(砂嵐)
神奈川県警の捜査員およそ数十人が家宅捜索に入ってきます
宗教法人、顕正会の会員3人が入会を強引に迫ったとして、神奈川県警は会員の男3人を逮捕しました
また強引な勧誘が組織的に行われているとみて、顕正会の本部など六ヶ所を一斉に捜査しました
近年、本部に家宅捜索が入った宗教団体といえば、あのオウム真理教と法の華、そしてこの顕正会のみである
宗教団体の本部に捜査の手が及ぶことは滅多にない
それは、憲法で保障された信教の自由への配慮からである
そのため捜査は慎重必至。よほどの裏付けと、ギリギリの決断の上で行われ、それほどまでに、今、顕正会の暴力的勧誘が問題視されているのである
Bさん「顕正会に入らないと駄目だって脅しだったので、それであなたは、地獄に落ちていいの、みたいな」
女性「顕正会?」
信者「あのね今日本はとっても危ないの。でも、顕正会に入って祈れば絶対に助かるの。あなた、幸せになりたいでしょ?」
女性「うん」
信者「じゃあ、今からおばさんと一緒に会館に行きましょう」
女性「えっ、何するの!?」
信者「ちょっと一緒にお祈りするだけ!」
現在顕正会は日蓮大聖人に背く日本は必ず滅ぶと題したパンフレットを使い、各地で脅迫まがいの勧誘活動を展開している
本の内容は巨大地震が起こる、日本が滅亡する、外国が攻めてくるなど、いたずらに不安をかき立て敵対意識を煽り立てることばかり
そして主なターゲットは高校生や大学生などの若者である
Aさん「会館に連れて行かれて、お祈りをさせられたと、それでもう入会っていうことになっていたようですので、よく、そのクラスの半分くらいが強制的に入会をさせられてたようです」
日本が滅びる、もう時間がないと終末思想を煽り、暴力的勧誘に信者を駆り立てる顕正会とは一体いかなる団体なのだろうか
信者「もう時間がないの!この国は絶対に滅びるの!
絶対に安心だから
絶対に!絶対に!絶対に!」
(絶対に入ってはいけない顕正会のロゴが出る)
顕彰会はその前身を妙信講と言い、日蓮正宗の信徒団体として昭和16年に発足、現在そのトップとして会員を扇動しているのが会長の浅井昭衛である
浅井「まもなく始まる巨大地震の連発を劫初として国家破産・異常気象・大飢饉・大疫病等の災難が続発し、ついには亡国の大難たる自界叛逆と他国侵逼が起こる」
次々と浅井の口から発せられる激しい言動。それらに象徴されるごとく、彼らの活動には過激さが目指つ
昭和49年創価学会本部を襲撃
大型車を門に激突させ、破壊した上でボートが本部敷地内に乱入
検挙者は約80人。現行犯逮捕12人。首謀者の幹部3人に有罪が確定している
このような暴力体質は収まるどころか、近年さらにエスカレートし、つきまとい・監禁・暴行・強要なども執拗な勧誘によって逮捕者が続出するなど、トラブルや事件が全国的に後を絶たない
ここに公安調査庁がまとめた1冊のレポートがある
公安調査庁とは、テロ組織などの危険な団体から国民の安全を守るための行政機関である
その公安調査庁が北朝鮮の動向やオウム真理教・共産党などを中心に内外の公安動向を網羅したのが、このレポートである
その中の特異集団と書かれた項目にこんな記述がある
“10年以内に300万人会員の達成を目標とする集団が相次ぐ自然災害を捉えて『巨大地震・異常気象は大闘争の前兆』などと恐怖心をあおり、(中略)家宅捜索される事件を引き起こすなど、社会との軋轢を顕在化させる動きも見られた”
他でもないこの記述が示す特異集団こそ顕正会なのである
顕正会は、公安調査庁までもがその動向を監視し国民に警鐘を鳴らしているのだ
国立 横浜国際会議場
司会「高校生が(不明)一堂に会し、」
ここはこの巨大な会場を使って顕正会は高校生大会という集会を開いた
司会「浅井先生が入場されます」(拍手)
高校生は拍手とともに一斉に頭を下げた
会長の浅井が入場する際に必ず行われる、伏せ拝と言う行為
浅井への絶対服従を会員に植え付ける目的なのだ
高校生会員A「私ごときものが浅井先生の御前にて登壇させていただけますことを無上の喜びであり」
高校生会員B「浅井先生のもと、熱烈に開催されましたこと、夢のようであり、これを頂く、浅井先生の指導を生涯の指針とし、長きに私たちを大事に思ってくださり、」
登壇する高校生たちは口を揃えて浅井等の人物への信望を叫び、取り憑かれたように熱狂的な言葉を繰り返す
浅井昭衛「新しい日本を築くには、無数の力ある人材が出てこなければならない。私はそれを顕正会の高校生に期待する」
高校生をして、学校内での無差別勧誘に駆り立てる顕正会
事態を重く見た教職員やPTAが防衛手段を講じるケースも増えている
証言1:ある公立高校の保護者会に参加したAさんはそこで驚愕の事実を知った
活動家として一生懸命やっているのは、あのクラスで、うちのクラスで一人だったようなんですけれども、よく、そのクラスの半分ぐらいが強制的に入会をさせられてたようです
勧誘されるときには、ファミレスとかに連れていかれるわけなんですけども、その友達ともう一人、その顕正会の幹部みたいな大人が、隣にいるわけですね?
その大人からいろんなことを言われて、こう・・・こう突っ込まれると、やはりその気になってしまうんですよね
まあ強制的に入らざるを得ないような状況になってしまう
高校生会員B「次々と学校の友人を入信させていくと、学校内で仏法の定理のごとく大怨嫉が巻き起こってまいりました。」
校長先生がその生徒と親を呼んでですね、えーと、まぁ、学校内での宗教の勧誘はやめてほしいという風に言われたそうなんですけども、その生徒と親は信仰は自由だから絶対にやめません!とあの、布教を続けますと。またそうやって布教活動を制限すると、あなたに罰が当たりますよという風に言ったと
浅井昭衛「全顕正会員は僧たちとならなければならない、さもなければ日本が滅ぶ!と、(以下不明)」
時折、浅井の話に涙する会員たち。なぜ彼らは浅井の荒唐無稽ともいえる主張に、たやすく絡め取られてしまうのか
証言2:元顕正会員として7年間活動してきたBさんは次のように語る
顕正会のために全部尽くせば全部上手くいくと思ってて、なんていうの、マインドコントロールかかってるから、今がドン底でも絶対に幸せになれるから!と思い込んでる人が多いんですよ
だからもう続けられるじゃないですか
マインドコントロール
では、顕正会に入った人がありそうもない終末思想に染められていく環境とは、一体どんなものなのか
まったくニュースを見ないんで、分かんないんですよどういう状況か。浅井先生の言ってること全て、世界情勢は本当だと思ってるんですよ
社会からの情報を断ち、浅井の予言や主張だけに一矢にすがる隊員たち。しかしその中にはあまりにもお粗末なものばかりだ
例えば98年、浅井は小田原地震が今年間違いなく起きると断言したものの、地震などまったく起きずもう9年も過ぎた
また、あと25年で広宣流布できなければ核戦争によって人類は絶滅すると82年に発表。25年後、つまり2007年が滅亡の時なのだ
94年に突然、残された時間はあと20年と言い出した。滅亡の時は2007年から2014年に延長されたのである。なぜ延長されたのかは何の説明もない
こんなでダメな言動を繰り返していても、一度洗脳された顕正会員たちは浅井への信望を失うことはない
顕正会の教えにすっかり染まってしまったBさんも、かつては勧誘活動に熱心だった・・・
ほとんど出会い系サイトで誘ってました(笑)
えー、今日遊ぶ人いない?とか食事、食事できる人いませんか?って書き込みをして、ですぐ会ってくれる人
池袋とか周辺で顕正会のよくある勧誘のパターン
突然の電話で呼び出され、ファミレスなどに行くと知らない人が横にいて、入会するまで帰れないといった具合だ
実際に次のような手口があった
信者「あなたにね日蓮大聖人の仏法を実践して欲しいの」
女性「えっ宗教ですか?宗教はちょっと」
信者「大丈夫大丈夫、絶対に良いことがある」
女性「いやでも」
信者「いま世界で異常気象や地震がいっぱい起きて怖いでしょ?それはみんな大聖人の教えに背いているからなの。あなた、幸せになりたいでしょ?」
女性「はい・・・」
信者「じゃあ、一緒に行きましょう」
それから彼女は別の顕正会員の家に連れて行かれ、わけもわからないまま礼拝に付き合わされた
信者「はい、これであなたは顕正会に入りました。高校生のうちに入れるなんてあなた、とっても幸せよ」
女性「あのー、一度親と相談してからでもいいですか?」
信者「親に言っちゃだめ!魔障が入って、邪魔されるわ!!!」
Aさん:「親には絶対言うな」というふうに顕正会の中で言われているようです
で親の方も、何か部活か何かで、一生懸命頑張っているんだろうなというふうな認識しかやはり、わからないわけですよね、生活面ではですね
女性「あの、時間もないし、あんまし、やる気ないんですけど」
信者「やらないと悪いことばかり起きて不幸になるのよ、地獄に落ちてもいいの?」
Bさん:顕正会に入らないと駄目だ!って脅しだったんで、それであなたは地獄に堕ちてもいいの?みたいなことをずっと永遠という、脅して脅して入れようみたいな
彼女は結局入会し、数ヶ月顕正会の活動に参加させられた後、勇気を持って親に告白、かろうじて脱会することができた
やはりあの予防が、やはり大事だと思いました
顕正会のことを事実をはっきり、子どもたちに知らせることだと思います
でその上で何かあったらすぐに、まぁ先生や親に相談するということをしっかり伝えることだと思います
顕正会から我が子を守るには予防が最も重要なのであろう
「うちに限って大丈夫。」
この油断が命取りになるのだ
あなたの手元に突然このような封筒が届いたことがないだろうか
中にはあの不気味なパンフレットが一冊
封筒には送り主と思しき見ず知らずの名前と携帯電話の番号までもが書かれてある、勧誘に血眼といった様子がうかがえる
これまで彼らは東日本の都市部を中心に活動してきたが、2005年西日本への進出方針が大々的に打ち出され、数年以内に西日本全県に会館を建設するとしていた。加えて全国各地で大規模な集会を開催
それに伴い、会員増加が煽られている
しかし浅井のデタラメな言動に踊らされた顕正会員の末路は、悲惨であった
Bさん:みんななんか、家庭を失ったり仕事を失ったり、りぃ、住むところを失ってて、何がいいのかなあって、失うものが多すぎないかなあと思って、何一つ良いことないじゃん
幸せになると言われて入ったはずが、常に脅迫関連に追い込まれ、善悪の判断を失い、ついには自分の意志すら持たず、いつしか社会から切り離された人間へと変えていく、それが顕彰会なのである
ではもし万が一、顕正会の被害に遭ってしまった時は、どう対処すればよいのか
一旦入ってしまうと、もうしつこくしつこく電話がかかってきて、もう抜けられない、でーそのやめ方も、退会の仕方とかですね、辞め方もわからないというふうに聞きましたので、きちんとやっぱり法的な手続きをとったりとか、まぁあの学校とかーそういった組織的に対応するとか、早急に手を打った方がいいと思いますよ
●きっぱりと断る
●脱会届を送る
●何かあったら警察に相談する
この3つのポイントを勇気を持って実行してほしい
はっきりとした態度を取ることが顕正会の魔の手から逃れる第一歩なのだ
信者「顕正会に入った人、みんな幸せになっているのよ、絶対に信頼できるから、ねっ?」
(机をたたく)
女性「私顕正会なんかに入りません!絶対に入りません!」
最終更新:2024年10月02日 17:51