然としている。それを見逃さずゲスれいむは
大きく鍛えた体を軽々と中に浮かせ一気にゲスゆっくりの一団の上に着地した。
着地の衝撃で2~3匹は完全に地面の染みになり、中途半端に潰されたゲスゆっくりがうめき声を上げている。
そして鬼神のように残りのゲスゆっくりを自慢の左右のもみあげを振りながら叩き潰したり打ち飛ばしたりして楽しんでいる
パチパチパチ!
超絶虐待お兄さんが嬉しそうに手を叩きながらコチラにやってきた。
「すばらしい!この大きさ!この力強さ!しかも戦いの間合いも完全に掌握している!ゆっくり研究所さん是非このれいむを」
「いえいえ、いつもお世話になっていますのでコチラのれいむは今回のお誕生日プレゼントとしてお持ちしました。
今回は特に徒手空拳で虐待を楽しむ貴方様のために特別に訓練を施しました。是非、いや必ず素手で楽しんでください。
なんせ一ヶ月近く私が丹精込めて鍛え上げたドスでございます。武器など無粋なものを使わないで末永く可愛がってやってください。」
俺の極上のおべっかに超絶虐待お兄さんは、はちきれんばかりの笑顔で喜んでいる。右手で自分の顎をさすりながら時折
「ほぉ~、ほぉ~・・・すばらしい。」と呟きながらジロジロとゲスれいむを舐め回すように眺めている。
おい!くそじじぃ!このばかそうなにんげんはなんなんだ?
ゲスれいむは不機嫌そうに俺に尋ねてきた。
ゲスドス!これからはこの方がお前のご主人様だぞ!まぁ楽しくやれや!
俺はゲスれいむに最後の言葉を投げかけてやった。
そういやコイツは結局一度も「ゆっくりしていってね」なんて言わなかったなぁ。
「ゆっくり研究所さん!早速だが楽しませてもらうよ~!ゆっくりしていってね!はははははは!」
超絶虐待お兄さんは、そう言うと着ている上着を脱ぎ捨てジーンズにタンクトップ一枚という、いつもの虐待スタイルになった。
なめてんのか?このくそにんげんは?
ゲスれいむは身を屈めて臨戦態勢をとった。いつもの運動とは違った凄い嫌悪の覇気がこちらに伝わってくるのがわかる。
超絶虐待お兄さんは身を屈めているゲスれいむを今まで虐待してきたゲスゆっくり達と同様、怯えて縮こまっているゆっくりと
同じだと思い込み、無防備にゲスれいむに蹴りかかった!
俺は危ないと思い、つい「あ!」っと声を上げてしまったが間に合わなかった。
ゲスれいむは屈めた体を勢いよく伸ばし、まるで縮められた強力なバネが一気に開放されるが如く地面から爆ぜるよう跳ね飛び、
超絶虐待お兄さんの腹に頭をめり込ませた。
完璧なタイミングのカウンター攻撃だ。
その強烈な衝撃に超絶虐待お兄さんはもんどりうって後方に飛ばされ無様に倒れていた。およそ60キロの物体がドンピシャ
のタイミングで腹部に叩き込まれたんだ相当な衝撃だろう。
「・・・・こ・・・この・・この糞ゆっくりが・・・。」
「この糞ゆっくりがああああああ!!!!!ぶっ潰してやる!!!!」
超絶虐待お兄さんは無作為に選んだ攻撃をただただ繰り出している。コンビネーションなんか考えてもいなさそうだ。
モーションがバレバレな右ストレートはゲスれいむの、のびのびスウェーバックでかわされ、力任せの蹴りは懐に入られ
威力を半減させられるどころか、その際に行われた体当たりで簡単に転ばされている。
ちょっとレベル上げすぎたな。正直そう思った。
よわい。よわすぎるよくそにんげん!これでおしまいだからゆっくりかくごしてね
そう言うとゲスれいむは得意技の体勢をとった。正直これに嵌ると慣れている俺でさえかなりヤバい。
ゲスれいむは体を右へ左へ反転するように捻り、おさげをブンブン振り始めた。そのサイクルは次第に早くなり最後は
おさげの残像しか見えなくなる。
「その程度の攻撃ならブロックで十分だぁあぁあぁ!」
超絶虐待お兄さんは両腕で顔を守るようにピーカブースタイルのブロックをしながら叫んだ!だが次第にそのブロックは
崩れていく。
「おぶぉ!へぶっ!ぐおおお!」
ゲスれいむは体の反転運動で左右のおさげを超絶虐待お兄さんの両腕に勢いよく叩き込みながら次第に体を左右に振り
ながら、おさげの威力を上げていった。
さらに前後運動もプラスさせ、上からゲスれいむの頭の軌跡を見ると、まるで∞記号のような軌跡だ。
毎日の運動で俺とゲスれいむで作り上げた宝刀
「おさげデンプシーロール」だ!
その強烈で重さが乗った息もつかせぬ連続おさげ攻撃で、超絶虐待お兄さんのブロックは完全に崩れ、鍛え上げられた自慢の
両腕はダラリと下に垂れた。
超絶虐待お兄さんは、ただ一方的に殴られ左右に揺れるだけのサンドバックと同じになってしまった。
右へ左へと力なく揺れていた超絶虐待お兄さんは突然プツンッ!と糸の切れたマリオネットのようにその場でグシャリと
崩れ落ちた。
「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」
偶然近くに居た武道系虐待お兄さんが咄嗟に手に持っていた薙刀を投げ捨て超絶虐待お兄さんを介抱している。
くちほどにもないくそにんげんだわ。よわいくせにこのうつくしくてつよいれいむさまとたたかおうなんてばかなにんげん
まぁつよすぎるれいむがわるいのかもしれないわね。
つよくってごめんね!!!!!!!!!
ゲスれいむは嫌味な勝利宣言をすると俺にこう言った
おい!くそじじぃ!さっきからあっちのほうからおいしそうなあまあまさんのにおいがするわ!
はやくこのつよくてかれんでうつくしいれいむさまにさっさとあまあまさんたべさせるのよ!いっぱいでいいわよ!
ゲスれいむは増長した台詞を吐いてテーブル席のほうに歩み始めた。
「このゲスぅぅぅぅうう!!いい加減にしろよぉぉぉぉおおおお!!!!」
振り返ると先程倒れていた超絶虐待お兄さんが武道系虐待お兄さんが放り出した薙刀を杖のようにして立ち上がってた。
「このゲスゆっくりめ!切り刻んでやる!」
俺は咄嗟に「ちょっと!そんなもんで簡単に殺すのは勘弁してくださいよ!せっかく素手で虐待する貴方が楽しめるよう育てたのに!
今日はこの辺でコイツをつれて帰りますから。」
「う・う・うるさーーーーい!」
超絶虐待お兄さんは手に持っていた薙刀で俺を薙ぎ払うように横に振った。咄嗟に屈んで避けたが頭髪の一部が切られたらしく
パラパラと髪の毛が遅れて振ってきた。
やべぇ、正直やべぇ。完全にキレてやがる。人間である俺に対してゆっくりを虐殺するかのごとく薙刀を振ってきやがった。
このくそにんげん!せっかくれいむさまがゆっくりさせてやったのにまだゆっくりしてないのかい!
くそじじぃはひっこんでな!かれんできゅーとなれいむさまがあいてよ!
そう言うとゲスれいむは再度、超絶虐待お兄さんに向かっていった。
幾ら一度勝った相手だと言っても相手は文明の利器"薙刀"を持った人間様だ。その長いリーチと切れ味鋭い先端の刃には敵わない
最初は体をクネクネと伸ばしたり縮めたり曲げたりして斬撃をかわしていたゲスれいむだが次第にその体は切り刻まれ
体はあっという間に切り傷だらけになった。
「どうした!さっきまでの威勢はああああ!!」
超絶虐待お兄さんはそう叫ぶとゲスれいむの頭上から渾身の一閃を放った!
刃はゲスれいむの頭から左目を通り足元まで一気に切り裂いた。少し間を置いてその深い切り傷から大量の餡が吹き出した。
その光景を見て超絶虐待お兄さんは「ひゃっはぁぁっぁぁああああ!!!」と奇声を上げた。
俺はそのタイミングを逃さず薙刀を奪おうと薙刀の柄に手をかけた。「なにをするんだ!これからがショータイムなんだぞ!」
俺と超絶虐待お兄さんは一本の薙刀を奪い合うように揉み合っていた。
この・・・くそ・にんげん・・・。おい!くそじじぃ!そこからはなれろ!!
ゲスれいむはそう叫ぶと自分の頭の後ろにある大きなリボンの影から何かをブチッ!っと引き毟った。
「あ、不思議なキノコ!」
ゲスれいむは俺に黙ってあんなところに密かに不思議なキノコを生やしていたのか。
ゲスれいむは毟り取った不思議なキノコを口に放り込み咀嚼を始めた。するとゲスれいむは白目を剥いて先程の傷口から
さらに大量の餡を吹き出させた。相当な負荷が体に掛かっているのだろう。
白目を剥いて大きく開けられた口の周りにキラキラと光る、光の粒子が集まってきて口の中で大きな光の玉となる。
キュバッ!
短い音を立てて光の玉は超絶虐待お兄さんに向かって飛んで行き、吸い込まれるように命中した。
ドススパーク!!!!!!
ゲスれいむと超絶虐待お兄さん間に生えていた草木はすべて焼き払われ。命中した超絶虐待お兄さんの頭髪や衣服は
すべてボロボロに焼かれていた。発射の際、反射的に顔を背けたらしく超絶虐待お兄さんの顔面の左半分がケロイド状に
焼けただれていた。
「・・・ギッギギギギギギギギ」
超絶虐待お兄さんは短く声なのか悲鳴なのかわからない音を断続的に出すだけになってしまった。
「おい!救急車をよべ!け・警察もだあああ!!!早くしろ!」
庭に散っていた虐待お兄さん達が集まってきてそう叫び始めた。
その後の事はあまり良く覚えていないのだが。必死に超絶虐待お兄さんの屋敷から逃げ出し、道中でコンビニや自動販売機
を見つけるたびにオレンジジュースを買ってゲスれいむにぶっ掛けながら逃げていたのがボンヤリと覚えている。
数日後俺達は都心から遠く離れた長野の山奥に居た。
ここは俺の実家がある山奥の閑散とした山村だ。俺は実家の裏手にある山の麓にゲスれいむを連れてきた。
お前はもう人間と関わるな!この山々にたくさんのゆっくりが居るだろう。お前はそこでのんびりと暮らせ!
幾らお前が強いといってもたくさんの人間が武器を持てばひとたまりもない。さぁ行け!ゲスドス!
さいごまでかってなくそじじぃだわ!ほんっとうにかってなくそじじぃよ・・・。
くそじじぃはこれからどうするのよ!
俺か?俺は人間だ!人間は人間なりにケジメをつけるために自首する。
じしゅ?
まぁ言ってもわからんと思うが人間のルールでせいっさいされてくるよ。いいから黙って行けよ!そして普通のゆっくり
みたいに家庭でも築いて仲良くやれや!
ふん!ぜんぜんゆっくりしてないくそじじぃね!じゃぁね!
ゲスれいむはそう言うと振り返りもせず山の奥に消えていった。
罪状:ゆっくりを危険なゆっくりに育て上げ第三者に甚大な被害を与えた罪「傷害致傷」
判決:懲役4年執行猶予3年
これが俺に与えられた罰だった。
実質1年ほど臭い飯を食うはめになった。ここまで刑が重くなったのは世論の逆風のせいだろう。
アンチゆっくり派には「ゆっくりという下等生物を危険に育て上げ人間に被害を与えた!ゆっくりはすべからく殺せ!」
親ゆっくり派からは「かわいい純朴な高等生物ゆっくりを虐待して危険な道具に育てた罪は大罪!ゆっくりはいつも被害者」
どうやら両派に嫌われたらしいな。
しょうがない。
そして。
一年後。
出所。
最後の扉を出る時、まるでドラマのワンシーンのように最後の扉を管理する守衛さんに「もうこんな所に帰ってくるなよ」と言われて
クスクスと笑った。
目の前には両親が迎えに来ていた。
「迎えに来た。」
父親はそう一言言うと黙って車の運転席に座った。母親はただ泣くだけだった。
運転席で黙ってる父親。助手席では母がただただ泣いている。
俺は小さく「ゴメン」と言って後部座席に座った。
後部座席のドアを閉める音が合図だったように車は静かに走り出した。
しばらく走ると足元から
しゅっくりしちぇいっちぇね!
いっちぇね!
なんと足元には2匹の子ゆっくりが居た。
全然気にしていなかった隣を見ると大きなゆっくりが堂々と座っていた。
全身よく目立つ古傷で覆われてる隻眼のれいむだ
おい!くそじじぃ!しばらくみないうちにふけたな!
おわり