元ネタ語録 > 泣いて笑わせた25年 ~久本・柴田のWAHAHA人生~
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劇団、ワハハ本舗。
結成25周年記念公演の幕が上がった。
久本 雅美さん「50越えて~♪ラララ歳はか~なり~♪」
(観客の笑い声)
久本 雅美さん「漏らしちゃったって~♪とぼけちゃったって~♪ヘルパーさんがいるから、平気、なの♪」
柴田 理恵さん「革命ですかー!レレレのレー! 民衆よ~!武器を取るザンス~!ダー!シェエエエエエエエ!」
誰も見たことのないステージ。
誰もまねできない笑いを追求して四半世紀。
この不況に、全国25公演のチケットは、軒並み完売だ。
客A「大分、えげつないこともしてくれるみたいで、楽しみに来ましたけどw」
客B「この世相の中で、楽しくなるって、幸せwハッピーw」
客C「ちと、ストレス溜まってるんでえw仕事のww発散したいですねw・・・ヘッw」
客の多くが求めている、ワハハにしかない笑い。
ワハハの看板女優・久本雅美。
そして柴田理恵。
(観客の笑い声)
テレビでは決して見せない捨て身の女優魂を炸裂させる。
(観客の拍手)
柴田 理恵さん「演劇界からは『お笑いだろ』って言われて、おわら演芸界からは、『えー芝居じゃないんですか』っていう非常にすき間な所にいて、とても変な集団ですよ。」
久本 雅美さん「ぎゃくテレビでできない事をやるのが『ワハハ』だし、元々私は劇団員なので・・・てかそこ出身だからねw言っとくけどw」
ふたりの原点である、ワハハ本舗。
その稽古場では、テレビでは決して見ることができない、ふたりがいる。
久本 雅美さん「それいいねー!」
劇団員「あーこれー!」
劇団員「これー!」
劇団員「あ、これいいー!」
柴田 理恵さん「薄い」
久本 雅美さん「これいいねー!」
ん?このパンツ、なんでしょう?
柴田 理恵さん「この形で、あの並々ぐら、並々パンツの生地だと、絶対にいいんだよね」
劇団員「それがいい」
劇団員「でも」
劇団員「あ、本当の乳に貼ってみた方がいいんじゃない?」
あれ、こっちは胸にばんそうこう?
柴田 理恵さん「だからこっちがいい」
劇団員「こっちの方が安心ですね」
柴田理恵と久本雅美は、25年間、ワハハ本舗で、 女優として 生きてきた。
50歳を超えてもなお、ふたりは徹底した馬鹿馬鹿しい笑いを追及する。
柴田 理恵さん「なにを言うてんのもうw」
久本 雅美「やべえぞこれwwもーうw」
ワハハ本舗結成25周年記念公演の稽古は、五反田の、貸しスタジオから始まった。
―2009年8月23日 けいこ初日―
劇団員「3、4、5、6、7、8」
公演初日まで一ヶ月。昼12時から夜10時まで、1日10時間の稽古が毎日続く。
劇団員「4、5、6、7、8、9、10」
劇団員は、総勢46人。年齢は25歳から53歳と幅広い。
劇団員「15、16」
今回の舞台に立つのは、久本、柴田らを中心に30人。
柴田 理恵さん「アー!ハァ゛ッー!」
劇団員「1、2」
柴田 理恵さん「アー痛い!ww」
劇団員「3」
柴田 理恵さん「いたひいいいwww」
劇団員「4」
柴田 理恵さん「ア゛ー!wwハハハハwww」
劇団員「7」
柴田 理恵さん「ア゛ーイ゛ダーww」
劇団員「9、10ーーーー!」
柴田 理恵さん「ハァ゛ーーーー!」
喰始さん「おはようございまーす」
劇団員「おはようございまーす」
ワハハ本舗を主宰する喰始。
喰は、テレビの放送作家として、40年以上のキャリアを持ち、「ゲバゲバ90分」や「欽ちゃんの仮装大賞」などを手がけてきた。
結成以来25年間、劇団の演出家でもある。
劇団員「9、じゅーう」
劇団員は普段、演劇だけではなく、様々なジャンルで活動している。
テレビや映画で活躍している、座長の佐藤正宏。
ワハハの歌姫、「梅ちゃん」こと梅垣義明。
劇団員「じゅーう」
梅垣 義明さん「まるで変わ~った♪」
(手拍子)
鼻に豆を詰め込んで吹き飛ばす!これが十八番!
(歓声)
冗談音楽ユニット、ポカスカジャン。
大久保 ノブオさん「はい、きょーうも元気に」
CMソングを手がけるほど、高い音楽センスを持つお笑いの三人組。
大久保 ノブオさん「それでは今日も、最後までよーろーしーくー」
ポカスカジャン「ねー♪」
女性だけの、若手お笑いグループ、セクシー寄席。
そのネタは、YouTubeで900万件のアクセスを超えた。
(手拍子)
他にも、人気イラストレーター、放送作家、漫才師、過去にホームレスだった経歴を持つ者など、個性際立つ劇団員たちから成る、世にも奇妙な劇団。それがワハハ本舗だ。
喰始さん「僕があのー、ワハハを作ったときにー、えー、まず、全員劇団っていう、その頃はやりの小劇場の演劇ー集団、という、思いが、久本も柴田も佐藤君も含めてみんな強かった、んですよね。で、僕は、それが嫌で」
スタッフさん「グフッw」
喰始さん「僕が目指したのは全然ストーリーも何もない、役も何にもない、えー・・・ねえ、」
スタッフさん「はい」
喰始さん「あのそういうショーみたいなものを、寄せ集めをやりたいと」
スタッフさん「うんうんうん」
喰始さん「でだから、劇団というイメージじゃなくやりたいという、・・・のが!最初にあった」
スタッフさん「うーん」
ワハハ本舗は、1984年、人気劇団東京ヴォードヴィルショーを退団した若手役者を中心に結成された。
旗揚げ公演が行われたのは、新宿の小劇場。
わずか100席。それでもチケットは売れ残った。
話題作りに行ったのは、こんなパフォーマンス。
(農家コスをして米俵を頭に担ぎ、一団となって横断歩道を渡る劇団員)
久本26歳、柴田25歳の事である。
ワハハの舞台は、笑いのショーの寄せ集め。
旗揚げの公演から、そのスタイルを貫いてきた。
佐藤 正宏さん&劇団員「ぬにふー!みこずすせーきーがー残ーさよーわないー!夢と希望の麦々と、農作業の、王様~♪」
柴田 理恵さん「女優っちゃあこう勃つのよ! ・・・ルァ~ヒィエァ~♪あ~なたーがだーんだーんわーるい人ーになっていくー♪」
久本 雅美さん「ほら!そこの眼鏡の学生さーん!名古屋から来た森田さーん!上がっておいでよ!」
渡辺 信子さん「上がってよ!上がって~!」
彼らは徹底した馬鹿馬鹿しい笑いを目指した。
しかしその内容は、世間から「下品」「ナンセンス」などの代名詞がつけられてきた。
25周年記念公演のタイトルは、「無駄な力」
全ての芸術は「無駄な力」でできているという、ワハハ流の解釈だ。
喰始さん「最初から10分踊る」
柴田 理恵さん「えーww」
喰始さん「オープニング10分、踊り続けるw」
久本 雅美さん「10分も踊るんだ」
柴田 理恵さん「あ休み休みですよねw」
久本 雅美さん「そうですy」
メンバー全員が参加するオープニングダンス。
(手拍子)
佐藤 正宏さん「もう手拍子つけていいですよね、もう手拍子」
(手拍子)
佐藤 正宏さん「じゃあ最初のあのダンシング・クイーンのとこは、あの、2コーラス目んとこから踊りだしていいですよね」
喰始さん「そう」
ダンス指導員「タタタティータター♪だっけか。あのーサビんとこで、あれあれは揃えて。それであのー始めはのせていいんじゃないの」
佐藤 正宏さん「ううん、うん」
ダンス指導員「はい5、6、7」
プロのダンサーではない、劇団のメンバーが踊り続けること。
これも、ワハハの無駄な美学かもしれませんね~。
久本 雅美さん「えー?」
劇団員「えー?」
久本 雅美さん「ドンドンだよね?」
劇団員「そうです」
久本 雅美さん「1、2、3、4、タ、タン・・・タ、タンタ・・・タ、タタターン、タタタン、タン。テテテーンテテテンターンターン」
劇団員「リズムが違うの」
今決まっている演目は、このダンスだけ。
ワハハでは、稽古を始めてから、公演の内容が決められていく。
喰始さん「こういうのはどうだろうって突然来るのよ。フッホッハハハハハw」
スタッフさん「今日はプランあったんですか?」
喰始さん「何にもない」
久本 雅美さん「歌なんかー」
喰始さん「うん」
久本 雅美さん「・・・・・」
喰始さん「歌じゃない気がするねー」
久本 雅美さん「あたしもそれ思ってたんです」
喰始さん「やっぱり、同じになっちゃうからねぇ」
久本 雅美さん「うーんうんうんうんうん」
喰始さん「稲川淳二風にさぁ」
久本 雅美さん「んふwわかりましたw」
喰始さん「妄想喋ったらどうかと思うんだけどw」
久本 雅美さん「・・・・それそれそれでいい」
喰始さん「やっぱ自分のことなんだけど」
久本 雅美さん「もうダー-!ってドアが開いて・・・」
喰始さん「寂しい・・・そのrfds(?)」
久本 雅美さん「吹っ飛びでいく。福山雅治さんみたいに」
喰始さん「ハハハハハハwwwそうww」
久本 雅美さん「えっと、怪談風なー」
喰始さん「うん」
久本 雅美さん「純愛妄想物語ですよね」
喰始さん「そうそうそう」
稽古の初日から数日間、喰がアイデアを連発していく。
それを元に役者本人が内容を考え台本を作る。
久本の演目は、怪談風~、純愛、妄想~、物語。
久本 雅美さん「これわかんないですよ。最終的には全然違うパターンになってる可能性ありますから。とりあえず一回作ってー、やってみて潰していく。広げていく、やり変えていくという」
喰始さん「このネタでー、何にもアレないんだけどー、宝塚のー、なんかできないかなー?」
柴田 理恵さん「宝塚?」
喰始さん「しばた宝塚」
喰始さん「そのー、バカボンの親父みたいな」
柴田 理恵さん「あーーー」
喰始さん「ああいうキャラね」
喰始さん「バカボンの」
柴田 理恵さん「バカボンの」
喰始さん「バカボンの世界を、宝塚風に」
柴田 理恵さん「はあはあはあ~」
喰始さん「こうかっこつけて!やる!って風なw」
柴田 理恵さん「あー・・・あーあーあーー」
喰始さん「話ね」
柴田は天才バカボンの世界を宝塚風にぃ~?
えぇ?どうなるんだろ?
柴田 理恵さん「なんかちょっとストーリーみたいなの作った方がいいですね」
喰始さん「そうだね」
柴田 理恵さん「はい。・・・わかってるようなわからないようなw感じですけどw・・・ちょっとなんとかしてみますwいつもこうやってあーやふやに始まるんですよ、なん、でも」
今度は歌姫・梅ちゃんに
喰始さん「ランラ~♪ランラリラリラリララ~♪・・・・・あの曲ある?」
梅垣 義明さん「あー」
てるやひろしさん「あー・・・あのーーー・・・TOKIOも歌うやつ(?)ですね」
喰始さん「TOKIOね、えー」
梅垣 義明さん「えー、星だっけ?」
てるやひろしさん「宙」
喰始さん「宙の船、宙の船。宙船か」
てるやひろしさん「宙船」
梅垣 義明さん「前々からなんかそれ、特技でやってたんですけれども」
喰始さん「あれをラストでやりたいんだよ」
梅垣 義明さん「俺の歌で?」
喰始さん「歌。梅ちゃんの歌」
梅垣 義明「ないよ内容的にはまだ何もないですよね?」
喰始さん「内容的にはまだない。でもかっこよく」
梅垣 義明「じゃあまあはや、早めに聞いて覚えます」
こうして次々と不思議な演目のアイデアが並んだ。
「その船は~♪今どこに~♪フラフラと~♪浮かんでいるのか♪」
喰は、アイデアだけを出し、台本を一切書かないと言うのがポリシー。
台本は、役者が書くのがワハハ流。
「その船は~♪今どこで~♪ボロボロで~♪進んでいるのか♪なぁ」
ダンスレッスンの合間に、柴田が真剣に読んでいるのは?
漫画。バカボンの世界を宝塚風に表現する。
どうやったらバカボンの世界と宝塚が結び付けられるのか?
とりあえず、赤塚作品を読むことにした。
柴田 理恵さん「これ一応・・・持ってきたんですけどねwこれw全然関係ないんですけどw」
柴田 理恵さん「なんかお話・・・作らないとあれなのかなー?と思って」
喰始さん「うん。だから・・・・・なんかのあれだよね、置き換えればいいんだよね」
柴田 理恵さん「うんうん」
喰始さん「だから赤塚不二夫キャラが全部出てくるような、自分の長いストーリーをかい、回顧するみたいなー・・・なんだろ、なんかありそうな気がするんだけどなー」
柴田 理恵さん「うーん」
喰始さん「そういう類いのものって」
柴田 理恵さん「うーん」
ありそうな気がするって言われてもー、困りますよね~。
一方こちら、怪談風純愛妄想物語に取り組む、久本。
久本 雅美さん「一切片付かなかった」
劇団員「ノート広げただけだな」
久本 雅美さん「さっきもちょっと考えてたんだけど、あどうやって構成しようかなー。・・・できる時って早いんだよね。バー!って。悩むとー、もうクー!って。でも頑張りますよ」
喰始さん「あの(台本は)自分で考えなさいと。んそれは何故かって言うと、脚本ありきでやっちゃうと、駄目な場合、」
スタッフさん「はい」
喰始さん「本人たちがあまり傷つかないんですよ」
スタッフさん「うーんうーんうん」
喰始さん「『本がまずかったのよー』とかね。・・・で褒められても、『本がいいんじゃない』っていうの。ところが自分で考えたことで、失敗したら、『ぅわたしダメだ』だし、『面白かった』って言われたら『私才能ある』っていうな、ところで、1回1回、こう色々、伸びていくと、思ったわけね」
スタッフさん「うんうんうん」
劇団員「チャッチャー♪」
劇団員「1回自分で」
宝塚風バカボンに取り組んで4日目。どうかな~?
柴田 理恵さん「どうしようかな~、もう困りきってますよ私。んふふwどっからどう手をつけていいのかさっ、ぱりわからないんだもん。・・・・・・ハーーー・・・」
ノートを見てみると?
ベルサイユの薔薇。ラマンチャの男。ライオンキング。
あれ?バカボンは?
喰さんはバンコクに行ってしまった。
公演衣装の買い付けが目的とはいえ、公演まで一ヶ月をきっているのに、心配している気配はまったくない。
劇団員「柴田さん、喰さんからお電話です」
柴田 理恵さん「喰ちゃんから!?・・・タイから!?」
劇団員「はい。電波悪いんで向こうの方に」
柴田 理恵さん「あはいはい・・・タイから!?」
劇団員「はい、穴が耳です」
柴田 理恵さん「穴が耳?」
柴田 理恵さん「もしもしー?・・・あ、喰さんですか?柴田です。・・・はい、はい、はいっ!うん・・・ああ、はい!苦しんでます。・・・はいっ!ょお!」
柴田 理恵さん「いぇえーと、あたしが天才バカボンのパパで、座長なんですね」
柴田 理恵さん「じゃ、じゃある意味ぃー、ある意味バカボンのパパのラ・マンチャの男みたいなもんですよね。劇団の座長やってるー、・・・うん。あーーーーーなんかちょっと見える見えるwうん!・・・うん!w・・・うんw・・・・ハハハハハwはいw・・・あーw・・・・・はい!wありがとうございます!wぁありがとうございます!すっごーい!喰ちゃーんw・・・よっしょ」
柴田 理恵さん「喰ちゃん、タイで最っ高にいいアイデア見つけたんだよー・・・。これだったらなんかいけそうです!・・・光が見えた!wふふwよし!」
喰のアイデアはこうだ。
柴田が劇団の座長。当たり役はバカボンのパパ。波乱万丈な役者人生を回顧するというお話。
柴田の台本作りが一気に進みだした。
スタッフさん「すみませんお忙しいところ」
柴田 理恵さん「わぁー、こんばんは」
スタッフさん「ちょっとお疲れのところすいません」
柴田 理恵さん「いえいえ」
スタッフさん「お邪魔してもよろしいでしょうか」
柴田 理恵さん「はぁあー、どうぞどうぞ!」
柴田 理恵さん「あぁほら、お兄ちゃんお兄ちゃん。ほら、こんにちはー。カメラのお兄ちゃんだよ、こんにちは」
現在柴田は50歳。夫と、愛犬の晴太郎と暮らしている。
柴田 理恵さん「ずーっと隠してたんだよあたしがwだってボロボロにしたwこれを、ここに継ぎしてやんなきゃいけないんですwなんでも、おもちゃあたしなんでも継ぎにするんですよwだってあんまりボロボロにするからさwこれ」
テレビの収録、ワハハの稽古、更に帰宅後も、台本作り。
柴田 理恵さん「いつもうち帰ってきて、ここでw書いたりとかー、覚えたりとかするのでーw・・・私はもうグチャグチャなんですw全部ほら出しっぱなしでしょw」
柴田 理恵さん「ヘヘwまずこれとー、この、バカボンw一応10巻買ったのと、この、他のキャラクターも載ってる。これ一応資料のために買っておいてよかったんです。・・・そんなもん。これ、これを参考にしました」
今では当たり前になった台本作りも、初めは戸惑ったという。
柴田 理恵さん「なんで、作家の人ー、作家が書いてくれないんですか?どうして役者なのに書かなきゃいけないんですかってさいー!しょの頃言ったんですよ。そしたら、『これからの時代、いいですか。これからの時代ね、演者は演じるだけでは駄目なんです。ちゃんと作家としての目を持って、この本はいいか悪いか、この本が悪かったらどう書いていくかってことを、ちゃんと読める人間じゃなきゃだめなんです』『そのための訓練です』ってうまいこと言ったんですよほんとにもー・・・フハハハハフww」
柴田 理恵さん「ェ゛ーとー・・・これだな。ッフッフッフッフwwもう死ぬほどこんなの見て・・・」
真面目な柴田は、様々な名作を見て、自分の引き出しを増やしてきた。
柴田 理恵さん「これとかー、この昔の」
自分が憧れてきた芝居をヒントにして、オリジナルの笑いを作っているのだ。
柴田 理恵さん「そのー、資料用なんです」
柴田 理恵さん「やっぱ、楽しいもんやっぱりこうやって自分の、・・・バカバカしいことかもしれないけど、ずぅーっとこう考えて、好き勝手なこと考えて、書いてる、書いてたりこう、なんとかんとかってやってる、の・・・楽しいですよ。うーん。楽しい」
柴田 理恵さん「いっぱい遊ぼうね。終わったら。お芝居終わったらいっぱい遊ぶよ。いっぱい遊ぶよ。どっかいこ。どこ行く?どこ行く?お散歩行く?んふw・・・一番、一番うれしいです。晴太郎と一緒にいるの」
柴田理恵は1959年、富山の鉄道マンの長女として生まれた。
小さいころから芝居が大好きだった演劇少女は、役者を目指して上京。大学では演劇学科を専攻した。
卒業後、東京ヴォードビルショーに入団。その後、ワハハ本舗の立ち上げに参加した。
―「ひとり大忠臣蔵」2004年 第23回公演 踊るショービジネス―
柴田 理恵さん「必ずや、吉良の首、打ち取って見せましょうぞ!」
柴田 理恵さん「Shall We 討ち入り!(ドンドンドン!)吉良の屋敷を襲え!(ドンドンドン!)これから討ち入り!みんなで討ち入り!!Shall We 討ち入り!(ドンドンドン!)」
柴田 理恵さん「思い起こせば早1年と9か月・・・あの日、赤穂の城は・・・」
劇団員「2、3、4、5、6」
劇団員「2、2、3、4、5、6」
ワハハ本舗といえばこれ!裸芸の稽古が始まりました!
名付けて、混浴ダンス。
劇団員「おおーーーーー!!!」
混浴する男女の恥じらいとトキメキを、ワハハ風に追求するとどうなるのか?
突拍子もないこのダンスにメンバーは真剣に取り組んでいる。
佐藤 正宏さん「自分たちが面白いというものだけでできてるっていう、いう、なんか、ある意味、誰のせいにもできないじゃないですか、自分の責任なんで。自分たちの責任なんで。だからそういう風に思うと、だから『ワハハ』は、なんか『ワハハ』っていうジャンルをやってんじゃないのかな、っていう気がしますd、たぶん同じこと、こういう作り方してるところ他にないと思う!」
劇団員「あー見えちゃう、見えるよ」
劇団員「見えるね~」
劇団員「見える」
劇団員「あー見える見える、前が見える。」
劇団員「今完全乳首見える、あそこ乳首見えてる。」
喰始さん「あとは、どれくらいーの、斜めからどれ、どんぐらい見えるかっていうね」
劇団員「そうですねー」
喰始さん「焼き鳥でいうと、ちょっと。で、ひえ今まで通りやってみて」
劇団員「今まで通り、で」
喰始さん「これがね、ただ、これではだめなんですよ。せめて、」
ガヤの劇団員「肩が見えないっていう」
喰始さん「これを、やっぱり肩が、こーんくらいのラインにはならないと」
そのこだわりは、いかにも裸のように見せ、観客をドキッとさせるか。
喰始さん「このぐらいのラインはないと、つまんない。」
劇団員「ベージュだから大丈夫なの?梅垣さんww」
喰始さん「要するに、あの、逆に見せたくないのはヌーブラしてるから。ヌーブラって言わないアレをしてるから」
劇団員「ニップレスっすよねー」
喰始さん「ニップレスしてるからそれが見えると興ざめ」
劇団員「そうです興ざめ。ニップレスされてるのがそれダメよー。それダメよ。興ざめよー。」
久本 雅美さん「だってー、裸でいたっつったってー、あのーただ裸でなってるわけじゃないんでー、やっぱそれは、あのー、綺麗な曲でノッてこういう風な踊りをしながら、見せないことの美学だから、み、みえrr見えるようで見えない。絶対見せちゃいけないってとこがウチの徹底した、ルールですから、目を向けてないところに目を向けちゃうところ的な?『無駄な力』ですからね(笑う」
柴田 理恵さん「あの、裸のパンツの・・・」
裸のパンツ・・・ってえぇーっ!?
柴田 理恵さん「裸のパンツのことなんだけどさ、家にあったのはこれなんだけど、これ、こういうことなんだよね。」
清水 ひとみさん「みんなどれぐらいの下着なんですかね?あんまりちょっと、お尻・・・ね、ちっちゃく元のなぎるやつもちっちゃくなければ、お尻隠れた方がうれしいですよねぇ~。なるべく・・」
柴田 理恵さん「いろいろ試してみましょう。大事なことですよ・・・でもそういうことですよね。あーここがあった方がいいね!」
劇団員「これはでも・・・あーそれ素敵!これぐらい無いと失礼ですよ」
柴田 理恵さん「久本~、これだったらいいと思わない?前はしっかりあって、後ろもほら、多少あるからw」
劇団員「後ろもちょっと安心」
あ~どうやら裸に見えるようなパンツを探しているんですね~。
柴田 理恵さん「このk、この、この形で、あのー、並々ブラ、並々パンツの生地だと、絶対にいいんだよね!」
劇団員「最高!」
久本 雅美さん「絶対いい!」
柴田 理恵さん「なみわざの生地の、これだといいんだよね」
久本 雅美さん「あの厚さもね」
柴田 理恵さん「そうそう厚さが」
そして翌日。
劇団員「あー!あっあっ並み」
久本 雅美さん「それいいねー」
劇団員「あーこれ!これいいー!」
柴田 理恵さん「薄い!」
久本 雅美さん「これいいねー!」
柴田 理恵さん「薄いん!」
柴田 理恵さん「あたしが一番いいと思うのは、これが一番いいと思うのこれが。ただ、色がこれしかないのこれは」
柴田 理恵さん「これ前と後ろ逆でこうやっt、こうやってはけるんだって。んで、生地が厚いのよ」
劇団員「厚いですねー、いいですねー透けない!」
柴田 理恵さん「いいでしょー?」
久本 雅美さん「色全然これでもよくない?」
柴田 理恵さん「いいよねー?」
久本 雅美さん「全然いいじゃない」
柴田 理恵さん「したら、これいくないかな?」
久本 雅美さん「いんじゃねー?」
柴田 理恵さん「全然いける!」
劇団員「カメラに・・映ってますけど(笑う」
劇団員「ねえさん、姐さん映ってますけど大丈夫ですかね?」
劇団員「ぜんぜんイケます(笑う」
劇団員「姐さん、大丈夫ですかそれ?」
久本 雅美さん「おれ的には平気だけどw」
(劇団員一同大爆笑)
劇団員「あーいいですね」
久本雅美は1958年、大阪で運送業を営む父、保育士をする母の長女として誕生。
小さいときから人を笑わせることが大好きで、クラスの人気者だった。
短大卒業後、舞台に立ち、多くの人を笑わせたいと役者を目指した。
しかし、可愛い女の子役が多かった久本は、笑いの方向性が見つけられなかったという。
―1984年 旗揚げ公演 村の力―
「彼女の場合、まだ自分一人でその能力を引き出すことはできません」
久本 雅美さん「はい」
「彼女は、悲しみ、怒りが(聞き取り不可)」
そんな久本が自分の笑いを確立したのが、この演目だ。
―「オカルト二人羽織」1985年 第3回公演 底ぬけ―
これがきっかけで面白いと評判になり、タレントとしてのテレビ出演も増えていった。
(NHKニュース7 2002年1月9日放送のタレント好感度の特集映像が流れる)
畠山智之アナ「好きなタレント調査の結果が、まとまりました。」
畠山智之アナ「一位、久本雅美さん。全体の8%あまりの支持を集めまして、初めて一位になりました。」
(舞台「極楽」のイカ本さんの映像が流れる)
佐藤 正宏さん「まさみちゃん、また失敗」
好感度タレント一位にも三年連続で選ばれ、ますます活躍の場を広げていった。
(TBSテレビにてエレベーターから出てくる久本雅美)
久本 雅美さん「おお、びっくり。おはようございまーす。」
久本はいまや、週に5本のレギュラー番組を抱える売れっ子。
しかし、テレビタレントと劇団員の両立に悩んだ時期があったという。
久本 雅美さん「ショートパンツでポイントか何かが・・・・(聞き取り不可)」
最終更新:2024年09月24日 16:11