ディスククォータ - (2011/02/01 (火) 00:58:38) の編集履歴(バックアップ)
ディスククォータ
クォータとは
複数のユーザーが特定のコンピューターのディスクを共有している際に
各ユーザーごとに割当られるディスク容量の上限のこと。
各ユーザーごとに割当られるディスク容量の上限のこと。
クォータを用いることであらかじめ
使用を許可するディスク領域を設定することができる。
設定以上の領域を使用しようとすると、
それ以上のディスクの使用が不可能になったり
あるいは警告が表示されイベントログが記録されたりする。
使用を許可するディスク領域を設定することができる。
設定以上の領域を使用しようとすると、
それ以上のディスクの使用が不可能になったり
あるいは警告が表示されイベントログが記録されたりする。
クォータの設定
■ファイルシステムの情報の編集
容量を制限するファイルシステムに対して、
/etc/fstabでディスククォータが有効になるように設定する。
/etc/fstabでディスククォータが有効になるように設定する。
グループごとの制限をかけたい場合は、grpquota を。
ユーザーとグループ共に容量を制限をかける場合は、quotaを記述する。
ユーザーとグループ共に容量を制限をかける場合は、quotaを記述する。
例えば/homeディレクトリに対してユーザーの容量制限をかける場合
/home /home ext3 defaults,usrquota 1 2
■再マウント
/etc/fstabファイルを変更したので、適応する為に
アンマウントしてマウントする必要がある。
アンマウントしてマウントする必要がある。
# umount /home # manto /home
mount -o remount /home
こっちでも良いです。
■aquota.user作成_設定
ユーザーごとのクォータ情報は、クォータ制限を掛けるaquota.userファイルに記録される。
最初に作成し、適切なアクセス権を設定する。
最初に作成し、適切なアクセス権を設定する。
# touch /home/aquota.user # chmod 600 /home/aquota.user
quotacheckコマンドで初期化
# quotacheck /home
quotaonコマンドでクォータを有効/無効にする
# quotaon /home ⇒有効 # quotaoff /home ⇒無効
quotaonコマンドのオプション
quotaon [オプション] [ファイルシステム]
quotaon [オプション] [ファイルシステム]
オプション | 説明 |
-a | /etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを起動する |
-g[グループ] | クォータを起動するグループを指定する |
-u[ユーザ] | クォータを起動するユーザを指定する |
-p | クォータの状態を出力する |
-v | 詳細メッセージを出力する |
quotaoffコマンドのオプション
quotaoff [オプション] [ファイルシステム]
quotaoff [オプション] [ファイルシステム]
オプション | 説明 |
-a | /etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを停止する |
-g | [グループ] クォータを停止するグループを指定する |
-u | [ユーザ] クォータを停止するユーザを指定する |
-p | クォータの状態を出力する |
-v | 詳細メッセージを出力する |
■クォータの設定
ユーザーごとにディスク使用量の制限をかける。
edquotaコマンドでクォータを設定する。
repquotaコマンドで確認です。
edquotaコマンドでクォータを設定する。
repquotaコマンドで確認です。
# edquota ユーザー名
edquotaを実行したらクォータ編集画面が開く
# repquota /home
edquotaコマンドのオプション
edquota [-p user] [オプション] [ユーザ名]
edquota [-p user] [オプション] [ユーザ名]
オプション | 説明 |
-u | 指定したユーザの有無を制限する |
-g | 指定したグループの容量を制限する |
-p | 指定したユーザーのクォータをコピーする |
-t | 猶予期間を編集する |
repquotaコマンドのオプション
repquota [オプション] [ファイルシステム]
repquota [オプション] [ファイルシステム]
オプション | 説明 |
-a | 「/etc/fstab」ファイルのクォータ状況を表示 |
-u | ユーザクォータを表示 |
-g | グループクォータを表示 |