蟹坊主

【所属】 不明
【名前】 蟹坊主
【読み方】 かにぼうず
【種族】 怪異
【H.N】 無し
【登場巻】 サクラコード

【人物】

サクラコードに登場する怪異。

着物姿で人差し指と親指を伸ばすいわゆる「指鉄砲霊丸」のような手をし、中腰体型で顔には白目を剝きかけたニヤケ面の仮面を被っているという怪しさ満点の老人。
指はピースの変形型にも見えるが恐らくカニのハサミを模しているのだろう。

田村・福太郎曰く「夜の山道でトラックの上に落ちてくるんですから100%不審者ですな」。
吾田・岩長からは「何だコイツ。キモ」と散々な評価。

吾田・鹿葦津の銃撃を完璧に見きって弾丸を指で掴み取る優れた反応速度、動体視力を有する。

山梨県に入ったばかりの桜石姉妹一行の前に突如出現する。
灰撒翁・満善車王の荷台に飛び乗ってくると六問の謎掛けを開始。そして零問なら「死」と告げ誰も車外に出てきていない状況にもかかわらず問答を始めだす。
鹿葦津の銃撃をペナルティとし2問飛ばされてしまうが、福太郎に質問の方式等からその正体が蟹坊主であることを指摘され、本来の姿となって最終問題を繰り出した。

「富士の山の神霊。今現在、祀られる祭神はどなたか?」


答えは浅間大神、浅間大菩薩、木花之佐久夜比賣命。

福太郎が正解したにも関わらず不正解として彼らを殺そうとするも、石長に両腕のハサミを引っこ抜かれてしまい苦し紛れに泡を吹いて目眩まし。
そして背後から福太郎を攻撃しようとするも、鹿葦津の銃撃で背中を斬りつける程度になってしまう。

そして石長のマグネ流磁極拳 鬼栄螺を受けて荷台から地面に落下。
追い打ちを受けるも殻を砕いた程度でその中身はまるで空っぽ。

既に中身、本体である謎の人物は離脱していた。「次は何にするか…」と不気味にほくそ笑んでいた。

その正体は、亞九面の一枚、憑異
倒した妖怪の皮を被ってその能力を得る「穢纏い」という能力を持ち、それを使って蟹坊主になりすましていた。

問題の傾向から富士山や、浅間神社の祀神に関して質問していたため、この時点から既に鹿葦津達の正体を知る存在だった伏線は張られていた。

その後の接触も示唆されていたが、それは百々爺と接敵することになったため意図せず回避されている。

【余談】

蟹坊主とは化蟹の一種であり、山梨県長源寺での逸話が有名。
主に寺に現れ住職に問答を仕掛け、答えられないと相手を殴り殺すとゆう。
坊主に擬態した蟹、というのが名前の由来だろう。

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最終更新:2024年01月23日 20:50